PR 大学受験英語

大学受験英語での音読の効果と正しいやり方|継続のコツ・メリットも紹介

大学受験英語での音読の効果と正しいやり方|継続のコツ・メリットも紹介

サクフリ株式会社

サクフリ株式会社は、リサーチ×分析を得意とするWebマーケティング会社です。英会話スクール・学習塾・家庭教師など、英語教育や大学受験領域を中心に、各サービスを公平かつ専門的な視点からレビューしています。

大学受験英語の勉強法として定番に挙げられる「音読」。

一見するとシンプルな学習法ですが、正しく継続することでリスニング力・読解力・スピーキング力のすべてを底上げできる、非常に効果的なトレーニングです。

ただ、なんとなく声に出すだけでは十分な成果が得られず、「本当に意味があるの?」と疑問に思う受験生も少なくありません。

この記事では、大学受験英語における音読の効果や正しいやり方を詳しく解説します。

さらに、継続のコツや音読がもたらす具体的なメリットも紹介するので、効率よく英語力を伸ばしたい受験生にとって必見の内容です。

※本コンテンツはプロモーション(PR)を含みます。また、詳しい最新情報に関しては必ず公式サイトをご確認ください。料金は特段の表示がない限りは全て税込表記です。

大学受験で音読はなぜやる?→英文の意味を前から理解できるようにするため

大学受験で音読はなぜやる?→英文の意味を前から理解できるようにするため

音読はそもそもなぜやるのでしょうか?

それはずばり「英文の意味を前から理解する」ということを練習できるから。

音読は声に出して英文を読む勉強法。英文の意味を理解するためだからといって、後ろから音読することはできませんよね?

前から読んでそのまま英文の意味を理解しないといけません。

実際の英語長文問題やリスニングも同じように「前から読んで意味を(聞いて)理解」しなければいけません。

長文を速く読むためには前からスラスラ読んで理解しなければなりませんし、リスニングはそもそも文の内容を後ろから読んで理解するなんてことはできません。

つまり、音読は長文読解やリスニング問題にとても役に立つ勉強法です。

大学受験英語において音読するのは効果ない?

大学受験英語において音読するのは効果ない?

