大学受験英語のゼロからの勉強法|偏差値40~70を最短達成する勉強の順番

大学受験英語のゼロからの勉強法|偏差値40~70を最短達成する勉強の順番

大学受験英語のゼロからの勉強法|偏差値40~70を最短達成する勉強の順番

こんにちは。サクキミ英語です。

私たちサクキミ英語は予備校講師や現役難関大学生(東大・京大・早慶など)でチームを構成しており、学習指導および学習のプロとしての視点から英語学習を始め様々な最新の学習情報を発信しています。今まで200社以上の塾や家庭教師を調査してきました。

大学受験英語で偏差値70を超えると、どうなると思いますか?

  • どこの大学も合格することができる
  • 良い大学に入ると異性からモテる
  • 就職活動が楽になる

⇧こんなところでしょうか?

上記の内容を紹介したのは、異性からのモテは置いといても実際に私が体験をして、高校生の時に英語を勉強してよかったなと本当に心から思っているからです。

大学受験英語を勉強することは、未来を手に入れることと等しいと感じています。

この記事では、偏差値40だった私が、半年間で偏差値70を達成した経験から、「大学受験英語の勉強法とそこに到達するまでのおすすめの参考書や問題集」を紹介しています。

そもそも、大学受験において、英語の偏差値、成績がなかなか伸びないのは辛いですよね。それに、受験が近づいてきて急に勉強しろと言われても、何をどう勉強していいか、分からないと思います。私もそうでした。

しかし、そんな中どうすれば効果的かつ爆発的に英語力が伸びるかを研究しまくり、その勉強法を実践した結果、この偏差値40の私でも半年で全国模試で偏差値70を取れました。

そして、早慶、MARCHに全勝しました。こんな私でも偏差値70を達成できたので、皆さんは絶対に達成できると考えています。

この記事で、楽しいキャンパスライフを手に入れていただければと思います。1度だけでも読んでいただければ、英語の偏差値を上げるコツを掴むことができるはずです。ほぼ確実に偏差値20は上がると思っていますよ。

※本コンテンツはプロモーション(PR)を含みます。また、詳しい最新情報に関しては必ず公式サイトをご確認ください。料金は特段の表示がない限りは全て税込表記です。

目次

【結論】大学受験英語で最短で偏差値70に到達する方法

大学受験英語で最短で偏差値70に到達する方法

まず、本記事で紹介する勉強法の全体的な流れを一覧表でお見せします。

クリックしていただくと該当箇所に飛べるようにしているので、読みたい箇所だけ読んでいただいても良いですし、このままイチから読んでいただいても構いません。

最初に全体層を把握してください。

筆者
上記の内容に従って進めていきます。

前提知識:大学受験英語で偏差値70を取るために重要なこと

大学受験英語で偏差値70を取るために重要なこと

まず、大学受験英語において偏差値70を取るための前提知識を完結にお伝えします。

大学受験英語の前提知識
  1. 大学受験英語を構成している要素は3つだけ
  2. 大学受験英語では英単語、英文法、熟語・構文を勉強すればOK
  3. 大学受験英語で重要なのは「英単語と英文法」→偏差値60になる

①大学受験英語を構成している要素は3つだけ

大学受験英語は基本的に以下の3つから成り立っています。

  1. 英単語
  2. 英文法
  3. 熟語・構文

英語っていうのは結局「英文」から出来ています。そして、大学受験英語の英語長文は「英文」がずらっと並んでいるだ。

リスニングは「英文」が音になっただけだし、スピーキングもライティングも「英文」を作るという作業です。

②大学受験英語では英単語、英文法、熟語・構文を勉強すればOK

難しい英文も、「英単語」が「英文法」というルールに従って並んでいるだけです。そして、たまに熟語や構文といった決まった形式の単語が並ぶだけです。

「英語の勉強」と聞くとすごく漠然としていて、精読、多読、問題集を解く、英文解釈、などなど色々なことをしなくてはならず、大変そうなイメージがある方もいるかもしれません。

しかしシンプルに、大学受験英語では、上記の3つ特に英単語と英文法を勉強すればそれだけでOKです。

この辺をしっかり固めずに、とにかく書いたり読んだりしても、あまり効果はありません。逆に言うと、これさえ完璧にすれば英語最大の難関である英語長文読解も怖くありません。

あわせて読みたい

大学受検英語の基礎固めができる勉強法を知りたい方は、関連記事『大学受検英語の基礎固めができる勉強法』をご覧ください。

③大学受験英語で重要なのは「英単語と英文法」→偏差値60になる

上記で英語というのは下記の3つから成り立っていると説明しました。

  1. 英単語
  2. 英文法
  3. 熟語・構文

上記の中でも大学受験英語で、とにかく重要なのは「英単語と英文法」です。理由は、大学受験英語のメインはリーディング(英語長文問題)とライティングだからです。

大学受験英語の問題の中にはリスニングやスピーキングもありますが、大学受験では一般的に読解が重要になることが多いです。そのため、まずは「英単語」と「英文法」から抑えるのが大事なわけです。

ちなみに私は、「英単語」と「英文法」をしっかり固めた時点で、すでに某塾で行ったセンター模試で偏差値60は越していました。感覚的には、俺ってけっこう英語っできるかも?っていう感じです。

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大学受験英語の勉強の順番・進め方【勉強計画】

大学受験英語の勉強の順番・進め方【勉強計画】

それでは、本題に入っていきます。大学受験英語の勉強の順番・進め方を説明していきましょう。

まずは前提条件を把握してください。

偏差値40からスタートするという前提で話を進めます。

すでに偏差値50、60以上あるという方は、私が紹介する内容はすでに知っているという内容もあるかもしれないので、偏差値70までの過程でレベルにあった勉強法を取り入れていただければと思います。

少し重複しますが、最も効率的かつ偏差値が70まで到達する勉強法の順番は以下の通り。

最も効率的な勉強の順番
  1. 英単語
  2. 英文法
  3. 英文解釈
  4. 音読
  5. 英語長文問題
  6. 英熟語

英作文やリスニングも勉強メニューとしてはありますが、出題大学が限られているので、メインの勉強手順からは外します。「大学受験英語の勉強計画」については以下の記事も参考になります。

あわせて読みたい

大学受験英語の受かる勉強計画の立て方を知りたい方は、関連記事『大学受験英語の受かる勉強計画の立て方』をご覧ください。

①大学受験英語はいつから勉強するのがベスト?

ちなみに、前項で勉強の手順・進め方は説明しましたが、勉強計画において「いつから勉強すればいいの?」という質問をよくいただくので、先に回答しておきます。

1.高2の夏休みからがベスト

高2の夏休みから始めれば、東大や京大など、どんな大学も英語に関してはレベルが到達するでしょう。

2.高3開始時でも十分に間に合う

ただ、大学受験英語は勉強開始時期は早ければ早いほど良いですが、高3が開始する時期から勉強しても余裕を持って勉強することができます。

②大学受験英語はいつまでに勉強を始めれば間に合う?

結論から言うと、高3の夏休みが始まる前に「英単語」と「英文法」の勉強が終わっていないと少し厳しくなってきます。

学習者
なるほど・・・もし、終わっていないと絶対に受かりませんか?
筆者
そんなことはありません。ただ、本記事で紹介する勉強法全てに着手する時間はないでしょう。どこかのステップを削らなければなりません。

ここで紹介している大学受験英語の勉強法はフルフルで勉強する完全版になります。これ通りに勉強できれば、どこの大学でも英語は対応できるレベルに到達するように勉強法を紹介しています。

もし、大学受験本番まで時間がない方は、ない方なりの勉強法があります。

※大学受験本番まで時間がない方のための勉強法は以下の記事で解説しているので、短期間で英語の偏差値を上げたい方は以下の記事を読んでみてください。

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大学受験英語の勉強法1:英単語

大学受験英語の勉強法1:英単語

本章より、具体的な大学受験英語の勉強法について解説していきます。まずは「英単語」についてです。

英単語を制すものは大学受験英語を制すといって過言ではないくらい重要です。

冒頭で英語は結局、「英単語」と「英文法」で成り立っていると説明しましたが、英語ができない方は英単語の知識が足りていない方がほとんどです。

実は私も偏差値が上がらなかった時は、最初に英文法にかなりの時間をかけ、英単語を後回しにしたのが原因でした。英単語を勉強すれば偏差値50前後は見えてくるでしょう。

①英単語の勉強法【覚え方】

まずは、英単語の勉強法(覚え方)を紹介します。

考え方的なところからテクニカルな部分も合わせて紹介するので、1度目を通してみてください。

英単語の覚え方
  1. 英単語カードを使う
  2. 英単語をイメージで覚える
  3. 英単語を使った例文で覚える
  4. 英単語帳を1ヶ月間で3から6周繰り返す
  5. 2週目以降は英単語によって緩急をつける

