大学受験英語を独学で偏差値70まで引き上げるには、ただがむしゃらに勉強するだけでは到達できません。
限られた時間の中で成果を出すためには、戦略的に学習の順序を組み立て、目的に合った参考書を選び、着実に実力を積み上げていく必要があります。
「何から始めればいいのか」「どの参考書を使えば効率的なのか」と迷う受験生は多いでしょう。
この記事では、独学で合格レベルに到達するための勉強法を体系的に整理し、実際に偏差値70を目指せる学習計画を解説します。
これから受験勉強を本格化させる人も、勉強を続けているのに伸び悩んでいる人も、自分に必要なポイントが明確になるはずです。
読み進めれば、あなた自身の「勝てる勉強法」が見つかるでしょう。
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大学受験で独学している人の割合【通塾率】

ちなみに、高校生の中で、どのくらいの人数が塾・予備校に通っていると思いますか?
文部科学省が平成28年度に発表した「子供の学習塾費調査」より抽出したデータとなりますが、公立では約35%、私立では約44%の生徒が塾へ通っています。
公立校でも約3人に1人は塾へ通っていることになります。
ちなみに、こちらは就職などを希望しているすべての生徒を含めての数値となりますので、進学を希望している生徒のみで集計をした場合は塾へ通っている割合はさらに高いことが予想されます。
大学受験で独学している人の割合を知りたい方は、関連記事『高校生の塾・予備校はいつから?大学受験成功者が入るタイミング』をご覧ください。
大学受験英語には独学もおすすめできる理由

では本章から、まずは大学受験には独学もおすすめできる理由を紹介しましょう。
①アウトプットなら市販されている参考書や問題集で独学でできる
私が主張したいのは、アウトプットならば、市販されている参考書や問題集で充分にできる。
つまり独学で可能だと言うことです。
市販されている参考書や問題集を購入して全て完璧に勉強した方はどれくらいいるのでしょうか?
市販されている参考書と問題集をしっかりと勉強することができれば、東大も余裕で合格できます。
しかし、市販されている参考書や問題集を全てやり切っていないのにも関わらず、予備校や塾に行く人が多いのが現状です。
②予備校や塾に行けば、偏差値が上がるというは受験生によくある勘違い
予備校や塾というのは、アウトプットする場所です。
予備校や塾に行けば、偏差値が上がるというは受験生によくある勘違いです。
予備校や塾に行っても偏差値は上がりません。
予備校や塾に行くと、問題演習やわかりやすい解説をしてくれますが、最終的には出会った内容をインプットし自分の知識にするのは自分です。
そのため、大学受験英語で偏差値を上げるには、
- 1人で参考書を読み
- 何度も復習し
- 頭にインプットする
という独学での時間、勉強が必要なのです。
③予備校や塾に行っている時間はもったいない
むしろ、移動時間やすでに理解している内容の授業を聞いている時間、労力等も考えると、予備校や塾に行っている時間はもったいないです。
その時間に自分が理解していない範囲を勉強している方が時間、労力、お金、全ての部分から見ても効率的だと言えます。
この事を勘違いしていると、限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを発揮しなければならない大学受験では、時間、労力、お金を浪費し、結果偏差値がなかなか上がらずに不合格という結果を手に入れることになります。
実際、私も最初は大手予備校に通っておりましたが、なかなか偏差値が上がらず辞めてしまった経験もあります。
それからは、独学で本記事で紹介する勉強法を実践したところ、約3ヶ月で偏差値40から70になりました。
その時、予備校や塾にかけていた時間、労力、特にお金を私が実践した勉強法に投資すればよかったと後悔したことは今でも覚えています。
そのため、大学受験英語において、独学ができてしまう人にとっては、時間、労力、お金を最も効率良く使い、偏差値を上げるのは「独学」なのです。
ただ、独学ができる人にとっては独学が最も効率が良いことは明らかです。
しかし、独学ができる人というのはかなり限られてくると思いますので、次章では、独学のメリットやデメリットを見ながら独学におすすめの人を見てきましょう。
大学受験英語で独学ではなく予備校や塾に通うメリット・デメリット

