大学受験英語で見落とされがちなのが、実は「英会話問題」です。
リスニングやリーディングに比べて出題数は少ないものの、会話文特有の表現や流れに慣れていないと点を落としやすい分野でもあります。
「なんとなく読めたけれど正解を選べない…」という経験をした受験生も多いのではないでしょうか。
本記事では、大学受験英語の英会話問題を攻略するための具体的な対策方法や解き方のコツをわかりやすく解説します。さらに、効果的に学習を進めるためのおすすめ参考書も紹介。
読み進めれば、会話文をスラスラ理解できる力が身につき、得点源に変えることができるはずです。
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大学受験英語で出題される英会話問題とは?

そもそも「英会話問題」とはどんな問題なのでしょうか?
「英会話問題」とは2、3人程度の登場人物の会話がセリフとして書かれており、それに対する問題に答えるタイプの問題です。
共通テストでも必ず目にする問題なので、模試を受けたことのある受験生であれば必ず目にしたことのある問題でしょう。
長文読解とは異なるテクニックを要するので、他の読解問題なら解ける人でも、ここは苦手という人も少なくありません。
この会話文問題で避ける受験生は多いですが、分野別でみると他の分野よりも出題率が非常に高い分野となっており、共通テストだけでなく私立大学の入試でも目にすることが非常に多くなっています。
つまり、会話文問題は全受験生にとって重要な分野である、といっても過言ではないのです。
今後の大学受験英語では英会話問題の出題増加が予想される

冒頭でも少し触れましたが、センター試験が廃止され「実用的な英語力」が強く求められるようになっています。
TEAPや英検などが重要視されていますし、この傾向はより明確になっていくでしょう。
筆記テストの中でも、実用的な英語力を問うことを考えると、会話問題の割合は増えていくことが予想されます。
会話問題の対策はこれまで以上に重要になっていくので、関連記事『大学受験英語での英検の有効期間はいつまで?外部民間試験の仕組みを解説』を読んで対策を立ててください。
英会話問題を出題する大学は?

そんな英会話問題ですが、毎年出題する大学も増えてきています。
毎年英会話問題を出題する大学の一例を紹介しましょう。
会話問題は差がつきやすい分野です。だから難関大学こそ出題してくる傾向にあります。
①会話問題で合否が分かれる
ちなみに、慶應大学法学部は大学の中でも英語レベルは最難関ですが、英会話問題で合否が分かれるといっても過言ではありません。
②慶應大学法学部では英会話問題で大問1つ占められている
慶應大学法学部では英会話問題で大問1つ占められています。
もちろん、通常の英語長文問題の難易度もすさまじいのですが、皆さん、英語の偏差値でいうと70前後ある方たちなので、通常の英語長文問題はけっこう正解してきます。
しかし、英会話問題はしっかりと対策をしている人としていない人では、得点力が全然違います。
しかも、大問1つが会話問題なので、ここで時間を取られたり、得点できないと恐らく不合格になるでしょう。
大学によってはそこまで重要な大学もあるのです。
大学受験英語で会話文形式の問題は苦手な人が多い

