英文読解入門基本はここだ!とは
今回紹介するのは、大学受験英語の英文解釈の参考書の中でも5本の指に入る程有名な「英文読解入門基本はここだ!」です!
受験業界ではあまりにも有名すぎる一冊ですよね。
多くの受験生がこの一冊を使って受験を突破してきました。
この参考書は代々木ゼミナールが監修しており、同じ著者の「ポレポレ英文読解プロセス50」の前に取り組む参考書としても有名です。
この参考書は以下の2つをセットとして、下位のレベルから使うことによって長文読解のスキルが爆伸びします!
- 英文読解入門基本はここだ!
- ポレポレ英文読解プロセス50
皆さんも一度は書店等で見たことがあるのではないでしょうか?
ちなみに、「ポレポレ英文読解プロセス50」についても記事を書いているので、興味がある方は読んでみてください!
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ここで、この記事を読んでくださっている皆様に1つ質問です。
「英単語」や「英文法」の勉強はしたんだけど、「何かテストでは得点できない」なんて方もいるのではないでしょうか?
理由は何だと思いますか?
その理由は英文解釈の勉強をしていないからです。
英語長文問題で得点するには、「英単語」と「英文法」の勉強をしただけでは、得点できません。
「英文読解入門基本はここだ!」、「ポレポレ英文読解プロセス50」はそんな悩みを解決してくれる参考書になっています。
構文の説明や長文問題などをどうやって解いていったらいいのかなどの解説もとても丁寧にしてくれている参考書です。
この記事では、そんな上記2冊の易しい方、「英文読解入門基本はここだ!」について以下の内容で徹底解説していきます!
- 「英文読解入門基本はここだ!」の特徴
- 「英文読解入門基本はここだ!」の概要・構成
- 「英文読解入門基本はここだ!」のレベル・難易度
- 「英文読解入門基本はここだ!」がおすすめできる人・できない人
- 「英文読解入門基本はここだ!」の評価(評判)、口コミレビュー
- 「英文読解入門基本はここだ!」の使い方と勉強法
- 「英文読解入門基本はここだ!」が終わったら次にするべきことは何か
本当に騙されたと思って勉強して欲しいです!
英文解釈の重要性や大学受験英語の勉強法については、以下の記事を参考にしてみてください!
偏差値が上がる勉強の順番についても紹介しています↓
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また、『サクキミ英語』では、
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英文読解入門基本はここだ!の概要・構成
では、まず「英文読解入門基本はここだ!」の概要・構成から紹介しましょう!
英文読解入門基本はここだ!の概要(ボリューム)
まずは、「英文読解入門基本はここだ!」の概要(ページ数・問題数)です!
- 【ページ数】165ページ
- 【問題数】50題
英文読解入門基本はここだ!の構成
まず、筆者の西きょうじ氏は本著で以下のように述べています!
この参考書は上記の考えの基、作られています。
そして、構成としては、上記の考えの基、以下の通りで構成されています。
- 0品詞の役割を知ろう
- 1主語と動詞を発見しよう
- 2準動詞と句を理解しよう
- 3動詞の型を覚えよう
- 4節の役割をつかもう
- 5比較文の構造を知ろう
- 6倒置を見抜こう
- 7同格表現に注意しよう
- 8挿入をくくりだそう
- 9略に気づこう
- 10共通構文を自然に訳そう
- 例題一覧・英和対照
例文が50テーマ収録されており、章ごとに厳選された例文を解説していくという構成になっています。
テーマとして、扱われている中で多い順に紹介すると、以下の通りです。
- 節:20
- 準動詞:11
- 5文型:8
- 比較:5
- 他:4(同格、省略、挿入、自然翻訳の各1)
- 倒置:2
配列は、「準動詞→五文型→節→比較→他の順」になっています。
主語述語を判別し(準動詞)、修飾関係を見極め(五文型)、それらが塊になった絡みを見抜き(節)、これに加えて複雑な構造に手をかけるといった内容になっています。
英文に対してすぐ下に解答例が形成されていて、すぐ下に解説が掲載されています。
イラストやコラムなどの余計な内容は少なく、コンパクトにまとまっています。
前のページから順に解いていくと、前半の復習も兼ねながら、効率よく学習を進めることができるよう作られています。
英文読解入門基本はここだ!の特徴
ここでは、「英文読解入門基本はここだ!」の特徴について紹介しましょう!