大学受験英語において音読をしても効果がないという人も一定数いらっしゃるので、ここでは音読をする効果をまとます。

英語を音読することによる効果はたくさんあります。

音読をすると得られる効果

  1. 速読ができるようになる
  2. 語彙力がさらに増加
  3. 文法を体に染みこませることができる

①速読ができるようになる

日本語を話すときや読むとき、文の構造やルールを意識したことはほとんどないと思います。

これまでに何度も日本語を使ってきたので、感覚的に言語を理解できているからです。

英語のネイティブスピーカーに少しでも近づくためには、英語を使っていくことが大切ですし、そのために音読は効果的なんです。

日本語と英語は語順が違うので読み方が異なり、慣れるまでは返り読みも多くなってしまうでしょう。

日本語は動詞が後ろに来るのに対し、英語は動詞が前に来ますから、日本語の語順で訳そうとすると混乱してしまいます。

音読は声に出して読んでいくので、左から右へ英語の語順で読んでいくフォームも固まっていくんです。

音読を繰り返すことでどんどん英語に慣れていきますし、英語長文を読むスピードも上がります。

英語長文の音読をする中で、自然と単語や熟語、文法などの知識もインプットされていくので、一石何鳥かわかりません。

②語彙力がさらに増加

英語の長文を読んでいれば、少なくても1つは知らない単語が出てくると思います。

後程紹介する私の音読の勉強法は、1つの文章を30回繰り返しますが、さすがに30回も繰り返せば覚えられると思います。

そして、誰しも完璧に単語を覚えている人はいなくて、なにかしら単語の漏れがあるです。

その単語の漏れ、つまり覚えきれていない単語の復習も一緒にできるのが音読です。

30回も音読するのですから、初見で覚える単語より楽勝ですし記憶に残りやすいです。

③文法を体に染みこませることができる

音読の効果の3つ目は文法を体にしみこませることができることです。

多分、多くの受験生はvintage、ネクステ、英頻などの参考書で文法の学習を進めていると思います。

それはもちろん共通テストや個別試験の問題で出るからというのもそうなんですが、英語を勉強するうえで文法は欠かせません。

先程の「英語を読むスピードが速くなる」という例を取っても日本語を勉強し始めたばかりの外国人は「を」って何だろう「が」って何だろうと思うはずです。

そして私達日本人も文法がわからないと正確に文章の訳をとれません。

そして、受験生の目標は入試で制限時間内で合格点をとるのが目的で、そのためにはある程度スピーディーに文章を読む必要があります.

この文章のthatは代名詞なのか、関係代名詞なのか、so~thatのthatなのか、協調構文のthatなのか、をいちいち考えている暇は正直ありません。

まあ、悪く言うと感覚で解くということなのですが、この感覚で解くという境地に達するためにはかなり論理的に勉強する必要があります。

そして、論理的に解けるようになって、それを意識の底(無意識)のレベルにする訓練が音読なのです。

大学受験英語における音読のメリット・デメリット

大学受験英語における音読のメリット・デメリット

また、効果と似ていますが、音読には付属的なメリットやデメリットがあります。

音読のメリット

音読のメリット

  1. 英単語を正しく発音できているか確認できる
  2. リスニング力を鍛えられる

1.英単語を正しく発音できているか確認できる

ただ英文を黙読するのと実際に口に出すのとでは、全然効果が違ってきます。

自分では読めていると思っていた英単語も、実際に口にしてみると、英単語のアクセントや正しい発音が出来ているかどうかを改めて確認することが出来ます。

こうして振り返りをすることで、再度正しい英単語のアクセントや発音を頭にインプットすることが出来ます。

2.リスニング力を鍛えられる

Thank you.と聞けば誰でも「ありがとう」くらいの意味は分かります。

Good Morningと言われれば「おはよう」くらいの意味は分かります。

それではこれはどうでしょう↓

「So suddenly was his retirement that everybody was shocked.」

(彼の引退は突銭だったので、みんなが驚いた。)

これをリスニングでやるとなると先程の2つの例よりも面倒です。

文章が長いし、もしかしたらリスニングのスピードについていけないかもしれません。

リスニングは前から後ろへ英語の語順で話されます。

先程も書いたように「音読をするといちいち日本語に訳さなくても、文章の後ろから訳さなくても、ちゃんと英語の語順で前から後ろへ、上から下へと英語を英語のまま読み進めていくことができる」と紹介しました。

