こんにちは。サクキミ英語です。
私たちサクキミ英語は予備校講師や現役難関大学生(東大・京大・早慶など)でチームを構成しており、学習指導および学習のプロとしての視点から英語学習を始め様々な最新の学習情報を発信しています。今まで200社以上の塾や家庭教師を調査してきました。
こんな悩みはありませんか?
- 英単語も英文法も勉強しているのに点数が伸びない
- 英文を読むスピードをもっと速くしたい
- 英文解釈って必要なの?
皆さんは、大学受験英語でどのくらい点数を取れていますか?
もし取れていない人、その理由は簡単です。英文解釈の勉強をしていないからです。最初に言っておくと、英文解釈を勉強している人としてない人では、英単語と英文法を勉強した後の偏差値の伸びが全然違います。
今回は「英文解釈」とはそもそも何かから始まり、「英文解釈の勉強法・やり方と効果」についてお話しようと思います。
この記事を読めば、英文解釈の重要性、勉強法を理解することができ、大学受験英語で得点源となる英語長文問題で点数を荒稼ぎし、偏差値10アップを目指すことができるようになります。
また、大学受験の受験生を中心に「おすすめの英文解釈の参考書はありますか?」というような質問をよくいただきます。編集部が現役時代に実際に使用していた参考書や調査してわかった最新のおすすめの参考書も紹介していますので、ぜひご覧ください。
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英文解釈とは?
まずは、「英文解釈とはそもそもなんなのか」ということについて解説していきましょう。
英文解釈の参考書で溢れる本屋の大学受験英語参考書コーナーや、「英文解釈特訓」といったような予備校で行われている授業を見ると、英語の中に「英文解釈」といったような独立した分野が存在しているかのような印象を持ってしまいます。
そのような状況ですから、英文解釈というものがそもそもなんなのかよくわかっていないまま、「やっといたほうがいいか」という理由でなんとなく書店に並ぶ参考書を使って勉強している人がいるのも仕方がありません。
そこでまずは、効果的に英文解釈の能力を伸ばすためにも、英文解釈の定義についてはっきりさせておきましょう。
①英文解釈の定義
サクキミ英語編集部の英文解釈の定義は、以下の通りです。
英単語と英文法の知識を使用し、英文の意味を正しく理解すること
これが英文解釈の定義です。
英語の基礎固めで培った単語知識や、英文法の知識を正しく適用して、その英文が伝えようとしている意味を正しく汲み取る作業、これを「英文解釈」と呼びます。
そのため、「解釈」という少し曖昧な表現のせいでぼんやりしていますが、本質的には「英文の意味を正しく理解できるか」という実にシンプルなことを指しています。
「英文の意味を正しく読み取る」能力を試す、向上させていく行為が、いわゆる「英文解釈の練習」と私たちが呼んでいるものになります。
英文解釈をマスターする=正しく英文を読む能力を向上させること。
②「英文解釈」と「英文読解」の違い
上記の内容を説明すると、よく「英文解釈と英文読解の違い」な何ですか?という質問をいただきます。説明しておきます。
1.英文解釈
まず、英文解釈はどんな作業なのか。
英文の文構造を把握しながら、意味のかたまりごとに前から順に処理する練習
英文解釈の目標は日本語訳ではなく、あくまで英語のルールにのっとって、英語のまま理解することです。
そのために、どれが主語でどれが動詞か、どれが先行詞でどれが関係詞節か、接続詞の ‘and’ が何と何をつないでいるか、といったことを明らかにしながら、英語を読むときの頭の働かせ方を訓練します。
2.英文読解
一方、英文読解は以下のような特徴があります。
日本語で言う国語のような要素が強い
つまり、文章全体の、そして各パラグラフの話の流れ、概要、要点を捉えます。話の中の比喩や対比を理解したり、登場人物の心情を理解したりもします。
日本語訳をしたり、要旨をまとめたり、代名詞が指す内容を考えたり、正誤問題に答えたりするのも、一般的に英文読解に分類されます。
3.英文解釈は英文の構造を把握していく
そのため、今から勉強していく「英文解釈」というのは、文脈の流れを把握していくというよりも、英文の構造を把握していく練習ということになります。
以上が英文解釈の定義です。
何となく、「英文解釈」とは何なのか理解できましたか?ここでは、英文解釈は正しく英文を読む能力を向上させることなんだな。と覚えてもらえれば大丈夫です。
大学受験英語では英文解釈の勉強はいらない?