結論から言うと、以下の通りです!
- 英文を読むための思考回路を形成してくれる
- 基本に焦点を当てており、解説が分かりやすい
- 中学英文法に関してはしっかりとした理解が必要
- 英文解釈の慣れのための類文が豊富
1.英文を読むための思考回路を形成してくれる
まず最初に挙げる特徴として、この参考書を使うことで読者の頭の中に「英文を読むための思考回路を形成してくれる」ということです。
ここでいう「英文を読むための思考回路」とは、英文を左から右へと順に読み、読み終わった時にはその文の内容を正確に把握できるというものです。
つまりネイティブが実際に英文を読む際に無意識に辿っている思考回路だと思ってください。
そしてこれは中堅以上の大学に合格するためには必須の能力ですので必ず身に着けましょう!
2.基本に焦点を当てており、解説が分かりやすい
また本書は英文解釈の基本に焦点を当てているため、「中学英文法と中学英単語が分かっていれば」、そして「一般中学生レベルの”日本語”読解力」があれば、読むことが出来るようになっています!
この参考書以外にも英文解釈の基本に焦点を当てた参考書はありますが、それらの多くは、例文中に高校レベルの英単語が多く盛り込まれているので、それを覚えていない人には読みにくいです。
ですが、この参考書は、基本的に中学レベルの英単語しか出てこないので、「まだ高校英文法や英単語を覚えていない」という人でも取り組むことが出来ます!
3.中学英文法に関してはしっかりとした理解が必要
ここでひとつ、この参考書の欠点を挙げるとしたら「中学英文法に関してはしっかりとした理解が必要」ということです。
なぜなら、この参考書は中学英文法を知っていること前提で書かれているので、「それを知らなければ、書かれている内容が本当に本当に本当に理解できません」。
例えば中学の後半で学ぶ以下のようなの英文法を知っていないと、本書の内容を理解することが出来ません。
- 「動名詞」 Seeing is beliving.(見ることは信じることである)
- 「To 不定詞」 To master English is not easy.(英語を習得することは簡単ではない)
- 「It is ~ to …」It is not easy to master English(英語を習得することは簡単ではない)
4.英文解釈の慣れのための類文が豊富
この参考書には例文以外にも、例文で学んだ英文解釈を実践するための英文が多数掲載されています。
これは、この記事の上記でも説明したように、英文を読めるようになるには「英文解釈法を理解すること」と「それを使って慣れる」ことの両方が大事だからです!
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英文読解入門基本はここだ!のレベル・難易度
続いて、「英文読解入門基本はここだ!」のレベル・難易度について紹介しましょう!
結論から言うと、以下の通りです!
- 前提となるレベル:「英単語」や「英文法」の勉強がある程度終わり、これから英語長文に取り組もうとする人(偏差値50前後)
- 対象者:東大、京大、早慶、MARCH、関関同立を含む大学受験をする人全員
- 勉強後の到達レベル:旧センターレベルの問題が読めるようになる、わからない単語が文中にあっても文構造からその意味を理解できる(偏差値55前後)
前提となるレベル
この参考書を取り組む前提となるレベルとしては、「英単語」や「英文法」の勉強がある程度終わり、これから英語長文に取り組もうとする人です。
「英単語」と「英文法」の勉強が終わっていない人は、英文解釈の勉強をしても効果が半減してしまいます。
偏差値50前後
目安としては、偏差値で50前後あるかないかで判断してください!
もし、偏差値50前後ない方は、以下で紹介している「英単語帳」や「英文法の参考書・問題集」を使い、基礎を築きましょう!
英単語
「英単語の覚え方」と「おすすめの英単語帳」を紹介しています!