リスニングはまさにその形です。

まさか話されている言葉を予想して後ろから訳すなんてそんな予言者みたいなことはできません。

正直、私はリスニング対策のために特別な勉強はいらないと思っています。

英語長文問題の復習でしっかりと音読をすれば、自然とリスニング力はついているはずです。

音読のデメリット

音読のデメリット

  1. 継続するのが大変
  2. 間違った音読をすると効果半減+時間のムダ
  3. 音読できる場所が限られる

1.継続するのが大変

音読は時間と体力をかなり使います。

そのため、音読の勉強を続けることは意外に難しく継続するのが難しいです。

これが1番のデメリットでしょう。

2.間違った音読をすると効果半減+時間のムダ

音読というのは、大学受験生の皆さんが考えている以上に難しいものです。

英語長文を黙読で読むだけでもかなり苦労するのに、それを声に出して理解するというのは、そう簡単なことではありません。

「理解する」だけでなく、「発音する」という作業もしなければいけないので、難易度が上がるのは当然です。

そこが分かっていない状態で、取り組んだ長文をただ音読しているだけでは、本当に時間のムダになってしまいます。

せっかくたくさん勉強をしても、取り組み方が間違っていれば音読の効果はほとんどありません。

また、音読をする際に自己流の間違った発音で読んでしまっている受験生も多いです。

間違った発音で音読すればその発音が定着してしまい、スピーキングやリスニングにも悪影響があります。

3.音読できる場所が限られる

音読は声を出さなければならないですし、意外に場所が限られるものです。

カフェとかでは、周りの客の迷惑になりそうでやりにくいですし、勉強場所の鉄板である図書館もできないです。

そう考えると、音読はできる場所が限られると思います。

大学受験英語で音読を継続するコツは「時間」や「回数」を決めておくこと

大学受験英語で音読を継続するコツは「時間」や「回数」を決めておくこと

上記で音読は継続できないことが最大のデメリットである旨、紹介しました。

音読は時間と体力をかなり使います。

そのため、音読の勉強を続けることは意外に難しく、ついさぼりがち。

これを防ぐために、音読をする「時間」や「回数」を決めちゃいましょう。

つまり、下記の決まり事を決めておきましょう。

決まり事

  • 「何をどれだけ音読するのか?」
  • 「問題を解いてすぐにやるのか、それともその日の終わりにやるのか?」

①長文問題の場合

長文問題を解いた後に、わからなかったフレーズをノートにまとめておく。

それらを寝る前に10回ずつ音読する。

②リスニング問題の場合

「リスニング問題をやってすぐに、オーバーラッピングとシャドーイングをやる」

「どちらも音声にぴったりついていけるまでやる」

といった具合です。

音読をするうちに、自分が下記のようなことがわかってきます。

  • 大体これくらい読めれば覚えられる
  • これくらい音読すれば音声についていけるようになる」

それがわかったら、自分なりに「回数」や「時間」を決めてみてください。

大学受験英語での正しい音読のやり方

大学受験英語での正しい音読のやり方

音読を継続しても正しいやり方で音読をしない限り、効果は一向に出ません。

では、効果のでる正しい音読のやり方とはどのような音読方法なのでしょうか。

正しい音読のやり方

  1. 読んでいる時に、文章の意味や構文をちゃんと把握していること
  2. できるだけ速く読むこと

①読んでいる時に、文章の意味や構文をちゃんと把握していること

さきほども言いましたが、音読をやる意味は「前から英文の意味を理解する」練習をすることにあります。

たまに意味を理解していない単語や文章をひたすらさけんで読んでいる人がいますが、これでは残念ながら効果は出ません。

英文の意味を理解していなければいくら読んでも意味はないのです。

試験中に「あっ、この単語見たことある」「あ、この構文やった記憶がある」となっても、単語の意味や文章構造が分からないから内容が理解できない、というようになってしまうのです。

ですので、しっかり英文の意味を理解しながら音読をしましょう。

理想

「読みながらそのスピードで意味や構文(SVOCの違い、どこが意味のカタマリか、など)を同時に理解できる」こと。

これを目指して音読をしてみてください。とはいえ「そんなこといきなりできないよ……。」という人も多いはず。

そんな方は以下の方法を試してみましょう。

  • まずはじっくり黙読して意味や構文を把握した後で、それを思い出しながら音読
  • 学校の授業などですでに読んだことがあり、染みついている文章を音読

②できるだけ速く読むこと

音読は「前から英文の意味を理解する」ことの練習と最初に説明しましたが、同時に「処理速度を上げる」ことの練習でもあります。

もちろん「意味や構文を理解する」ということが最優先ですが、下記のステップで英語を理解するスピードを上げていきましょう。

  1. 少しずつ英語を読むスピードを上げていく
  2. だんだんスピードに慣れていく
  3. 英語を理解するスピードが上がる

速く音読できるようになればなるほど、長文を速く読めるようになったり、リスニングで速い音声を聞き取れるようになります。

大学受験英語で音読をする際の正しい手順

大学受験英語で音読をする際の正しい手順

上記では、効果が上がる音読のやり方について、紹介しました。

では、本章ではそれを踏まえて、下記の場合の音読の正しい手順を紹介します。

音読の正しい手順

  1. 英語長文問題を勉強する時
  2. リスニングを勉強する時

①英語長文問題勉強時の正しい音読手順

英語長文問題勉強時の正しい音読手順

音読の正しい手順

  1. 英語長文問題の参考書・問題集を解く
  2. 一文一文英語と日本語を照らし合わせる(1回)
  3. 2で書き込みしたものを丁寧に音読していく(10回ほど)
  4. 何も書き込みがないもので(20回)
  5. 1ヶ月後くらいに復習(2、3回)

