「単語王」は、受験生の間で根強い人気を誇る英単語帳の一つです。
特にフラッシュカードや音声CDといった独自の学習ツールが用意されており、効率よく語彙力を伸ばせると話題になっています。
とはいえ、「どのくらいのレベル向けなのか?」「難易度は高いのか?」「実際に効果はあるのか?」といった疑問を持つ人も多いでしょう。
本記事では、実際に使った受験生の口コミや評判をもとに、単語王の特徴や活用法を徹底的に解説します。
フラッシュカードや音声CDの使いやすさ、レベルや難易度のリアルな評価を取り上げながら、あなたにとって最適な英単語帳かどうかを見極められる内容となっています。
それでは早速、口コミや評判から「単語王」の実力を見ていきましょう。
※本コンテンツはプロモーション(PR)を含みます。また、詳しい最新情報に関しては必ず公式サイトをご確認ください。料金は特段の表示がない限りは全て税込表記です。
単語王とはどんな英単語帳?

まず、単語王の特徴から見ていきたいと思います。
単語王の特徴
単語王は以下の4つのセクションに分かれています。
- 確信の807語→共通テストレベル
- 飛躍の674語→MARCHや関関同立、国公立大2次レベル
- 勝利の545語→早慶上智、東大、京大レベル
- 栄光の176語→早慶上智、東大、京大レベル
さらにこのセクション内で、33語ずつ1ユニットとしてまとまっていますが、ユニットごとに難易度の差などはないので、どのセクションもセクション内のすべての単語をしっかり覚える必要があります。
また、単語王は「フラッシュカード」の出来が非常に素晴らしいので、単語帳本体を使わないで勉強していってもよいでしょう。
単語王の単語数・ボリューム
- 見出し語数:2202語
- ページ数:488ページ
大学受験英語には目指す大学レベルによって必要な単語数があります。自分の目指す大学に必要な単語数を知りたい方は、関連記事『大学受験英語に必要な単語数は?共通テスト・難関大学のレベルとは』をご覧ください。
単語王はどのタイプ?【英単語帳の5つの種類】

前章で単語王の基本情報は把握していただけたかと思います。
サクキミ英語では「英単語帳」と言っても、下記の5つのタイプがあると考えており、自分に合ったタイプを選ぶことをおすすめしています。
5つのタイプについてメリット、デメリットを簡単にまとめておきました。
| タイプ | メリット | デメリット |
| 1.単語列挙型 | 単語だけを暗記していくのに最適。シンプルで使いやすい | 目立った特徴がなく、1冊目には少し不向きな単語帳が多い |
| 2.フレーズ暗記型 | 試験に出やすい形で複数の単語をフレーズとして記憶していくので、一気に得点が上がる | 情報量が多く、覚えるのが少し大変 |
| 3.例文暗記型 | 例文を1個覚えるだけで複数の単語を同時に覚えることができる | 情報量が多く、覚えるのが少し大変 |
| 4.長文読解型 | 大学受験で最も大切な長文読解力を養いつつ、単語も覚えることができる | 1冊目として使うと単語が覚えにくい |
| 5.語源型 | すでに単語力がある人にとっては、知識を整理することができる | ある程度単語を覚えていない人には不向き |
5つのタイプについて詳しく知りたい方は、関連記事『大学受験におすすめの英単語帳』をご覧ください。
\単語王は単語列挙型!/
では「単語王」はどのタイプか。
答えは、もうお分かりだと思いますが「単語列挙型」です。
他の「単語列挙型」で代表的な単語帳は以下の4冊でしょうか。
- 英単語ターゲット1900
- 英単語センター1800
- ユメタン
- 百式英単語
短期間で記憶できるタイプの英単語帳ですね。
単語列挙型の英単語帳はとにかく高速回転して短期間で英単語を覚えることができるのが強みです。早く英単語を覚えてすぐに長文読解に取りかかりたい、という方にはおすすめですね。
単語王を利用するメリット

前提知識を把握していただいたところで、さらに「単語王」を深堀していきたいと思います。
まずは、単語王のメリットを紹介しましょう。
①多義語を多数掲載、難関大学向けの単語対策向き
単語王ではひとつの単語に対して複数の日本語の意味が掲載されています。
そのため長文を読む際などに、様々ある日本語の意味の中からどの意味で単語が使われているかをしっかりと把握しやすくなり、誤読のリスクを軽減することができます。