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対象者
対象者としては、東大、京大、早慶、MARCH、関関同立を含む大学受験をする人全員が当てはまります。
偏差値70ある方や、東大、京大に合格する人も皆さん、始めはここからスタートしています!
勉強後の到達レベル
勉強後の到達レベルとしては、旧センターレベルの問題が読めるようになる、わからない単語が文中にあっても文構造からその意味を理解できるようになります!
偏差値55前後
偏差値で言うならば、偏差値55前後のイメージですね!
英文読解入門基本はここだ!がおすすめできる人・できない人
では、前章の内容を踏まえ、「英文読解入門基本はここだ!」「どんな人におすすめなのか」紹介しておきます!
おすすめできる人
まずは、おすすめできる人を紹介します!
結論から言うと、以下の通りです!
- 東大、京大、早慶、MARCH、関関同立を含む大学受験をする人全員
- 英単語や文法を覚えたのに、なかなか英語の点数が上がらないという人
- 偏差値50前後
東大、京大、早慶、MARCH、関関同立を含む大学受験をする人全員
前述もしましたが、東大、京大、早慶、MARCH、関関同立を含む大学受験をする人全員におすすめできます!
この参考書で「英文解釈」の勉強を開始しましょう!
英単語や文法を覚えたのに、なかなか英語の点数が上がらないという人
また、「英単語や文法を覚えたのに、なかなか英語の点数が上がらないという人」にもおすすめです。
長文問題で点数が取れない人は、「英文解釈」の勉強ができていないからです。
この参考書は解説が詳しいので、「英単語」と「英文法」を勉強し、基礎ができている方なら、勉強すれば必ず長文問題が読めるようになります。
偏差値50以上
偏差値で言うならば、50前後が目安となるでしょう!
おすすめできない人
続いて、おすすめできない人についても紹介しておきましょう!
結論から言うと、以下の通りです!
- 「英単語」と「英文法」の勉強が終わっていない方
- 偏差値50未満
「英単語」と「英文法」の勉強が終わっていない方
また、「英単語」と「英文法」の勉強が終わっていない方、まだこの問題集を勉強するには早いです。
偏差値50未満
偏差値の目安で50を基準に考えると良いでしょう!
偏差値50未満の受験生は、基礎が完璧でない可能性が高いです。
以下の参考書、問題集から自分に合うものを選んで、勉強しましょう!
最低でも、「英単語」、「英文法」は勉強しておくことをおすすめします!
英単語
「英単語の覚え方」と「おすすめの英単語帳」を紹介しています!
英単語の必要数(英単語って何語覚えるの?)皆さんは、英単語をどのくらい覚えているでしょうか?2,000語くらいでしょうか? そもそも、大学受験英語において、東大や京大、難関私立大学に合格するためには[…]
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英文法
「英文法を効率的に1ヶ月で勉強する方法」と「おすすめの英文法の参考書と問題集」を紹介しています!
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大学受験英語の勉強法について一連の流れを知りたい方はこちら!
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この参考書の効果を最大限享受するためにも、基礎はしっかりと勉強しておきましょう!
英文読解入門基本はここだ!の評価(評判)・口コミ
それでは、いよいよ、皆さんが1番気になるであろう、「英文読解入門基本はここだ!」の世間での評価(評判)、口コミについて紹介したいと思います。
良い評価(評判)・口コミレビュー
まずは、良い評価(評判)・口コミレビューを紹介します!
どれを利用したらいいのか迷ったのならば本書からスタートするのがオススメ!