1.英語長文問題の参考書・問題集を解く

とりあえず何でもいいので、長文を解いて答え合わせをしてください。

ここで1つポイントがあって、8割くらいできるような教材ではなくて、正答率が5割から6割くらいの参考書・問題集がいいかなと思います。

ちなみに、30回は1週間でやり切ります。1日5回音読×6日。

1週間経過したらまた新しい文章の音読です。

2.一文一文英語と日本語を照らし合わせる(1回)

いわゆる精読ってやつです。

ここで1つポイントがあって、後で何も書き込んでない長文で音読をしたいので、書き込む前にコピーしてください。

この段階で知らない単語、熟語、文法、文の構造を理解してください。

多分この勉強は割と時間がかかると思いますが、決してテキトーにやらないでください。

3.2で書き込みしたものを丁寧に音読していく(10回ほど)

精読をし終わったら、ゆっくりでいいので丁寧に音読をしてください。

ここで言う丁寧というのは、英語を読みながらわからない箇所、わかりずらい箇所があったらすぐに日本語と照らし合わせるという意味です。

そしてここでも1つポイントがありまして、音読はただ口を動かせばいいというわけではなく、頭の中でその文章の光景をイメージしながら音読してください。

実はこれが1番重要です。多分音読やっても成績が上がらない人は頭を使ってイメージせず適当にやっているのだと思います。1日で5回音読なので、この部分で2日はかかるかと思います。

多分10回も音読すればかなり文章の内容が頭に入っていると思いますし、その文章の書き手が言いたいことなども割とはっきりとわかると思います。

難しい文章なら段落ごとで音読というのも全然ありです。

4.何も書き込みがないもので(20回)

手順3では日本語と比べながら読み進めていく(余裕なら日本語を見なくてもいい)のですが、この段階では相当内容が理解できているので、ここで何も書いていない文章で音読します。

ひたすら英語だけを音読します。文章を覚えるくらい音読してしまっていいです。

知っている英語の背景知識が多ければ多いほど有利ですから。

5.1ヶ月後くらいに復習(2、3回)

せっかく30回も音読して内容を覚えるくらいやりこんだのに忘れてしまってはもったいないので、1ヶ月後とかに軽く2、3回音読して復習してください。

以上、英語長文問題の時の音読方法です。

②リスニング勉強時の正しい音読手順

リスニング勉強時の正しい音読手順

次に、リスニング教材を勉強する時にやってほしい音読の手順を紹介します。リスニングは音読をしっかりやるかどうかで、かなり上達の程度が変わるので必ず音読をしてください。

これから手順を説明しますがその前に、リスニングで音読が必要な理由を確認しておきます。

理由

「自分が言えないものは聞けない」

この大原則をしっかり肝に銘じて、音読していってください。

音読の正しい手順

  1. 何が原因で問題が解けなかったかを確認する
  2. もう一度音声を聞いてみて、聞き取れるかを確認
  3. 音声に重ねてテキストを見ながら音読(オーバーラッピング)
  4. テキストを見ないで、音声に続けて発声(シャドーイング)

1.何が原因で問題が解けなかったかを確認する

理解できなかった箇所をチェックし、単語の意味がわからなかったのか、聞き取れなかったのかなど、なぜ自分がそのリスニング問題を解けなかったかを確認しましょう。

2.もう一度音声を聞いてみて、聞き取れるかを確認

1でチェックした箇所の音声をもう1回聞き直してみましょう。

「文章を聞けば、そのスペルが頭にうかんでくる」というくらい何度も聞いたら、3に進みます。

3.音声に重ねてテキストを見ながら音読(オーバーラッピング)