そもそも大学受験英語において塾や予備校にメリットとデメリットは何があるのでしょうか?
予備校・塾に通うことのメリットとデメリットについてそれぞれ紹介していきます。
予備校や塾に通うメリット
- プロの分析に基づくカリキュラムやノウハウが豊富
- 友達やライバルと切磋琢磨できる
- 勉強そのものや計画について質問できる
- 自習室が使える→勉強に集中できる環境
- 勉強のペースを一定で保つことができる→3
1.プロの分析に基づくカリキュラムやノウハウが豊富
塾のノウハウがつまったカリキュラムやテキストを使って勉強ができるので、志望校合格に向けて効率的かつ効果的な勉強が期待できます。
参考書だけで勉強するとどうしても主観になるので、自分のやっている勉強のやり方が本当に正しいかどうか不安になります。
しかし、塾に通っていればプロの分析や蓄積データなどから信頼できる情報を得られるため、その心配は不要でしょう。
2.友達やライバルと切磋琢磨できる
塾に通っていると、自然にほかの生徒と切磋琢磨しながら学習できます。
ライバルがいたほうが、1人で勉強しているよりも集中力と緊張感を持って勉強できることも多いので、より受験勉強を頑張ることができるでしょう。
刺激を受けるだけでなく、同じ受験生同士ということで少し会話をするだけでも、リフレッシュになることもあります。
3.勉強そのものや計画について質問できる
参考書だけで学習していると講師に質問することはできませんが、塾に行けば講師やチューターに質問することができます。
授業の内容だけでなく、苦手分野の克服の仕方や、独学したい教科の勉強計画なども質問できる機会があるので、安心して受験勉強に打ち込むことができるでしょう。
4.自習室が使える→勉強に集中できる環境
塾は勉強するための環境が整っています。在籍していると自由に使える「自習室」や、受験情報が載っている書籍や赤本(過去問がまとめられた書籍)を自由に見ることができます。
さらに、チューターやTA(ティーチングアシスタント)と呼ばれる「勉強のサポートスタッフ」が担当としてついてくれます。勉強のスケジュールを一緒に考えてくれたり、数学や英語などの質問を受け付けてくれたりすることもあります。
また、受験勉強の中では「今の時点で偏差値50でも大丈夫かな」「勉強の仕方が分からない」などの悩みが出てくることがあります。チューターはこうした悩みの相談も受け付けてくれます。
さらに、勉強へのモチベーションが下がっても、チューターに相談すれば背中を押してもらうことができます。
5.勉強のペースを一定で保つことができる
基本的に塾は、何曜日の何時からこの科目、と毎日の予定が決まっているので、塾の授業をペースメーカーにした学習ができます。
つまり、塾の授業に合わせた学習計画をたてることで、勉強のペースを一定に保つことができます。
実際わたしは、英語・現代文・古文を受講していたのですが、「いつまでに〇〇の復習と予習を終わらせる」という毎週のルーティンがつけられたのは良かったと思います。
また、私の場合は予習しないと授業についていけないという恐怖感から、予習を欠かすことなく授業に臨んでいたので、追い込まれないと勉強できない人には意外と塾が合っていたと思います。
予備校や塾に通うデメリット
- 自分のレベルに合わないと授業についていけない
- 時間に融通が利かない
- 自分に合ってないカリキュラムで遠回りする
1.自分のレベルに合わないと授業についていけない
塾の授業のレベルは、基本的に学校よりも高いと思ったほうがいいでしょう。
大学受験レベルの問題の解説などをおこなうわけですから、必然的に基礎を教えることを目的とした学校の授業よりもレベルが高くなります。
自分のレベルに合った塾のクラスに入れればいいですが、そうであっても「塾の授業についていく」という意識を持って予習復習をしっかりおこなうことができない人には塾は向いていません。
2.時間に融通が利かない
塾の授業は時間や曜日が決められているため、個人都合では融通がききません。
部活や習いごとで忙しい現役生は、なかなか授業に通うことができなかったり、振替授業がなかったりするので、塾を有効活用することが難しくなってしまうでしょう。
また、塾の授業は予習と復習が欠かせないため、授業以外でも勉強する時間が必要になります。
3.自分に合ってないカリキュラムで遠回りする
塾の教科書は、全生徒に等しく理解してもらうために作られているので、自分に合っていないカリキュラムで受講しなくてはならない可能性があります。
また、自分の志望系統とはあまり関係のない単元をやらなくてはいけなかったりすることもあるので、遠回りになってしまうということも考えられます。
大学受験英語で参考書で独学するメリット・デメリット

続いては、参考書で独学するメリット・デメリットです。
参考書で独学するメリット
- 好きな場所や時間に受験勉強できる
- 自分のペースで効率よく受験勉強を進めていける
- 繰り返し学習で学力を上げることができる
- 自分でカリキュラムを決めることができる
1.好きな場所や時間に受験勉強できる
自室やカフェなどの好きな場所で、早朝や深夜など自分が集中できるような好きな時間に受験勉強ができる点がメリットです。
当然ですが、予備校に通う場合は雨でも真夏でも真冬でも、予備校に行かないと授業は受けられず、日時も決まっています。
部活や習いごとがある受験生の場合、予備校まで送り迎えしてもらったり、自宅や学校から近場だったりしないと、現実的には予備校の授業で勉強していくことは難しいでしょう。
2.自分のペースで効率よく受験勉強を進めていける
予備校のカリキュラムやコースによっては、すでに理解していてそれ以上学習する必要がない分野の授業にも出なければならないときもあります。
一方、参考書で独学する場合、自分が得意とする分野の学習は最低限にして、その分の浮いた時間で苦手な分野や知識を補強したい部分の勉強に特化し、効率的に受験勉強を進めていくことができる点がメリットです。
3.繰り返し学習で学力を上げることができる
参考書の場合、同じ範囲や苦手な分野を繰り返し学習することができます。
予備校の授業では基本的に「繰り返し」という発想はカリキュラムには取り入れられていないため、毎回新しい分野が出てきて復習が間に合わないうちに次に進んでしまうこともありえます。
ですが学習の基本は繰り返しであり、復習です。
復習を何度もおこなうことで、英単語や数学の公式、基本的な例題の解き方などをマスターすることができます。
参考書を使った勉強であれば、着実に自分のペースで繰り返し復習をおこない、知識をモノにしていくことができます。
4.自分でカリキュラムを決めることができる
自分に合った学習計画が立てやすい、というのもメリットの一つです。
学習を続けていくなかで、思っていたより時間がかかってしまったり、逆に早く終わらせられたり、予定通り進むことはほとんどないと言ってもいいと思います。
その際にフレキシブルに学習計画を修正できるので、無駄な学習を減らすことができるので効率的です。
大学受験英語の受かる勉強計画の立て方を知りたい方は、関連記事『大学受験英語の受かる勉強計画の立て方』をご覧ください。
参考書で独学するデメリット
- 全て自己責任
- 強い意志・やる気が必要
- 自分にあった参考書がどれか選べない
1.全て自己責任
勉強の計画立てから、志望校合格のための勉強範囲の確認、自己採点、復習が必要な箇所、強化したい弱点の洗い出しなど、すべて自己責任で考えて実践しなければならない点が参考書中心の受験勉強をするデメリットです。
自分で勉強の計画を立てたとしても、その計画が受験に向けて最適なものになっているかどうかも自分で判断しなければなりません。
大手予備校や塾などが実施している模試などを受けて、志望校の合格圏内レベルなのか、苦手分野がどこなのかを把握しておく必要もあります。
2.強い意志・やる気が必要
周りに切磋琢磨できる受験生がいて、一緒に勉強していくことができる予備校と違い、完全に自学自習になる参考書中心の勉強では強い意志が必要です。
もし、まったく予備校に行かないで勉強するとしても、自分のモチベーションを保つことができる環境作りは意識したほうがいいでしょう。
3.自分にあった参考書がどれか選べない
たくさんある参考書の中から、本当に受験に向けて効果的な参考書を自分だけで選ぶのはとても難しいです。
ネット情報を鵜呑みにして参考書を選んでも、自分には合っていないレベルの場合もあるでしょう。
予備校に行けばおすすめの参考書を講師に聞くこともできますが、予備校なしで自己判断するのはなかなか難しいといえます。
【結論】大学受験英語の学力レベルに応じて「独学」か「塾通い」は決まる

今までの内容を踏まえて結論ですが、どちらが大学受験勉強に向いているかは、受験生自身の学力や状況、目的によってことなります。
勉強の仕方がまったくわからない人、基礎が理解できていない人がいきなり参考書だけで独学しても身につきません。
逆に、基礎が理解できているからと参考書だけで独学していても、実際に模試を受けてみると、学習した内容が身についていなくて焦ってしまうということもありえます。
そのため、あなたの学力レベルや状況に合わせて選んでいくことをおすすめします。
【選択】大学受験英語の独学勉強法か塾通いどっちがおすすめ?