大学受験の構文把握の参考書というのは単語帳と並んでいろいろな本が出ているのでどれを使用したらいいのか迷ってしまうかと思う。
例えば、本書以外にもビジュアル英文解釈、ビジュアル英文読解基本ルール編、基礎英文解釈の技術100、英文読解スマートリーディング、大学受験のための英文熟考、英語リーディング教本あたりが評判の本として挙げられるかと思う。
基本的には説明のしかたや章立ての順序が違うだけで、「主語と動詞を見つけて、動詞の文型を把握して、句と節をほぐしていこう。あとはIT構文や否定や倒置や比較などの用法を抑えておこう」ということがどの本にも書かれているので、自分の使いやすいと思った本を利用すればいいだけで大した違いはないといえる。
但し、個人的には特にこの本は大学受験の読解の勉強を始める時においてはごく簡単なところから始めてくれるのに基本的な構文把握力が抑えられ、説明も最も簡にして要を得ている非常にいい本だと思うのでどれを利用したらいいのか迷ったのならば本書からスタートするのがオススメだ。
読解用の参考書というとビジュアル英文解釈があまりにも名高い(時間は相当取られますが、身に付ければ構文把握の勉強はひと通り完了します)が、ハードカバー2冊のボリュームに加えて説明文もびっしり書き込まれているため受験勉強開始時点だと最後まで辿り着くまえに投げ出してしまう可能性が高いので、まずは取っ掛かりに本書を反復してものにしてしまうほうがいいだろう。
その後ならばビジュアル英文解釈もどうにか最後までこなすことができると思う。
英文を読解してゆくための『基礎力』を我々が短期間で身に付けられように工夫してある!
この参考書を再三熟読すれば英文を読み解くための基礎的な力は必ずつくと思う。
ただし、この一冊のみで、大学入試の英文読解問題が解けるようになるとか、本がすらすら読めるようになるとか思ったら大間違いである。
200ページにも充たない本なのであるし、もしこの参考書だけでそんなことが可能になるなら、何ゆえに巨大な文法書が存在するのか、何ゆえに塾や予備校が存在するのか疑問である。
この書の存在理由とその価値は、あくまでも、英文を読解してゆくための『基礎力』を我々が短期間で身に付けられように工夫してあるところにある。
開巻劈頭のはしがきを読まれたい。英文読解入門、基本はここだ! この表題の通りであることを了解し得るであろうから。
とにかく、正確に英文を読めるようになりたいと今現在思っている者には一読をすすめる。
ところで、この参考書を読んでいると時々、むなしい笑いをもらしてしまうのだが、これはしかし私だけだろうか?西先生の感想だか、アフォリズムだか知らんが、例えば・・・準動詞を説明する章。I want somebody to love me.「私は誰かに愛してもらいたい」(愛したい欲求も愛されたい欲求も、不特定に「誰か」を対象にしてしまうときは要注意です。・・・Love is a drag?・・・)。私はひとり笑った。
そして、突っ込みをいれた。お前が一番要注意(人物)だろう、と。最後に仮定法を説明する章。「もしあの飛行機に乗っていたならば今頃は死んでいるだろう」(乗らなかったから今生きているわけです。・・・なんでもない日常は常に非日常をはらんでいるものです・・・今、という時間は一瞬の亀裂・・・) この()内の文章に接した時には、あんたはブルトン先生のつもりか?シュルレアリストのつもりか?と、これは思わず突っ込みたくなった。
他にも多数あるので面白い。
「英文読解入門基本はここだ!」は英文解釈を勉強する最初の一冊としてかなり評判が良いようです!
悪い評価(評判)・口コミレビュー
続いて、悪い評価(評判)、口コミについて紹介していきます!
本として読む時に邪魔に感じることが多い
ところどころに西先生自身のポエムや個人的な発言などがあり、本として読む時に邪魔に感じることが多い。ひどい時には半ページほどもある。
さらに、西戦士自身日本語が苦手なのか、句点を打ちすぎて読みづらい場所もある。
この本は基礎固めには使えません
基本的な英文法を、ざっと触れる程度の内容でしかありません。
ある程度、基礎が出来ている学生ならすぐに解けてしまうと思います。
最初の頃にやるような、基礎的な文法の本なり学習をきちんとこなせばいきなり「ポレポレ英文読解プロセス50」を勉強しても良いかもしれません。
内容的についての悪い評価は少なかったものの、簡単だったという微妙な口コミは多かったですね!
基礎がある程度出来ている人は「ポレポレ英文読解プロセス50」から取り組んでも良いかもしれませんね!