まさに難関大学対策にはうってつけの英単語帳と言えるでしょう。
②多義語や類義語、対義語の高い網羅性と掲載量
先ほど述べた多義語以外にも、見出し語の類義や対義語が、他のどの英単語帳よりも多数掲載されています。
そしてそれらを効率よく覚えるために、一つ一つの見出し語に対してクイズ形式で「類義語は何?対義語は何?」と工夫された構成になっています。
早慶以上の難関大学などでは、単語の語彙力を直接問う問題が出るので、ここでしっかり勉強しておくと、他の受験生との差別化を図りやすく、合格にぐっと近づくことができます。
③単語王を使った先輩の体験記が複数載っている
単語王ではページの合間合間に、単語王を使った先輩方の体験記が載っています。
この先輩方というのは、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学はじめ難関国公立大学、有名私大などの合格者20名です。
先輩方の単語の覚え方が複数載っているので、勉強法や暗記法の参考になると思います。
またメンタル面での支えにもなるので、単語覚えるのに疲れたなーって時に目を通すとまた頑張ろうというモチベーションが沸き起こります。
④別売りのCDで音声学習が可能
どの単語帳でもそうですけど、CDがあるのであればCDを絶対に使いましょう。
人間は複数の五感を使うことによって覚えやすくなるので、CDを使うことで目だけでなく耳も使って効率的に単語を覚えることができます。
またCDの発音をまねることで、目・耳に加えて口を使うことでさらに効率的に単語を覚えることができます。
リスニング力の向上にもつながります。音声学習は英語のような語学学習において最強の勉強法です。
「音読」には正しいやり方があります。音読の正しいやり方と効果については、関連記事『音読の正しいやり方と効果』をご覧ください。
⑤フラッシュカード【別売り】を使ってより効率的に覚えることができる
単語王では通常のブック型以外に、「フラッシュカード型」があります。
この「フラッシュカード型」はカードの表面に英単語が、裏面にその意味が書かれています。よくある単語カードのようなものです。
これは非常に持ち歩きが便利で、幅も取らないので移動時間や隙間時間でも勉強におすすめです。
なんだ単語カードなら自分で作ればいいと思うかもしれませんがそれは絶対にやりましょう。単語カードを自分で作ろうとしたらかなりの時間がかかってしまいます。その時間は非常に勿体ない。
どうしても単語カードがほしいと思ったら親に頼んで、フラッシュカードを買ってもらいましょう。
単語王のレベル・難易度は?どこまでの大学なら対応可能?

ここでは、単語王のレベル・難易度について紹介します。
どのレベルの大学まで通用するのかチェックしましょう。
前提となるレベル
単語王を使うための前提レベルとして大学受験基本英単語を覚えている必要があります。
この基本英単語とは、以下の英単語帳に収録されているレベルの英単語です。
- 速読英単語必修編
- システム英単語
- ターゲット1900
- キクタン4000
もしこの前提レベルを満たせていない場合は上記の単語帳のいずれかを使って大学受験基礎英単語を覚えましょう。
対象となる人
単語王を使うべき人についてですが、基本的には「東大や早慶といった最難関大学を受験する人」ですね。
というのも、単語王に収録されている英単語はシスタンやターゲット1900などよりも300語ほど多いですが、どの参考書も収録されている単語の大半は同じ単語です。
ここで「単語王ってシスタンやターゲットとあまり変わらないの?」と思われる方もいるかもしれません。
それは違います。
単語王とそれ以外の単語帳の大きな違いは「一つの単語に対する意味や派生語の豊富さ」です。
例えばイメージとしては「単語王以外の単語帳」には、「adopt=採用する」と一つの意味しか載っていないのに対して、単語王では、「adopt=採用する、養子にする、・・・、・・・」と複数の単語の意味が掲載されています。
つまり、東大や早慶といった最難関大学で狙われやすい多義語を徹底的に覚えることができるのです。
しかし、多義語が豊富に掲載されているという点を除けば、単語王は「システム英単語」や「ターゲット1900」といった単語帳に「単語を覚えやすい工夫がなされている点」では負けています。
そのため、最難関大学以外の大学である、中堅国公立やGMARCHや関関同立といった多義語が受験で重要にならない大学受験者は後者の単語帳の方がおすすめです。
