英語学習者の間で長年支持されてきた文法参考書「総合英語Forest(フォレスト)」。
学校や予備校でも定番の一冊として活用され、多くの受験生や英語学習者に愛用されてきました。しかし、現在は販売が終了しており、その理由や後継書について気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、総合英語Forestの口コミや評判をもとに、レベル感や効果的な使い方を解説します。さらに、なぜ販売が終了したのか、その背景や後継となる教材も紹介するので、これから文法書を選ぶ方やForestを使うべきか迷っている方の参考になるはずです。
※本コンテンツはプロモーション(PR)を含みます。また、詳しい最新情報に関しては必ず公式サイトをご確認ください。料金は特段の表示がない限りは全て税込表記です。
総合英語Forest(フォレスト)7th Editionとはどんな参考書?

まず、総合英語Forest(フォレスト)の基本情報から見ていきましょう。
総合英語Forest(フォレスト)の特徴
「総合英語Forest(フォレスト)7th Edition」は高校で学習するすべての英文法についてわかりやすく解説をしている参考書です。
英文法に関する問題集というよりは、英文法に関して分からないことがあるときに参考にする英文法の辞書のような一冊になっています。
本書を仕上げれば高校で学習する英文法関連事項の基礎事項は完璧にすることができます。
ちなみに、定番英文法書であった「総合英語Forest(フォレスト)」が出版社を変え、「Evergreen(エバーグリーン)」に生まれ変わったのは2017年1月。
「総合英語Evergreen」は「Forest 7th Edition」の内容をそのまま引き継ぎつつ、主な章に「Part 4」という新たなセクションが追加されました。
一方で「Forest」は絶版に。
ただ、「Part4 確認する」は不必要な内容なので、「Forest」を買っても全く問題ありません。
むしろ私は個人的にはForestの方が好きです。
「総合英語Evergreen」は本書の他に完全準拠版の問題集があり、本書で学んだ内容を問題集でしっかりと知識の定着を図ることができます。
総合英語Forest(フォレスト)の構成
- Part1 これが基本(⇒文法の本質・意味)
- Part2 理解する(⇒文法の大きなルール)
- Part3 深く知る(⇒細かい文法知識)
Part1 これが基本
「Part1 これが基本」では、各章ごとにこれから学んでいく文法事項の意味をカラーの図やイラストで解説されています。
そのため、ただ文法のルールを学ぶのではなく、なぜこの文法が存在し、それを学ぶ必要があるのかを理解でき、文法のイメージがしやすく学習意欲が高められます。
たとえば、現在完了形の章では、「現在完了形の意味はどういう意味なのか」、「過去形とどう違うのか」、「どのような場面で必要となるのか」などが分かりやすく解説されています。
Part2 理解する
「Part2 理解する」では、文法学習の核となる文法のルールが、わかりやすい言葉と豊富な例文を使って解説されています。
Part3 深く知る
「Part3 深く知る」ではPart2よりも少し細かい文法事項について学びます。
具体的にはみんなが引っ掛かりやすい文法事項(lieとlayの活用の違いなど)や慣用表現などです。
高校文法の概要だけをつかみたい人、初めて学ぶという人はここは少々細かいところなので読み飛ばしてしまっても大丈夫です。
偏差値60以上を目指す人は読み飛ばさずにこの章もマスターする必要があります。
総合英語Forest(フォレスト)のボリューム/問題数
- 問題数:3ページに5問ほどの頻度で掲載されてい
- ページ数:655ページ
総合英語Forest(フォレスト)を利用するメリット

前提知識を把握していただいたところで、さらに「総合英語Forest(フォレスト)」を深堀していきたいと思います。
まずは、総合英語Forest(フォレスト)のメリットを紹介しましょう。
①英文法の「なぜ」をしっかりと解説