3番目は、テキストを見ながらCDなどの音声に重ねて喋る練習です。

これを、オーバーラッピングといいます。

オーバーラッピングによって、正しい発音ができるようになり、かつリスニングに必要な聴き取り力も得られます。

目安は大体3~5回ですが、5回やっても自分の発音と音声を比べ、まだまだ差が合ったらもう少し回を重ねるぶんにはまったく問題ありません。

4.テキストを見ないで、音声に続けて発声(シャドーイング)

最後はシャドーイングです。

シャドーイングとは

テキストを見ないで、CDなどの音声に合わせて発音すること。

一見たいしたことなさそうですが、音読をはじめたばかりの人にとってはかなり大変です。

しかし、大変だからこそ効果は絶大で、シャドーイングをすることで、とにかくスピードに慣れることができます。

速い音声を聞きとれるようになるので、音声の内容の理解もしやすくなります。よって、リスニングで点を取りたいなら一番力を入れるべき勉強法です。

とにかく音声にくらいついてください。最初は苦労するかもしれません。

でも、苦労しているということは、頭の中でどんどん英語を聞く耳や姿勢が育っている証拠。

その苦労が確実にリスニング力向上につながっていますよ。

こちらも目安は3~5回です。

この手順1~4をリスニング問題集を解くたびにしっかりやり、4か月ほど継続すれば、共通テストのリスニングで9割はかたいでしょう。

大学受験英語の音読におすすめの英語長文問題の参考書・問題集

大学受験英語の音読におすすめの英語長文問題の参考書・問題集

では今までの内容を踏まえて、音読の効果を最大限発揮する英語長文問題の参考書、問題集を紹介します。

音読をする際の参考書・問題集選びのポイントは以下の通り。

  • CDや音声がついている
  • 構文の解説が詳しい

上記2点は外せません。上記2点のポイントを抑えている以下の通りです。

おすすめの参考書・問題集

  1. 英語長文ハイパートレーニング
  2. 英語長文レベル別問題集
  3. 英語長文ポラリス

①英語長文ハイパートレーニング

「英語長文ハイパートレーニングシリーズ」はAmazonでベストセラーにもなっている、英語長文問題の問題集です。

著者は東進ハイスクールの安河内先生で、解説が英語長文問題の問題集の中では最も詳しいのではないかというほど、解説が充実でします。

以下の3つにレベル分けされいるので、自分のレベルにあった問題を解くことが可能です。

  • レベル1 超基礎編:大学受験英語基礎レベル
  • レベル2 標準編:日東駒専・共通テスト試験レベル
  • レベル3 難関編:March・関関同立・早慶レベル

英語長文問題の参考書であるにもかかわらず、CDがついています。

この参考書の特徴は、とにかく解説の詳しさ。

SVOCや主語・動詞などが解説に逐一書かれている参考書はハイパートレーニングくらいなのではないでしょうか。

長文の構造が詳しいうえにCDもついているので、音読で復習するにも最適な参考書になっています。

②英語長文レベル別問題集

東進の安河内先生・大岩先生が執筆されている「英語長文レベル別問題」です。

「英語長文レベル別問題集」のレベルは以下の通りです。

  • レベル1:中学・公立高校受験レベル
  • レベル2:公立・私立高校合格レベル
  • レベル3:共通テスト(基礎)レベル
  • レベル4:共通テスト・中堅私大レベル
  • レベル5:有名私大(MARCH・関関同立)・国公立大レベル
  • レベル6:難関私大(早慶)・難関国公立大レベル(東大、京大、旧帝大)