では、今までの内容を踏まえて「大学受験英語の独学勉強法」を選択するのか「塾に通ってみる」かの選択をしてみることをおすすめします。
⇧上記の選択がしやすいように、今までの内容を踏まえ、それぞれに向いている人の特徴を私なりにまとめてみました。
①塾通いがおすすめ
- 中学・高校の基礎が身についている人
- 浪人生や時間に余裕がある人
- 推薦以外の大学受験対策を目的としている人
②独学がおすすめ
- 受験勉強に集中できる自室や場所が確保できる人
- 自己管理能力に長けている人
- 勉強や進路の相談ができる人が身近にいる人
あなたはどちらに当てはまっていましたでしょうか?
もし「①塾通いがおすすめ」に当てはまっていた方は、関連記事『大学受験向けの塾・予備校おすすめランキング』をご覧ください。
そして、もし「②独学がおすすめ」に当てはまっており独学でいける!という方は次章に進んでみてください。
大学受験英語の独学勉強計画【失敗しないスケジュール】

では、前章で「②独学がおすすめ」を選択された方に向けて失敗しない独学勉強法を紹介します。
まずは、具体的な勉強法を紹介する前に、独学するにおいて大事なことを3つ紹介しておきましょう。
①まず初めにやることは過去問を解くこと
まずは、過去問を解いてみて、志望校と自分との間にあるギャップを把握しましょう。
「いきなり過去問を解くの?」と思うかもしれませんが、過去問を解くことから始めましょう。
なぜなら、志望校に合格するための絶対条件は「志望校の入試問題で合格最低点より1点でも多く取る」ことだからです。
ということは、あなたが本当にするべき勉強の目的は、有名予備校講師の講義を受け続けることでも、難関大合格者がおすすめしている参考書でもありません。
自分が過去問を解いて見つけた課題点を最速でつぶすことなのです。
自分と志望校とのギャップを知って今後の勉強指針をつかむためにも、まずは過去問を解きましょう。
ちなみに、このときに解いた点数はどんなに低くても大丈夫です。
サクキミ英語でおすすめしている過去問・赤本の使い方を知りたい方は、関連記事『過去問・赤本の使い方』をご覧ください。
②志望校とのギャップを埋めるために勉強計画を立てていく
目標と現実のギャップが明確になったら、それを埋め合わせて行くための計画を立てます。
勉強計画を立てる上で一番大事なことは「長期的な目で考える」ということです。
つまり、明日やることをいきなり考えるのではなく、
- 目標と現実とのギャップを認識
- 月ごとの達成目標を決める
- 今月の目標、やるべきことを明確にする
- 今週(あるいは来週)の目標を明確にする
- 今日(あるいは明日)の目標を明確にする
といった形で、逆算した上で最終的に明日のToDoを明確にするという順序を踏むのです。
③試行錯誤しながら、最適な手段・やり方を模索しつづけて改善していく
最後に、試行錯誤しながら、最適な手段・やり方を模索しつづけて改善していきましょう。
はじめから最適な手段ややり方を見つけることができる人のほうが圧倒的に少ないです。うまくいったところもあれば、そうでないところも必ず出てきます。
ですので、勉強方法も手段も含めて、日々うまくいったところ・そうでないところを振り返って改善していきましょう。
ちなみに、塾の中には大学受験専門の英語塾があるのはご存じでしょうか?
英語塾は、大学受験の英語に特化した対策が可能で、3~6ヶ月という短期間で英語の偏差値を15アップさせるなど、高い専門性があります。
そして、この英語塾は無料体験を実施しており、オンラインでも可能です。
無料体験では、あなたに最適な勉強スケジュールを教えてくれる塾もあります。
文字通り無料になっているので、勉強計画だけでも相談してみてはいかがでしょうか?
大学受験におすすめの英語塾は、関連記事『大学受験におすすめの英語塾』でまとめているので、参考にしてみてください。
大学受験英語の独学勉強法【簡単5ステップ】

では、これで大学受験英語で独学で合格する準備は整いました。後は英語を勉強していくだけです。
ここでは、独学勉強法として以下の5つのステップを踏みます。
いたってシンプルで当たり前のことです。ただ、勉強する順番は必ず上記の通りにしてください。
この順番通りに勉強していかないと効率が悪く、偏差値も上がっていかず、途中で挫折してしまうでしょう。
ただでさえ独学でメンタルがもろくなっている可能性があるので、今から解説する内容を頭に入れてくださいね。
独学勉強法1:英単語を覚える