英文法というと、学校や予備校の授業を聞いてもよくわからないので、丸暗記する人が多いです。
しかし、そのような勉強法だと少し問題がひねられた問題が出ると途端に出来なくなります。
「総合英語Forest(フォレスト)」は英文法の「なぜ」からきちんと書いてあるので、英文法をしっかりと根本から理解できるようになります。
学校や予備校の授業で理解できなかった箇所を「総合英語Forest(フォレスト)」で調べると、英文法の「なぜ」がわかり、英文法を理解することができるようになります。
つまり、英文法のひねった応用問題も解けるようになるのです。
②解説でイラストが豊富に使ってあり、直感的に理解しやすい
英文法の解説は、読んでいると眠くなる参考書が多いです。
一方「総合英語Forest(フォレスト)」では、説明でふんだんにイラストを取り入れて、文章だけではわかりにくい箇所を直感的に理解できるよう工夫されています。
とてもわかりやすし、イラストで描かれていると頭に残りやすいので、学習効率が上がります。
また、長時間見ても疲れない目に優しい配色でフルカラーなのも長所です。
③説明内の単語が難しくないので文法理解に集中できる
文法を解説している参考書に難しい単語が入っていると、その単語の意味を調べないといけないので、調べる分、時間もストレスも余計にかかってしまい、無駄が多くなってしまいます。
一方「総合英語Forest(フォレスト)」は、例文などに使われている単語で平易な単語が使われています。
そのため、英文法の内容だけに集中できるので、学習効率が上がります。
④大学受験に出る英文法を網羅している
「単語が易しい」「イラストが豊富で直感的に理解しやすい」と言われると高度な内容を扱わないと誤解する人がいます。
しかし「総合英語Forest(フォレスト)」は大学受験で出る英文法を網羅しているので、ハイレベルな内容は別の本で調べなければいけない、ということはありません。
⑤別売りの音声CDがある
「総合英語Forest(フォレスト)7th Edition」には、別売りの音声CDがあります。
音声に合わせて音読練習が可能です。
音声学習は英語のような語学学習にとって最強の勉強法です。
「総合英語Forest 7th Edition」と「総合英語Evergreen」との違い

上記で「総合英語Forest(フォレスト)」の基本情報とメリットを紹介しました。
総合英語Forest(フォレスト)の進化版と言われているEvergreenは「総合英語Forest 7th Edition」の内容をそのまま引き継いでいることを説明しました。
目次、例文、説明文など、全く同じです。
ただ、3つだけ違う部分があるので、そこを紹介しておきます。
どちらを買おうか迷っている方は参考にしてみてください。
違い1:「Evergreen」に加えられた「Part 4」とは?
「Evergreen」の次の章に新しく加えられた「Part 4 確認する」は以下の2つのセクションがあります。
- Part 1〜3で解説していることの「まとめ」
- 理解を確認するための「問題」
ちなみにPart 4が加えられた章は以下の通りです。
第3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12章の全10章
Part 1〜3で解説していることの「まとめ」
「まとめ」は各章2〜3ページを割いており、Part 1〜3で使用されている例文や、全く新しい例文を使用して説明しています。
理解を確認するための「問題」
「問題」は各章10問掲載されており、解答と解説に加え、詳しく説明されているページ番号が掲載されています。
違い2:イラストと「機能別さくいん」の変更
全24章のPart 1〜3の内容は全く同じですが、「Evergreen」ではイラスト(主に人物)が変更されています。
また、巻末の「機能別さくいん」は大幅に変更されています。
「総合英語Forest 7th Edition」では、実際に英語を使う時の「機能」の面から例文を分類しており14ページを割いていました。