上記では英文解釈とは何のかについて説明しました。
そんな英文解釈ですが「英文解釈って必要なの?」「英文解釈っていらなくない?」という質問をいただきます。
結論から言うと、必要です。むしろ、英文解釈を勉強しないと英語の点数は伸びないです。
①英文解釈の勉強が必要な理由
皆さんはどうしたら英文を正しく読めるようになると思いますか?
どうしたら英文を正しく読めるようになるのかという話ですが、これは「英文」が一体何からできているのか、ということを整理すると練習方法が見えやすくなってきます。
英文というのは、どんな内容の文でもどんな長さの文でも、基本的に以下の2つの要素からなっています。
- 英単語
- 英文法
そのため、理論上はこれら2つが正しく理解・暗記できていれば英文解釈はできる(=正しく英文が読める)ということになります。ただし、実際はそうではありません。
1.英文が正しく読めないのは英文解釈を勉強していないから
英文法書を使って完璧に英文法知識を固めた後でも、英単語帳がボロボロになるまで繰り返して完璧に単語を覚えた後でも、英文を読む中で単語の意味や文法はわかるのになぜか意味が何となくわからないという状況に直面することがあります。
それはなぜかというと、英語を読む中で状況に応じて適切な知識を引き出すという行為がまだうまくできないからなんですね。
2.英文解釈の練習=【単語・文法】の知識を適切に取り出す練習
英文解釈を上手にできるようになるには、英単語張と文法書で必要な知識を理解、暗記するだけでなく、英文を通してそれらの知識をスムーズに取り出す練習が必要なのです。
そのため、英文解釈の練習をする段階では、英単語や英文法の勉強がひととおり終わっていることが前提になってきます。
※英単語と英文法の勉強が終わっていない方は以下の記事で勉強しておいてください。
3.英文解釈を勉強した人としてない人では、偏差値が10違ってくる
ゆえに、英文解釈の勉強は重要であり、偏差値向上への大事なステップとなります。英文解釈を勉強した人としてない人では、偏差値が10違ってくると言っても過言ではありません。
文法書をマスターした状態で、使われている英単語は全て知っているにも関わらず、
- 読めない文章に出会う
- 読めない原因の追究・解決
⇧このフローが英文解釈の学習そのままです。
ポイントを整理しておきましょう。
- 英単語と英文法を勉強しているのに英文が読めないのは英文解釈を勉強していないから
- 英文解釈の練習=知識(単語・文法)の知識を適切に取り出す練習
- 英文解釈を勉強した人としてない人では、偏差値が10違ってくる
②英文解釈の参考書や問題集を使うメリット
上記で英文解釈の勉強がいかに重要かは説明しました。
そんな英文解釈ですが、たまにこんな質問を受ける時があります。
英文解釈を勉強する時は参考書はいらないの?
1.細かく英文の構造が説明されているから復習時に効率的
答えは必要です。その理由は、参考書がある方が圧倒的に勉強が効率的になるからです。
英文解釈用の参考書では、単語ごとに品詞分解がされていたり、どこからどこまでが一つの句としてのまとまりなのか明確に書かれていたり、他の英語長文問題集などに比べて、一文一文かなり丁寧に解説されて書かれています。
それゆえ、読めなかった原因の追究とその解決をより効率的に行える可能性が高いです。
まだ文の構造をとることに慣れていないという人や、細かく品詞分解について知りたいと考える人にとって、それらの参考書を使う意味というのは十分に意味があります。
2.英文解釈初心者は「参考書を1冊終了→英語長文問題に取り組む」が効率的
そのため、英文解釈初心者の方は
- 英文解釈用の良書を1冊なのか1シリーズなのか用意してとことん練習を積み重ねる
- 英語長文問題も演習をする
という流れが一番効率的かつ効果的だと当編集部は考えます。
大学受験英語における英文解釈の勉強効果
前章では、英文解釈の勉強がいかに重要であるかは説明しました。そもそも英文解釈を勉強するとどんな効果があると思いますか?