1.英単語カードを使う

「超原始的では?」そうなんです。原始的であろうが効果はお墨付きです。

もちろんスマホが普及してからはいろいろなアプリなども試してみましたが、結局この単語カードを使ったこの英単語の覚え方が圧倒的に覚えが早いです。

むしろ、覚え方的なところはデジタルよりアナログのものの方が覚えやすい傾向があります。17歳の時に偏差値40のレベルから英語を始めて早慶MARCHに全勝した私が保証します。

信じようが信じまいが、今まで私が試してきた数々の英単語学習法の中で、これはかなり効率的で効果的な英単語の覚え方だと考えています。

英単語カードのメリット

ただ、そうは言っても理由がわからないと実践できないという方もいると思います。なぜ、英単語カードはおすすめなのか。

単語の順番を変えることができるからです。これが最初に私が暗記ペンや赤シート、そして英単語帳をそのまま使うべきではないと言った事と関係してきます。

ノートに暗記ペン、赤シート、単語帳をそのまま使って単語、意味を書いて上から下にどんどん覚えていくという方法の一番の欠点は、英単語の順番を変えることができないという事です。

そのやり方では、人間の脳の構造上、英単語の意味を覚えると同時に順番でも覚えてしまいます。当たり前ですが脳にとって無駄な労力です。

そうなってしまうと、この英単語が来たから次はこの英単語、といったように最終的に順番で覚えてしまい、いざテストや日常で出てくる際に頭から出てこないという事が起きてしまいます(とにかく脳の無駄遣い。)

その一方、英単語カードはリングを外してカードの束をシャッフルすれば簡単に順番を変えることができます。

そのため、一度その束を覚えてしまったら順番を変えて本当に英単語として覚えられているのか、順番で覚えていないのか、と言うのを確認、そして復習することができます。単調にやるより全然モチベーションを保てます。

英単語を書くときは青ペン

ちなみに単語カードに英単語を書く際は黒ペンではなく、青ペンを使うようにしましょう。聞いたことがある人もいるかもしれませんが、青いペンを使う事によって暗記が効率的に出来ると言われています。

本当かどうかは置いておいて、これを使わない手はありません。必ず青で書きましょう。

例えもし効果が無かったとしても、黒ペンではなく青ペンで書いた所で何か失う訳でもないので、効果の可能性がある限りは信じて使うべきです。

リスクが無いなら可能性がある方でやってみる、当たり前のことですよね。少なくとも私はそうしました。

2.英単語をイメージで覚える

続いて、英単語を覚える時にはその英単語のイメージと一緒に覚えると記憶に定着しやすくなります。

想像してみてください。小説を読んだ時と、その小説が映画館で上映され、映像も合わせてみた時、どちらが記憶に残りやすいですか?

これは、小説では左脳しか使っていませんが、イメージをすると右脳も使って覚えることになります。

人間は脳の構造上、五感全てをフル活用して記憶するとすんなりと覚えることができますし、長期間記憶に残りやすいと言われています。
英単語はを覚える時は、その英単語を何かの映像と関連付けて覚えるようにしましょう。

3.英単語を使った例文で覚える

この覚え方は、前項で紹介したイメージで覚える覚え方とも関連します。

以下の例をご覧ください。

  • 794ウグイス平安京
  • 1192作ろう鎌倉幕府

皆さんはこのゴロ合わせをご存知でしょうか?受験生の皆さんなら1度は聞いたことがあると思います。これです。

この覚え方は、視覚、聴覚、左脳、右脳全てに働きかけ、年号や出来事を覚えやすくしているのです。

人間は、視覚、聴覚、左脳、右脳フル活用すると、すんなり覚えやすくなりますし、1度覚えたらなかなか忘れません。これと同じことを英単語を覚える際にも使うと効果的です。

英単語を覚える際に自分なりの例文を作ってあげて、それを永遠と繰り返し声に出し覚えましょう。きっとすんなりを記憶に定着し、1度覚えたら忘れにくくなるはずです。

4.英単語帳を1ヶ月間で3から6周繰り返す

反復、反復これをひたすら繰り返す。というだけの方法です。これだけ聞くとそんなの誰にでもできると反論をいただきそうですが、安心してください。ただ繰り返すだけではありません。

繰り返す際にいくつか守っていただきたポイントがあるので、以下にまとめます。ちなみにこれ以後の話は以下の2点を想定しています。

  1. 英単語帳は2,000語を想定
  2. 1日200語or400語を1章分として5日間で1週する

※2点目については、1日400語進めることができる方は400語、400語も厳しいという方は1日200語で進めてください。

  1. 絶対に英単語は書かない
  2. 必ず前日の復習を3回してから次の章に進む
  3. 英単語を発音し、意味をイメージする
筆者
この3点を必ず守ってから次の章に進んでください。
ポイント1:絶対に英単語は書かない

これは「英単語を覚える際にやってはいけないこと」の章でも紹介しましたが、時間の無駄です。

人間は短期間の間で記憶が薄れていく中で、可能な限り復習をしなければいけないのに、いちいち英単語を書いていては、復習の時間を取れないだけでなく、労力も無駄遣いすることになり、結果何も覚えられないという負のスパイラルに陥ります。

英単語を書いて覚えるというのは絶対にやめましょう。

ポイント2:必ず前日の復習を3回してから次の章に進む

人間の脳は復習するとしないのでは、その後の記憶の定着度が3~4倍も違います。

せっかく前日覚えた英単語200語も、翌日に復習しないのでは、勉強した時間と労力が無駄になってしまいます。そのため、前日覚えた200語を翌日に必ず3回復習してからつぎに進みましょう。

イメージとしては次のような感じです。

  • 第1章⇒第2章⇒ 第2章⇒第3章⇒ 第3章⇒第4章⇒ 第4章⇒第5章⇒ 第6章…
筆者
この覚え方をすることによって、記憶の定着度が格段に違います。
ポイント3:英単語を発音し、意味をイメージする

これは視覚、聴覚、左脳、右脳、全てに働きかけをして英単語を覚える方法です。

人間は、英単語を覚える際は、基本的に視覚と記憶脳と言われる左脳しか使って覚えていません。

しかし、覚える際に英単語を発音することによって、視覚だけでなく、聴覚も使用することができますし、その単語の意味をイメージすることによって想像力等を司る、右脳もフル回転させることができます。

単純に考えると、視覚、聴覚、左脳、右脳で覚えた方が、視覚、左脳の2つの使うよりも2倍の記憶力を発揮できる可能性があります。これを使わない手はないです。

そのため、英単語を覚える際は、必ずは発音し、意味をイメージするようにしましょう。

5.2週目以降は英単語によって緩急をつける

2周目以降については覚えた単語はさっと目を通す程度にして、次に進みます。

その場合おそらく5~10秒で次の単語に進むことが出来ると思います。そうするとその分時間があまるはずなので、より早いペースで2周目を終わらせることができます。

また、余った時間を使い、覚えにくい単語に対してより時間をかけて定着率を高めるのも上手な時間の使い方であると言えます。

最初にお伝えしたように、英単語を覚える際に重要なポイントは高い回転率であり、それゆえ1日200語以上で回転させることをしっかり守ることはとても重要なことです。

1周目が終了したあと、当然忘れている単語もたくさん出てきますが、全く問題ありません。この2週目以降の時間の使い方でも限られた大学受験勉強という時間の中では非常に重要になってきますので、2週目以降は覚えていると判断した英単語は意味を確認するくらいで飛ばして、どんどん回転させていてください。

あわせて読みたい

上記で説明した英単語の覚え方については、関連記事『英単語の覚え方』をご覧ください。

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大学受験英語には目指す大学レベルによって必要な単語数があります。自分の目指す大学に必要な単語数を知りたい方はは、関連記事『大学受験英語に必要な単語数は?共通テスト・難関大学のレベルとは』をご覧ください。