最難関大学受験者であっても「一つの単語の豊富な意味や派生語を覚える」よりも「一つの単語の一番重要な意味を一つ覚える」ほうが重要なので、まずはシステム英単語やターゲット1900を使った後に単語王に取り組んで多義語を覚えることをおすすめします。
偏差値で言えば、最低50以上欲しい英単語帳だと思います。
マスター後の到達レベル
これを完璧にすれば語彙力が直接得点に結びつくような問題が出題される早慶などの最難関大学レベルの英語でも、高得点を狙うことができる語彙力を身に付けることができます。
単語王は大学受験英語の英単語の中でも最高難易度の1冊です。早慶以上を目指す学生には最適な1冊なので、ぜひ挑戦してみてください。
単語王の口コミ・評判【利用者の声を徹底レビュー】

今までの内容を踏まえて、「単語王」の世間での評判・口コミについて紹介します。
良い評判・口コミだけでなく、悪い評判・口コミも紹介しているので「単語王」が気になっている方はぜひチェックしてみてください。
良い口コミ・評判
まずは良い口コミ・評判を紹介します。
良い口コミ・評判①:新世紀にふさわしい、画期的な単語集
これまでの「試験に出る順」「品詞別」「1単語1訳語」等にこだわらない自由な配列。3色刷りの見やすいレイアウト。
派生語・同意語・多義語に対する徹底的なこだわりと、充実した解説。英→和だけでなく、派・同・多義・例文といったクェスチョンまでも妥協せず確認させ、和→英の確認までできる、極めて優れた究極のオリジナルメモリーボード。
ネット上、携帯サイトでの確認テスト・・・。どれをとっても従来の単語集とは確実に一線を画しており、まったく「素晴らしい」の一語に尽きる。21世紀、新たに登場するに相応しい画期的な英単語集である。英語を学ぶ全ての人々に強く強くお勧めしたい。
(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判②:受験勉強後期の本
この単語集を他のものと比較した場合の特徴は、
●派生語や成り立ちも詳しく掲載されている
●付属のカードを使って、上手に隠しながらテストができる
●インターネットや携帯を使って、ランダムなテストができる(無料)
●別売りでヒアリング用のCDがある
●但し、ボリュームが多く、高度な単語も多い
でしょう。私なら、受験勉強の前半はもっと入りやすいものを使用し、ある程度定着してきた後半に、この書籍をフル活用します。
受験勉強の後期や、単語・熟語の力に自信のある方には、現行の単語集の中でも、最もオススメできるレベルのものです。
(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判③:使いやすい
今まで使ってた単語帳に比べすごく使いやすい。自分の弱点というか不安のポイントであった単語の関連事項と同意語、反意語がすぐ確認できるのがいい。
単語ごとに微妙な意味の違いなど、受験で何がポイントになるか指摘してるのは素晴らしい。
これを使わなければ受からないというより、使うことでかなり受験に有利になる単語帳だということは実感してる。
(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判④:単語の王様
これこそ僕が捜し求めていたものだった。。僕は以前ターゲットを使っていました。そしてほぼ全語を暗記していましたが、それでもどこか物足りなさを感じていました。そんななか見つけたのが本書です。
まずほかの書とはことなるが圧倒的な多義語、派生語の数。著者の手抜きは一切感じられません。これ以上の単語の参考書はないと思います。
この本に載っていない単語が長文に出てきたら、安心して、誰も知らない単語だと腹を括り、単語王で習った単語で文脈から判断できることでしょう。
この本一冊完全にマスターしたら、まず受験の単語で困ることはありません。断言します。
(引用:サクキミ英語調査)
評価や口コミを見ている限り、「期待通りの難易度」という事口コミと、「意外に使いやすい」という良い評判が多いですね。
単語王はレベルが高いのは最もなのですが、意外に使いやすいです。そこが単語王が人気の理由でもあります。
悪い口コミ・評判
続いては、悪い口コミ・評判を紹介します。
悪い口コミ・評判①:中堅以下にはむかない