「Evergreen」では例文の掲載を省くことにより2ページに圧縮されています。
違い3:音声は無料ダウンロード可能に。
最後に音声についてですが「総合英語Forest 7th Edition」では別売りの「音でトレーニング」に付属していた音声が、「総合英語Evergreen」では「いいずな書店」のサイトで無料でダウンロード可能となりました。
どちらを選んでも同じなので、好きな方を選んでください。
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総合英語Evergreenの口コミ・評判は?レベル・難易度・使い方を評価
総合英語Forest(フォレスト)の進化版Evergreenの学習効果と補足情報

前章では「総合英語Forest」から「総合英語Evergreen」に生まれ変わった話と変更があった部分について説明しました。
本章では実際に生まれ変わって学習効果はどうなのか、そしてなぜ内容は同じなのに生まれ変わらなければならなかったのか、その理由について紹介しておきましょう。
①例文は可もなく不可もなく
まず、例文は英文法書にありがちな「全く使えない」例文ということでもなく、「ぜひ覚えておきたい」例文ということでもないです。
文法項目を理解するためだけの例文であり、単純明快なものばかりという印象があります。
非常に読みやすいですね。
②例文の音声はほぼナチュラル・スピード
無料ダウンロードできる例文の音声はほぼナチュラルなスピードで収録されています。
そして、音声変化(リエゾン)もナチュラルなので、リスニング・トレーニングにも十分に使えるでしょう。
音声の種類は下記の3つが用意されています。
- 英語(ポーズなし): 英語のみ。文と文の間に時間をおかずに収録されている
- 英語(ポーズあり): 英語のみ。文と文の間に数秒の間を入れて収録されている
- 日本語 → 英語: 日本語の訳の後に英語の例文が収録されている
「英語(ポーズなし)」ではシャドーイング、「英語(ポーズあり)」ではリピーティングに適しています。
「日本語 → 英語」は訳して理解する癖から抜け出せなくなるのでおすすめしないです。
③「Part 4」は必要なし
「Forest 7th Edition」から「Evergreen」になった際、全24章のうち10章に「Part 4」の「確認する」が加えられましたが、読む必要は全くないと思います。
Part 1〜3で既に説明したことを、表現を変えて再度説明しているだけです。
その表現がかえって分かりにくいところも少なくないのが事実。
混乱を避けるためにも飛ばして読むことをおすすめします。
正直、「Part 4」は無理やり追加した感が強いです。
④ForestがEvergreenに生まれ変わった理由
それは「Forest 7th Edition」が出版社を変えて「Evergreen」として生まれ変わらざるを得なかったことが理由だからだと思います。
なぜ、出版社を変えてまで新しく出版をしたのか?
それは「Forest」の監修者である石黒昭博氏が2013年6月に亡くなったことと関係していることは容易に想像できます。
「Forest 7th Edition」の第1刷は2013年12月に桐原書店から発行されていて、2014年2月に第2刷が発行されましたが、2017年1月に「Evergreen」として、監修者の石黒昭博氏の名前が外されて、いいずな書店から発行されました。
著者は全く同じメンバーです。
石黒氏が亡くなって、印税の問題なのかどうかわからないですが、桐原書店と著者のメンバーとで何らかの問題が生じたのでしょう。
もしそのようなことが本書の内容に影響を与えているとしたら、つまり、必要ないPart 4を加えることによって本書の質を下げているとしたら、読者にとっては非常に残念なことだと言わざるを得えません。
⑤YouTube動画は見る価値なし
著者の墺タカユキ氏が第1〜12章までを解説する動画がYouTubeにアップされていることは先程説明しました。
しかし、この動画は見る価値はないといっていいでしょう。