まず初めに勉強することは、英単語を覚えることです。
正直な話、大学受験英語は英単語量で決まるというのが私の結論です。
厳密に言うと、英文法と同時並行で進めていきます。
- 午前:英文法の勉強
- 午後:英単語を覚える
上記のような進め方が人の脳的にも効率が良いのではないでしょうか。ただ、優先順位的には英単語の方が重要なので、時間がなかったらまずは英単語を覚えてください。
読もうとする英文も全ての英単語の意味がわかれば、何となく言おうとしていることはわかります。
逆に言うと、その英文にわからない英単語をが2つ以上混じっていると途端に英文解釈をすることは難しくなります。
英単語帳を1ヶ月間で徹底的に覚える
英単語は1ヶ月をもあれば、覚えることができます。
ただ、この英単語の1ヶ月間の勉強は本当に重要です。
この英単語の勉強が今後の偏差値の伸びを左右するので、受験本番まで時間的な余裕がある方は、ある程度の時間をかけてでもしっかりと英単語を覚えてください。
ポイント
1ヶ月間、英単語のことしか考えないこと。
1ヶ月で英単語を覚えるので、その期間は英単語のこと以外、余計な雑念はカットしてください。
私の友人の東大生は、1つの単語を覚えるのに、最低でも5回は見たり、触れたりしていたと言っていました。
つまり、英単語ある程度身につけるには時間がかかります。
東大生でも英単語を覚えるのに時間がかかるのは同じです。
ここは恐らく1番大変なフェーズですが、くじけずに頑張ってください。
1ヶ月経過した後は英単語帳1日20分程度に
よく1ヶ月英単語帳を見終わった後も単語帳をずーと覚えている人がいますが、時間がもったいないです。
ある程度のめどがついたら英単語はスキマ時間か寝る前の時間を20分程度使って復習するくらいの気持ちでいる方が良いと思います。
実は英語の問題を解くことで、実は英単語はよくみています。
その時間も英単語の勉強をしていると言えます。
1日20分と時間を確保し、繰り返し見直す時間は必要かもしれませんが、後に紹介する英語長文問題でアウトプットする時間の方が大切なので、「英単語はもう覚えた」と区切りをつけて、次のフェーズに進みましょう。
サクキミ英語でおすすめしている英単語の覚え方については、関連記事『英単語の覚え方』をご覧ください。
独学勉強法2:英文法を勉強する

続いて、英単語を覚えるのと同時並行で英文法の勉強をしましょう。
英文法は全ての問題を解く上で理解しておかないといけないスキルで、とても大事です。
英文法の勉強法は1つしかない
- インプット用の参考書でインプットする
- 問題集でアウトプットする
これだけです。むしろ、これ以外に英文法を身に着ける方法はありません。
ただ、気づいていないだけで、英文法がすでにある程度身についているという人もいると思います。
英文法は高校の授業でもけっこう教えてくれるので、無意識に身についている人は多いです。
ある程度、英文法の基礎知識が身についている方は①のインプットのフェーズは飛ばし、②のアウトプットの時間にあてましょう。
すでにある程度英文法の知識が身についている人は、英文法を飛ばして、次の英語長文問題のフェーズにいって大丈夫です。
英文法の勉強期間は英単語と合わせて2ヶ月間
英文法の勉強は上記の英単語を覚える期間と合わせて2ヶ月で終わらせることができます。
皆さんの持っている残りの時間にもよりますが、1つの目安にしてください。
ちなみに、大学受験英語は次の英語長文問題の出来で決まるため、「英単語」と「英文法」に時間をかけていると英語長文問題対策に時間をかけることができず落ちます。
独学しててキツイと感じかもしれませんが、ここが踏ん張りどころなので、頑張ってください。
英文法の勉強スケジュールイメージ
- インプット:2週間
- アウトプット:1ヶ月
英文法の勉強は、教科書や参考書を読む、といったインプット中心のものになってしまいがちです。
しかし、インプットだけの英文法の勉強では、寝て起きたらすっかり忘れてた、ということにつながります。
なるべく、後に紹介するアウトプット用の問題集を解く時間にあててください。
アウトプットしている中でインプットしているときに理解できなかった箇所も理解できるようになっていきます。
早稲田に合格した友人は、受験まで時間がなく、この内容を夏休み前の6~7月の2ヶ月で終わらせたと言っていました。
独学の良いところは、勉強できる時間が多いとこです。
上記の内容だとタイトだなと思うかもしれませんが、やってみると意外にできる!と思うと思いますよ。
大学受験の英文法を1ヶ月で効率的に覚える勉強法を知りたい方は、関連記事『大学受験の英文法を1ヶ月で効率的に覚える勉強法』をご覧ください。
独学勉強法3:英文解釈を勉強する【ここが重要】

「英単語」と「英文法」が終わったら、次に勉強すること、それはずばり、「英文解釈」の勉強です。
英文解釈とは
英文の意味を正確に読み取る力のことです。
受験生の中には、英文解釈を勉強せずに、いきなり英語長文問題に取り組む人がいますが、おすすめしません。
英文解釈を勉強した人としていない人では、その後の偏差値の伸びに差がでます。
それほど、英文解釈は重要です。
もし大学受験本番まで残り1ヶ月しかないという方は、英文解釈の勉強を飛ばして、英語長文問題の勉強をした方が良いですが、受験本番まで時間がある方は、英文解釈の勉強をすることをおすすめします。
逆に言うと、夏休みが終わっているのに、「英単語」と「英文法」の勉強が終わっていない方は、英文解釈の勉強を飛ばして、英語長文問題の対策をしてください。
サクキミ英語で大学受験の英文解釈の勉強法・やり方を知りたい方は、関連記事『大学受験の英文解釈の勉強法・やり方』をご覧ください。
独学勉強法4:英語長文問題を勉強する

結論から言うと、ここまで来たら今までの全ての知識を使い、英語長文問題を解きまくりましょう。
今までの勉強で得た知識を元にさらに上を目指して実力をつけていきます。
英語長文問題の勉強で大事なポイントは以下の通りです。
- 問題数をこなす
- 音読をする
問題数をこなす
英語長文問題はとにかく問題量をこなすことが大切です。
英語長文問題を解くには、ある程度英語スキルが必要ですので、ある程度英語スキルが身についた入試ギリギリでやればいいと考えるのは、ちょっと危険です。
英語長文問題は、とにかく数をこなさないと入試本番で時間内に終わらせることができません。
例えば、100問の長文読解をした人と20問の長文読解をといた人では、答えを出すまでの時間や導き方の理解度が全く違ってきます。
理想
1日1問は英語長文問題を解いてみる。
そうすれば、3ヶ月で90問は解けるはずです。
当日長文を前にした時に、自然に読み進められるようにするには、やはり何度か解いて場数をこなしていくしか、近道はないです。
音読をする
そして、英語長文問題を解いた後に復習をすると思いますが、その時に必ず音読をするようにしてください。
音読をすることで、英文を読む時に、どこで区切れば良いのかわかりますし、何より英文を読むスピードが格段に速くなります。
サクキミ英語でおすすめしている音読の効果や正しいやり方を知りたい方は、関連記事『音読の効果や正しいやり方』をご覧ください。
※英語長文問題の勉強法や解き方のコツについては以下の記事を参考にすると良いでしょう。
過去問は11月くらいから本格的に
そして、最後は入試本番まで過去問演習です。
最初に赤本を開いて確認した、合格までの距離と自分の位置が近くなっていることを確認できると思います。
そうなっていれば、志望校合格は目の前です。ラストスパート頑張ってください。
サクキミ英語でおすすめしている過去問・赤本の使い方を知りたい方は、関連記事『過去問・赤本の使い方』をご覧ください。
独学勉強法5:英熟語を覚える【余裕があれば】