- 英単語と英文法の知識を長文で引き出す練習ができる
- 英文の意味を正確に読み取れるようになる
- 英語の配置で自然に読み進めることができるようになる
前章と軽く重複してしまう部分もありますが説明していきます。
①英単語と英文法の知識を長文で引き出す練習ができる
英語長文問題をスムーズにできるようになるには、英単語張と英文法書で必要な知識を理解、暗記するだけでなく、英文を通してそれらの知識をスムーズに取り出す練習が必要です。
英文解釈の専用の参考書を使って英文を読む練習をすることによって、「ここの箇所はこの英文法が使われていたのか」など、英単語と英文法を復習しながら知識をスムーズに取り出す練習ができます。
②英文の意味を正確に読み取れるようになる
そして、適切な知識を英文でスムーズに引き出すことに慣れれば、「単語の意味や文法はわかるのになぜか意味が何となくわからない」ということがなくなります。
つまり、英文の意味を正確に読み取れるようになるはずです。
③英語の配置で自然に読み進めることができるようになる
そして、上記のような英文解釈の練習をしていると、最終的には英語の配置で自然に読み進めることができるようになるはずです。
英語は日本語と違っていて、単語の配置が異なります。例えば、
日本語:私はバスケットボールが好きです。
英語:I like basketball.
で考えてみます。日本語の場合は
私は(主語)バスケットボール(目的語)が好き(動詞)です。
というように、主語、目的語、動詞という並びになります。一方英語の場合は
I(主語) like(動詞) basketball(目的語).
というように、主語、動詞、目的語という並びになります。
このように、英語と日本語では単語の配置(語順)が異なっているのが、日本人にとって英語が難しく感じる原因の1つにもなっています。
しかし、英文解釈の勉強をしっかりすることによって、いつの間にか左から右へ一回読んだだけで意味が正確にわかるようになっているはずです。
この感覚は英文解釈を勉強しているとある日突然実感します。その実感した後の模試はいきなり偏差値が跳ね上がりますよ。
大学受験英語では英文解釈はいつから勉強すれば良い?
前章で「英文解釈」を勉強することの効果について理解いただけたのでないでしょうか?
では、ここで「英文解釈」の勉強を始めるベストなタイミングを説明します。
- 英単語と英文法の勉強が終わった時
- 高校三年生の8月末までがデッドライン
①英単語と英文法の勉強が終わった時
ベストなタイミングとしては、「英単語と英文法の勉強が終わった時」がベストです。
上記で何度か言っていますが、英単語と英文法の勉強が終わっていない状態で英文解釈の勉強を始めても効果は半減します!英単語や英文法の参考書を開いている時間の方が多くなってしまうでしょう。
そのため、英単語と英文法の勉強が終わっていない方は、まずは英単語と英文法を優先的に終わらせましょう。
②高校三年生の8月末までがデッドライン
また、どんなに遅くても高3の8月末までには終わらせてください。
大学受験の英語の勉強の流れとしては、高3の時期と仮定すると、
- 5月末までに単語と文法を一通り終わらせ
- 6~7月で英文解釈を一通り終わらせ
- 8月末までに英語長文の問題集をやる
といった流れが理想です。
注意:8月末までに英文解釈の勉強が終わっていない方は英語長文問題へ。
ちなみに、8月末までに英文解釈の勉強が終わっていない方は、このステップを飛ばして、英語長文問題に進むことをおすすめします。
8月末ということは夏休み終わりです。夏休みが終わってからは大学受験で多くの配点を占める英語長文問題の勉強を始めないと合格点まで手が届かないでしょう。
英文解釈という勉強ステップを踏んだ方が良いですが、時間がない方は飛ばすしかありません。英文解釈を勉強しなければ必ず英語長文問題を解けるようにならないというわけではないので。
※勉強計画については、以下の記事が参考になると思います。
大学受験英語の最も効率的かつ効果的な英文解釈の勉強法・やり方5選
本章では、本題である「英文解釈の勉強法・やり方」について紹介します。