Part 1の「これが基本」のところを中心に解説していますが、読んだ方が速いです。
全24章のうち、第12章で終了しているのは、再生回数が伸びなかったからだと思います。
結論:総合英語Forestでも総合英語Evergreenでもどちらも変わらない
上記を踏まえての結論ですが、正直どちらを選んでも全く変わらないです。
むしろ、余計なpart4が入っていない分、総合英語Forest(フォレスト)の方が好きという人もいます。
ただ、総合英語Evergreenの方が最新で、上記で説明した通り、Forest(フォレスト)は今後関連書籍等の販売はアップデートはされることはないと思うので、総合英語Evergreenを買っておいた方が無難とは考えます。
ただ、私は実は総合英語Forest(フォレスト)の方が好きので、どちらを選らばいいのかは好みによります。
総合英語Forest(フォレスト)のレベル・難易度【どこまでの大学なら対応可能?】

ここでは、総合英語Forest(フォレスト)のレベル・難易度について紹介します。
どのレベルの大学まで通用するのかチェックしましょう。
前提となるレベル
- 中学英語を理解している
- 偏差値45程度
中学英語を理解している
まずは、中学英語を理解していることが前提となります。
本書のみでも基礎から勉強することができますが、中学英語をある程度理解している方が、「総合英語Forest(フォレスト)」の理解が早くなるでしょう。
偏差値45程度
偏差値では45程度ですかね。
対象となる人
そして、対象となる人は英語学習初心者はもちろん、全員が対象です。
総合英語Forest(フォレスト)は英文法の基礎を学べるのはもちろんですが、辞書的に使える一冊なので、上級者の方でも、細かい文法がわからなくなった際に確認する参考書として一冊持っておくこと重宝すると思います。
マスター後のレベル
- 共通テストレベルでは8割が限界
- 基礎固めの必須事項レベル
共通テストレベルでは8割が限界
この本だけではおそらく共通テストの英語の文法関連問題で8割が限界だと思います。
この本は「Next Stage」や「Vintage」等の英文法参考書・問題集に入る前の導入であるという認識を持って早めに高いレベルの参考書に移行したほうがいいでしょう。
正直な話をすると、この文法書だけで、東大、京大、早慶などの英文法にも対応することは理論上可能です。
ただ、英文法はアウトプット量を増やして勉強することで始めて生きた知識に昇華するので、総合英語Forestで早めにインプットしてネクステやvintageのようなアウトプットの問題集には早めに移った方が良いですね。
基礎固めの必須事項レベル
一方で早稲田大学・慶応大学等の最難関私立大学、難関国公立大学を受験する生徒にとってはこの本に載っている知識は必須事項です。
難関大学を受験する生徒も高1、高2の時間があるときに基礎固めの意味でもこの本を勉強しておくことは価値があると思います。
特に英文法は「授業で聞いてわかった気になっていたが実は正確には理解していなかった」ということが往々にしてあるものです。
この英文法の基礎でつまずいてしまうと、後からどんどんくずれてきてしまうので、英語上級者の方も時間があれば基礎部分を見直しても良いかもしれません。
総合英語Forest(フォレスト)の口コミ・評判【利用者の声をレビュー】

今までの内容を踏まえ、「総合英語Forest(フォレスト)」の口コミ・評判を紹介します。
良い口コミだけでなく、悪い口コミも紹介しているので「総合英語Forest」が気になっている方はぜひチェックしてみてください。
良い口コミ・評判
まずは良い口コミ・評判を紹介します。
良い口コミ・評判①:参考書と問題集をのセット買いをおすすめします
参考書と問題集をのセット使いで効率よく知識を定着させることができました。
Forest(フォレスト)の参考書とリンクしていて(対象となるページも記載してある)使いやすいです。
解けなかった問題は参考書を見て確認もできるので参考書と問題集をのセット買いをおすすめします。