「ポレポレ英文読解プロセス50」について詳しく知りたい方はこちら↓
ポレポレ英文読解プロセス50とは今回紹介するのは、大学受験英語の英文解釈の参考書の中でも5本の指に入る程有名な「ポレポレ英文読解プロセス50」です! 受験業界ではあまりにも有名すぎる一冊ですよね。多くの受験[…]
総括すると、内容的な評価はとても高い参考書となっていました。
内容については、すこぶる評価が高く、購入しても絶対損はしない参考書となっていること間違いなしです。
英文読解入門基本はここだ!の効果的な使い方と勉強法
続いて、「英文読解入門基本はここだ!」の効果的な使い方と勉強法についても紹介しましょう!
結論から言うと、以下の通りです!
- ゴールを決める【計画を立てる】
- 問題を印刷・コピーする
- 時間を決めて問題を解く
- 解説を読む
- 和訳も参考程度に見る
- SVOCを割り振り精読する
- 10回以上音読する
- 受験までに最低5周
1つずつ解説していきます!
1.ゴールを決める【計画を立てる】
いつまでにこの参考書をマスターするかのゴールを決めましょう。
このいつまでという期限を決めないと、人はどうしてもだらけがちになってしまいますが、期限を決めることで集中力を高め、効率よく勉強できます。
ですので、例えば高校3年生の方であれば「10月からは過去問演習に取り組みたいから夏休み中に長文演習を終わらせる」などと言ったようにゴールを決めましょう♪
2.問題を印刷・コピーする
さて、ここからは具体的な使い方ですが、まずは問題のページを印刷しましょう。
もし印刷せずに本紙に直接書き込んでしまうと、精読による復習や解きなおしができなくなってしまいます。
先ほどの述べたように、英語長文は同じ長文を何度も何度も復習することによってその成果を発揮します。
ですので、復習ができるように、本紙には書き込まず、“必ず”問題文はコピーするようにしましょう!
3.時間を決めて問題を解く
印刷が出来ましたら、早速解いていきます。
長文ごとに目標解答時間があるので、その時間内に解き終わるようにしてください。
4.解説を読む
さて、問題が解き終わりましたら解説を読んでいきましょう。
この際に間違った問題に関しては、自分がなぜ間違っていたのか、そして正解するにはどのように文構造を把握すべきだったのかを解説を読んでしっかりと理解してください。
この際に、正解の選択肢だけでなく不正解の選択肢に関する解説もしっかりと読み、自分が問題を解くうえで引っ掛かりやすい場所などの弱点を見つけて克服することを意識してください。
5.和訳も参考程度に見る
解説を読み終わったらその横にある和約を見ましょう。
ただ和約は意訳であるため、正解は本著に書かれているもの1つだけとは限りませんが、和訳する際のコツなどは参考になるので必ず目を通しておきましょう。
6.SVOCを割り振り精読する
いよいよここからが、英文解釈や英語長文演習の醍醐味といえる勉強法です。
ここでの精読と、次の音読をやり込むことによって長文読解力が“大幅”に伸びます!!
むしろ、解説を読んで終わりという人はいつまでも経っても長文読解力が伸びることはありません。
具体的にどのように精読するかというと、長文1文1文全てにSVOCを割り振り、わからない英単語などは調べて、長文の全てを和訳できるようにするということです。
この際に、SVOCを割り振り終えたらそれがあっているか、SVOCが割り振られている巻末の長文ページを開いて確認しましょう。
ここで、誤ったままにしていると次の音読の際に、この誤った構文把握を身体に染み込ませていしまい、英文読解の際の大きな障害となってしまいますので、くれぐれもご注意を!
7.10回以上音読する
いよいよ最後のステップ、「音読」です。
この長文を完全に理解した後に音読をすることによってあなたの長文読解力は飛躍的に向上します。
それはなぜかというと、音読することにより「音読をするスピードと同じスピードで英文を読める」ようになり、「頭の中で英語を日本語に訳さずに、英語を英語のまま理解できる」ようになるからです!
