英文法・語法の参考書の中でも「おしゃれで見やすい」と評判なのが『Vintage(ヴィンテージ)』です。
スタイリッシュなデザインだけでなく、最新の入試傾向を反映した問題や詳しい解説が収録されており、多くの受験生から支持を集めています。
ただし、「Next Stageやスクランブル英文法と比べて何が違うの?」「難易度はどのくらい?」「本当に成績アップにつながるの?」と疑問に思う人も多いはずです。
そこで本記事では、Vintageの口コミ・評判をもとに、レベルや難易度、効果的な使い方まで詳しく解説していきます。
英文法の参考書選びで迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
※本コンテンツはプロモーション(PR)を含みます。また、詳しい最新情報に関しては必ず公式サイトをご確認ください。料金は特段の表示がない限りは全て税込表記です。
英文法・語法Vintageとはどんな参考書?

まず、英文法・語法Vintageの基本情報から見ていきましょう。
英文法・語法Vintageの特徴
英文法・語法Vintageは茶色い表紙が特徴的で、多くの受験生がこの一冊を使って大学受験を突破してきました。受験業界ではあまりにも有名すぎる一冊ですよね。
恐らく、この「英文法・語法Vintage」を知らない人はいないんじゃないでしょうか?
それ程、長年愛されている参考書です。
ネクステで有名な篠田先生が米山先生と新しく手がけた本で、ネクステの系譜を継いではいるが文法の解説が詳しくなったり、発音問題の編集が発音記号と綴り字をリンクさせたものとなっていたり、より使いやすいものになっています。
本書は、大学受験に必要な、「英文法・語法・イディオム・会話表現」などの広範な英語の知識を効率よく獲得し、さらにその知識を展開して入試問題を解く力を身につけることを目的とした参考書です。
基礎から発展までの問題を体系的に学習できるように配列されており、この一冊で英文法をまとめて学習することができます。
Vintageだけで大学受験の全ての英文法は対応可能
このVintageだけで、全ての大学の英文法問題は対応できます。
また、最近の入試傾向をカバーしており、急増している語彙問題を広くカバー。
英文解釈や作文といった総合的な英語力へと結びつくように考慮されています。
左側に問題、右側に解答・解説というシンプルなレイアウトになっており、人を選ばないシンプルかつ使いやすい紙面になっているのがありがたいですよね。
余白も確保されていて、自分でチェックをつけたりして使うことも可能です。
英文法・語法Vintageの構成・目次
| 章 | 問題数 |
| 1 文法 | 528 |
| 2 語法 | 324 |
| 3 イディオム | 456 |
| 4 会話表現 | 99 |
| 5 ボキャブラリー | 119 |
| 6 発音・アクセント | 793 |
英文法・語法Vintageの問題数・ページ数
- 問題数:1526(発音・アクセントは除く)
- ページ数:608ページ
以上が英文法・語法Vintageの概要になります。
もし、少しでも気になる方がいればぜひチェックしてみてください。
英文法・語法Vintageを利用するメリット

