PR 大学受験英語

大学受験英語とTOEICの違いを比較|難易度やレベル感・利用方法も解説

大学受験英語とTOEICの違いを比較|難易度やレベル感・利用方法も解説

サクフリ株式会社

サクフリ株式会社は、SEO・AIO対策を得意とするWebマーケティング会社です。英会話スクール・学習塾・家庭教師など、英語教育や大学受験領域を中心に、各サービスを公平かつ専門的な視点からレビューしています。

大学受験英語とTOEICは、どちらも英語力を測る試験ですが、出題内容や求められるスキル、活用される場面は大きく異なります。

大学進学を目指す高校生や、就活・転職を視野に入れた社会人の中には、「どちらの勉強を優先すべきか」「レベル感はどれくらい違うのか」「大学受験で身につけた英語はTOEICでも通用するのか」と疑問に感じる人も多いでしょう。

本記事では、大学受験英語とTOEICの出題形式・難易度・必要な英語スキルを比較しながら、それぞれの試験がどんな場面で役立つのかを詳しく解説します。

さらに、両者を効率よく学習に取り入れる方法や、目的別の勉強法も紹介します。これを読めば、自分に合った英語学習の方向性が明確になるはずです。

※本コンテンツはプロモーション(PR)を含みます。また、詳しい最新情報に関しては必ず公式サイトをご確認ください。料金は特段の表示がない限りは全て税込表記です。

大学受験共通テストからTOEICは離脱

大学受験共通テストからTOEICは離脱

前章では、英検やTOEFLのような民間の外部試験のスコアが実際の受験にも反映されることは説明しました。

では、TOEICの状況はどうでしょうか?

結論から言うと、TOEICは大学入学共通テストに採用される英語の民間試験を辞退しました。

受験から成績提供までの日程など、参加を決めた時点では、共通テスト側から示されていなかった要望に対応できないと判断したそうです。

TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(東京)の担当者は、共通テストからの離脱を決めた理由をこう話します。

日程面などでの要請に応えられなかった。

2018年3月に共通テストへの参加が認定された時点では、民間試験の初回の受験期間は20年4~12月と示されたが、受験後の成績提供に至るスケジュールなどは未定だった。

18年12月に総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜など大学受験の種別に合わせ、段階的に成績を提供する方針が示されたが、一部の学生には早めに成績を提供しなくてはならず、TOEICのシステムでは困難だった。

(引用:大学入学共通テスト、制度設計に甘さ TOEIC離脱

試験日程が他国と共通で、同協会の一存では決められないことも足かせとなったということみたいです。

共通テストでは「読む、聞くなどの4技能を1回で評価する」とし、2試験の日程を近づけるなど一体的な運用が求められます。

TOEIC側は運営システムの大幅な変更が必要で、会社員など年間約120万人が受験するTOEICの運営全体に大きな支障が出る可能性があると判断したということみたいですね。

【比較表あり】大学受験英語とTOEICの違い

【比較表あり】大学受験英語とTOEICの違い

大学受験英語にTOEICは外部試験の加点対象試験としては、参画しない旨は説明しました。

そもそも、大学受験とTOEICの違いは何なのでしょうか?

本章では、「大学受験英語とTOEICの違い」について解説していきたいと思います。

大学受験英語の特徴

  1. 勉強するという特色が強い
  2. 精読力、論理的思考力が必要
  3. アカデミックな英文が多いので、内容を理解するには背景知識が必要
  4. 細かい文法知識が問われる(広い知識が必要)
  5. リスニングの試験があまりない(センター試験、一部の大学を除く)