②おすすめの英単語帳

では、前項で紹介した英単語の覚え方を実践するのにおすすめの英単語帳を紹介します。

私が受験時代に使用していたものや、サクキミ英語の編集部内で調査した更新時点でも使える最新の物に厳選しています。

おすすめの英単語帳
  1. 英単語ターゲット1900
  2. 単語王
  3. システム英単語

1.英単語ターゲット1900

「ターゲット1900」はMARCH・関関同立レベル以上を目指す人にはやっぱり押さえておいていただきたい単語帳です。迷ったら、ターゲット1900にして大丈夫です。迷っている時間がもったいないです。

「ターゲット1900」を覚えると、難関大学の入試でも単語に煩わされずに英文をスピード感持って読み進められるようになります。私も受験時代はターゲット1900を使っていました。

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2.単語王

「単語王」は早慶上智のような難関大学を目指す人がこぞって使う英単語帳です。掲載単語数も大学受験界の単語帳の中では随一を誇ります。

そのため、「ターゲット1900」と比較すると、覚える量は多くなり、時間がかかってしまいます。ただ、覚えた後には、英単語に関しては不安要素はなくなるはずです。

英単語帳もいろんなタイプの英単語帳があり、「ターゲット1900」と「単語王」は単語列挙型の英単語帳と私は呼んでいます。短期間で英単語を覚えるならこの単語列挙型の英単語帳が1番早いと思います。

ちなみに「単語王」はフラッシュカードの出来が非常に素晴らしいので、単語帳本体を使わないで勉強していってもよいでしょう。

その場合、フラッシュカードだけを使って、知っている単語と知らない単語を仕分けて、漏れがあった単語を短期集中的に記憶していきましょう。

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3.システム英単語

「システム英単語」は、実際に出るかたちで覚えられる受験に特化した英単語帳です。難関大学受験生に圧倒的に支持されています。

「システム英単語」は上記の英単語帳の分類で言うと、「フレーズ暗記型」というの英単語帳に分類されます。

シス単の「ミニマルフレーズ」で覚えたイディオムに入試本番で何度も助けられたとい声は多く聞きます。単語帳選びに迷っている受験生は、ターゲット1900かシステム英単語どちらかをやっておけば間違いないでしょう。

ただし、駿台の参考書というだけあり、難関大学志望者を前提にした作りになっています。消化するのは若干大変ですが、やればやっただけの見返りがあるのでぜひがんばってください。

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大学受験英語の勉強法2:英文法

大学受験英語の勉強法2:英文法

「大学受験英語の勉強法」の2つ目は「英文法」です。

英文法は、英語の文章の骨格となるものです。偏差値40~50台の方であれば、英単語と並行して英文法を勉強しましょう。

英単語と英文法は大学受験英語の基礎中の基礎です。英文法の理解を十分に行わずに、志望校の合格に必要な英語力を身につけることはできません。

なぜなら、英文法は「英文法の問題」として直接得点に結びつく場合以外にも、長文の理解に必要不可欠の要素であるからです。

例えば、

“I am a high school student.”という文章と”I was a high school student.”

という文章の文法的な意味の違いを理解できていない場合には、設問に正しく解答できないという問題が生じます。

仮に、設問が「文章中の”I”は現在高校生である。本文の内容に一致する場合にはYesを、一致しない場合にはNoを選びなさい」というものであれば、”am”と”was”の時制の意味的な違いを理解していない場合に、根拠を持って解答を選択することができないのです。

このように、英文法は文法単問として、知識を問われる場合よりは、むしろ長文読解の中で意味を把握する場合に重要になることが多いのです(MARCHや早慶上智のような難関大学の入試問題では特に)。

忍耐力の必要な文法学習は、あなたが大学受験において求められる英語力を得るために、乗り越えなければならない壁なのです。

この段階を、自信を持って「完璧です」と答えることができるあなたは、基礎ができており、飛躍的な英語力の向上に向けての一歩を既に踏み出していると言えます。

そうでないあなたは、この段階が「完璧」になるようにまずは基礎である英単語と英文法を徹底的に勉強しましょう。

①英文法の勉強法

では、具体的な英文法の勉強法を紹介しましょう。英文法の勉強法は1つしかありません。

英文法の勉強法
  1. インプット用の参考書でインプットする
  2. 問題集でアウトプットする

これだけです。むしろ、これ以外に英文法を身に着ける方法はありません。ただ、また気づいていないだけで、英文法がすでにある程度身についているという人もいると思います。

英文法は高校の授業でもけっこう教えてくれるので、無意識に身についている人は多いです。ある程度英文法の基礎知識が身についている方は①のインプットのフェーズは飛ばし、②のアウトプットの時間にあてましょう。

すでにある程度英文法の知識が身についている人は、英文法を飛ばして、次の英語長文問題のフェーズにいって大丈夫です。

1.英文法の勉強期間は英単語と合わせて2ヶ月間

英文法の勉強は上記の英単語を覚える期間と合わせて2ヶ月で終わらせることができます。

皆さんの持っている残りの時間にもよりますが、1つの目安にしてください。

大学受験英語は次の英語長文問題の出来で決まるため「英単語」と「英文法」に時間をかけていると英語長文問題対策に時間をかけることができず落ちます。

筆者
キツイと感じかもしれませんが、ここが踏ん張りどころなので、頑張ってください。

2.英文法の勉強スケジュールイメージ

英文法の勉強スケジュールイメージ
  1. インプット:2週間
  2. アウトプット:1ヶ月

短期間の英文法の勉強は、教科書や参考書を読む、といったインプット中心のものになってしまいがちです。しかし、インプットだけの英文法の勉強では、寝て起きたらすっかり忘れてた、ということにつながります。

なるべく、後に紹介するアウトプット用の問題集を解く時間にあててください。アウトプットしている中でインプットしているときに理解できなかった箇所も理解できるようになっていきます。

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大学受験の英文法を1ヶ月で効率的に覚える勉強法を知りたい方は、関連記事『大学受験の英文法を1ヶ月で効率的に覚える勉強法』をご覧ください。

②英文法の参考書・問題集【インプット用】

では、上記で紹介した英文法の勉強をするのに適した参考書・問題集を紹介します。

上記でも紹介しましたが、英文法の参考書・問題集には、

  • インプット用⇒本項はこっち
  • アウトプット用

の2種類あるので、本項では、「インプット用の参考書・問題集」を紹介します。

インプット用の英文法参考書
  1. 総合英語Forest(フォレスト)7th Edition
  2. 総合英語Evergreen
  3. 大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】

1.総合英語Forest(フォレスト)7th Edition

英文法をインプットするなら、「総合英語Forest(フォレスト)7th Edition」を選べば間違いありません。

この参考書の特徴はとにかく分厚く情報量が多いこと。ですので、英文法で困ることはほとんどなくなります。

また、情報量の割に解説も堅苦しくなく、Part 1 これが基本→Part 2 理解する→Part 3 深く知る→Part 4 確認する(一部のみ)の4部構成になっていて、体系的に英文法を学習することができます。ただ、分厚さゆえに挫折する可能性ありなのでそこは注意が必要です。

ちなみに、現在は廃盤になっており、以下の「総合英語Evergreen」として生まれ変わりました。

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総合英語Forest(フォレスト)の評判は?口コミからレベル・使い方・販売終了の真相を評価

2.総合英語Evergreen

「Evergreen」は、昔から受験生に愛されていた「Forest」の進化版のようなもので、出版社は違いますが執筆陣はほとんど同じになっています。内容も全て同じです。どちらを購入しても同じ勉強ができます。

ある事情があり「Evergreen」として生まれかりました。ある事情が知りたい方は以下の記事を読んでみてください。

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3.大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】