前提知識を把握していただいたところで、さらに「英文法・語法Vintage」を深堀していきたいと思います。
まずは、英文法・語法Vintageのメリットを紹介しましょう。
①英文法のほぼ全てを網羅しており解説の詳しさがトップクラス
まず、第1の特徴としては「英文法のほぼ全てを網羅性している」ことです。
「英文法・語法Vintage」は受験生が勉強したい英文法に関わる分野が全て網羅されています。
そのため、この一冊をしっかりとやりきれば英文法で怖いものはなくなるでしょう。
具体的な分野は以下の表の通りです。
| 章 | 問題数 |
| 1 文法 | 528 |
| 2 語法 | 324 |
| 3 イディオム | 456 |
| 4 会話表現 | 99 |
| 5 ボキャブラリー | 119 |
| 6 発音・アクセント | 793 |
そして、英文法・語法Vintageは世間で出版されているネクステや全解説頻出英文法などのような網羅問題集の中でも解説が最も詳しいです。
②問題数が多い
「英文法・語法Vintage」は問題数、ボリュームがけっこう多いです。
- ページ数:608ページ
- 問題数:1526(発音・アクセントは除く)
けっこう量が多いので、直前気に一気にやるのではなく、コツコツと取り組んで行きましょう。
③最新入試を徹底研究、頻出問題を厳選
問題数が多いものの、最新の入試傾向を踏まえて、必須の攻略ポイントを厳選しています。
さらに、頻出問題もチェックできます。
必須項目を体系的に学習できるように、問題が構成されています。
英文解釈や英作文、リスニングにも有効な英文法の知識を勉強できます。
④標準的な英文法の問題集である
「英文法・語法Vintage」は有名な英文法の問題集「Next Stage」と同じスタイルで問題と答えが同じ見開きのページに掲載されており、復習のしやすいつくりになっています。
「英文法の参考書・問題集といえばこれだよね」という作りになっているので、何周も繰り返すことに適しています。
⑤学習のポイントを示す豊富なコラム
学習のポイントが明確になるよう、ポイントを整理したコラムがついています。
- 「まずは確認」(47箇所)
- 「しっかり理解」(26箇所)
- 「整理して覚える」(118箇所)
上記の3種類の充実したコラムが用意されています。
このコラムを見るだけでも英文法の知識はかなり身に付きます。
⑥付属で赤シートがついている
「英文法・語法Vintage」には付属で赤シートがついています。
赤シートを使って勉強が好きな人には嬉しい参考書です。
⑦付属で音声CDがついている
「英文法・語法Vintage」には付属でCDがついており「会話表現」「アクセント・発音」の音声が聞けます。
アクセント・発音の学習の際は音声は必須です。
音声を使った学習は非常に効果的で、英語のような語学では無敵の学習法なので、嬉しい特典ですね。
以上が英文法・語法Vintageのメリットになります。もし少しでも気になる方はぜひチェックしてみてください。
英文法・語法Vintageのレベル・難易度【どこまでの大学なら対応可能?】

ここでは、英文法・語法Vintageのレベル・難易度について紹介します。
どのレベルの大学まで通用するのかチェックしましょう。
前提となるレベル
まず「前提となるレベル」ですが、「英文法に関するインプットは終わっている」ことです。
「英文法・語法Vintage」はインプットというよりもアウトプットが中心の参考書になります。
そのため、英文法に関する知識はある程度インプットされていることが取り組む条件です。
インプットが終わっていない段階で本書の取り組むと勉強効果が半減してしまいます。
偏差値50以上か否かを目安とすると良いでしょう。
もし「英文法のインプットが終わっていない」、「偏差値50以上ない」という方は、以下の3冊からまずは英文法の基礎知識をインプットしてください。
- 総合英語Forest(フォレスト)7th Edition
- 総合英語Evergreen
- 高校英文法をひとつひとつわかりやすく
時間がない方は1番下の「高校英文法をひとつひとつわかりやすく」を選べばよいでしょう。1~2週間程度で高校英文法をマスターすることができます。
サクキミ英語でおすすめしている英文法の参考書・問題集を知りたい方は、関連記事『大学受験におすすめの英文法の参考書・問題集』をご覧ください。
対象者
「対象者」としては、東大・京大・早慶、MARCH以上の難関大学を目指す人におすすめです。
「英文法・語法Vintage」は問題レベルも高いですし、「こんなに細かいことも載っているのか」と思うことも掲載されています。
そのため、基本的には英文法の勉強は「英文法・語法Vintage」を勉強すれば完結で良いでしょう。
東大・京大・早慶、MARCHを含む全ての大学に通用します。
勉強後の到達レベル
「勉強後のレベル」ですが、東大・京大・早慶、MARCH以上のどの大学でも英文法分野においては合格点がとれるようになります。
また、共通テストレベルであれば、9割以上が取れるようになるはずです。
上記を内容重複しますが、基本的に「英文法・語法Vintage」この1冊まで勉強すれば、英文法の勉強は大丈夫です。
偏差値で言うならば、偏差値65前後または以上の受験生と同じレベルの文法知識が身についているはずです。
サクキミ英語でおすすめしている英文法の参考書・問題集を知りたい方は、関連記事『大学受験におすすめの英文法の参考書・問題集』をご覧ください。
英文法・語法Vintageの口コミ・評判【利用者の声をレビュー】