1.勉強するという特色が強い

大学受験英語は「勉強」です。

大学受験英語では、次のように勉強するのが一般的なやり方です。

  1. 英単語
  2. 英文法
  3. 英文解釈
  4. 英語長文問題
  5. 熟語

上記のように、きちんとした英語力をつけるのが受験英語です。

つまり、コツコツと勉強していく必要があります。

この他にも英作文や勉強しなければならないものがたくさんあります。

2.精読力、論理的思考力が必要

大学受験英語は精読力が必要です。例えば、下線部和訳の問題では、構文把握力・未知の英単語の推測力など、頭を使って解いていきます。

つまり、大学に入ってからの必要なアカデミックな文章を読むことを想定した論理的な英語力があるかを見る試験なのです。

3.アカデミックな英文が多いので、内容を理解するには背景知識が必要

上記でも簡単に触れましたが、大学受験英語は入学してからアカデミックな文章を読むことを想定しているため、問題にアカデミックな英文が多く出題されます。

そして、アカデミックな英文を読むにはある程度、背景知識が必要になります。

4.細かい文法知識が問われる(広い知識が必要)

また、大学受験英語ではこんなとこまで聞く?とツッコミたくなるような文法知識まで出題されます。

つまり、様々なことに広い知識が必要になってきます。

基本的に細かい文法知識を問いてくるのは早慶、Marchなど私立大学が多いです。

5.リスニングの試験があまりない(共通テスト、一部の大学を除く)

そして、大学受験英語ではリスニングの試験がほとんどありません。

一部、早稲田大学の国際教養学部のような英語を主の学問とする学部を除いては、筆記が中心の試験になっています。

TOEICの特徴

  1. 訓練という特色が強い
  2. 事務処理能力が必要
  3. ビジネスの場で使用する英語を想定されている
  4. 英出る文法範囲・表現・単語・パターンは決まっている
  5. リスニングが出来ないと高得点は狙えない

1.訓練という特色が強い

大学受験英語は勉強でしたが、TOEICは「訓練」です。

いかに、パターン慣れしていくかが必要になります。

TOEICのおすすめの勉強法はひたすら「公式問題集」を繰り返すことです。

つまり、英語力をつけるというよりも、パターンに慣れるというのが最優先です。

このように、受験英語は「勉強」であり、TOEICは「訓練」です。

全く違う試験と言えます。

2.事務処理能力が必要

大学受験英語は精読力や論理的思考が求められましたが、TOEICは事務処理能力が必要です。

TOEICはすべて選択肢の問題です。

未知の英単語は「推測」というよりも「無視」です。

それでも全体の意味がわかることが必要になってきます。

このことは、次の各試験の試験時間と問題数を見てみれば明らかです。

  • 大学受験:試験時間90分、問題数35題
  • TOEIC:試験時間120分、問題数200題

大学受験英語は各大学によって変わってきますが、およそこれくらいが一般的です。

このような受験英語は「精読力」、TOEICは「事務処理能力」が必要とされるんです。

3.ビジネスの場で使用する英語を想定されている

大学受験英語はアカデミックは英文を読まないといけませんでしたが、TOEICはビジネスの場で使用する英語を学びます。

なので、文章も基本的にはビジネス文章になります。

4.英出る文法範囲・表現・単語・パターンは決まっている

大学受験英語は「広い世界」です。

具体的には下記の通りです。

  • 各大学によって試験の種類が異なる
  • 出題範囲も分野も様々

受験英語は広い範囲を学ぶ必要があります。

コツコツとした勉強が必要になります。

きちんとした英語力をつける必要があります。

一方で、TOEICは「狭い世界」です。

具体的には下記の通りです。

  • 試験の種類は一種類のみ
  • ビジネス英語が中心の分野
  • 出る文法範囲・表現・単語・パターンが決まっている

つまり、TOEICでは大学受験英語のように広く勉強する必要がなく、決まった内容、分野を徹底的に勉強すればそれで良いのです。

5.リスニングが出来ないと高得点は狙えない

TOEICでは、リスニング分野の点数が半分を占めます。

大学受験英語では、リスニングの問題を出す大学が少ないくらいです。

まとめ:大学受験英語とTOEICの違いを比較

つまり、大学受験英語とTOEICの違いを比較すると、以下の通りとなります。

項目 大学受験英語 TOEIC
1.特色 勉強 訓練
2.求められる能力 精読力・論理的思考 事務処理能力
3.出題される英文 アカデミックは英文 ビジネス文書が中心
4.出題分野 様々な分野から
(広い知識が必要)
出る文法範囲・表現・単語・パターンは決まっている
5.リスニング ない大学も多い 点数・スコアの半分を占める