中学英語を復習する参考書として、おすすめなのが「大岩のいちばんはじめ英文法【超基礎文法編】」です。

大学受験生向けの予備校講師をやられている方が執筆しているので、高校生が習う英語にも直結できるような解説がもりだくさんの英語参考書になっています。

この参考書の特徴は、文章が会話口調で書かれているので、まるでその場で授業を受けているかのような感覚で読み進めることができるという点です。

会話口調で書かれているがゆえに、解説の1つ1つがつながっていくので、理解がしやすい参考書になっています。

ただ、解説が中心の参考書なので、問題演習が不足してしまいがちです。問題演習に関しては、他の参考書などで補うなど、別の対策が必要になってきます。

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③英文法の参考書・問題集【アウトプット用】

続いては、アウトプット用の参考書と問題集を紹介します。

アウトプット用の英文法参考書
  1. 「Next Stage英文法・語法問題」or「Power Stage」
  2. Vintage
  3. 全解説頻出英文法・語法問題1000

1.Next Stage英文法・語法問題

英文法の問題集で最も使っている受験生が多いといっても過言ではない「Next Stage」です。左ページに文法問題、右ページに解答・解説というシンプルな構成になっています。

この参考書の特徴は、とにかく問題量が多いので、確実に演習量を確保できます。文法問題で問われるほとんどの事項がこの問題集でカバーできるので、文法問題を落とすことはほとんどなくなるでしょう。

収録問題数の多さ、そして網羅性の高さが売りで、イディオムの問題も500個あり、難関大受験生にとっても十分な量となっています。ただ、解説が少し少なめなのでそこには注意してください。

どれを使ったらいいか迷った方は、とりあえず定番のこのテキストから使ってみた方がいいです。ちなみに私も現役時代はこのネクステを使っていました。

Power StageでもOK

最近では「Next Stage」の進化版として「Power Stage」という新入試形式に対応した参考書も出ています。

ただ、変更箇所としては「読解問題・英作文問題に挑戦」というページが数章ごとに設けられたことくらいです。

個人的には読解問題と英作文問題は専門の問題集で対策をした方が効率てきなので、文法問題に集中でき高速で回転させていける「Next Stage」の方が好きです。

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2.Vintage

茶色い表紙が印象的な「Vintage」です。CDもついていて、解説も読みごたえがあり充実しているので、基礎から応用まで対応できる英文法力をつけることができます。

問題数も多く、演習量も確保できます。各問題の解説にそれぞれポイントが1行で書いてあるので、復習がしやすいです。

「Next Stage英文法・語法問題」とかなり類似しています。「Next Stage英文法・語法問題」よりも解説が充実しているのが特徴ですね。

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3.全解説頻出英文法・語法問題1000

「全解説頻出英文法・語法問題1000」は難易度では随一の誇る網羅性の高い英文法問題集です。早慶合格者がこぞって使用しています。

口コミで解説が詳しいと評判の「全解説頻出英文法・語法問題1000」は、出題されている問題が全て大学入試で実際にでているものなので、これを解くだけで大学試験の英語の傾向をつかめます。

難易度は共通テストから慶應、早稲田レベルをカバーしているので、レベルチェックをしながら勉強を進めることもできます。

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大学受験英語の勉強法【ワンポイントアドバイス】

大学受験英語の勉強法【ワンポイントアドバイス】

今、あなたはここまでで英単語と英文法の勉強をある程度終えたと思います。

基礎が終了ですね。しかし、偏差値で見るとまだまだ55前後くらいではないでしょうか?なぜ偏差値が上がらないのか。理由は簡単です。

偏差値40~50のあなたはまだまだ英語学習の初心者ですし、英単語と英文法という基礎が貧弱な状態では、大学受験英語の配点の多くを占める英語長文問題が全く解けないからです。

英語長文問題が解けるようになると偏差値は飛躍的に伸びます。それでは、ここからはいよいよ偏差値60の壁を超える勉強法を紹介します。

大学受験英語の勉強法3:英文解釈

大学受験英語の勉強法3:英文解釈

英文解釈は、英語長文問題の準備として欠かすことのできない学習分野です。ここは重要な章です。この章では「英文解釈の勉強法とおすすめの参考書・問題集」を紹介します。

英文解釈の勉強を始める前に、覚えておいて欲しいことがあります。

英文解釈を勉強した人としていない人では、その後の偏差値に圧倒的に差が出る。

英文解釈をしっかり勉強していない人は英文を「返り読み」したり、いちいち「和訳」したりして長文を読んでいるため、膨大な時間をかけて不正確な内容理解しかできません。

一方で、英文解釈をしっかり勉強した受験生は、英文を「返り読み」することも「和訳」することもなく、前からスラスラと読むことができます。

実は、多くの受験生が「長文が頭に入ってこない」と感じるのはこの英文構造把握力の不足のためです。英文解釈の勉強では、「英文の構造」を知り、「英文を読んで構造を見抜ける」という状態までリーディングのレベルを上げることが目標になります。

ここで紹介する参考書は、私の英語長文読解の力をぐんぐんと上げてくれたものです。おそらく、偏差値で10くらいは上がったのではないかなと考えています。

それだけ英文解釈の参考書で学ぶことは応用力が高く、英語長文に効いてきます。英単語力と英文法力があるという前提はありますけどね。

①英文解釈の勉強法・やり方

英文解釈の勉強法
  1. 問題文を読み、構造把握を行った上で和訳を紙に書く
  2. 解説・和訳を見ながら英文構造を全て理解する
  3. つまづいたところ、苦手なところを復習する
  4. 音読をして英文の処理速度をあげる
  5. 英語長文の勉強時も英文解釈の勉強法を意識する

1.問題文を読み、構造把握を行った上で和訳を紙に書く

英単語・英熟語・英文法の基礎がある程度固まってきたら、まずは基礎的な参考書・教材を1つ決め、それに取り掛かりましょう。

その際、和訳をきちんと紙に書くことをおすすめしています。出来れば問題文もコピーし、SVOCMや接続関係を直接に英文に書き込む方が良いです。

なぜ書くかと言うと、自分の解釈や和訳がどう間違っていたのかしっかりと検討できるからです。紙に書かずに口頭で訳すだけだと、自分の解釈の思考回路のどこを直せばよいかわからなくなってしまいます。

復習をしないということは勉強している意味がなくなってしまいますよ。

2.解説・和訳を見ながら英文構造を全て理解する

そして次に、解説・和訳を見ながら、そこに書いてある1パラグラフ程度の英文を構文から自分で完璧に再現できるようになるまでやり直してください。

ここでいう「完璧」とは、極端に言うならば、歩いている時にふと「あの英文どんなのだっけ」と思い立った時にいつでも、構造から全て思い出して、頭の中で再現できるようになる、というレベルにすることです。

まずは自分が知っている英文で繰り返し訓練を積むことで、同じことが初見の英文でもスピーディにできるようになります。自分が使っている教材が「完璧」になった、 と思ってから次の問題に進んでください。

3.つまづいたところ、苦手なところを復習する

参考書の全ての英文構造の理解ができた。と思ったら、解説・和訳なしでもその英文が読めるのかチェックしましょう。

この時に気をつけて欲しいのが、ただの「読める」状態、つまり日本語に直してその英文を理解できる、というレベルではなく「英語のまま理解できる」状態にするということです。

英語のまま理解できるようになれば、おのずと英文を読むスピードも上がっていきます。

4.音読をして英文の処理速度をあげる

「100%の理解=自分の頭の中での再現」ができるようになったら、突っかかるところがなくなるくらいスラスラ読めるようになるくらいまで何度も声に出して読んでいき、英文の処理能力を上げていきましょう。

とは言っても、同じ英文を何度も何度も読むことは、受験本番でいい点数を取れることに直結しません。なぜなら受験本番で出る英文は、100%初見の文章だからです。

だから、音読に時間をかけすぎるのはあまりおすすめできません。あくまでも音読は、勉強に疲れたときのリフレッシュ・英文を理解する作業の一環だと思って取り組んでください。

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ちなみに「音読」には正しいやり方があります。音読の正しいやり方と効果については、関連記事『音読の正しいやり方と効果』をご覧ください。

5.英語長文の勉強時も英文解釈の勉強法を意識する

英語長文は「英文の積み重ね」です。いくら1000words超の長文だからといっても、分解していけば全て短い英文になるのです。

そのため、英語長文に取り組むときもあくまでも基本の読み方は英文解釈と同じ丁寧に読む、という意識を持ちつづけましょう。

特に、急いで読むことに集中しすぎて一文一文の構造理解が疎かになってしまうと、早慶レベルのいやらしい正誤問題には全くと言っていいほど歯が立ちません。

繰り返しになりますが、長文は単なる短い英文の積み重ねです。過去問を解くときなどは、「これは長文だから」と、読み方を変えるのではなく、英文解釈のときと同じ読み方で、一文一文を完璧に理解するつもりで読んでいきましょう。