今までの内容を踏まえて、「英文法・語法Vintage」の口コミ・評判を紹介します。
良い口コミだけでなく、悪い口コミも紹介しているので「英文法・語法Vintage」が気になっている方はぜひチェックしてみてください。
良い口コミ・評判
まずは良い口コミ・評判を紹介します。
良い口コミ・評判①:どれか1冊選ばなければならないならこの本に決めてしまって問題無い
英頻に始まる一問一答系の「セコ問」集も長い歴史の中で代替わりしてきたようだが、その最新系と言える本が本書といっていいと思う。
ネクステで有名な篠田先生が米山先生と新しく手がけた本で、ネクステの系譜を継いではいるが文法の解説が詳しくなったり、発音問題の編集が発音記号と綴り字をリンクさせたものとなっていたり、より使いやすいものになっている。
熟語や口語表現についても見出し語だけでなく+という項目の追加で情報を増やしているのもいい。熟語や口語表現は似た表現でいろいろパターンがあるのでなるべく情報を載せてもらったほうが助かる。十分データがある分には取捨選択すればいいが、絞り込み過ぎだといざ調べても載ってなくてガッカリで結局他の本も併用しないといけなかったりして不便な思いをするからだ。
ダウンロードで落とせる音声も大学受験用ということを鑑みると適切な速度(英検だと2級のリスニングより少し早い程度)だと思った。学校採用用の書籍で書店での扱いはなく中身を見てから購入を検討できないのが残念だが、内容は文句がないのでセコ問集でどれか1冊選ばなければならないならこの本に決めてしまって問題無い。
(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判②:特に良い点が2点あります
第1章の文法編528問は全てYoutubeで米山先生による解説講義がアップされています。
文法問題を解くにあたっての「目の付け所」が無駄なく解説されているので文法編は動画に併せて学習していくと非常に学習効果が高いです。
特に良い点は以下の2点です。
1.レイアウト
改定前では各問題の間隔が小さく 解説のページもゆとりがない状態でした。問題を隙間なく埋めた結果、中途半端なところから新しい単元が始まり、検索しずらかった。
そして、二色刷りとも相まって見にくい構成になっていました。今回の改訂によって、上記の部分が見事に改善されています。また、「整理して覚える」の項目は以前のものでは乱雑に並べられてあり、この項目そのものをきちんと整理すべきと突っ込みをいれたくなる構成でしたが、今回の改訂でスペースに余裕ができ、よりきれいにまとめられていていました。2.一部の問題差し替え
だいたいの解説は前回のものと大差はありません。
しかし、今の時代にあった文章と問題に一部変更されています。
そして、一問だけでは理解が難しい問題に関して違う問が追加されてあります。(例えば第5章・不定詞の副詞的用法の「形容詞の限定」)(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判③:レビューを見る程度に迷っているのならば、購入した方が良いと私は思います
外語大に通っていますが、文法と言える文法はほぼこちらでカバー出来ます。
TOEFL ITPなど文法セクションがあるテストもありますから、しっかりと基盤を作っておくことは大切だと思います。また大学入試で主に使う方が多いですが、英語を真摯に学ぶのであれば、ネイティブレベルになるその日まで手放さず使えることでしょう。
付け加えると、使えるイディオムが多いのもなかなか嬉しいですね。1日一章を続けていればいつか必ず報われる日が来ます。レビューを見る程度に迷っているのならば、購入した方が良いと私は思います。
(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判④:出版社が本書を、非常に力を入れて作っているということがよくわかります
出版社が本書を、非常に力を入れて作っているということがよくわかります。形式は英文法の問題集で、左ページに問題、右ページに解説となっていますが、解説が非常にわかりやすく、詳しくなっています。
しかも、大学入試で出題されると考えられる、ほぼ全分野の問題があります。一通り学校の授業や参考書等で勉強した学習者が、本書を繰り返し、全問正解になるまでやれば、後は確認用の問題集(項目別でないもの)で、英文法は完成でしょう。
英文法を効率的に勉強するのに大変良い問題集で、おすすめです。
(引用:サクキミ英語調査)
「英文法・語法Vintage」は私が見た中でも本当に評価が高い参考書でした。この参考書を勉強すれば英文法は完成ですね。
悪い口コミ・評判
続いては、悪い口コミ・評判を紹介します。
悪い口コミ・評判①:個人的にはNext Stageのほうがいいです
正直個人的にはNext Stageのほうがいいです。
効率性が「Next Stage」の方が高いと思います。なぜなら、「英文法・語法Vintage」は「Next Stage」と比べて量が多く、覚えても無駄かな?という問題も多く収録されている気がします。
頻出問題を効率よく勉強するなら「Next Stage」のほうが個人的にはいいと思います。Next Stageは学習アプリもありますし。
(引用:サクキミ英語調査)
悪い口コミ・評判②:今の時代では不要な問題もあると感じました
高校2年の初めに学校で副教材として無理やり全員購入させられました。(私立高校)MARCHクラス以上を受験するにはに必須との先生からの説明でした。
英語表現の授業で使用しましたが、学校だけでは量が多すぎて当然終りませんでした。この本の「ヴインテージ」とはどういう意味なのかと思います。古典的で昔ながらの問題集という感じですかね。かなり昔に出題された問題も掲載されてます。
問題数は非常に1526題と非常に豊富ですが、途中で飽きがきそうです。今の時代では不要な問題もあると感じました。学校側からするとこの本1冊で発音等も一通り英語の受験分野を網羅しているので、生徒たちに推薦できると感じるのでしょうね。
毎日学校に持参するには重いと感じます。個人的には薄い本を数冊にして分野別に分けた方が飽きなくてよいと思います。
(引用:サクキミ英語調査)
口コミを見る限り、効率性に欠けるという口コミが多いですね。
「英文法・語法Vintage」は市販されている英文法の参考書や問題集の中でも随一の問題数を誇ります。
効率性を重視するなら、同じ著者の「Next Stage」がおすすめです。
「英文法・語法Vintage」とNext Stage(ネクストステージ)の比較は後程紹介します。
総括すると、内容的な評価はとても高い参考書となっていました。
唯一の欠点が「問題数が多くて飽きる」ということくらいですかね。
内容についてはすこぶる評価が高く、購入しても絶対損はしない参考書となっていること間違いなしです。
英文法・語法Vintageがおすすめできる人・できない人