- 問題文を読み、構造把握を行った上で和訳を紙に書く
- 解説・和訳を見ながら英文構造を全て理解する
- つまづいたところ、苦手なところを復習する
- 音読をして英文の処理速度をあげる
- 英語長文の勉強時も、英文解釈の勉強法を意識する
①問題文を読み、構造把握を行った上で和訳を紙に書く
英単語・英熟語・英文法の基礎がある程度固まってきたら、まずは基礎的な参考書・教材を1つ決め、それに取り掛かりましょう。
その際、和訳をきちんと紙に書くことをおすすめしています。出来れば問題文もコピーし、SVOCMや接続関係を直接に英文に書き込む方が良いです。
なぜ書くかと言うと、自分の解釈や和訳がどう間違っていたのかしっかりと検討できるからです。
紙に書かずに口頭で訳すだけだと、自分の解釈の思考回路のどこを直せばよいかわからなくなってしまいます。復習をしないということは勉強している意味がなくなってしまいますよ。
②解説・和訳を見ながら英文構造を全て理解する
そして、次に解説・和訳を見ながら、そこに書いてある1パラグラフ程度の英文を、構文から自分で完璧に再現できるようになるまでやり直してください。
ここでいう「完璧」とは、極端に言うならば、歩いている時にふと「あの英文どんなのだっけ」と思い立った時にいつでも、構造から全て思い出して、頭の中で再現できるようになる、というレベルにすることです。
まずは自分が知っている英文で繰り返し訓練を積むことで、同じことが初見の英文でもスピーディにできるようになります。自分が使っている教材が「完璧」になった。 と思ってから、次の問題に進んでください。
③つまづいたところ、苦手なところを復習する
参考書の全ての英文構造の理解ができた。と思ったら、解説・和訳なしでもその英文が読めるのかチェックしましょう。
この時に気をつけて欲しいのが、ただの「読める」状態、つまり日本語に直してその英文を理解できる、というレベルではなく、「英語のまま理解できる」状態にするということです。
英語のまま理解できるようになれば、おのずと英文を読むスピードも上がっていきます。
④音読をして英文の処理速度をあげる
「100%の理解=自分の頭の中での再現」ができるようになったら、突っかかるところがなくなるくらいスラスラ読めるようになるくらいまで何度も声に出して読んでいき、英文の処理能力を上げていきましょう。
とは言っても、同じ英文を何度も何度も読むことは、受験本番でいい点数を取れることに直結しません。なぜなら受験本番で出る英文は、100%初見の文章だからです。
そのため、音読に時間をかけすぎるのはあまりおすすめできません。あくまでも音読は、勉強に疲れたときのリフレッシュ・英文を理解する作業の一環だと思って取り組んでください。
ちなみに「音読」には正しいやり方があります。
「音読の正しいやり方と効果」については以下の記事で解説しています。
⑤英語長文の勉強時も、英文解釈の勉強法を意識する
英語長文は「英文の積み重ね」です。いくら1000words超の長文だからといっても、分解していけば全て短い英文になるのです。
そのため、英語長文に取り組むときもあくまでも基本の読み方は英文解釈と同じ丁寧に読む、という意識を持ちつづけましょう。
特に急いで読むことに集中しすぎて一文一文の構造理解が疎かになってしまうと、早慶レベルのいやらしい正誤問題には全くと言っていいほど歯が立ちません。
繰り返しになりますが、長文は単なる短い英文の積み重ねです。過去問を解くときなどは、「これは長文だから」と、読み方を変えるのではなく、英文解釈のときと同じ読み方で、一文一文を完璧に理解するつもりで読んでいきましょう。
英文解釈は英語長文問題をスムーズの解けるようになりための、そして偏差値60を突破するための過程です。
大学受験英語におすすめの英文解釈の参考書・問題集
以上の内容を踏まえ、英文解釈を勉強するのにおすすめの参考書・問題集を紹介します。上記で説明した内容を実践するのにおすすめですよ。
- 入門英文解釈の技術70
- 基礎英文解釈の技術100
- 英文解釈の技術100
- 英文読解入門基本はここだ!