英文解釈は英語長文問題をスムーズの解けるようになりための、そして偏差値60を突破するための過程です。大変かもしれませんが、頑張ってください。

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サクキミ英語で大学受検の英文解釈の勉強法・やり方を知りたい方は、関連記事『大学受検の英文解釈の勉強法・やり方』をご覧ください。

②英文解釈の参考書・問題集

続いて、英文解釈のおすすめの参考書を紹介します。

英文解釈の参考書・問題集
  1. 入門英文解釈の技術70
  2. 基礎英文解釈の技術100
  3. 英文解釈の技術100
  4. 英文読解入門基本はここだ。
  5. ポレポレ英文読解プロセス50
  6. 英文読解の透視図

ちなみに「1~3」、「4~6」はそれぞれセットで勉強することをおすすめしますよ。

1.入門英文解釈の技術70

まずは、一推しの「英文解釈の技術シリーズ」です。ちなみに私は高校時代は英文解釈の技術シリーズを使い、偏差値10アップしました。

このシリーズは3冊の参考書から成り立っています。

  • 入門英文解釈の技術70
  • 基礎英文解釈の技術100
  • 英文解釈の技術100

以下にそれぞれの参考書をいつ頃使えば良いのか、どういった人が使えばいいのかを示していきます。

まずは「入門英文解釈の技術70」からです。英文解釈の技術シリーズでは最も簡単な参考書ですね。一番最初にやることを目的に作られています。

公式サイトに対象となるレベルの人が書いてありました。

レベル:高1、高2、高3、大学入試

高1、高2、高3、大学入試全てに使えます。

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入門英文解釈の技術70の評判は?口コミからレベル・難易度・使い方を評価

2.基礎英文解釈の技術100

入門70から続く参考書が、基礎英文解釈の技術100です。入門70に比べるかなり多くの使用者がいます。

恐らく入門70をすっとばして、基礎技術100から技術100につなげる人が多いんではないでしょうか。難易度は、難関大学志望の人が基礎固めとして使う感じですね。

以下は公式サイトからの引用です。

レベル:高3、大学入試

簡単に言えば、ほぼ全ての大学どこでもこれでOKって感じです。英語がそこまで難しくない、地方国公立、中堅私立(MARCHまで)、もちろん共通テストもこれで網羅できると思います。

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基礎英文解釈の技術100の評判は?口コミからレベル・難易度・使い方を評価

3.英文解釈の技術100

英文解釈の技術シリーズの最後の参考書にして、英文解釈の最高峰の難易度を誇る参考書だと思います。

若干解答の丁寧さにかけますが、それもハイレベルの参考書ゆえにだからでしょうか。また、問題が若干、基礎技術100と被っています。

対象者を公式サイトから引用します。

レベル:高3、大学入試

この参考書を完璧にマスターできればどこの大学も英語は大丈夫だと思います。

参考:英文解釈技術シリーズのそれぞれの問題数
  • 入門英文解釈の技術70:例題が70題、それに対する演習問題が70題の計140題
  • 基礎英文解釈の技術100:例題が100題、それに対する演習問題が100題の計200題
  • 英文解釈の技術100:例題が100題、それに対する演習問題が100題の計200題
筆者
また、例題の英文をCDに収録されているため、それを使って聞き取り、音読、ディクテーションの練習もできるのがさらに良いところですね。
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4.英文読解入門基本はここだ!

続いてのシリーズは、代々木ゼミナールが監修している問題集達です。正確には「英文読解の透視図」だけは違うのですが、「ポレポレ」の後に「透視図」を勉強される方は多いです。

以下の順番で勉強すれば確実にレベルアップできるようになっています。

  1. 英文読解入門基本はここだ!:共通テストレベル
  2. ポレポレ英文読解プロセス50:MARCH・関関同立合格レベル
  3. 英文読解の透視図:東大・京大・早慶合格レベル

「英文読解入門基本はここだ!」は、英文の読み方を基礎から解説している参考書です。今は東進ハイスクールで講義をしている、人気の英語講師・西きょうじ先生が執筆している参考書です。

この参考書の特徴は、SVOCなどの基礎中の基礎から、英文読解の手法を学ぶことができるという点です。その他にも、主語と動詞の見つけ方など、長文読解に後々いきてくる英文の読み方が盛りだくさんの参考書です。

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5.ポレポレ英文読解プロセス50

「ポレポレ英文読解プロセス50」は難関大レベルの英文を読み解くための参考書です。

この参考書の特徴は、他の英文解釈の参考書とは違い、英文にSVOCを振って解説があるというよりは、講義本チックになっているという点です。

ポレポレというやわらかいタイトルや、参考書自体が薄いことからレベル感を勘違いされやすいが、相当な難易度があるので注意が必要です。

代ゼミから東進に移籍した大人気講師・西きょうじ先生のわかりやすい解説が見所です。

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6.英文読解の透視図

「英文読解の透視図」は、「英文解釈」の参考書の中で随一の難易度を誇る参考書です。

この参考書は河合塾のトップ講師3人が共同で書いた高難易度の英文解釈の参考書で、プロの予備校講師3人が書いているので、自宅でも予備校のクオリティに近い勉強をすることができます。

東大・京大・一橋大の和訳問題対策に最適な英文が多数収録されており、難易度は上記の程ですが、解説が丁寧で分かりやすいのが特徴です。

恐らく、英文解釈の透視図が英文解釈の中で最も難しい参考書のかなと思います。

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その他の英文解釈の参考書・問題集については、以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。

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サクキミ英語でおすすめしている英文解釈の参考書・問題集を知りたい方は、関連記事『おすすめの英文解釈の参考書・問題集』をご覧ください。

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大学受験英語の勉強法4:音読

大学受験英語の勉強法4:音読

続いて、大学受験英語の勉強法4ステップ目は「音読」です。こちらの音読も大学受験英語の勉強法の中では、英文解釈と並ぶ重要性を誇ります。

①音読は「知識」を「実力」に変える最強の勉強法

音読はステップの1~3で得た「知識」を「実力」に変える最強の勉強法です。

音読を丁寧に集中して行うことで、あなたは英文を「素早く」「正確に」理解することができます。音読学習を終えれば、理解する英文の「量と質」の圧倒的な向上を実感すると思います。

音読の勉強は、その過程に精読や速読、多読といった勉強を含みます。かなりキツイ学習になりますが、その代わりに得る力はあなたの財産になるはずです。

音読をやり込むことで、偏差値60以上は確実にいきます。音読の教材には、ステップ3で紹介した英文解釈の参考書・問題集や、最終章で紹介する参考書および問題集を使用すると良いかもしれません。

また、共通テストの英語試験の英語長文問題やMARCH・早慶上智の過去問を使用するのもおすすめです。

②音読の正しい効果的なやり方

音読の正しい効果的なやり方
  1. 問題を解く
  2. 復習を行う(長文に含まれる単語・文法・文構造・意味の全てを完璧にする)
  3. 音読(各長文最低30回)

順序の1と2を終えていない長文をいくら音読したところで得られる学習効果は低いので、一度解いて完璧に復習し終えている文章を使用しましょう。

音読した英語長文を30~50題作ることができれば、あなたの偏差値は60を超えるはずです。偏差値65の到達も可能になります。

MARCHの合格を万全にし、早慶上智の合格を現実的なものにするために、音読の学習は最高のトレーニングになります。音読をすることで、単語力や英文法力の増強に加え、読解ペースを向上させることができます。

私は学校が休みとなる土曜日と日曜日の度に自宅で1人で音読を永遠と繰り返し行っていました。その結果として、偏差値は55から65まで1カ月半で上昇しました。

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サクキミ英語でおすすめしている音読の効果や正しいやり方を知りたい方は、関連記事『音読の効果や正しいやり方』をご覧ください。