今までの内容を全て踏まえ、「英文法・語法Vintage」がおすすめできる人とおすすめできない人をまとめておきます。
英文法・語法Vintageがおすすめできる人
- 英文法のインプットが終わった人
- 東大・京大・早慶、MARCH以上の難関大学を目指す人
- 偏差値50以上
1.英文法のインプットが終わった人
英文法のインプットが終わった人には「英文法・語法Vintage」はおすすめです。
英文法はインプットしただけでは、絶対にできるようになりません。必ず、アウトプットする必要があります。
アウトプットの練習に「英文法・語法Vintage」は最適です。
問題数が他の英文法の参考書や問題集と比較してもかなり多いですし、受験範囲全体を全て網羅しています。
これほどアウトプットに最適な参考書・問題集はないでしょう。
2.東大・京大・早慶、MARCH以上の難関大学を目指す人
具体的な大学で考えると、東大・京大・早慶、MARCH以上の難関大学を目指す人におすすめです。
「英文法・語法Vintage」は問題レベルも高いですし「こんなに細かいことも載っているのか」と思うことも掲載されています。
そのため、東大・京大・早慶、MARCH、関関同立のような難関大学を目指す学生ならば、このレベルの参考書まで勉強しておかないと他の受験生に差をつけられてしまうと思います。
基本的には英文法の勉強は「英文法・語法Vintage」1冊を勉強すれば大丈夫なので、何回も繰り返してアウトプットの練習をしてもらえればと思います。
3.偏差値50以上
偏差値の目安では、偏差値50以上か否かで決めてください。
もし、偏差値50以上なのであれば、英文法の基礎知識が入っていない可能性が多いです。
まずは、次の「おすすめできない人のところで紹介している3冊」のどれかを使い、英文法の基礎知識をインプットしましょう。
英文法・語法Vintageがおすすめできない人
- 英文法のインプットが終わっていない人
- 偏差値50未満
1.英文法のインプットが終わっていない人
英文法のインプットが終わっていない人にはおすすめしていません。
英文法の基礎知識がない方が「英文法・語法Vintage」を勉強しても、いちいち調べながら進めないといけませんし、効率が悪く、勉強効果が半減してしまいます。
英文法のインプットが終わっていない人は、まずは英文法の基礎を勉強しましょう。
英文法のインプットが終わっていない人はこちら。
- 総合英語Forest(フォレスト)7th Edition
- 総合英語Evergreen
- 高校英文法をひとつひとつわかりやすく
時間がない方は1番下の「高校英文法をひとつひとつわかりやすく」を選べばよいでしょう。1~2週間程度で高校英文法をマスターすることができます。
2.偏差値50未満
偏差値では、50以上か未満かを基準に選んでみてください。
サクキミ英語でおすすめしている英文法の参考書・問題集を知りたい方は、関連記事『大学受験におすすめの英文法の参考書・問題集』をご覧ください。
VintageかNext Stageどっちがおすすめ?【違いを比較】