(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判②:初心者の私でもすんなり理解することができました
英文法の勉強を基礎から始めました。
3Partに構成が分かれていて、初心者の私でもすんなり理解することができました。
また、付属のCDがあるので、通学中に音声でも勉強することにより、とても効率の良い参考書となっていると思います。
現在は、実践的な問題集に移っていますが、今でも英文法についてわからないことがあるとForest(フォレスト)を辞書代わりに使っています。
(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判③:英文法の基礎はこの1冊だけで充分だと思います
英文法の基礎はこの1冊だけで充分だと思います。
全ページ、フルカラーかつイラスト豊富なので見やすいですし、単語も中学レベルが多いので、単語をいちいち調べたりなど途中でつまずくことなく文法知識を効率良く身に着けることができます。
(引用:サクキミ英語調査)
「総合英語Forest(フォレスト)7th Edition」は英文法の基礎を学ぶのに本当に適していますね。
「総合英語Forest(フォレスト)7th Edition」と弟分の「総合英語Evergreen」は英文法の基礎を学ぶ参考書の中ではトップオブトップだと思います。
悪い口コミ・評判
続いては、悪い口コミ・評判を紹介します。
悪い口コミ・評判①:問題量が少ないと思いました
問題量が少ないと思いました。
参考書に連動している問題集を買えば問題ないのかと思いますが、Forest(フォレスト)の参考書のみだと演習を積みたい私にとっては問題量が少なかったです。
(引用:サクキミ英語調査)
悪い口コミ・評判②:サイズが小さかったです
サイズが小さかったです。
A5判サイズになっているので、書き込み量が多い私ににはB5サイズくらいがちょうどよいのかなと思いました。
(引用:サクキミ英語調査)
全体的なレビューはかなり良かったです。
やはり、分かりやす構成や網羅性の高さ、学習効果の高さなどを高く評価したユーザーが多くいました。
また、音声について高く評価するユーザーも多くいました。一方で、サイズや問題数を問題視するレビューも一定数見られました。
総括すると、内容的な評価はとても高い参考書となっていました。
総合英語Forest(フォレスト)がおすすめできる人・できない人

今までの内容を踏まえ、「総合英語Forest(フォレスト)」がおすすめできる人とおすすめできない人を紹介しておきます。
総合英語Forest(フォレスト)がおすすめできる人
- 中学校で勉強する英文法事項に自信がない生徒
- 他の英文法の参考書で挫折した人
1.中学校で勉強する英文法事項に自信がない生徒
特に使用をおすすめたい生徒は、もちろん高校レベルの文法力を身に着けたいが、中学校で学習する文法事項に自信がない生徒です。
「基礎」「わかりやすい」を売りにしている文法関連参考書は数多くありますが、そのほとんどが中学校で学習する範囲は理解していることを前提としていますので、中学での学習内容に自信のない生徒はそれらの参考書で挫折してしまいます。
この参考書では中学性がならう文法事項に関しても必要があればその都度説明してくれますので、中学校で学習する文法事項に自信がない生徒におすすめです。
2.他の英文法の参考書で挫折した人
他の参考書に「つまらなさ」を感じて挫折した人にもおすすめです。
先述の通りこの参考書はイラストも豊富ですし、「なるべく生徒が理解しやすい」言い回しをしてくれますので、他の参考書の無味乾燥な文章につまらなさを感じる生徒もこの参考書を使うといいでしょう。
総合英語Forest(フォレスト)がおすすめできない人
- 英文法の基礎が完璧な人
1.英文法の基礎が完璧な人
英文法の基礎が完璧な人にはこの参考書は必要ありません。
自分のレベルに合ったアウトプット用の問題集をガンガン進めてください。
サクキミ英語でおすすめしている英文法の参考書・問題集を知りたい方は、関連記事『大学受験におすすめの英文法の参考書・問題集』をご覧ください。