この参考書の特徴は、レベルが細かく分かれているので、長文問題集にありがちな急激なレベルアップで悩むことなく、確実に力をつけていくことができます。

SVOCが細かく振られていることや、CDがついていることも魅力の1つです。

こちらも、文章自体の解説は豊富だが、問題自体の解説は少し少なめです。

英語長文レベル別長文問題集シリーズについて詳しく知りたい方は、関連記事『英語長文レベル別長文問題集シリーズの口コミ・評判・使い方』をご覧ください。

③関正雄の英語長文ポラリス

2016年に初版が出版されて以降、多くの受験生の間で少しずつ口コミが広がってきているKADOKAWAから出版している英語長文問題集、「関正生の英語長文ポラリス」です。

著者はスタディサプリでおなじみの関正生で、多くの受験生から支持され続けるエッセンスが盛りだくさんの一冊。

この問題集も以下の3つにレベル分けされており、下位レベルから進めていくことで、確実に読解力をレベルアップできる問題集となっています。

  • 関正生の英語長文ポラリス[1 標準レベル]
  • 関正生の英語長文ポラリス[2 応用レベル]
  • 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]

この問題集の特徴は、

  • SVOCが一文ごとに書かれている
  • 音声CDが付いている
  • 「使い方」から「復習のしかた」まで詳しく解説している

音読をするには最適な要素が三拍子そろっています。

英文自体も良質なものが多いので、おすすめのシリーズです。

サクキミ英語でおすすめしている英語長文問題の参考書・問題集を知りたい方は、関連記事『おすすめの英語長文問題の参考書・問題集』をご覧ください。

大学受験英語の音読に関するよくある質問【Q&A】

大学受験英語の音読に関するよくある質問【Q&A】

最後に「音読」に関して、皆様が疑問に思うと考えられる質問に対して回答しておきます。

①正しい音読方法や発音・リスティングまで指導してくれる英語塾は?

大学受験におすすめの英語塾は、関連記事『大学受験におすすめの英語塾』でまとめているので、参考にしてみてください。

英語塾の利用は、大学受験英語を最も効率良く、しかも確実に攻略する方法なので、ぜひチェックしてみてください。

英語塾に限らず、大学受験の総合的な対策をしたい方は、関連記事『大学受験向けの塾・予備校おすすめランキング』を参考にしてみてください。

②正しい音読方法や発音・リスティングまで指導してくれる家庭教師は?

大学受験におすすめの家庭教師は、関連記事『大学受験におすすめの家庭教師』でまとているので、参考にしてみてください。

③正しい音読方法や発音・リスティングの勉強に役立つアプリやサイトは?

大学受験英語におすすめの学習アプリサイトは、下記の記事でまとているので、参考にしてみてください。

④音読は何回すれば良いですか?

この質問は良く頂きますが、回数で判断するのは難しいと思います。易しい長文はすぐに理解できるでしょうし、逆に難しい長文は繰り返し音読が必要です。

音読を繰り返して、発音や理解に不安なく、スラスラ読めるようになったらというのを目安にしてください。音読に限らず回数で決めるのは論理的ではありませんし、自分が定めた狙いを達成できるまで取り組みましょう。

⑤音読する時間がない場合どうすれば良いですか?

入試までの期間が短かったり、他の教科の勉強が忙しかったりで、音読にかけられる時間が少ない場合、長文を復習する際に、自分が読みにくいと感じた文をピックアップして、音読するのも1つの手です。

読みにくい文は理屈で理解するだけでなく、音読を繰り返して感覚で理解していきましょう。自分が苦手な文の構造を音読で1つ1つ克服していくことで、英文を読む力が少しずつ磨かれていきます。

まとめ:大学受験英語において音読は最強の勉強法!偏差値10アップする

大学受験英語において音読は最強の勉強法!偏差値10アップする

今回は、「音読」に関して徹底解説しました。

「音読」は最強の勉強法であり、偏差値を爆伸びさせる最強の方法です。正しいやり方で継続すれば偏差値も10はアップします。

今回紹介したように「音読」には正しいやり方と正しい手順があります。正しいやり方、手順で音読をやらないと、効果は実感できません。皆さんも音読の効果を最大限享受して、志望校合格へ向けて頑張ってください。

今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。