おそらくこれができるようになるまで少なくても10回は音読することになるでしょう。
音読の効果は最強という話皆さんは、英語長文問題の勉強において、音読はしているでしょうか?もし、音読はしていないという方がいたら、それはもったいないことをしています。 英語では、音読すると英語長文問題の点数を[…]
8.受験までに最低5周
繰り返し1周終わったらそれで終わらずに何度も何度も繰り返し復習しましょう。
参考書を1周して完璧に内容を習得できている人は天才中の天才です。
ほとんどの人は2周目以降に理解できることや気づくことがあると思います。
ですので、参考書の内容を完璧に習得するために何周もしましょう。
私は5周をしたころには、構文が複雑に入り混じった英文も自然と読めるようになり英語の学習はほぼ完成したと感じました。
また、「英文解釈の解き方、勉強法」に関しては、以下の記事も併せて読んでおくと良いでしょう↓
はじめに【英文解釈の重要性】皆さんは、大学受験英語でどのくらい点数を取れていますか?英単語も英文法も勉強しているのになぜか点数が伸びない・・・ そんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?その理[…]
英文読解入門基本はここだ!が終わったら?(次は?)
英文読解入門基本はここだ!が終わったら、次にやるべきことも紹介してきましょう!
結論から言うと、以下の通りです!
- ポレポレ英文読解プロセス50
- やっておきたい英語長文500
ポレポレ英文読解プロセス50
「英文読解入門基本はここだ!」を極めた人はセオリー通り、「ポレポレ英文読解プロセス50」に取り組みましょう!
「ポレポレ英文読解プロセス50」は偏差値60前後の受験生が偏差値65を目指すような参考書です!
大学で言うならば、MARCH、関関同立以上、もっと言えば、早慶以上も目指せます!
ポレポレ英文読解プロセス50とは今回紹介するのは、大学受験英語の英文解釈の参考書の中でも5本の指に入る程有名な「ポレポレ英文読解プロセス50」です! 受験業界ではあまりにも有名すぎる一冊ですよね。多くの受験[…]
また、「他の英文解釈の参考書・問題集」について詳しく知りたい方はこちら↓
英文解釈がいらないは間違い!よく、大学受験英語の勉強において、『英文解釈なんていらない!』と言われることがあります! 筆者しかし、これ間違いです! 『英文解釈』は、難関[…]
やっておきたい英語長文500
「英文読解入門基本はここだ!」が終わったら、次は河合塾の「やっておきたい英語長文500」がおすすめです!
この問題集はレベル的にはMARCH、関関同立レベルを合格にするレベルです。
「英文読解入門基本はここだ!」で英文解釈をマスターしたと思うので、次は英語長文問題の練習をしましょう!
4択問題や和訳問題など、多岐にわたりますので、良い練習になると思います!
やっておきたい英語長文とは今回紹介するのは、大学受験英語の英語長文読解の問題集の中でも1位、2位を争うほど有名な参考書、「やっておきたい英語長文シリーズ」の「やっておきたい英語長文500」です! この問題集は以[…]
ちなみに、もし他の長文問題集も知りたいという方は以下の記事を参考に!
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英文読解入門基本はここだ!でTOEICや英検はどのくらいカバーできるか?【番外編】
たまに、「英文読解入門基本はここだ!でTOEICと英検の勉強も一緒にできますか?」という質問をいただきますので、紹介しておきましょう。
結論から言うと、「英文読解入門基本はここだ!」でTOEICや英検をカバーすることは厳しいです。
「英文読解入門基本はここだ!」はあくまでも大学受験英語の入試に向けて作られた問題集ですので、TOEICや英検の対策として使っていくのはやめた方がいいでしょう。
最後に
いかがでしたか?
「英文読解入門基本はここだ!」は受験生なら誰しもが知っていて、勉強することも多い参考書ですので、他の受験生に差をつけられないためにもぜひ、勉強しておくことをおすすめします。
皆さんが合格することを祈っています!
ではまた!
ちなみに参考までに以下の3冊セットで勉強すると「英文解釈」の勉強は完璧ですよ♪
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