上記までの勉強で英語の偏差値70まで取れている方もいるではないでしょうか?
ここまでの内容をこなせば、とりあえず大学受験英語の対策は大丈夫でしょう。
他の科目に手を回してください。
熟語は覚えなくて良いのか
結論から言うと、熟語帳は覚えなくても大丈夫です。
え、覚えなくて良い?と返されそうですが、もし、熟語帳を覚えた方が良いですか?と聞かれたら、
答えは、「覚えた方が良い」になります。
ただ、それは余裕があったらで大丈夫です。
なぜなら、上記で紹介した勉強の過程で最低限の熟語は覚えているはずだからです。
英文法の勉強をしていると、熟語やイディオムの問題がよく出てきます。
その問題を完璧にすれば、最低限の熟語知識を身に着けることができます。
熟語を覚えたら偏差値70が安定的に取れる
ただ、英熟語帳を1冊覚えると偏差値70が安定的に取れるようになります。
しかも読むスピードが半端なく上がります。
受験生の中で、英単語は勉強するけど英熟語までは手が回らないという方は多いのではないでしょうか?
私も現役時代は熟語を後回しにしていました。
なぜなら、熟語を勉強していなくても偏差値70取れていたからです。
しかし、試験によっては安定的に偏差値70を取れてはいませんでした。ある時は63、ある時は66など、不安定だったのです。
でも、英熟語を覚えてからは、それが一変しました。
読むスピードも格段に上がり、偏差値も安定的に70取れるようになっていました。
そのため、英語の勉強や他の科目の勉強も余裕があり、さらに英語の偏差値を伸ばしたいという方は英熟語を覚えることはおすすめします。
サクキミ英語でおすすめしている英熟語の覚え方についてを知りたい方は、関連記事『大学受験の英熟語の覚え方・暗記法』をご覧ください。
大学受験英語の独学におすすめの参考書・問題集

最後に、大学受験英語において独学におすすめの参考書、問題集を以下の分野ごとに紹介して終わりにしたいと思います。
①独学におすすめ:英単語帳

独学におすすめの英単語帳は以下の通り。
1.英単語ターゲット1900
「ターゲット1900」はMARCH・関関同立レベル以上を目指す人にはやっぱり押さえておいていただきたい単語帳です。迷ったら、ターゲット1900にして大丈夫です。迷っている時間がもったいないです。
「ターゲット1900」を覚えると、難関大学の入試でも単語に煩わされずに英文をスピード感持って読み進められるようになります。私も受験時代はターゲット1900を使っていました。
ターゲット1900について詳しく知りたい方は、関連記事『ターゲット1900の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
2.単語王
「単語王」は早慶上智のような難関大学を目指す人がこぞって使う英単語帳です。掲載単語数も大学受験界の単語帳の中では随一を誇ります。
そのため、「ターゲット1900」と比較すると、覚える量は多くなり、時間がかかってしまいます。ただ、覚えた後には、英単語に関しては不安要素はなくなるはずです。
英単語帳もいろんなタイプの英単語帳があり、「ターゲット1900」と「単語王」は単語列挙型の英単語帳と私は呼んでいます。短期間で英単語を覚えるならこの単語列挙型の英単語帳が1番早いと思います。
ちなみに「単語王」はフラッシュカードの出来が非常に素晴らしいので、単語帳本体を使わないで勉強していってもよいでしょう。
その場合、フラッシュカードだけを使って、知っている単語と知らない単語を仕分けて、漏れがあった単語を短期集中的に記憶していきましょう。
単語王について詳しく知りたい方は、関連記事『単語王の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
3.システム英単語
「システム英単語」は、実際に出るかたちで覚えられる受験に特化した英単語帳です。難関大学受験生に圧倒的に支持されています。
「システム英単語」は上記の英単語帳の分類で言うと、「フレーズ暗記型」というの英単語帳に分類されます。
シス単の「ミニマルフレーズ」で覚えたイディオムに入試本番で何度も助けられたとい声は多く聞きます。単語帳選びに迷っている受験生は、ターゲット1900かシステム英単語どちらかをやっておけば間違いないでしょう。
ただし、駿台の参考書というだけあり、難関大学志望者を前提にした作りになっています。消化するのは若干大変ですが、やればやっただけの見返りがあるのでぜひがんばってください。
システム英単語について詳しく知りたい方は、関連記事『システム英単語の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
サクキミ英語でおすすめしている英単語帳を知りたい方は、関連記事『大学受験におすすめの英単語帳』をご覧ください。
②独学におすすめ:英文法の参考書・問題集【インプット用】