上記で、「英会話問題」で合否が決まる場合もあることは説明しました。
ただ、そんな英会話問題なのですが、苦手な人が多いのは皆さんも感じているのではないでしょうか?
上記の通り、英会話問題は偏差値70以上の方でも普通にできなかったりします。
たとえば、共通テストで、説明文(長文)の問題では点が取れるのに、短い会話問題では点が取れないという人が割といます。
一方で、社会人であれば、プレゼンのような論理的な英語は理解できても、ドラマの会話の英語は難しいと感じたりしますよね。
なぜだかわかりますか?
いろいと試行錯誤し、私がたどり着いた結論を紹介します。
①英語力は高くても、簡単な会話は英会話は理解できない
例えば、皆さんは以下のような問題が解けますでしょうか?
【会話文】
A「随分と疲れてるわね」
B「会うのは本当に久しぶりだもんね」
A「本当、長い年月だったわ」
質問:Aさんがほのめかしていることは何か?
【選択肢】
1.Bさんは疲れているけど大丈夫?
2.AさんはBさんに長い間会えなくて寂しかった
答えは2です。
しかし、1を選んだ人が割と多かったのです。
確かに、Bさんは直接「さびしい」とは言っていません。
でも「長い年月だった」と言っていることから、BさんはAさんに本当はもっと早く会いたいと思っていたということが想像できます。
英文自体は簡単なもので、難しい単語もありません。
ただ、会話の内容から、状況を読み取ることが必要です。
そうしたことをせず、会話を文字通りの意味でしかとらえないと、1の「疲れているけど大丈夫?」を選んでしまうのだと思います。
しかも、今回はわかりやすく日本語で説明しましたが、これが英語となればけっこう解くのって難しいと思いませんか?
説明文は、書いてあることさえ理解できれば正答を導くことができます。
長文によっては知識がないと理解できないこともありますが、会話のように心情を汲み取るとか、暗に言わんとすることを理解しようとする必要はあまりありません。
会話に弱い人が多い理由は、こうした前提で英文を理解することに慣れていないからだと思います。
②従来の英語教育には、会話に触れる機会がほとんどない
そうなってしまうのも当然のことで、学校の英語教育では会話に触れる機会がほとんどありません。
もちろん、リスニングとスピーキングは学校でも重視されるようになってきています。ベネッセ主催のGTECなどのテストで、それぞれの能力が試される機会も増えてきました。
中学校の教科書は、昔とは違って会話主体の英文となりましたし、リスニング問題が増えたり、発音に関する説明も増えました。
それでも、学習内容そのものは大きく変化していないように思われるのです。
科学や歴史などを扱った説明文はどんどん読ませます。一方で、会話から心情を読み取るというような、国語の授業にはあるような学習は英語にはほとんどありません。
教科書に形式としての会話文はあっても、文字通りとらえれば理解できる単純な文ばかりで、ドラマや映画のようなリアルな会話は学びません。
論理的文章ばかりを読むので、内容一致問題を解くことには慣れます。こうなると、長文の中で問いへの答えを見つけることは得意になります。
書いてあることだけを理解する分にはこれで問題ありませんが、それを書いた人がどんな気持ちであるかとか、どんな状況にいるのかとか、そういうことは考える必要がないので、結果として、そういうことが求められるような会話文は苦手になるわけです。
大学受験英語で出題される「英会話問題」と「英語長文問題」との違いを比較

そもそも「英会話問題」と「英語長文問題」の違いは何なのでしょうか?
普通の説明文や物語文といった読解問題と、英会話形式の問題では読み取るべきポイントが異なります。
長文読解では、文章を最初から順番に読み取っていけば基本的な情報を読み取っていくことが可能です。
しかし、英会話形式の問題では、文章として表現されている情報そのものに加えて、発話者の立場や会話の前後での文脈、背景を考える必要があります。
たとえば、「明日ピクニックに行く予定だったけど雨が降りそうだね」といった発話に対する返答として、適切な選択肢を選ぶといったような問題では、答える側の視点として複数の可能性が考えられます。
「そうだね」という賛成の返答もあれば、「雨は降らないと思うよ」などの反対の返答、そして「雨が降ったら延期しよう」などさらに会話を展開させるような返答もあり得えます。
これらは、どのパターンの返答であっても文脈に沿ったものになるので、どれも正解になる可能性があります。
実際の問題では、「ピクニックは楽しいですね」などの文脈に沿わない選択肢が混ざっていて、これらを排除できるかどうかが会話問題を解くポイントです。
間違った選択肢には、一見正しそうなキーワードがちりばめられていたりするので、こうした選択肢にひっかからずに解く練習をしておくのが良いでしょう。
大学受験英語の正しい英会話問題対策・勉強法