失礼ながらこの単語集は最低でも中堅大学を目指す人からが目安だと思います。1日のユニットごとにランク分けされている珍しい単語集ですが正直センターの問題に多く出る単語は確信、飛躍の単語です(この単語集は確信、飛躍、勝利、栄光のランクわけ)
大体中堅か中堅以下の大学を目指す人は夏くらいに勉強をはじめますし、問題もセンターくらいのものですから、あまり出ない勝利、栄光を一生懸命やっても役にたたないと思う
という点ではフラッシュカードと言う非常に便利なものができランク分けがきちっとできるようになったので今から単語王を使おうと思う人はフラッシュカードを使うほうがいいと思います
あと発音記号はありますが旺文社単語のようにカタカナ表記がされていないので発音記号がよくわからない人にはオススメしません
(引用:サクキミ英語調査)
悪い口コミ・評判②:内容は申し分無いが・・・
中身に関しては非常に濃く作られてあり良い単語帳だと思いますが・・・ 他の方も書かれている通りノリが完全に宗教のような体験記と広告の数々にはまさにドン引きです。
また著者が国立大コンプなのか異常に早慶を持ち上げているのもかなり違和感があり気持ち悪いです。
(引用:サクキミ英語調査)
全体的な口コミレビューは内容については良かったです。やはり「期待通りのレベル、網羅性の高さ」「意外に使いやすい」という高い評価や口コミが多かったですね。
一方で、「広告が多い」とか「体験記がウザい」という内容には関係のないマイナスな評価や口コミが一定数ありました。
ただ、総括すると内容的な評価はとても高い英単語帳となっていました。
単語王は難関大学を目指す学生には個人的にもかなり良い評価でおすすめする英単語帳です。内容については評価が高く、購入しても絶対損はしない英単語帳となっていること間違いなしです。
単語王がおすすめできる人・できない人

今までの内容を全て踏まえ「単語王」がおすすめできる人とおすすめできない人を紹介しておきます。
単語王がおすすめできる人
- 上智大学を受ける予定がある人
- 2冊目以降の単語帳を探している難関大学志望の受験生
- 単語学習にある程度の時間が取れる受験生
1.上智大学を受ける予定がある人
早慶上智は基本的に語彙のレベルが異常に高いため、1つでもたくさんの単語を覚えたいところですが、その中でも特に、単語王は上智大学を受ける予定がある人におすすめです。
上智大学はキリスト教系の大学というだけあり、入試問題にキリスト教関係のわけがわからない単語が出てくることが多いのですが、「単語王」にはキリスト教関係の単語もまとめられているので、上智志望の受験生には特におすすめです。
また、上智大学は語彙の知識そのものをダイレクトに聞いてくる問題が出題されることがあるので、そういった意味でも単語王のようなパワー系単語帳を使ってみるのはいい考えだと思います。
2.2冊目以降の単語帳を探している難関大学志望の受験生
単語王を最初の1冊に使うと、勉強が嫌いになってしまう危険があり、大変危険です。
一方で、早慶上智以上に行きたい人が2冊目以降に使った場合、強烈な効果が期待できます。
そのため、「2冊目以降の単語帳を探している難関大学志望の受験生」にはぴったりです。
3.単語学習にある程度の時間が取れる受験生
単語王は、しっかり単語を拾って取り組むには時間がかかります。
1つの英単語に関して、網羅性から非常に高いからです。
しかし、その分得られる単語の質や量は良いものです。
そのため、じっくり単語に取り組む時間がある人にはおすすめします。
単語王がおすすめできない人
- MARCHや関関同立レベル未満の大学を志望する人【日東駒専・産近甲龍まで】
- システム英単語のようにフレーズの中で英単語を覚えたい人
1.MARCHや関関同立レベルまでの大学を志望する人【日東駒専・産近甲龍まで】
単語王は最難関大学受験者(MARCH・関関同立~東大など)使用するには良い単語帳です。
特に私大は語彙力が得点に結びつくことが多いので最難関私大志望者は単語王は最適です。
ですが、MARCH・関関同立レベルまでの産近甲龍・日東駒専志望者には不要です。
そのレベルの大学を志望する場合は、頻度順に並んでいるものを前から覚えていけば十分なので、冒頭で紹介した以下の同じ「単語列挙型」のどれかを覚えれば良いでしょう。
- 英単語ターゲット1900
- ユメタン
- 百式英単語
- ランク順 入試英単語2300
2.システム英単語のようにフレーズの中で英単語を覚えたい人
「システム英単語」のようにフレーズの中で英単語を覚えたい人にもおすすめはしていません。