少し話にも出ていましたが、「Vintage」は同じ著者の「Next Stage」と比較されることがよくあります。
本章では、そんな「Vintage」と「Next Stage」についてどっちらを使えばいいのか結論を出したいと思います。
先に結論お見せします
| Vintage | Next Stage | |
| 1.問題数の多さ | 1526 | 1474 |
| 2.解説の丁寧さ | ○ | △ |
| 3.問題の難易度 | 難 | やや難 |
| 4.参考書としての効率性 | △ | ○ |
比較1:問題数はどちらが多いか
| Vintage | Next Stage | |
| 1 文法 | 528 | 514 |
| 2 語法 | 324 | 228 |
| 3 イディオム | 456 | 502 |
| 4 会話表現 | 99 | 120 |
| 5 ボキャブラリー | 119 | 110 |
| 合計 | 1526 | 1474 |
Vintageのほうが、問題数は多いです。
特に語法問題の問題数の多さが目立ちます。100問も多いですね。
この語法問題数の多さ、かなり重要なんです。なぜなら、近年、大学受験業界において、語法問題の重要さはますます上がってきているからです。
語法問題を制することが合格には重要になってきているのです。
そのため、語法問題の観点から言えば、その問題傾向に対応しているVintageのほうが、良い参考書といえるのではないでしょうか。
比較2:解説はどっちのほうが丁寧か?
解説の丁寧さは、受験勉強においてとても重要ですよね。
どちらも非常に淡白な解説であるのですが、Next Stageは解説が少し雑であると印象を受けます。
もちろん、きちんと文法の基礎を理解していたら、十分Next Stageの解説で理解はできます。
しかし、多くの受験生は文法問題が苦手でしょう。Next Stageの解説の雑さのせいで英文法を嫌いになる受験生を何度も見てきました。
そのため、解説の丁寧さもVintageをおすすめします。
あと、ほとんど見られていませんが、Vintageはyoutubeに解説動画があります。
比較3:問題の難易度はどっちのほうが難しいか
難易度に応じた参考書を使うことは、受験生の参考書選びとしてとても重要な要素です。
難易度は明らかにVintageのほうが高いですね。
Vintageの問題は、こんなに細かいことも載っているのかと思うこともあります。
Vintageの問題は細かい知識を問う問題も多く、難易度も高いです。
Vintageをやっていれば、どこの大学の英文法問題でも、十分に合格点をとれるでしょう。
もし、関西大学などを受ける予定の受験生ならば、オーバーワークかもしれませんね。
共通テストなどの問題で満点を取りたいくらいならば、Next Stageだけで十分です。
関西学院や立命館大学の英文法問題は割と細かいので、Vintageをしておきましょう。
比較4:参考書としての効率性は?
では、問題演習をしていくにあたり、効率性はどうでしょう?
両書の問題数は以下の通りでした。
- 「Vintage」⇒1526題
- 「Next Stage」⇒1474題
結論から言うと「Next Stage」の方が効率性は高いです。
「Vintage」は問題が多い分、これはいらないのでは?という問題が多い気がします。
それが、問題数の差に繋がっていると思います。
そのため「Next Stage」の方が出題頻度が高い問題を効率よく高速回転させて練習することができるでしょう。
結論:Vintageかネクステどっちがおすすめ?
今までの内容を整理しておきましょう。
| Vintage | Next Stage | |
| 1.問題数の多さ | 1526 | 1474 |
| 2.解説の丁寧さ | ○ | △ |
| 3.問題の難易度 | 難 | やや難 |
| 4.参考書としての効率性 | △ | ○ |
以上の内容を踏まえ、結論としては以下の通りです。
「Vintage」がおすすめな人
「Next Stage」がおすすめな人
「Vintage」も「Next Stage」も1冊で英文法が完璧になるのは間違いないです。
あとは好みの問題です。
上記で説明した内容を基に自分に合った方を選んでみてください。
英文法・語法Vintageの効果的な使い方【効率的な勉強法】