つまり、簡単に一言で言うと、

大学受験英語とTOEICの違い

  • 大学受験英語:深い知識と論理的思考力を問う試験
  • TOEIC:限られた時間の中で情報を処理する正確さと素早い事務処理能力を問う試験

以上、大学受験英語とTOEICの比較表でした。

「大学受験英語・TOEIC・英検」のレベル・難易度を比較

「大学受験英語・TOEIC・英検」のレベル・難易度を比較

前章では、「大学受験英語とTOEICの違い」について解説しました。

では、本章では皆さんから意外に質問として挙がる「大学受験英語とTOEICのレベルや難易度」について、具体的な大学や英検で例えながら、レベル感を掴んでいただければと思います。

TOEIC500点のレベル・難易度

  • 難易度:比較的易しい
  • 必要学習時間:450h
  • 大学レベル:日東駒専~March・関関同立
  • 英検:2級レベル

TOEIC500点の難易度は比較的易しいです。

英語力がゼロの状態からはじめて、おおよそ450時間程度の学習時間が必要となります。

英検で比較すると2級レベル。

目安として、英語を学ぶのが20年ぶりの社会人がアルファベットからやり直し、基礎的な単語と文法を思い出し、そこから1年くらい勉強するとTOEIC500点を取れるというイメージです。

大学のレベルで言えば、日東駒専~March・関関同立に通用するレベルです。

TOEIC600点のレベル・難易度

  • 難易度:普通
  • 必要学習時間:700h
  • 大学レベル:March・関関同立
  • 英検:2級〜準1級レベル

TOEIC600点の難易度は普通。英語力がゼロの状態からはじめて、おおよそ700時間程度の学習時間が必要となります。

英検で比較すると2級には受かるが、準1級には届かないレベルになります。

600点は「高校英語+TOEIC固有の対策」が達成の目安で、努力次第では十分達成できるが、片手間で勉強すると失敗するでしょう。

TOEICの平均点が約580点なので、600点は平均よりも少し高いという感じですね。

大学のレベルで言えば、March・関関同立レベルに通用するレベルになります。

なお「イングリッシュおさる」の記事『【900点保持者が教える】TOEICを500点台から600点台に引き上げる方法!伸び悩みの原因や参考書も紹介』では、TOEIC600点以上になるための勉強方法やおすすめの参考書などを詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