大学受験英語の勉強法5:英語長文問題・長文読解

大学受験英語の勉強法5:英語長文問題・長文読解

「大学受験英語の勉強法」の5つ目は、「英語長文問題」です。

「英語長文問題」は、単語力・文法力・英文構造把握能力に音読による速読力を身につけたあなたが、実際の問題で得点する能力を身につけるためのものです。

長文演習をせずに、大学共通テストや一般入試の英語長文の問題で高得点を取ることはできません。長文を素早く正確に読み取り、「根拠を持って」間違いの選択肢と正解の選択肢を見分ける力を養うのが、「英語長文問題」の目的です。

重要なことは、志望校の問題傾向を調査し、類似の問題形式の長文で演習を行うことです。例えば、設問が英語で出題される大学の対策をするために、設問が日本語の問題で練習する必要はありません。より志望校の傾向に近い問題集を選択しましょう。

このステップを徹底的に、丁寧に行うことで、あなたの偏差値は60を超え、志望校である大学の合格を勝ち取る決め手となる力を身につけることができます。

これまでに培ってきた基礎に「英語長文演習」を徹底して行うことで、実践問題に対応するための英語力を手にしましょう。

①英語長文問題の勉強法

では、具体的な勉強法について紹介しましょう。

1.英語長文問題を解きまくる

結論から言うと、ここまで来たら今までの全ての知識を使い英語長文問題を解きまくりましょう。今までの勉強で得た知識を元にさらに上を目指して実力をつけていきます。

英語長文問題の勉強で大事なポイントは以下の通りです。

英語長文問題の勉強で大事なポイント
  1. 問題数をこなす
  2. 音読をする

問題数をこなす

英語長文問題はとにかく問題量をこなすことが大切です。

英語長文問題を解くには、ある程度英語スキルが必要ですので、ある程度英語スキルが身についた入試ギリギリでやればいいと考えるのは、ちょっと危険です。

英語長文問題は、とにかく数をこなさないと入試本番で時間内に終わらせることができません。例えば、100問の長文読解をした人と20問の長文読解をといた人では、答えを出すまでの時間や導き方の理解度が全く違ってきます。

1日1問は英語長文問題を解いてみる。そうすれば、3ヶ月で、90問は解けるはず。

このくらいは解きたいですね。当日長文を前にした時に自然に読み進められるようにするには、やはり何度か解いて場数をこなしていくしか近道はないです。

音読をする

そして、英語長文問題を解いた後に復習をすると思いますが、ここでも必ず音読をするようにしてください。

音読をすることで、英文を読む時にどこで区切れば良いのかわかりますし、何より英文を読むスピードが格段に速くなります。

※英語長文問題の勉強法や解き方のコツについては以下の記事を参考にすると良いでしょう。

②英語長文問題の参考書・問題集

では、「英語長文問題におすすめの参考書・問題集」を紹介します。上記で説明したポイントが全て実践できる問題集を厳選しました。

英語長文問題の問題集
  1. 英語長文ハイパートレーニングシリーズ
  2. やっておきたい英語長文シリーズ
  3. 英語長文レベル別長文問題集シリーズ
  4. 英語長文問題精構シリーズ

1.英語長文ハイパートレーニングシリーズ

「英語長文ハイパートレーニングシリーズ」はAmazonでベストセラーにもなっている英語長文問題の問題集です。

著者は東進ハイスクールの安河内先生で、解説が英語長文問題の問題集の中では最も詳しいのではないかというほど、解説が充実しています。

以下の3つにレベル分けされいるので、自分のレベルにあった問題を解くことが可能です↓

  • レベル1 超基礎編:大学受験英語基礎レベル
  • レベル2 標準編:日東駒専・共通テストレベル
  • レベル3 難関編:March・関関同立・早慶レベル

英語長文問題の参考書であるにもかかわらず、CDがついています。

この参考書の特徴は、とにかく解説の詳しさ。SVOCや主語・動詞などが解説に逐一書かれている参考書はハイパートレーニングくらいなのではないでしょうか。

長文の構造が詳しいうえにCDもついているので、音読で復習するにも最適な参考書になっています。解説が詳しい問題集が欲しい方はこちらを選べば良いでしょう。

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2.やっておきたい英語長文シリーズ

河合塾が出している「やっておきたい英語長文」シリーズです。

300・500・700・1000と語数とレベル別に分かれています。「やっておきたい英語長文」シリーズのレベルは以下の通りです。

  • 英語長文300:日東駒専
  • 英語長文500:March・関関同立
  • 英語長文700:早慶上智
  • 英語長文1000:東大・京大

この参考書の特徴は、問題の質がとても高いということです。

対策することで、入試本番の長文にも対応できる読解力を身につけられる問題がたくさん入っています。ただ、解説が少し少なめです。

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3.英語長文レベル別長文問題集シリーズ

東進の安河内先生・大岩先生が執筆されている「英語長文レベル別問題」です。

「英語長文レベル別問題集」のレベルは以下の通りです。

  • レベル1:中学・公立高校受験レベル
  • レベル2:公立・私立高校合格レベル
  • レベル3:共通テスト(基礎)レベル
  • レベル4:共通テスト・中堅私大レベル
  • レベル5:有名私大(MARCH・関関同立)・国公立大レベル
  • レベル6:難関私大(早慶)・難関国公立大レベル(東大、京大、旧帝大)

この参考書の特徴は、レベルが細かく分かれているので、長文問題集にありがちな急激なレベルアップで悩むことなく、確実に力をつけていくことができます。

SVOCが細かく振られていることや、CDがついていることも魅力の1つです。こちらも文章自体の解説は豊富ですが、問題自体の解説は少し少なめです。

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4.英語長文問題精構シリーズ

皆さんも1度は見たこともあるのではないでしょうか?古くから受験生に愛されてきたロングセラー商品、「英語長文問題精構シリーズ」です。

上記シリーズは以下の3つのレベルに分かれており、自分のレベルに合わせて問題演習することができます。

  • 入門英語長文問題精構:共通テスト・日東駒専レベル
  • 基礎英語長文問題精構:MARCH・関関同立レベル
  • 英語長文問題精構:東大・京大、早慶レベル

「英語長文問題精構シリーズ」の特徴は何と言っても問題のレベルが高いことです。最上位レベルの「英語長文問題精構」はかなり難易度の高い英文が収録されています。

また、設問が多岐に渡るので様々なタイプの問題演習ができますし、サイズがコンパクトなので持ち運びやすいとこもポイント。

ただ解説が少ないので、解説が詳しい問題集が良いという方は上記の「英語長文ハイパートレーニングシリーズ」がおすすめですね。

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大学受験英語の勉強法6:英熟語

大学受験英語の勉強法6:英熟語

ここまできあたあなたは、すでに偏差値70を取れているのではないでしょうか?ただ、英語の偏差値が安定しない時がありませんか?

模試を受けていると、得点源である長文読解で「今回はすんなり読めて得点できたけど、前回の模試は何か意味がわかりづらい文章で、得点できずに偏差値が安定しない時があるな」と思っている方もいるのではないでしょうか?

その理由は英熟語が抜けているからです。私も英語長文問題の勉強が終わった頃には偏差値70を超えていましたが、毎回の模試で安定して偏差値70を取れていませんでした。

そこで、何が足りないのか自分なりに見つめ直したところ、英熟語だけ勉強していないことに気が付きました。

それから今回紹介する英熟語の参考書1冊を集中して覚えたところ、何と驚くべきことに、長文を読むスピードが格段に上がっただけでなく、どんな模試でも偏差値70を下回ることはありませんでした。

偏差値70が安定しない原因

英単語を勉強した人ならわかると思いますが、文章を読んでいて熟語が出てきても、パーツ、パーツの単語の意味はわかるので、何となくの意味は捉えたとい認識で、読み進めてしまい、それが積み重なってよくわからない認識になってしまうという状況に陥ります。

これが、偏差値70が安定しない原因です。

本章では、英熟語の覚え方について解説しても良いのですが、偏差値70レベルの方に基礎的な覚え方を解説しても「そんなこと知っているわ」と言われそうなので、英熟語の覚え方に的を絞るものの、覚え方・暗記のコツ全般で使えるテクニックを紹介しようと思います。