単語王は「システム英単語」のような実践で使えるフレーズがありません。
使い方の中で覚えるというよりも「英単語」と「日本語訳」を横に並べて機械的にパッパッと覚えていくような単語列挙型の単語帳です。
単語列挙型の短所のとしては、使い方を練習しないので、実際の英文で反射的に意味を言えるようになるまでは、ある程度長文読解の問題を解いたり、その英単語が実際に使われている英文に触れてみたりと、自分の確定的な知識となるのに時間がかかることです。
しかし、一方で「システム英単語」のようなフレーズ暗記型の英単語帳であれば、実際に使われる英文のフレーズの中で覚えるので、自分のしっかりとした知識になりやすいです。
そのため、上記のような実際にの英文の中で使われるフレーズや例文の中で覚えたいという方は、以下のフレーズ暗記型の英単語帳より自分に合った英単語帳を選ぶと良いでしょう。
フレーズ暗記型
- システム英単語
- 英単語Stock4500
- 英単語ピーナツ
例文暗記型
- 例文で覚える中学英単語・熟語1800
- 英単語WIZ
- DUO3.0
- All in One
サクキミ英語でおすすめしている英単語帳を知りたい方は、関連記事『大学受験におすすめの英単語帳』をご覧ください。
単語王と鉄壁はどっちがおすすめ?違いを比較

前章では、単語王がどんな人におすすかを紹介しましたが、よくある質問として「単語王」と「鉄壁」どっちがおすすめですか?という質問を聞きます。
今回は上記の質問に答えていきましょう。
結論から言うと、使う方の目的によります。どうゆうことかと言うと、単語王と「鉄壁」にはコンセプトが若干違うのです。
- 単語王:単語数の幅を広げる【早稲田/慶應向き】
- 鉄壁:同じ単語をより、くわしく掘り下げる【国公立大学向き】
単語王:単語数の幅を広げる【早稲田・慶應向き】
単語王は単純に語彙数が多いです。難しい英単語をたくさん覚えることができます。
早慶のような私立大学は、正直語彙数で合否が決まってくるというところが多いので、私立大学を目指す方は、
語彙数が増える単語王を選ぶことをおすすめします。
鉄壁:同じ単語をよりくわしく掘り下げる【国公立大学向き】
一方、「鉄壁」は国公立大学向けと言っていいでしょう。
鉄壁にももちろん難しい英単語は掲載されています。
ただ「鉄壁」の場合は東大・京大のような難関国公立大学入試対策のために作られているので、同じ単語をより、くわしく掘り下げ、使いこなせることを目的として作られています。
そのため、東大・京大のような難関国公立大学のように英作文など、その難しい英単語を使いこなせることを目指すの出れば「鉄壁」がよいでしょう。
鉄壁について詳しく知りたい方は、関連記事『鉄壁の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
結論:単語王と鉄壁はどっちがおすすめ?
- 単語王:単語数の幅を広げたい、早慶のような難関私立大学志望者
- 鉄壁:英作文対策なども視野に入れ、同じ単語をより、くわしく掘り下げ使いこなせるようになりたい、東大・京大のような国公立大学志望者
ぜひ検討してみてください。
単語王の効果的な使い方・覚え方【勉強法を解説】

では、単語王を使ってみようかなと思う方に単語王の効果的な使い方について紹介しておきます。
使い方1:高速回転
まずは、見出し語のみを暗記することから始めます。
ペースとしては1日5ユニットずつ、つまり2週間で一周できるペースでやっていきます。
単語は復習が重要なため、回転期間をなるべく短くすることで早期に復習に取り組んでいく仕組みです。
まず1週目はうろ覚えでいいので覚えようと意識しながら暗記していきます。
2週目以降は覚えたと自信をもって言える単語にはチェックをつけていきます。
そしてチェックを付けた次の週では、チェックのついていない(つまりまだ覚えていない単語)もののみを暗記していきます。
これが完璧に済んだら次は見出し語以外の対義語や類義語の暗記に入ってきましょう。
やり方は先ほどと同じです。
覚えたものにはチェックをつけて、覚えてないもののみを精一杯覚えていきましょう。
使い方2:CDで音声を聞きながら覚える
これはまだ偏差値が60以下の人向けの単語王の使い方です。
まずはすべてのセクションをいきなり覚えようとはせずに「勝利のレベル」までを確実に覚えていきましょう。