TOEIC700点のレベル・難易度

  • 難易度:やや高い
  • 必要学習時間:950h
  • 大学レベル:早慶
  • 英検::準1級レベル

TOEIC700点の難易度はやや高いです。英語力がゼロの状態からはじめて、おおよそ950時間程度の学習時間が必要となるでしょう。

英検と比較すると、準1級に合格できるレベルに近づきます。

学習時間の面から見れば、TOEIC700点の950時間は、日商簿記1級の800時間より多く、社会保険労務士の1,000時間より少ないという感じです。

試験内容が異なるので、単純に比較はできないですが、TOEIC700点にかなりのコミットメントが要求されるのがわかると思います。

大学のレベルで言えば、早慶レベルに通用するレベルと言えるでしょう。

TOEIC800点のレベル・難易度

  • 難易度::高い
  • 必要学習時間:1,225h
  • 大学レベル:早慶・旧帝大
  • 英検:準1級〜1級レベル

TOEIC800点の難易度は高いです。英語力がゼロの状態からはじめて、おおよそ1,225時間程度の学習時間が必要となります。

英検で比較すると、準1級には十分受かるが、1級(大学上級程度)には届かないレベルです。

一時期、TOEIC780点以上を取得することで、大学入試共通テストが免除になる案が議論されました。

このことからもTOEICで800点を取ることが如何に難しいかが伺えると思います。

大学のレベルでいえば、早慶・旧帝大に充分通用するレベルです。

大学生であれば、このレベルまでいけば、TOEICは充分でしょう。

一般企業からも認められるレベルになります。

TOEIC900点のレベル・難易度

  • 難易度:非常に高い
  • 必要学習時間:1,550h
  • 大学レベル:東大・京大
  • 英検:1級レベル

TOEIC900点の難易度は非常に高いです。英語力がゼロの状態からはじめて、おおよそ1,550時間程度の学習時間が必要となります。

英検1級に合格できるレベルに近づきます。

900点を取得するためには、大雑把に言って設問の9割に正解していなければなりません。「正解をできるだけ増やす」から「不正解を極限までなくす」に方向性がシフトします。

ちなみに、900点超を達成しているのは、全受験者の上位3%程度です。

なかなかの強者です。

大学のレベルでいえば、大学レベルの最高峰「東大・京大」でも合格できるレベルになります。

TOEIC990点のレベル・難易度

  • 難易度:最高
  • 必要学習時間:2,000h
  • 大学レベル:東大・京大
  • 英検:1級レベル

TOEIC990点満点の難易度は最高レベルです。

英語力がゼロの状態からはじめて、おおよそ2,000時間程度の学習時間が必要です。

英検1級にも十分合格できるでしょう。というか英検1級よりはるかに難しいですね。

990点満点のためには、リスニング・リーディングそれぞれで495点満点を取得しなければなりません。

大学レベルでいえば、どこの大学でも受かります。

大学受験英語とTOEICの勉強法でよくある勘違い

大学受験英語とTOEICの勉強法でよくある勘違い

では、TOEICと大学受験英語の関係性やレベル感を把握していただいたところで、本章から具体的な勉強法の話をしていきたいと思います。

大学受験を控えているあなた。

もし、TOEICの参考書を使っていたら要注意です。

大学受験英語の勉強にTOEICの参考書を使うのはあり?

結論から申し上げると、ありです。

ですが、それは大学受験英語で偏差値をすでに60以上取っている受験生限定です。

なぜ、偏差値60以上取っている受験生しかTOEIC用の参考書・問題集を使ってはいけないのか。

理由

  1. 大学受験英語とTOEICでは求められる能力が違う
  2. 英単語の意味が大学受験英語とTOEICでは違う
  3. 英文法の問われる内容が大学受験英語とTOEICでは違う

1.大学受験英語とTOEICでは求められる能力が違う

前章で、下記の通り説明しました。

  • 大学受験英語:深い知識と論理的思考力を問う試験
  • TOEIC:限られた時間の中で情報を処理する正確さと素早い事務処理能力を問う試験

つまり、大学受験英語とTOEICでは、求められるいる能力が違うため、大学受験英語の勉強にTOEIC用の参考書で勉強するのは効率が悪くなってしまうのです。

偏差値50前後の受験生がTOEIC用の参考書や問題集で大学受験の勉強をしてもあまり効果は得られません。

2.英単語の意味が大学受験英語とTOEICでは違う

また、TOEICでは、大学受験用で問われるような難しい単語はまず出ません。

それに、TOEICと大学受験英語では問われる単語の種類が全く異なりますし、同じ単語でも大学受験とTOEICでは問われる意味が違います。

例えば、billには「法案、請求書、お札」という意味がありますが、TOEICでよく問われるのは「請求書」の意味です。

3.英文法の問われる内容が大学受験英語とTOEICでは違う

また、英文法の問われる内容が大学受験英語とTOEICでは違います。

大学受験では良く問われる冠詞(a,the)はTOEICではまず問われません。

なので、大学受験英語の偏差値を上げたいのなら、大学受験英語用の参考書を使わないと、実際に大学受験英語用の参考書を使っている方に負けてしまいます。

偏差値60以上の受験生は例外

しかし、ここで例外があります。

以下のような方達には大学受験英語の勉強としてTOEICの参考書・問題集を解いてみることをおすすめしています。

  • 大学受験英語で偏差値60以上の方
  • 大学受験英語に自信があって、もっと解答スピードを上げたい方

大学受験英語では英文を1文1文きちんと構造を理解して意味を考えますが、同じことをしていてはTOEICでは全然時間が足りません。

TOEICのリーディングで高得点を取るために必要な能力は英文をザッと読んで設問に必要な情報を読み取ることができる力です。

大学受験英語で偏差値70以上あるような方は、きっと大学受験英語用の参考書や問題集は一通り、やり終えているはずです。

なので、暇なのではありませんか?