総合英語Forest(フォレスト)の効果的な使い方・覚え方【効率的な勉強法】

今までの内容を踏まえて、総合英語Forest(フォレスト)を使ってみようかなと思う方に、総合英語Forest(フォレスト)の効果的な使い方を紹介しておきます。
サクキミ英語で考えた最も効率が良い勉強法だと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
使い方:1週目
- 大きな流れをつかむように読み進める
- 理解できないところは飛ばして、先に進む
1周目は、細かいことは気にせず、大きく文法項目をつかむ感じで読み進めていきます。
ただ「文の成り立ち(品詞や、主語、動詞などの解説)」「文の種類」「動詞と文型」「動詞と時制」「完了形」の5つはじっくりやることをおすすめします。
分詞構文・関係代名詞の限定用法と継続用法・強調、倒置…あたりの文法はピンとこないかもしれません。
また、各文法項目の最後にある「Part3 深く知る」(応用文法)は難しいです。
そのため、「最初から全て理解する」と力まずに、わからない項目は飛ばして読み進めましょう。
使い方:2週目
- 1周目でつかんだ大きな流れに細かな内容を付け加えていく
- 1周目で理解できなかった項目を理解できるようにガンバル
- それでも理解できないところは飛ばして、先に進む
1周目でつかんだ大きな流れをもとに、2周目は細かい部分まで意識して読んでいきます。
1周目で理解できなかった項目は念入りに読みましょう。
「ここの文法は苦手だから後回しに」とやってると一生できるようにならないので、「なんでこうなるんだろう?」と頑張って理解しようと努めましょう。
それでもできないときは、とりあえず「こうなるんだ」と割り切って次に進めましょう。
2周目が終了したときには、1周目よりも「わかった」という文法項目は確実に増えるはずです。
使い方:3週目
- 2周目よりさらに細かく読んでいく
- 2周目で理解できなかったところを理解できるように読んでいく
- 各文法の境界線をなくしていく
そろそろ英文法に慣れてくる頃です。
3周目では、2周目よりさらに細部に注意して読み進めていきます。
2周目でわからなかった文法項目を「わかる」に変えるためにも丁寧に読んでいきましょう。
サクキミ英語の編集部で実際にやってみイマイチ納得できないところは、ググったりもしました。
また3周目では、各文法の境界線をなくしていくことも考えていきます。
実際の英語の文では、「関係代名詞の文法があって、関係詞節の中の動詞が受け身になっていて、さらにはTo不定詞も入っている」といった形がほとんどです。
いろんな文法が1文に混ざっています。
これまで、項目ごとに理解してきた文法を柔軟に使えるように整理をしていきます。
3回の通読が終わった時点で、100%全てを理解できたわけではないと思いますが、それでもめっちゃ文法知識が身についたなーと感じると思います。
使い方:4週目
4周目以降は、苦手な文法の復習を繰り返し行います。
自分で文法の説明ができるようになったら、バッチリです。
また、英文法の勉強法については以下の肝併せて読んでおくと良いと思います。
以上、総合英語Forest(フォレスト)の効果的な使い方でした。ぜひ、試してみてください。
大学受験の英文法を1ヶ月で効率的に覚える勉強法を知りたい方は、関連記事『大学受験の英文法を1ヶ月で効率的に覚える勉強法』をご覧ください。
総合英語Forest(7th Edition)解いてトレーニングを使ってさらに文法知識を定着

上記の方法で「総合英語Forest(フォレスト)7th Edition」が終わったら「総合英語Forest(7th Edition)解いてトレーニング」を使ってさらに文法知識を定着させましょう。
「総合英語Forest(7th Edition)解いてトレーニング」についても効果的な使い方、勉強法を紹介します。
①問題文を読む(答えの所だけでなく、文まで読む)
文法問題集をやるときは、答えのカッコだけに注目するのではなく、問題文を全部読みます。
これをすることによって、文を読む練習にもなります。