覚える際のやり方としては、見出し語と同時に派生語や類似語を覚えていきます。
たくさんの派生語や類義語があるためまとめて覚えるのは確かに大変ですが、しっかり見出し語とセットで覚えていきましょう。
物事を関連させて覚えることで記憶力が上がる。
人間は物事を暗記する際にいろいろな物事と関連して覚えることで記憶力が向上します。
ですので、見出し語と関連付けてしっかり派生語を覚えましょう。
CDを利用して音読をしながら暗記すると良いですよ。
どの科目でも同様のことですが。歴史の用語や英単語など“単語”を覚えるときはCD(音声)を利用することで勉強の効率を劇的に向上させることができます。
また、聞くだけでなくしっかりと発音もしましょう。
口・耳・目の3部位を使って覚えていきましょう。
フラッシュカードも併用すると効果倍増
ちなみに、「フラッシュカード」の使い方としては、ブック型で覚えたものをしっかりと覚えれているかの確認用として使うと良いです。
「フラッシュカード」はブック型と違って単語の派生語や類義語までは載っていないため、単語帳としてメインで使うのではなく、復習用のサブ教材として使いましょう。
使い方3:イメージで覚える
私は単語を覚える際に、その単語のイメージを思い浮かべながら覚えていました。
簡単な例でいえば「apple」という単語を覚える際に、リンゴを頭の中で思い浮かべるというものです。
こうすることで単語の記憶定着が抜群に向上します。
では、単語帳を見てもイメージがわきにくいものはどうしたらよいかという疑問がわきますよね。
これはグーグル検索を使うことで解決します。
イメージのわきにくい単語をグーグルで画像検索してみてください。
そうするとその単語に関する画像が複数出てくるため、その単語のイメージが非常にわきやすくなります。
この方法は初めの検索する段階は手間がかかりますが、一度イメージをつかめれば非常に覚えやすくなるため、後半戦で非常に有利になってきます。
使い方4:フラッシュカードでテストを課す
この方法は「単語王フラッシュカード」を使った暗記の方法です。
「1日200枚ずつ覚えていきます」自分の目標に合わせたセクションからランダムに単語カードを選び、それを1週間毎日覚えていくのです。
1週間つまり7日間で覚えればいいので、最初に一日で完璧に覚えようとする必要はありません。
そして七日後に自分にテストを課す。そのテストというのは「日本語を見て英語が即座に(一秒以内)に思いつくか」「英語を見てその日本語が即座に(一秒以内)に思いつくか」というものです。
このテストをすることで、ほぼ完ぺきに覚えれた単語と覚えれていない単語に分けることができます。
この覚えれていない単語に関しては、覚えたものとは別にまとめておくことで、随時復習ができるようになります。
最初の200語を覚え、次の週は、次の200語+先週までに覚えれていない単語を同様のやり方で覚えていく。
あとはこれを覚えれていない単語がなくなるまで繰り返す。
こうすれば、早ければ2202÷200=約11週間で終えることができます。
以上が単語王の覚え方になります。
サクキミ英語でおすすめしている英単語の覚え方については、関連記事『英単語の覚え方』をご覧ください。
単語王が終わったら?【次は何やる?】

最後に「単語王」が終わったら次に何をするべきか紹介しておきます。
結論から言うと、以下のパターンが考えられます。
①英文解釈の勉強を始める
「単語王」のみで充分な英単語力です。
東大、京大、早慶にも受かることも難しくないはずです。
そのため、英単語を覚えたあなたは、英文解釈の勉強を始めましょう。
もし並行して「英文解釈」の勉強していたあなたはそのまま継続で問題ありません。
しかし、これから英語長文問題にチャレンジするという方で、まだ「英文解釈」の勉強をしていない方がいれば、まずは、「英文解釈」の勉強をすることをおすすめします。
英文解釈を勉強しない方と勉強した方では、その後の偏差値の伸びに差が出ます。
②英語長文問題にチャレンジ
「英文解釈を勉強する時間がない」、「英文解釈は並行して勉強していた」という方は、英語長文問題に取り組みましょう。
大学受験英語に合格するためには、英単語を覚えただけでは絶対受かりません。
英語長文問題が解けた始めて、志望校に合格できます。
「単語王」を覚えれば、英単語はもう充分だと思うので、英語長文問題にチャレンジしてみてください。
③英熟語を覚える