- ポレポレ英文読解プロセス50
- 英文読解の透視図
- 入門英文問題精講
- 基礎英文問題精講
- 標準英文問題精講
ちなみに、以下の通り「1~3」、「4~6」、「7~9」はそれぞれセットで勉強することをおすすめします。
- 入門英文解釈の技術70
- 基礎英文解釈の技術100
- 英文解釈の技術100
- 英文読解入門基本はここだ。
- ポレポレ英文読解プロセス50
- 英文読解の透視図
- 入門英文問題精講
- 基礎英文問題精講
- 標準英文問題精講
①入門英文解釈の技術70
まずは、一押しの「英文解釈の技術シリーズ」です。ちなみに編集部では高校時代は英文解釈の技術シリーズを使い、偏差値10アップした人も多いです。
このシリーズは3冊の参考書から成り立っています。
- 入門英文解釈の技術70
- 基礎英文解釈の技術100
- 英文解釈の技術100
以下に、それぞれの参考書をいつ頃使えば良いのか、どういった人が使えばいいのかを示していきます。
まずは「入門英文解釈の技術70」からです。英文解釈の技術シリーズでは最も簡単な参考書です。一番最初にやることを目的に作られています。
公式HPに対象となるレベルの人が書いてありました。
レベル:高1、高2、高3、大学入試
高1、高2、高3、大学入試全てに使えます。
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②基礎英文解釈の技術100
入門70から続く参考書が、基礎英文解釈の技術100です。
入門70に比べるかなり多くの使用者がいます。恐らく、入門70をすっとばして、基礎技術100から技術100につなげる人が多いんではないでしょうか。
難易度は、難関大学志望の人が基礎固めとして使う感じですね。
以下は公式HPからの引用です↓
レベル:高3、大学入試
簡単に言えば、ほぼ全ての大学どこでもこれでOKって感じです。英語がそこまで難しくない、地方国公立、中堅私立(MARCHまで)、もちろん共通テストもこれで網羅できると思います。
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③英文解釈の技術100
英文解釈の技術シリーズの最後の参考書にして、英文解釈の最高峰の難易度を誇る参考書だと思います。
若干解答の丁寧さにかけますが、それもハイレベルの参考書ゆえにだからでしょうか。あと、問題が若干、基礎技術100と被っています。
対象者を公式HPから引用します。
- 入門英文解釈の技術70:例題が70題、それに対する演習問題が70題の計140題
- 基礎英文解釈の技術100:例題が100題、それに対する演習問題が100題の計200題
- 英文解釈の技術100:例題が100題、それに対する演習問題が100題の計200題
また、例題の英文をCDに収録されているため、それを使って聞き取り、音読、ディクテーションの練習もできるのがさらに良いところですね。
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④英文読解入門基本はここだ!
続いてのシリーズは、代々木ゼミナールが監修している問題集達です。正確には、「英文読解の透視図」だけは違うのですが、「ポレポレ」の後に「透視図」を勉強される方は多いです。
以下の順番で勉強すれば確実にレベルアップできるようになっています。レベル感も以下の通りです。
- 英文読解入門基本はここだ。:共通テストレベル
- ポレポレ英文読解プロセス50:MARCH・関関同立合格レベル
- 英文読解の透視図:東大・京大・早慶合格レベル
「英文読解入門基本はここだ!」は、英文の読み方を基礎から解説している参考書です。今は東進ハイスクールで講義をしている、人気の英語講師・西きょうじ先生が執筆している参考書です。
この参考書の特徴は、SVOCなどの基礎中の基礎から、英文読解の手法を学ぶことができるという点です。その他にも、主語と動詞の見つけ方など、長文読解に後々いきてくる英文の読み方が盛りだくさんの参考書です。
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⑤ポレポレ英文読解プロセス50
「ポレポレ英文読解プロセス50」は難関大レベルの英文を読み解くための参考書です。
この参考書の特徴は、他の英文解釈の参考書とは違い、英文にSVOCを振って解説があるというよりは講義本チックになっているという点です。
ポレポレというやわらかいタイトルや、参考書自体が薄いことからレベル感を勘違いされやすいが、相当な難易度があるので注意が必要です。
代ゼミから東進に移籍した大人気講師・西きょうじ先生のわかりやすい解説が見所です。
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⑥英文読解の透視図
「英文読解の透視図」は「英文解釈」の参考書の中で随一の難易度を誇る参考書です。
この参考書は河合塾のトップ講師3人が共同で書いた、高難易度の英文解釈の参考書で、プロの予備校講師3人が書いているので、自宅でも予備校のクオリティに近い勉強をすることができます。
東大・京大・一橋大の和訳問題対策に最適な英文が多数収録されており、難易度は上記の程ですが、解説が丁寧で分かりやすいのが特徴です。
恐らく、英文解釈の透視図が英文解釈の中で最も難しい参考書のかなと思います。