今までの内容を踏まえて、英文法・語法Vintageを使ってみようかなと思う方に、英文法・語法Vintageの効果的な使い方について紹介しておきます
使い方1:スピード感を持って単元ごとに一周する
まずは確実にわかる問題とわからない問題の選別を行います。
1問30秒で制限時間を設けて1周サクッと解いてみてください。
時間以内に解けなかったもの、間違えたもの、自信がなかったものも含め全てマークするようにしてください。
ここで大事なのは正直に自分の力のなさを認めることです。
できないところと向き合いましょう。
使い方2:問題と解答を見ながら「なぜその解答になるか?」を理解する
問題と解答を自分で熟読し、解答根拠をどのように問題で使用するかを理解します。
自分がなぜできなかったのか、問題を解くために必要なエッセンス、プロセスをまずはゆっくり吸収しましょう。
ここで解説を読んでもわからない箇所が出てくると思います。
そんな時は、上記で紹介した辞書的な参考書を使えば解決します。
辞書的な参考書
- 総合英語Forest(フォレスト)7th Edition
- 総合英語Evergreen
- 高校英文法をひとつひとつわかりやすく
使い方3:1回解けた問題を含めて再度スピーディーに演習する
人間の記憶力は曖昧ですので解説を読んでもわからなくなってしまうものです。
再度時間を決めて解いてみましょう。
すると正答数は増えているはずです。
そしてさらに間違えた問題と新しく間違えた問題にマークをつけてください。
使い方4:自分の苦手な分野を補強する
2周してやっと自分が苦手としているところが明確化されてきたと思います。
足りない部分や苦手な分野は上記で紹介した参考書や先生を駆使してわからない箇所を潰していきながら学習を進めていきましょう。
使い方5:1〜4を高速化する
これを続けて1回の演習時間をどんどん短くしていきます。
短時間で文法事項の総復習を心がけてください。
問題を見た瞬間に文法事項と答えがわかるようになればバッチリですね。
大学受験の英文法を1ヶ月で効率的に覚える勉強法を知りたい方は、関連記事『大学受験の英文法を1ヶ月で効率的に覚える勉強法』をご覧ください。
英文法・語法Vintageが終わったら?【次は何やる?】

最後に、英文法・語法Vintageが終わったら次に何をするべきか紹介しておきます。
①最高難易度の英単語帳を覚える

「英文法・語法Vintage」だけで充分な基礎力と言えます。
英文法に関してはもう勉強量は充分だと思うので、ここでさらに基礎力強化に向けて単語力を鍛えたてもいいかもしれません。
そのため、「英文法・語法Vintage」が終わったら、最高難易度の英単語帳を覚えてもみましょう。
最高難易度の英単語帳は以下の3冊です。
- 鉄壁
- 単語王
- DUO3.0
②英文解釈の勉強を始める

「英文法・語法Vintage」のみで充分な文法力です。
東大、京大、早慶にも受かることも難しくないはずです。
そのため、英文法を終えたあなたは、英文解釈の勉強を始めましょう。
もし並行して「英文解釈」の勉強していたあなたはそのまま継続で問題ありません。
しかし、これから英語長文問題にチャレンジするという方で、まだ「英文解釈」の勉強をしていない方がいれば、まずは、「英文解釈」の勉強をすることをおすすめします。
英文解釈を勉強しない方と勉強した方では、その後の偏差値の伸びに差が出ます。
③英語長文問題にチャレンジ

「英文解釈を勉強する時間がない」、「英文解釈は並行して勉強していた」という方は、英語長文問題に取り組みましょう。
大学受験英語に合格するためには、英文法を終えただけでは絶対受かりません。
英語長文問題が解けた始めて、志望校に合格できます。
「英文法・語法Vintage」を覚えれば、文法力はもう充分だと思うので、英語長文問題にチャレンジしてみてください。
④英熟語を覚える

「英文法」を覚えたら、次は「英熟語」を覚えてください。
受験生の間で「英単語」は覚えたけど「英熟語」は覚えてないという方は本当に多いです。
そして、以下の記事でも書きましたが、「英熟語」を覚えた時点で大学受験英語は勝ち組といって私は良いと思っています。
ただ1点注意点があり、「英熟語」を覚えるのは「英文解釈」と「英語長文問題」が終わってからです。
正直、英熟語を完璧に覚えていなくても大学に受からないということはありません。
「英熟語」は他の受験生に差をつけるものと思ってください。
⑤過去問を解いてみる