他のハイレベルな受験生に打ち勝つためにも、解答スピードを上げるために、TOEICの参考書と問題集を実際に使ってみるのは、さらに偏差値を上げる、長文読解の読むスピード向上に向いているかもしれません。

ちなみに大学受験英語で偏差値70以上を目指したい方は、関連記事『大学受検英語の勉強法完全版』をご覧ください。

また、偏差値70以上あり受験勉強は何もすることがないという方は、下記の記事で紹介している英語塾でさらなる高みを目指してみてもいいかもしれないですね。

サクフリでおすすめしている大学受験向けの英語塾を知りたい方は、関連記事『大学受験向けの英語塾』をご覧ください。

大学受験英語におすすめなTOEIC参考書・問題集【偏差値60以上向け】

大学受験英語におすすめなTOEIC参考書・問題集【偏差値60以上向け】

ここまで、大学受験英語とTOEICを比較し、様々な観点から解説してきました。

偏差値60以上あるような受験生には、TOEICの参考書や問題集も使えることは上記で説明した通りです。

なので本章では、偏差値60以上ある受験生や解答スピードを上げたい受験生に対して、大学受験英語でも使うことができるTOEICのおすすめの参考書、問題集を紹介したいと思います。

TOEICの参考書や問題集を使えば、解答スピードも上がりますよ。

おすすめの問題集

  1. 公式 TOEIC Listening & Reading 問題集
  2. 世界一わかりやすい TOEIC L&Rテスト 総合模試1
  3. TOEICテスト 新形式精選模試
  4. TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

①公式 TOEIC Listening & Reading 問題集

まずは公式問題集です。

1~8まであり、数字が大きくなるにつれて最新のものになっていきます。

難易度については結論から言うとばらつきがあるものの、公式TOEICリスニング&リーディング問題集8は、これらの公式問題集の中で、現在の公開テストの難易度レベルに最も近いものです。

具体的には、公式TOEICリスニング&リーディング問題集8のTEST1・2のレベルが、現在の公開テストの難しさに最も近いと言えます(TEST2がより難しいです)。

しかし、問題集5も遜色ないレベルではありましたので、例えば7の問題集を先に買ってしまったという場合にはこちらからやっても問題はないでしょう。

②世界一わかりやすい TOEIC L&Rテスト 総合模試1

「世界一わかりやすい TOEIC L&Rテスト 総合模試1 (600点突破レベル)」は関正生氏によるTOEIC模試。

本番と同じ「リスニング100問+リーディング100問」が2セット収録されています。

本書は「600点突破レベル」のテーマにあるように、実際の試験よりも難易度の低い設問で構成されています。

解説も丁寧でわかりやすくなっているので初めて問題集を買うならこれをおすすめします。

その上の「800点突破レベル」までできると相当解答スピードは上がっているはずです。

③TOEICテスト 新形式精選模試

「TOEICテスト 新形式精選模試」はエッセンスイングリッシュスクールによるTOEIC模試。

本書はリスニング編(100問×5回分)とリーディング編(100問×5回分)に分けて販売されています。

合計1,000問(本番試験5回分)が解けるため、量をこなしてスコアを上げたい中・上級者の方におすすめ。

④TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」はTEX加藤氏による英文法問題集!

本書は品詞問題、動詞問題、前置詞問題など、TOEIC Part5(短文穴埋め問題)の出題パターン別に設問が分かれています。セット問題もあるため、時間管理の練習も可能です。

本書はTOEIC英文法問題集の中で最高のクオリティであり、Part5対策はこの1冊でできます。

一歩上のスコアを目指す受験者はぜひとも持っておきたい1冊です。

サクフリでおすすめしている大学受験英語の参考書・問題集を知りたい方は、関連記事『大学受験英語の参考書・問題集』をご覧ください。

大学受験英語にはTOEIC・TOEFLどっちがおすすめ?