①英熟語の勉強法【覚え方】

どうしても英熟語を覚えられない方は、以下で紹介する覚え方を試してみてください。

英熟語の覚え方
  1. 覚えにくい熟語に的を絞る
  2. 暗記力を4倍高めるコツを意識する
  3. 英熟語を覚える時は例文も一緒に覚える

1.覚えにくい熟語に的を絞る

英熟語を覚えられない人には特徴があります。それは「何でもかんでも丸暗記しなければ」となっていることです。

たとえば、長文を読んでいると、

  • in a hurry 急いで
  • in detail詳細に
  • in the end ついに

こういう熟語がよく出てきます。前置詞を取ると、下記の通り。

  • hurry は、「急いでいる状態」という名詞
  • detail は、「詳細」という名詞
  • end は、「終わり」という名詞

これらの単語は単体で意味を知っていれば、熟語として出てきても自然と意味をイメージできると思います。

熟語は、まずイメージがわいて類推できればOKです。英語を読んでイメージがわき、意味がわかり、日本語に訳せるようになるのが第一歩ですそこまでできたら、まずOKとしてください。

そして、類推しにくい熟語に時間やエネルギーを注いで覚えるようにしてください。

優先順位としては、覚えにくい単語から覚えることを心がけていきましょう。

2.暗記力を4倍高めるコツ

受験勉強において知識を覚えていくことは大切なステップですが、覚えるだけでは成績アップにつながりません。大切なのは、覚えたことを必要な時にスピーディに引き出せることです。

受験生は、一度勉強したことや覚えたはずのことを忘れてしまった時、頭の中から消え失せてしまったんだ、と思ってしまう人が多いです。しかし、実際は頭の中はそうなっていません。

「忘れている」とは、頭の中から消滅してしまった状態ではなく、頭の中のどこにしまったのかわからない状態のことです。

イメージでいうと、自分の持ち物を無造作に押し込んだクローゼットから、「思い出の小箱」を見つけ出したいけど、どこにあるかわからなくなってしまい、なすすべがない状態です。

膨大な知識を覚えるなら、必要なときに必要な知識を頭の中からいち早く見つけ、スムーズに引き出せるようになっておくことが重要です。これが「できる受験生」と「できない受験生」の違いは、覚え方に表れています。

「できない受験生」のほとんどは、覚える時に、

  • ただ、見るだけ
  • ただ、聞くだけ
  • ただ、声に出すだけ
  • ただ、書くだけ

と、いずれか1つの手段で覚えようとしています。ですが、これでは、覚えるにも効率が悪く、思い出すにも効率が悪いのです。

「できる受験生」は、覚える時に、

  • 目で見る
  • 耳で聞く
  • 声に出す
  • 手を動かして書く

この4つの動作の全て行います。

そうして効率よく覚え、スピーディに思い出しています。なぜ、そうなると思いますか?

イメージでいうと、魚釣りの時に、釣り糸に釣り針が一つしかない人と、釣り糸に4つの釣り針を付けて釣りをする人の差のようなものです。同じ釣りをするなら、たくさん釣り針がある方が、魚は釣れやすいですよね。その針の数が、覚える時の動作の数です。

一つしか釣り針がない、ということは、「見るだけ」「聞くだけ」「読むだけ」「書くだけ」と、一つの方法しかしていないということ。

4つの動作を行って覚えると、4つの釣り針のいずれかに引っ掛けることができるので、思い出したい時に引っかかりやすくなるのです。

自分の記憶の倉庫の中に釣り針を4つ投げ入れて、欲しい記憶をきちんと釣り上げるということが、「きちんと覚えている」「ちゃんと思い出せる」と言う状態です。

ですので、4つの動作を駆使すれば、暗記力が4倍良くなるというワケです。

あなたも大切な知識を覚えたい時は、下記の4つの動作で覚えるようにしてください。

  • 目で見る
  • 耳で聞く
  • 声に出す
  • 手を動かして書く

五感をフル活用しましょう。覚えて終わり、ではなく、「知識を活用できる状態をゴール」として覚えていきましょう。

3.英熟語を覚える時は例文も一緒に覚える

必ず、熟語帳に出てくる例文も覚えるようにしましょう。

英熟語を覚える時には、入試で出題されるあらゆる形式に対応できるように練習しておかなければなりません。英熟語は意味だけではダメです。

英熟語の意味だけ覚えている人は、英熟語の問題に対応できません。

どのような場面で使うのか(=ニュアンス)、どのように使うのか(=語法)も一緒に、例文を通して覚えることが肝心です。このように勉強していくと、英熟語編の内容が頭に溶け込んでいきます。

※基礎的な英熟語の覚え方、英熟語の覚え方全般について知りたい方はこちら

②おすすめの英熟語帳

次に編集部のおすすめする英熟語帳を紹介します。

おすすめの英熟語帳
  1. 英熟語ターゲット1000
  2. システム英熟語
  3. 解体英熟語

1.英熟語ターゲット1000

英単語帳ではお世話になっている人も多いハズ。かわいいワンちゃんの表紙が目印のターゲットシリーズの英熟語帳です。

1ページ1ページの構成がシンプルで、英熟語の意味を覚えるには最適の構成になっている英熟語帳といえます。また、後半部分がテスト形式になっているのがうれしいところで、「覚えたつもり」で終わらせない構成内容になっています。

短い時間で、共通テストや国立2次で出題される英熟語を対策できるので、国公立大志望の方にはおすすめの1冊です。また、入試まで時間がなく、短い時間で英熟語を対策していきたいという方にもおすすめできます。

内容がシンプルで、よく出題される英熟語にしぼってまとめられているため、短時間で得点に直結します。「今まで英熟語をやってこなかった、入試まで時間がない」という人にはぜひおすすめしたい1冊です。

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2.システム英熟語

この熟語帳では、丸暗記ではなく、基本動詞と前置詞のコアなイメージをイラストでつかんでいくことを目的としています。

実は、基本動詞の意味や前置詞の意味は、一度覚えてしまえばかなり応用がききます。この熟語帳を使えば、初めて見る英熟語でも意味を予想できるようになるでしょう。

イラストでイメージをつかませてくれる英熟語帳はなかなかありません。丸暗記が苦手で視覚的にざっくりと英熟語のニュアンスを覚えていきたい人にとっては、圧倒的におすすめです。

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3.解体英熟語

入試に出題される英熟語のほとんどがこの英熟語帳に入っていると言っても過言ではないくらい網羅性の高い英熟語帳です。この1冊を完璧にすれば英熟語の問題で困ることはないでしょう。

英熟語帳というと、ただ英熟語をながめて終わってしまったり、例文を音読して終わってしまったりしてしまいがちですが、それでは試験本番でパッと英熟語が出てきません。

これを可能にするには、テスト形式で暗記を繰り返す必要があるのです。

この解体英熟語では、空欄をうめて熟語を完成させる形式がとられています。つまり、暗記しながらアウトプットができてしまうわけです。私も現役時代はこの解体英熟語を使いました。

ちょっと量は多いですが、テスト形式で暗記を進められるところがおすすめです。難関大学を目指す方は、「解体英熟語」一択で良いと思います。

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サクキミ英語でおすすめしている英熟語帳を知りたい方は、関連記事『おすすめの英熟語帳』をご覧ください。

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大学受験英語の勉強法7:英作文・英会話問題・発音・アクセント

大学受験英語の勉強法7:英作文・英会話問題・発音・アクセント

上記の内容で英語偏差値70へのロードマップは終了となりますが、大学の中には上記以外の分野を出題してくる大学もあると思います。

本章では、上記5つ以外の分野についても勉強法を紹介しておきましょう。上記以外の分野となると以下のような分野が出題されることが想定されます。

大学受験英語で穴場となる分野
  1. 英作文
  2. 英会話問題
  3. 発音・アクセント
筆者
簡単にですが、上記3分野についても勉強法を紹介しておきます。