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⑦入門英文問題精講
続いては、「英文問題精講」シリーズです。この参考書も以下の3レベルに分けています。
- 入門英文問題精講:日東駒専、産近甲龍レベル
- 基礎英文問題精講:MARCH・関関同立レベル
- 英文標準問題精講:東大・京大、早慶上智レベル
「英文問題精講シリーズ」の特徴としては「解説が丁寧である」ことと「著者の解説動画を無料で見ることができる」点があります。
古くから、続いているこのロングセラー商品である「英文問題精講シリーズ」はコンパクトで持ち運びやすいので、通学中に復習するのにも適しています。
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⑧基礎英文問題精講
続いて、レベルがぐっとあがる「基礎英文問題精講」です。
名前に「基礎」と書いてありますが、基礎レベルではありません。MARCH・関関同立レベルは合格圏内に入ります。例題に選ばれている英文はとても良質なものが多く、普通に単語や構文をしっているだけでは上手く訳せないものばかりです。
MARCH・関関同立など、難関大学を目指す学生はこの「基礎英文問題精講」までの勉強はマストです。
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⑨英文標準問題精講
最後は最上位の難易度を誇る「英文標準問題精講」です。
こちらも名前には「標準」とありますが、全く標準レベルではありません。「英文標準問題精講」ができれば、東大・京大、早慶にも合格できるレベルになります。
「英文標準問題精講」は1題ずつの問題の英文は短いですが、110問あり、良質な難問ばかりを取り揃えています。すぐに1周できるボリューム感だと思うので、ぜひチャレンジしてみてください。
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大学受験英語の英文解釈の参考書・問題集【一冊目or一冊だけにおすすめ】
今回は英文解釈に関する参考書3・問題集を3シリーズ紹介してきました。
その中でサクキミ英語編集部のおすすめ順を参考までに紹介します。どれか一冊だけやるならおすすめ度が高いものだけやれば大丈夫です。
サクキミ英語のおすすめ順
- 英文解釈シリーズ
- 代々木・ポレポレ
- 英文問題精講
「英文解釈の技術シリーズ」と「代々木・ポレポレ」の比較
おすすめ度のより高い、「英文解釈の技術シリーズ」と「ポレポレなどの代々木シリーズ」を簡単に比較しておきましょう。
- ポレポレが50題,基礎技術100が200題なので、問題数は技術シリーズ
- 基礎技術100はCDが付属しているが、ポレポレはない。
- ポレポレのほうが若干難易度高め。
大学受験英語の英文解釈勉強法に関するよくある質問【Q&A】
最後に「大学受験の英文解釈勉強法」に関して、受験生がよく疑問に思うことをQ&A形式にしたので、回答して終わりにしたいと思います。
①英文解釈の勉強は独学のみでも可能ですか?
人によるというのが正直な感想です。
自己管理が得意な方は独学でも合格は可能ですが、Q2で紹介する塾の中の第1位の英語塾であれば3ヶ月で偏差値15上げてくれる塾もあるので有効活用するのも手です。
大学受験英語の独学勉強法について詳しく知りたい方は、関連記事『大学受験英語の独学勉強法と参考書』をご覧ください。
②英文解釈の勉強法・やり方を教えてくれるおすすめの英語塾は?
大学受験におすすめの英語塾は、関連記事『大学受検におすすめの英語塾』でまとめているので、参考にしてみてください。
英語塾の利用は大学受験英語を最も効率良く、しかも確実に攻略する方法なので、ぜひチェックしてみてください。
③英文解釈の勉強法・やり方を教えてくれるおすすめの家庭教師は?
大学受験におすすめの家庭教師は、関連記事『大学受検におすすめの家庭教師』でまとているので、参考にしてみてください。
④英文解釈の勉強をするのに役立つ英語アプリやサイトは?
大学受験英語におすすめの学習アプリサイトは、下記の記事でまとているので、参考にしてみてください。
⑤英文解釈を勉強しないと難関大学への合格は難しいですか?
大学受験英語の難しいランキングは、関連記事『大学受検の英語が難しい大学ランキング』でまとているので、参考にしてみてください。
まとめ:英文解釈の勉強が終わったら英語長文問題に挑戦しよう
今回は、大学受験英語の結果を左右すると言っても過言ではない英文解釈の勉強法について解説しました。
英文解釈は大学受験英語を制するためにはとても重要です。英文解釈の問題集を完璧にこなせると、偏差値が10くらいいきなり上がると思うので、無駄な勉強だと思わずに騙されと思って勉強してみてください。
英文解釈まで勉強が済んだ方はいよいよ英語長文問題を解く段階まできています。英語長文問題まで勉強を終えれば偏差値70を突破するでしょう。
英語長文問題の勉強法、参考書について以下の記事を参考にしてみてください。
また、まだ大学受験英語の基礎(英単語や英文法)について全然勉強していない、という方は英単語と英文法についてそれぞれ解説している記事も以下に紹介しておくので参考にしてみてください。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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