続いて、インプット用の英文法の参考書・問題集です。
1.総合英語Forest(フォレスト)7th Edition
英文法をインプットするなら、「総合英語Forest(フォレスト)7th Edition」を選べば間違いありません。
この参考書の特徴はとにかく分厚く情報量が多いこと。ですので、英文法で困ることはほとんどなくなります。
また、情報量の割に解説も堅苦しくなく、Part 1 これが基本→Part 2 理解する→Part 3 深く知る→Part 4 確認する(一部のみ)の4部構成になっていて、体系的に英文法を学習することができます。ただ、分厚さゆえに挫折する可能性ありなのでそこは注意が必要です。
ちなみに、現在は廃盤になっており、以下の「総合英語Evergreen」として生まれ変わりました。
総合英語Forest(フォレスト)について詳しく知りたい方は、関連記事『総合英語Forest(フォレスト)の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
2.総合英語Evergreen
「Evergreen」は、昔から受験生に愛されていた「Forest」の進化版のようなもので、出版社は違いますが執筆陣はほとんど同じになっています。内容も全て同じです。どちらを購入しても同じ勉強ができます。
ある事情があり「Evergreen」として生まれかりました。ある事情が知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
総合英語Evergreenについて詳しく知りたい方は、関連記事『総合英語Evergreenの口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
3.大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
中学英語を復習する参考書として、おすすめなのが「大岩のいちばんはじめ英文法【超基礎文法編】」です。
大学受験生向けの予備校講師をやられている方が執筆しているので、高校生が習う英語にも直結できるような解説がもりだくさんの英語参考書になっています。
この参考書の特徴は、文章が会話口調で書かれているので、まるでその場で授業を受けているかのような感覚で読み進めることができるという点です。
会話口調で書かれているがゆえに、解説の1つ1つがつながっていくので、理解がしやすい参考書になっています。
ただ、解説が中心の参考書なので、問題演習が不足してしまいがちです。問題演習に関しては、他の参考書などで補うなど、別の対策が必要になってきます。
大岩のいちばんはじめの英文法について詳しく知りたい方は、関連記事『大岩のいちばんはじめの英文法の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
③独学におすすめ:英文法の参考書・問題集【アウトプット用】
続いて、アウトプット用の英文法の参考書・問題集です。
1.Next Stage英文法・語法問題
英文法の問題集で最も使っている受験生が多いといっても過言ではない「Next Stage」です。左ページに文法問題、右ページに解答・解説というシンプルな構成になっています。
この参考書の特徴は、とにかく問題量が多いので、確実に演習量を確保できます。文法問題で問われるほとんどの事項がこの問題集でカバーできるので、文法問題を落とすことはほとんどなくなるでしょう。
収録問題数の多さ、そして網羅性の高さが売りで、イディオムの問題も500個あり、難関大受験生にとっても十分な量となっています。ただ、解説が少し少なめなのでそこには注意してください。
どれを使ったらいいか迷った方は、とりあえず定番のこのテキストから使ってみた方がいいです。ちなみに私も現役時代はこのネクステを使っていました。
\Power StageでもOK!/
最近では「Next Stage」の進化版として「Power Stage」という新入試形式に対応した参考書も出ています。
ただ、変更箇所としては「読解問題・英作文問題に挑戦」というページが数章ごとに設けられたことくらいです。
個人的には読解問題と英作文問題は専門の問題集で対策をした方が効率てきなので、文法問題に集中でき高速で回転させていける「Next Stage」の方が好きです。
Next Stage英文法・語法問題について詳しく知りたい方は、関連記事『Next Stage英文法・語法問題の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
2.Vintage
茶色い表紙が印象的な「Vintage」です。CDもついていて、解説も読みごたえがあり充実しているので、基礎から応用まで対応できる英文法力をつけることができます。
問題数も多く、演習量も確保できます。各問題の解説にそれぞれポイントが1行で書いてあるので、復習がしやすいです。
「Next Stage英文法・語法問題」とかなり類似しています。「Next Stage英文法・語法問題」よりも解説が充実しているのが特徴ですね。
Vintageについて詳しく知りたい方は、関連記事『Vintageの口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
3.全解説頻出英文法・語法問題1000
「全解説頻出英文法・語法問題1000」は難易度では随一の誇る網羅性の高い英文法問題集です。早慶合格者がこぞって使用しています。
口コミで解説が詳しいと評判の「全解説頻出英文法・語法問題1000」は、出題されている問題が全て大学入試で実際にでているものなので、これを解くだけで大学試験の英語の傾向をつかめます。
難易度は共通テストから慶應、早稲田レベルをカバーしているので、レベルチェックをしながら勉強を進めることもできます。
全解説頻出英文法・語法問題1000について詳しく知りたい方は、関連記事『全解説頻出英文法・語法問題1000の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
サクキミ英語でおすすめしている英文法の参考書・問題集を知りたい方は、関連記事『大学受験におすすめの英文法の参考書・問題集』をご覧ください。
④独学におすすめ:英文解釈の参考書・問題集