文法問題集に載っている英文はどれも基本的で、実際の英文にも使われています。
②考えて、解答する
考えるという行為が非常に大切です。
「考えるのめんどくさいから、だいたいこれだろう〜」となんとなくやっているだけでは、なかなか頭に入っていきません。
すぐ答えに頼るのではなく、まずは自分で考えます。
しかし、考えるといっても1、2分程度です。
文法問題は、”知っていれば出来て、知らなければ出来ない”という知識の問題。頭の中に入ってない知識を考え続けても答えは出てきません。
1、2分程考えても答えがでなかったときは、そのまま3番の手順に進みます。
③問題の答えを確認する
1、2の手順が終わったら答え合わせをします。
④解説を読んで、答えの理由を知る
答え合わせが終わったら、間違えた問題・完璧に答えられなかった問題の解説を読みこみます。
答えを確認するよりも重要なステップです。
解説を読んで、なぜこの答えになるのか理由をさぐります。
「総合英語Forest(フォレスト)」を通読していると、「あーハイハイ、これね~」「あーそうだったなー」ってなることが多いと思います。
もし解説を読んでも理解出来なかった場合は「総合英語Forest(フォレスト)」でその項目を確認するのも怠らないでください。
⑤1〜4の手順を日にちを置いて何度も繰り返す
1〜4の手順を、日にちを置いて繰り返します。
英語学習では、反復が大事です。
「この答えは3番」「ここのカッコにはこの単語が入るな」と、答えをただ覚えていては意味がありません。
解説で読んだ問題の解き方を自分でもやってみます。
解き方を理解して、自分でもできるようになることが目標です。
総合英語Forest 7th Editionと一億人の英文法どっちがおすすめ?違いを比較

上記で「総合英語Forest 7th Edition」と「総合英語Evergreen」について比較しましたが、もう1つ「総合英語Forest」は比較される参考書があります。
それは「一億人の英文法」です。
最近は「一億人の英文法」もバイブルとして使われています。
そこで本章では「総合英語Forest(フォレスト)7th Edition」と「一億人の英文法」どっちがいいのか、両社の違い等を説明しながら、解説していきます。
総合英語Forest(フォレスト)と一億人の英文法 の一番の違いは何か?
1番の違いは、著者がネイティブかネイティブではないかです。
「総合英語Forest」と「一億人の英文法」違いは著者にあります。
日本人が監修しているのか、それともネイティブスピーカーとの共作かの違いは大きいです。この著者の違いは、「内容」に大きく影響しています。
総合英語Forest(フォレスト)7th Edition
総合英語Forest(フォレスト)7th Editionは、受験やペーパーテストを意識した文法の解説が多いです。
日本人がこのテキストを読むことを前提として書いているため、日本語から英語翻訳した時のイメージを重点に説明がされています。
要は、日本人が英語を第二外国語として、英語を学ぶ「視点」で文法解説がなされているのです。
日本人の「文法スペシャリスト」が「英文法」を解説しています。
一億人の英文法
一方、「一億人の英文法」は、ネイティブスピーカーが、どのようにして英語をイメージさせているのか解説されています。
実践英会話に近いイメージの解説が多く、英語を母国語とする人がどのようなイメージを頭の中で描きながら、その文法を使っているのか知ることができます。
日本人の文法スペシャリストと、英語を母国語とする外国人の共作なのです。
英語を話せるようになるための英文法情報がぎっしり詰まっており、一億人の英文法は、英語を話せるようになるための英文法解説書といっても過言ではありません。
その文法がどういう状況で使うべきかイメージがしやすいようにできています。
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一億人の英文法の口コミ・評判は?レベル・難易度・勉強法・使い方を評価
結局、どちらの参考書を使うべきか?