①英作文の勉強法・参考書

英作文の勉強法
  1. 英語的な考え方を身に着ける
  2. 例文・表現を暗記する
  3. 問題集・過去問でアウトプット
  4. 添削を受けた英文を暗記

また、英作文の参考書や問題集についても紹介しておきましょう。

1.大学入試英作文ハイパートレーニング和文英訳編

和文英訳の基礎固めには「英作文ハイパートレーニング和文英訳編」がおすすめです。

2.安河内で自信をつける!入門33パターンではじめる!英作文

こちらも基礎固めにおすすめです。

あわせて読みたい

「英作文」について詳しく知りたい方は、関連記事『大学受験英語の英作文の対策方法・勉強法と参考書』をご覧ください。

②英会話問題の勉強法

英会話問題の勉強法
  1. 問題の解き方を知る
  2. 頻出の穴埋め問題の解き方を覚える
  3. 会話表現を覚える

また「英会話問題」についてもおすすめの参考書や問題集を紹介しておきましょう。

英会話問題の参考書
  1. 英会話問題のトレーニング
  2. 会話問題のストラテジー

1.英会話問題のトレーニング

「英会話問題のトレーニング」は、3つのパートに分かれて英会話問題の各種出題形式の演習ができるようになっています。

  • 1つ目のパート:発話者のセリフが1文書かれていて、それに対する返答を選ぶ問題
  • 2つ目のパート:3~5行の会話を切り取った問題
  • 3つ目のパート:さらに長い長文形式での会話問題
1つ目のパート

1つめのパートでは、発話者のセリフが1文書かれていて、それに対する返答を選ぶ問題が扱われています。この形式では、先ほど例に挙げたような文脈を読み取って答えることが大切です。

2つ目のパート

そして、2つめのパートでは、3~5行の会話を切り取った問題が扱われています。

こちらは、先ほどよりも少し会話内容が複雑になるため、セリフから話者の立場や意見、会話の流れを読み取るテクニックが必要です。

3つ目のパート

最後の3つ目のパートでは、さらに長い長文形式での会話問題が掲載されています。

最初から順番に読み取っていけば情報が理解できる普通の読解問題と比べて、会話ではある一言を境に同じ話者でも立場や意見が逆になったりすることもあるので、注意深く読解する必要があります。

こうした、英会話問題に対応するためのパターン演習ができるのが、「英会話問題のトレーニング」の特徴です。

2.会話問題のストラテジー

会話問題で頻出する定型表現をコミックでわかりやすく解説されています。その定型パターンは約200と豊富です。

また、実際に演習できる、練習問題も多く掲載されています。項目としては、下記のような構成になっています。

  1. コミック式定型表現集
  2. 会話問題のメインストラテジー
  3. 会話問題のサブストラテジー
  4. ストラテジートレーニング

1では出会い、別れの時の表現などがまとめられてます。2では会話での受け答え方がまとめられています。

3では空所補充などの形式に対応したものがまとめられています。そして4は練習問題など演習できる項目になっています。

あわせて読みたい

英会話問題について詳しく知りたい方は、関連記事『大学受験英語の英会話問題の対策方法と解き方のコツ』をご覧ください。

③発音&アクセント問題の勉強法

発音・アクセント問題の勉強法
  1. 単語帳で普段から発音する
  2. Googleの発音機能をフル活用する
  3. リスニングの勉強をする
  4. 発音・アクセントの法則を勉強する
  5. 発音・アクセントの参考書や問題集を使う
  6. 英語圏の方が発音しているネイティブな英会話をCDで聞く
  7. 実際に英語圏の方と英語で会話のやり取りをしてみる

また、「発音・アクセント問題」には以下の3つの参考書・問題集がおすすめです。

発音・アクセント問題の参考書
  1. Next Stage英文法・語法問題
  2. Vintage
  3. 短期で攻める最頻出問題発音・アクセント300

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発音・アクセント問題について詳しく知りたい方は、関連記事『大学受験英語の発音・アクセント対策の勉強法』をご覧ください。

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大学受験英語の勉強法8:過去問対策

大学受験英語の勉強法8:過去問対策

上記の内容で英語偏差値70へのロードマップは終了となりますが、偏差値70を突破した後の事について紹介しておきます。

大学受験英語の勉強が全て終わったら、過去問対策をすると思います。正しい過去問対策についても解説しておきます。

①過去問の解き方

解き方はシンプルで、英語長文問題の学習と同じです。

「解いて、復習する」だけです。ただ、過去問の場合には実際に受験する問題と同じ傾向の問題に取り組むため、時間を掛けてでも文章や問題の特徴を観察し、慣れていきましょう。

英語長文問題と同じように、過去問を解いて「力試し」をするのではなく、解いて「徐々にできるようになる」ことが大切です。

答え合わせを終えたら、自分で正答の根拠を見つける努力をしましょう。そうすることで学力が身に付いていきます。

②過去問を解く時期

入試半年前の時期=9月あたりに過去問に取り組むのがベストです。

まずは全志望校・志望学部の問題に関する「情報収集」を意識して解いてみましょう。どのような問題なのか、その問題を解くためにはどのような力が必要なのかを知ることが重要です。

この時期に過去問に取り組むことのできるあなたは、それだけの時間の余裕があるため、じっくりと時間を掛けて過去問の対策をし、必要な力が不足していれば参考書や問題集に頻繁に立ち返って学習できるとなお良いです。

あわせて読みたい

サクキミ英語でおすすめしている過去問・赤本の使い方を知りたい方は、関連記事『過去問・赤本の使い方』をご覧ください。

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大学受験英語の勉強法に関するよくある質問【Q&A】

大学受験英語の勉強法に関するよくある質問【Q&A】

最後に「大学受験英語の勉強法や進め方」に関して受験生がよく疑問に思うことをQA形式にして回答していきたいと思います。

よくある質問
  1. 大学受験英語は独学でも合格できますか?
  2. 大学受験におすすめの英語塾や予備校は?
  3. 大学受験英語におすすめの家庭教師は?
  4. 大学受験英語に役立つアプリやサイトは?
  5. 大学受験の英語が難しい大学ランキングを知りたい

①大学受験英語は独学でも合格できますか?

独学でも可能です。大学受験英語の独学勉強法については、詳しくは以下の記事をご覧ください。

②大学受験におすすめの英語塾や予備校は?

大学受験におすすめの英語塾は、関連記事『大学受検におすすめの英語塾』でまとめているので、参考にしてみてください。

英語塾の利用は、大学受験英語を最も効率良く、しかも確実に攻略する方法なので、ぜひチェックしてみてください。

英語塾に限らず、大学受検の総合的な対策をしたい方は、関連記事『大学受検向けの塾・予備校おすすめランキング』を参考にしてみてください。

③大学受験英語におすすめの家庭教師は?

大学受験におすすめの家庭教師は、関連記事『大学受検におすすめの家庭教師』でまとているので、参考にしてみてください。

④大学受験英語に役立つ学習アプリやサイトは?

大学受験英語におすすめの学習アプリサイトは、下記の記事でまとているので、参考にしてみてください。

⑤大学受験の英語が難しい大学はどこですか?

大学受験英語の難しいランキングは、関連記事『大学受検の英語が難しい大学ランキング』でまとているので、参考にしてみてください。

⑥海外大学への進学・留学を支援してくれるサービスはありますか?

留学情報館』がおすすめです。

海外大学への留学を支援しれくれるだけでなく、海外で暮らしていくための最低限の英語力アップも支援してくれます。

過去に15,000人以上のサポート実績があるので、海外大学への進学を検討している方や、留学を検討している方は、相談だけでもしてみると良いでしょう。

オンラインでもカウンセリングを無料で実施しているので、ぜひ『公式サイト』を覗いてみてください。

まとめ:大学受験英語は勉強の順番が重要【偏差値70は達成可能】

大学受験英語は勉強の順番が重要【偏差値70は達成可能】

現在、どんなに英語が苦手な人でも、偏差値40以下から偏差値70まで上げることは不可能ではありません。

偏差値を効率的に上げることが難しいのは、多くの受験生が自分の学力では「何を」「どのくらい」勉強するべきなのかが明確にわからずに、貴重な時間を浪費してしまうからです。

自分の学力にあった勉強計画を立て、毎日目標や進捗状況をしっかりと管理しながら、コツコツと勉強していきましょう。

今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

>英会話スクールの完全ロードマップ

英会話スクールの完全ロードマップ

英会話スクールには4つの種類があるのをご存知ですか?「1.英語コーチングスクール」「2.英会話教室」「3.オンライン英会話」「4.英会話カフェ」の4つです。あなに最適なスクールはどれでしょうか?サクキミ英語では、あなたに最適な英会話スクールを見つけられるように「簡単5ステップ|英会話スクールの完全ロードマップ」を作りました。この記事を読めば「あなたに最適なスクール」がきっと見つかります!

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