「英文法・語法Vintage」が終わったら、過去問を解いてみても良いかもしれません。
サクキミ英語でおすすめしている過去問・赤本の使い方を知りたい方は、関連記事『過去問・赤本の使い方』をご覧ください。
⑥英語塾や予備校に通って短期間で爆発的に偏差値を伸ばしてみる

英文法を覚えたらある程度の基礎はあると思います。
このタイミングで英語塾に通ってみて短期間で爆発的に英語の偏差値を伸ばし、本来取らなければいけないはずだった時間を他の科目や英語長文問題を解くという偏差値向上に直結する強化時間に割り当ててもいいかもしれません。
最も効率的な時間の使い方が可能になります。
下記の記事でおすすめの英語塾をまとめているので、ぜひ読んでみてください。
まとめ:英文法・語法Vintageを勉強して大学受験に合格しよう

今回は大学受験英語の中でも有名な一冊、英文法・語法Vintageを紹介しました。
「英文法・語法Vintage」はレベルの高い学生なら皆さん勉強してくる参考書・問題集ですので、他の受験生に差をつけられないためにもぜひ、勉強しておくことをおすすめします。
英文法は英語の基礎中の基礎ですので、手を抜かずに頑張ってください。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
大学受験の勉強法の関連記事
- 大学受験の勉強法完全版
- 大学受験の英単語の覚え方
- 大学受験の英文法勉強法
- 大学受験の英文解釈の勉強法・やり方
- 大学受験の英語長文問題の読み方と解き方のコツ
- 大学受験の英語長文読解の読み方と解き方のコツ
- 大学受験の英熟語の覚え方・暗記法
- 大学受験英語のイディオムの効率の良い覚え方・勉強法
- 大学受験英語の語法・イディオムの重要性
- 大学受験英語の基礎固めができる勉強法・やり方
- 大学受験英語で夏休みにやること・過ごし方
- 大学受験英語で3ヶ月で偏差値10~20上げる勉強法
- 大学受験英語で1ヶ月で偏差値70を目指す短期間勉強法と参考書・問題集
- 大学受験英語の受かる勉強計画の立て方
- 大学受験英語の受かる過去問・赤本の使い方
- 大学受験英語の発音・アクセント対策の勉強法
- 大学受験英語での音読の効果と正しいやり方
- 大学受験英語の小説・物語問題の対策法と解き方のコツ
- 大学受験の英語構文の覚え方・勉強法
- 大学受験英語の英会話問題の対策方法と解き方のコツ
- 大学受験英語の英作文の対策方法・勉強法と参考書
- 大学受験英語に頻出のことわざ・慣用句
大学受験の参考書の関連記事
塾・予備校の関連記事
- 大学受験の塾・予備校おすすめランキング
- 大学受験の通ってよかった予備校ランキング
- 大学受験におすすめのオンライン塾
- 大学受験におすすめのオンライン予備校
- 総合型選抜(旧AO入試)・学校推薦に強い塾
- 大学受験におすすめの英語塾
- 中学生におすすめの英語塾
- 大学受験におすすめの費用が安い塾・予備校
- 大学受験におすすめの個別指導塾
- 大学受験の勉強計画を立ててくれるコーチング塾
- 大学受験におすすめの少人数制で面倒見のいい塾
- 浪人生におすすめの大手予備校・個別指導塾
- 自習室の評価が高い大学受験向けの予備校・塾
- 大学受験におすすめの寮がある塾・予備校
- 医学部におすすめの塾・予備校
- 薬学部におすすめの塾・予備校
- 看護大学・看護専門学校におすすめの塾・予備校
- 大学受験におすすめのタイプ別塾・予備校
- 大学受験におすすめの理系に強い塾・予備校
- 大学受験におすすめの文系に強い塾・予備校
- 大学受験におすすめの部活と両立しやすい塾・予備校
- 偏差値40からでも逆転合格できる塾・予備校
- 大学受験でレベル・偏差値別に紹介する塾・予備校
- 大学受験におすすめのスパルタ教育の塾・予備校
- 大学受験におすすめのお金がない人向けの塾・予備校
家庭教師の関連記事
中高生向けの英会話スクール