大学受験英語にはTOEIC・TOEFLどっちがおすすめ?

TOEICと似たような試験にTOEFLという試験があります。

よく受験生から、勉強するなら、TOEICとTOEFLどっちが良いですか?

という質問を受けるので、簡単に解説しておきます。

そもそも、TOEFLとはどんな試験か。

TOEFLとは

英語を母語としない人々を対象に1964年から実施されている国際基準の英語運用能力テストで、オーストラリア、カナダ、イギリス、アメリカを含む130か国、10,000以上の大学・大学院に入学を希望する際に英語力の証明として必須とされており、全世界でこれまで延べ3,000万人以上の人が受験しています。

TOEFLはTOEICより10倍難しい

TOEFLは、海外大学留学や、海外大学院、MBAへ進学するために提出が必要となる世界共通の英語試験です。

高得点があると日本の大学入試に有利になることもあります。

ただ、日本で英語を使って仕事をすることを意図して作られているTOEICとは違い、海外の大学で英語で勉強する下準備をするためのTOEFLは、TOEICの10倍は難しく、本当の英語力をつける基礎となります。

リーディングやリスニングで求められるレベル・スピードは段違いであり、スピーキング、ライティングのセクションもあるためさらに難易度が上がります。

TOEFLは民間外部試験の対象試験

上記でも簡単に触れましたが、大学入試の加点対象の試験からTOEICは辞退しましたが、TOEFLは民間外部試験の対象試験になっています。

そのため、民間試験で加点が欲しいという方はTOEFLを勉強しても良いかもしれません。

ただ個人的にはTOEFLはかなり難しいので、それなら普通に大学受験英語の勉強をした方が効率が良いのでは?と思うところです。

結論

  • 民間試験としての加点が欲しいならTOEFLだが難しいので、時間に余裕がある人限定
  • 単純に解答スピードの向上、速読力の向上を目指すならTOEIC

大学受験英語やTOEICの勉強法に関するよくある質問【Q&A】

大学受験英語やTOEICの勉強法に関するよくある質問【Q&A】

最後に「TOEICの勉強法」に関して、受験生がよく疑問に思うことをQ&A形式にしたので、回答して終わりにしたいと思います。

①大学受験英語の勉強と合わせてTOEICの勉強もできる英語塾はありますか?

大学受験英語とTOEIC対策をしたいなら『Liberty English Academy』一択です。

Liberty English Academyは国内・国外の難関大学への合格実績も豊富ですし、TOEIC対策のコースも用意されており、英語指導の専門性が私が知っている限りでは英語塾の中で最も高いです。

英語塾の利用は、大学受験英語を最も効率良くしかも確実に攻略する方法なので、ぜひチェックしてみてください。

あわせて読みたい
Liberty English Academyの口コミ・評判は?メリット・デメリットを解説
Liberty English Academyの口コミ・評判は?メリット・デメリットを解説

②大学受験英語の勉強と合わせてTOEICの勉強に役立つアプリやサイトは?

下記の記事で大学受験英語におすすめの学習アプリサイトをまとめているので、参考にしてみてください。

まとめ:TOEICを勉強して他の大学受験生に差をつけよう

TOEICを勉強して他の大学受験生に差をつけよう

本記事では、大学受験英語とTOEICの違いについて徹底解説してきました。

大学受験英語とTOEICは求めらる能力が違いますが、上手く生かせば、大学受験英語にも充分使える対策だと思います(偏差値がある程度ある方に対しては)。

ライバルが勉強していないとこを勉強して圧倒的な差をつけるのも良いと思います。そんな裏技的な方法としてTOEIC対策はおすすめです。

各専門機関を利用して短期間で対策をするのもありですよ。

今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考:英語の長期インターンシップ求人・募集一覧

参考:TOEICの難易度や必要な勉強時間(StudyMemo)