「英単語」を覚えたら、次は「英熟語」を覚えてください。
受験生の間で「英単語」は覚えたけど「英熟語」は覚えてないという方は本当に多いです。
そして、以下の記事でも書きましたが、「英熟語」を覚えた時点で大学受験英語は勝ち組といって私は良いと思っています。
ただ1点注意点があり、「英熟語」を覚えるのは「英文解釈」と「英語長文問題」が終わってからです。
正直、英熟語を完璧に覚えていなくても大学に受からないということはありません。
「英熟語」は他の受験生に差をつけるものと思ってください。
④過去問を解いてみる
「単語王」が終わったら、過去問を解いてみても良いかもしれません。
サクキミ英語でおすすめしている過去問・赤本の使い方を知りたい方は、関連記事『過去問・赤本の使い方』をご覧ください。
⑤英語塾や予備校に通って短期間で爆発的に偏差値を伸ばしてみる
英単語を覚えたらある程度の基礎はあると思います。
このタイミングで英語塾に通ってみて短期間で爆発的に英語の偏差値を伸ばし、本来取らなければいけないはずだった時間を他の科目や英語長文問題を解くという偏差値向上に直結する強化時間に割り当ててもいいかもしれません。
最も効率的な時間の使い方が可能になります。
まとめ:単語王を覚えて大学受験の単語量で差をつけよう

今回は大学受験の単語帳の中でもメジャーすぎる一冊単語王を紹介しました。
「英単語」は大学受験英語の基本であり、最も差がつくところと言っていいでしょう。
「英単語」は覚えたら覚えただけ大学受験英語で有利なのは間違いありません。
そして単語王は大学受験英語の単語帳として間違いないと思います。
「単語王」を覚えて、素敵なキャンパスライフを送ってください。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
大学受験の勉強法の関連記事
- 大学受験の勉強法完全版
- 大学受験の英単語の覚え方
- 大学受験の英文法勉強法
- 大学受験の英文解釈の勉強法・やり方
- 大学受験の英語長文問題の読み方と解き方のコツ
- 大学受験の英語長文読解の読み方と解き方のコツ
- 大学受験の英熟語の覚え方・暗記法
- 大学受験英語のイディオムの効率の良い覚え方・勉強法
- 大学受験英語の語法・イディオムの重要性
- 大学受験英語の基礎固めができる勉強法・やり方
- 大学受験英語で夏休みにやること・過ごし方
- 大学受験英語で3ヶ月で偏差値10~20上げる勉強法
- 大学受験英語で1ヶ月で偏差値70を目指す短期間勉強法と参考書・問題集
- 大学受験英語の受かる勉強計画の立て方
- 大学受験英語の受かる過去問・赤本の使い方
- 大学受験英語の発音・アクセント対策の勉強法
- 大学受験英語での音読の効果と正しいやり方
- 大学受験英語の小説・物語問題の対策法と解き方のコツ
- 大学受験の英語構文の覚え方・勉強法
- 大学受験英語の英会話問題の対策方法と解き方のコツ
- 大学受験英語の英作文の対策方法・勉強法と参考書
- 大学受験英語に頻出のことわざ・慣用句
大学受験の参考書の関連記事
塾・予備校の関連記事
- 大学受験の塾・予備校おすすめランキング
- 大学受験の通ってよかった予備校ランキング
- 大学受験におすすめのオンライン塾
- 大学受験におすすめのオンライン予備校
- 総合型選抜(旧AO入試)・学校推薦に強い塾
- 大学受験におすすめの英語塾
- 中学生におすすめの英語塾
- 大学受験におすすめの費用が安い塾・予備校
- 大学受験におすすめの個別指導塾
- 大学受験の勉強計画を立ててくれるコーチング塾
- 大学受験におすすめの少人数制で面倒見のいい塾
- 浪人生におすすめの大手予備校・個別指導塾
- 自習室の評価が高い大学受験向けの予備校・塾
- 大学受験におすすめの寮がある塾・予備校
- 医学部におすすめの塾・予備校
- 薬学部におすすめの塾・予備校
- 看護大学・看護専門学校におすすめの塾・予備校
- 大学受験におすすめのタイプ別塾・予備校
- 大学受験におすすめの理系に強い塾・予備校
- 大学受験におすすめの文系に強い塾・予備校
- 大学受験におすすめの部活と両立しやすい塾・予備校
- 偏差値40からでも逆転合格できる塾・予備校
- 大学受験でレベル・偏差値別に紹介する塾・予備校
- 大学受験におすすめのスパルタ教育の塾・予備校
- 大学受験におすすめのお金がない人向けの塾・予備校
家庭教師の関連記事
中高生向けの英会話スクール