続いて「英文解釈」の参考書、問題集です。
ちなみに「1~3」、「4~6」はそれぞれセットで勉強することをおすすめしますよ。
1.入門英文解釈の技術70
まずは、一推しの「英文解釈の技術シリーズ」です。ちなみに私は高校時代は英文解釈の技術シリーズを使い、偏差値10アップしました。
このシリーズは3冊の参考書から成り立っています。
- 入門英文解釈の技術70
- 基礎英文解釈の技術100
- 英文解釈の技術100
以下にそれぞれの参考書をいつ頃使えば良いのか、どういった人が使えばいいのかを示していきます。
まずは「入門英文解釈の技術70」からです。英文解釈の技術シリーズでは最も簡単な参考書ですね。一番最初にやることを目的に作られています。
公式サイトに対象となるレベルの人が書いてありました。
レベル:高1、高2、高3、大学入試
高1、高2、高3、大学入試全てに使えます。
入門英文解釈の技術70について詳しく知りたい方は、関連記事『入門英文解釈の技術70の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
2.基礎英文解釈の技術100
入門70から続く参考書が、基礎英文解釈の技術100です。入門70に比べるかなり多くの使用者がいます。
恐らく入門70をすっとばして、基礎技術100から技術100につなげる人が多いんではないでしょうか。難易度は、難関大学志望の人が基礎固めとして使う感じですね。
以下は公式サイトからの引用です。
レベル:高3、大学入試
簡単に言えば、ほぼ全ての大学どこでもこれでOKって感じです。英語がそこまで難しくない、地方国公立、中堅私立(MARCHまで)、もちろん共通テストもこれで網羅できると思います。
基礎英文解釈の技術100について詳しく知りたい方は、関連記事『基礎英文解釈の技術100の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
3.英文解釈の技術100
英文解釈の技術シリーズの最後の参考書にして、英文解釈の最高峰の難易度を誇る参考書だと思います。
若干解答の丁寧さにかけますが、それもハイレベルの参考書ゆえにだからでしょうか。また、問題が若干、基礎技術100と被っています。
対象者を公式サイトから引用します。
レベル:高3、大学入試
この参考書を完璧にマスターできればどこの大学も英語は大丈夫だと思います。
英文解釈技術シリーズの問題数
- 入門英文解釈の技術70:例題が70題、それに対する演習問題が70題の計140題
- 基礎英文解釈の技術100:例題が100題、それに対する演習問題が100題の計200題
- 英文解釈の技術100:例題が100題、それに対する演習問題が100題の計200題
また、例題の英文をCDに収録されているため、それを使って聞き取り、音読、ディクテーションの練習もできるのがさらに良いところですね。
英文解釈の技術100について詳しく知りたい方は、関連記事『英文解釈の技術100の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
4.英文読解入門基本はここだ!
続いてのシリーズは、代々木ゼミナールが監修している問題集達です。正確には「英文読解の透視図」だけは違うのですが、「ポレポレ」の後に「透視図」を勉強される方は多いです。
以下の順番で勉強すれば確実にレベルアップできるようになっています。
- 英文読解入門基本はここだ!:共通テストレベル
- ポレポレ英文読解プロセス50:MARCH・関関同立合格レベル
- 英文読解の透視図:東大・京大・早慶合格レベル
「英文読解入門基本はここだ!」は、英文の読み方を基礎から解説している参考書です。今は東進ハイスクールで講義をしている、人気の英語講師・西きょうじ先生が執筆している参考書です。
この参考書の特徴は、SVOCなどの基礎中の基礎から、英文読解の手法を学ぶことができるという点です。その他にも、主語と動詞の見つけ方など、長文読解に後々いきてくる英文の読み方が盛りだくさんの参考書です。
英文読解入門基本はここだ!について詳しく知りたい方は、関連記事『英文読解入門基本はここだ!の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
5.ポレポレ英文読解プロセス50
「ポレポレ英文読解プロセス50」は難関大レベルの英文を読み解くための参考書です。
この参考書の特徴は、他の英文解釈の参考書とは違い、英文にSVOCを振って解説があるというよりは、講義本チックになっているという点です。
ポレポレというやわらかいタイトルや、参考書自体が薄いことからレベル感を勘違いされやすいが、相当な難易度があるので注意が必要です。
代ゼミから東進に移籍した大人気講師・西きょうじ先生のわかりやすい解説が見所です。
ポレポレ英文読解プロセス50について詳しく知りたい方は、関連記事『ポレポレ英文読解プロセス50の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
6.英文読解の透視図
「英文読解の透視図」は、「英文解釈」の参考書の中で随一の難易度を誇る参考書です。
この参考書は河合塾のトップ講師3人が共同で書いた高難易度の英文解釈の参考書で、プロの予備校講師3人が書いているので、自宅でも予備校のクオリティに近い勉強をすることができます。
東大・京大・一橋大の和訳問題対策に最適な英文が多数収録されており、難易度は上記の程ですが、解説が丁寧で分かりやすいのが特徴です。
恐らく、英文解釈の透視図が英文解釈の中で最も難しい参考書のかなと思います。
英文読解の透視図について詳しく知りたい方は、関連記事『英文読解の透視図の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
サクキミ英語でおすすめしている英文解釈の参考書・問題集を知りたい方は、関連記事『おすすめの英文解釈の参考書・問題集』をご覧ください。
⑤独学におすすめ:英語長文問題集

続いて、独学におすすめの英語長文問題集です。
1.英語長文ハイパートレーニングシリーズ
「英語長文ハイパートレーニングシリーズ」はAmazonでベストセラーにもなっている英語長文問題の問題集です。
著者は東進ハイスクールの安河内先生で、解説が英語長文問題の問題集の中では最も詳しいのではないかというほど、解説が充実しています。
以下の3つにレベル分けされいるので、自分のレベルにあった問題を解くことが可能です。
- レベル1 超基礎編:大学受験英語基礎レベル
- レベル2 標準編:日東駒専・共通テストレベル
- レベル3 難関編:March・関関同立・早慶レベル
英語長文問題の参考書であるにもかかわらず、CDがついています。
この参考書の特徴は、とにかく解説の詳しさ。SVOCや主語・動詞などが解説に逐一書かれている参考書はハイパートレーニングくらいなのではないでしょうか。
長文の構造が詳しいうえにCDもついているので、音読で復習するにも最適な参考書になっています。解説が詳しい問題集が欲しい方はこちらを選べば良いでしょう。
2.やっておきたい英語長文シリーズ
河合塾が出している「やっておきたい英語長文」シリーズです。
300・500・700・1000と語数とレベル別に分かれています。「やっておきたい英語長文」シリーズのレベルは以下の通りです。
- 英語長文300:日東駒専
- 英語長文500:March・関関同立
- 英語長文700:早慶上智
- 英語長文1000:東大・京大
この参考書の特徴は、問題の質がとても高いということです。
対策することで、入試本番の長文にも対応できる読解力を身につけられる問題がたくさん入っています。ただ、解説が少し少なめです。
3.英語長文レベル別長文問題集シリーズ
東進の安河内先生・大岩先生が執筆されている「英語長文レベル別問題」です。
「英語長文レベル別問題集」のレベルは以下の通りです。
- レベル1:中学・公立高校受験レベル
- レベル2:公立・私立高校合格レベル
- レベル3:共通テスト(基礎)レベル
- レベル4:共通テスト・中堅私大レベル
- レベル5:有名私大(MARCH・関関同立)・国公立大レベル
- レベル6:難関私大(早慶)・難関国公立大レベル(東大、京大、旧帝大)
この参考書の特徴は、レベルが細かく分かれているので、長文問題集にありがちな急激なレベルアップで悩むことなく、確実に力をつけていくことができます。
SVOCが細かく振られていることや、CDがついていることも魅力の1つです。こちらも文章自体の解説は豊富ですが、問題自体の解説は少し少なめです。
英語長文レベル別長文問題集シリーズについて詳しく知りたい方は、関連記事『英語長文レベル別長文問題集シリーズの口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
4.英語長文問題精構シリーズ
皆さんも1度は見たこともあるのではないでしょうか?古くから受験生に愛されてきたロングセラー商品、「英語長文問題精構シリーズ」です。
上記シリーズは以下の3つのレベルに分かれており、自分のレベルに合わせて問題演習することができます。
- 入門英語長文問題精構:共通テスト・日東駒専レベル
- 基礎英語長文問題精構:MARCH・関関同立レベル
- 英語長文問題精構:東大・京大、早慶レベル
「英語長文問題精構シリーズ」の特徴は何と言っても問題のレベルが高いことです。最上位レベルの「英語長文問題精構」はかなり難易度の高い英文が収録されています。
また、設問が多岐に渡るので様々なタイプの問題演習ができますし、サイズがコンパクトなので持ち運びやすいとこもポイント。
ただ解説が少ないので、解説が詳しい問題集が良いという方は上記の「英語長文ハイパートレーニングシリーズ」がおすすめですね。
サクキミ英語でおすすめしている英語長文問題の参考書・問題集を知りたい方は、関連記事『おすすめの英語長文問題の参考書・問題集』をご覧ください。
⑥独学におすすめ:英熟語帳