結論から言うと、以下の通りになります。
- 受験勉強⇒総合英語Forest(フォレスト)7th Edition
- 英会話で使う⇒一億人の英文法
使う目的によって、文法書を決めるのがベストです。どちらも「良書」には変わりはありません。
受験勉強なら総合英語Forest(フォレスト)7th Edition
受験対策でわかりやすい文法書が欲しいなら、「総合英語Forest(フォレスト)7th Edition」です。
総合英語Forest(フォレスト)7th Editionは、長年、受験のバイブルとして愛されてきました。
対受験に対しては、特化しています。
シンプルな内容を詰め込んでいく受験の勉強の仕方であれば、Forest(フォレスト)がいいです。
受験対策ならなぜForest(フォレスト)かと言うと、試験の大元を作っているのは日本人だからです。
そして、日本の英語教育も、戦後の富国強兵時代からさほど変化してなく、文法主体の構成となっています。
要は、受験は昔から日本人目線の文法英語の試験であるため、ネイティブに近い表現でなくてもよいものなのです。
最近では、ようやく日常会話で使えるような英語表現が使われるようになりましたが、ネイティブスピーカーからすれば、全く使わない英語の表現を日本の英語試験で出題されていることを頭に入れていくべきです。
\総合英語Evergreenでも良い!/
Forest(フォレスト)は絶版になってしまったため、内容が全く同じの「総合英語Evergreen」でももちろん大丈夫ですよ。
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総合英語Evergreenの口コミ・評判は?レベル・難易度・使い方を評価
英会話で使うなら一億人の英文法
英会話の勉強中でわかりにくい文法を復習したいなら、「一億人の英文法」です。
英会話を目的として学習するなら、「一億人の英文法」をおすすめします。
ネイティブスピーカーが考える英文のイメージを知れますし、日常会話の習得をめざすことも可能です。
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一億人の英文法の口コミ・評判は?レベル・難易度・勉強法・使い方を評価
総合英語Forest(フォレスト)が終わったら?【次は何やる?】

最後に「総合英語Forest(フォレスト)」が終わったら次に何をすれば良いか紹介しましょう。
下記のが考えられます。
①アウトプット用の英文法の参考書に取り組む

「総合英語Forest(フォレスト)」が終わったら、次は以下の2冊のどちらかを勉強するのがおすすめです。
- Next Stage(ネクストステージ)
- Vintage
1.Next Stage(ネクストステージ)
Next Stage(ネクストステージ)がおすすめです。
Next Stage(ネクストステージ)は英文法の参考書や問題集の中では最も有名で長年愛されている問題集です。
分野ごとに分かれており、大学受験英語で出題される分野を全て網羅しています。
Next Stage(ネクストステージ)を1冊勉強すれば、英文法の勉強はほぼ完成で良いでしょう。
\Power Stageでも問題なし!/
最近では「Next Stage」の進化版として「Power Stage」という新入試形式に対応した参考書も出ています。
ただ、変更箇所としては「読解問題・英作文問題に挑戦」というページが数章ごとに設けられたことくらいです。
個人的には、読解問題と英作文問題は専門の問題集で対策をした方が効率てきなので、文法問題に集中でき、高速で回転させていける「Next Stage」の方が好きです。
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Next Stage(ネクストステージ)の口コミ・評判は?Power Stageとの違いも解説
2.Vintage
Vintageもおすすめです。
VintageもNext Stageのような網羅性の問題集で、Next Stageよりも解説が詳しいです。
VintageとNext Stageを比較したら「総合英語Forest(フォレスト)」が好きな方は、解説が詳しく挫折しにくいVintageの方が好きかもしれません。
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英文法・語法Vintageの口コミ・評判は?レベル・難易度・使い方を評価
②英語塾や予備校に通って短期間で爆発的に偏差値を伸ばしてみる

総合英語Forest(フォレスト)を終えた時点で、ある程度の英語の基礎はあるのではないでしょうか?
このタイミングで英語塾に通ってみて短期間で爆発的に英語の偏差値を伸ばし、本来取らなければいけないはずだった時間を他の科目や英語長文問題を解くという偏差値向上に直結する強化時間に割り当ててもいいかもしれません。
最も効率的な時間の使い方が可能になります。
下記の記事でおすすめの英語塾をまとめているので、ぜひ読んでみてください。
まとめ:総合英語Forest(フォレスト)を勉強して英文法の基礎をマスターしよう

今回は大学受験英語の中でもおすすめできる参考書「総合英語Forest(フォレスト)」を紹介しました。
「総合英語Forest(フォレスト)」は英文法の基礎を完璧にしてくれる優れた参考書・問題集ですので、英文法の基礎を固めるためにもしっかりと勉強しておくことをおすすめします。
英文法の基礎はしっかり勉強しておかないと後で公開するのは自分ですからね。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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