最後に、独学におすすめの熟語帳を紹介します。
1.英熟語ターゲット1000
英単語帳ではお世話になっている人も多いハズ。かわいいワンちゃんの表紙が目印のターゲットシリーズの英熟語帳です。
1ページ1ページの構成がシンプルで、英熟語の意味を覚えるには最適の構成になっている英熟語帳といえます。また、後半部分がテスト形式になっているのがうれしいところで、「覚えたつもり」で終わらせない構成内容になっています。
短い時間で、共通テストや国立2次で出題される英熟語を対策できるので、国公立大志望の方にはおすすめの1冊です。また、入試まで時間がなく、短い時間で英熟語を対策していきたいという方にもおすすめできます。
内容がシンプルで、よく出題される英熟語にしぼってまとめられているため、短時間で得点に直結します。「今まで英熟語をやってこなかった、入試まで時間がない」という人にはぜひおすすめしたい1冊です。
英熟語ターゲット1000について詳しく知りたい方は、関連記事『英熟語ターゲット1000の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
2.システム英熟語
この熟語帳では、丸暗記ではなく、基本動詞と前置詞のコアなイメージをイラストでつかんでいくことを目的としています。
実は、基本動詞の意味や前置詞の意味は、一度覚えてしまえばかなり応用がききます。この熟語帳を使えば、初めて見る英熟語でも意味を予想できるようになるでしょう。
イラストでイメージをつかませてくれる英熟語帳はなかなかありません。丸暗記が苦手で視覚的にざっくりと英熟語のニュアンスを覚えていきたい人にとっては、圧倒的におすすめです。
システム英熟語について詳しく知りたい方は、関連記事『システム英熟語の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
3.解体英熟語
入試に出題される英熟語のほとんどがこの英熟語帳に入っていると言っても過言ではないくらい網羅性の高い英熟語帳です。この1冊を完璧にすれば英熟語の問題で困ることはないでしょう。
英熟語帳というと、ただ英熟語をながめて終わってしまったり、例文を音読して終わってしまったりしてしまいがちですが、それでは試験本番でパッと英熟語が出てきません。
これを可能にするには、テスト形式で暗記を繰り返す必要があるのです。
この解体英熟語では、空欄をうめて熟語を完成させる形式がとられています。つまり、暗記しながらアウトプットができてしまうわけです。私も現役時代はこの解体英熟語を使いました。
ちょっと量は多いですが、テスト形式で暗記を進められるところがおすすめです。難関大学を目指す方は、「解体英熟語」一択で良いと思います。
解体英熟語について詳しく知りたい方は、関連記事『解体英熟語の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
サクキミ英語でおすすめしている英熟語帳を知りたい方は、関連記事『おすすめの英熟語帳』をご覧ください。
大学受験英語の独学に関するよくある質問【Q&A】

最後に「大学受験英語の独学」に関して、受験生がよく疑問に思うことをQ&A形式にしたので、回答して終わりにしたいと思います。
①大学受験英語の勉強で独学と塾通いの併用はどう思いますか?
ありです。ただ、冒頭でも言いましたが、塾が行くのが勉強ではありません。塾に通うことに時間が取られていてはインプットの時間がありません。
もし、塾行く時間がもったいない場合、Q2で紹介する勉強アプリを併用する方がいいかもしれませんね。
②大学受験英語の独学勉強に役立つアプリやサイトは?
大学受験英語におすすめの学習アプリサイトは、下記の記事でまとているので、参考にしてみてください。
おまけ:大学受験英語で独学最大のリスクである「不安」とどう戦うか

ここまで記事を読んでくれたあなたは、少しでも独学での大学受験を検討していることでしょう。
でも同時に「独学で本当に大学に合格できるかな……」という不安もあるのではないでしょうか?
もし難関大学を目指すとなれば、余計にその不安を大きくなると思います。
関関同立・MARCHを目指すとなると受験生の上位5~10%にならなければなりません。
そんな中で、自分で勉強しても模試の結果も思うように伸びず、勉強へのモチベーションもどんどん下がっていき、かといって相談できる人もおらず、1人でずっと不安を抱えながら勉強する日々。
あなたに1つだけアドバイスしておきます。
今回紹介勉強法の中で、英文解釈まで勉強を終わらなければ、偏差値で言うと55~60を超えるのは難しいです。
しかし、「英文解釈」まで終われば、必ず偏差値が爆伸びしてきます。そこまでは、偏差値がなかなか上がらずつらい時期もあると思いますが、頑張ってください。
まとめ:独学は大学受験英語において最強の勉強法

いかがでしたでしょうか。
大学受験ではどのような勉強法を取るかで効率が大きく変わってきます。
- 英単語
- 英文法
- 英語長文問題
の流れは特に大事なので意識してみると良いでしょう。個人的には英語は独学でも全然勝てると思ってます。
参考書や問題集選びをうまくやれば無理に塾に行く必要はないでしょう。
ただ、今回紹介した「②独学がおすすめ」の特徴に当てはまっていない場合は塾に通うことをおすすめします。独学で大学受験を勝ち抜くのはけっこう難しいので。
サクキミ英語でおすすめしている塾や予備校を知りたい方は、関連記事『大学受験向けの塾・予備校おすすめランキング』をご覧ください。
英語が苦手という人は多いですが、基本的に大学受験において英語は避けては通れない壁ですから、早い内から対策しておいたほうが後々後悔せずにすみますよ。
もし独学を選択される場合、独学は孤独でつらいですが、大学に合格したら楽しいキャンパスライフが待っています。その事を想像して頑張ってください。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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