今までの内容を踏まえて「正しい英会話問題の対策・勉強法」について解説していきます。
①問題の解き方を知る
会話問題に取り組む際にはもちろん、会話文を読んで深く理解していることが大前提ですが、会話文を読む際の一番のコツは、情景をイメージすることです。
情景をイメージする時のポイント
- 登場人物(関係性や立場など)
- 登場人物の感情の移り変わり
- どこで会話が行われているか
例えば、登場人物が恋人関係にある場合、会社の上司と部下である場合、全くの初対面である場合。
こういった人間関係を把握することによって、会話の内容が分かりやすくなります。
また、落ち込んでいる人物を励まして、徐々に立ち直っていくような会話文。
初めは仲良しだったのに、少しずつけんかになっていく会話文など。
会話が進むにつれて、登場人物の感情がどのように移り変わっているのかも、イメージしましょう。
感情が変化する部分は、会話の中でもキーポイントになりますので、問題として問われる可能性も高いです。
会話が行われている場所も重要
「どこで」会話が行われているかというのも、重要なポイントになります。
実際に人と会話をしているときもそうですが、会話の内容は、会話をしている場所に大きく左右されます。
例えば、学校の授業中に話す時は、勉強や友達の内容が多くなるでしょう。
道で話すときは、目的地への行き先や、歩いた時間、見かけたお店や人に関する内容。
そのため会話問題を解くときには、会話が行われている「場所」をイメージすることが大切なんです。
会話文をイメージを持って読めていれば、ストーリーが頭にバッチリと入ります。
②頻出の穴埋め問題の解き方を覚える
会話問題で頻出なのは、穴埋め問題です。
ポイントは「穴埋め部分の前と後ろの変化を読み取る」ことです。
パターンは2つしかありません。
- 穴埋めによって会話の流れが変化するパターン
- 同じ流れの会話が続いていくパターン
まずはこの2つのどちらのパターンかを、見極めてください。
読みながら、この流れになっているということは、空所にはマイナスなフレーズが使われたな」と予想することがポイントです。
ちなみに、会話の空所補充問題を解く際には、先に選択肢を見ないようにするのもポイント。
選択肢を見る前に「自分ならここで何を言うだろうか」と考えて、一番近い選択肢を選ぶようにしましょう。
先に選択肢を見てしまうとどうしても、先入観が入ってミスの原因になってしまいます。
最初に自分で回答を考えることで、正解できる確率が大きく上がります。
③会話表現を覚える
頻出の会話表現は最低限覚えるようにしましょう。
英語長文で英単語を覚えていないと解けないように、会話問題も最低限の知識がないと解けません。
- Keep the change.(おつりはいりません)
- What line are you in?(どんな仕事をしていますか?)
- What a shame.(それは残念ですね)
上記のような表現は最低限です。
もし、これを見て「知ってる」とならなかった方は、まだ会話問題の最低限の知識が甘いかもしれません。
\会話問題のストラテジー!/
上記の「会話問題のストラテジー」という参考書では、別冊でこうした会話表現をまとめてくれています。
「Next Stage」や「Vintage」など、会話表現がまとまって収録されている問題集を活用するのも良いでしょう。
どの参考書でも構いませんので、会話表現をまとめて覚えられる参考書を勉強しておくと効果的です。
また模試や過去問、問題集で、新しい会話表現に出会うこともあるでしょう。
新しい表現は必ず1つ1つインプットしていき、フレーズを自分の中にためていってください。
大学受験英語の英会話問題におすすめ参考書・問題集

では、上記の英会話問題の対策・勉強をするのに最適な参考書・問題集を紹介します。
先程から少しフライングしている参考書もありますが、併せて紹介します。
もし、慶應大学法学部のような英会話問題が必ず出題されるような大学を受験する方は、最低でも2冊くらいはこなすと良いですよ。
①英会話問題のトレーニング
「英会話問題のトレーニング」は、3つのパートに分かれて英会話問題の各種出題形式の演習ができるようになっています。
- 1つ目のパート:発話者のセリフが1文書かれていて、それに対する返答を選ぶ問題
- 2つ目のパート:3~5行の会話を切り取った問題
- 3つ目のパート:さらに長い長文形式での会話問題
1つめのパートでは、発話者のセリフが1文書かれていて、それに対する返答を選ぶ問題が扱われています。
この形式では、先ほど例に挙げたような文脈を読み取って答えることが大切です。
そして、2つめのパートでは、3~5行の会話を切り取った問題が扱われています。
こちらは、先ほどよりも少し会話内容が複雑になるため、セリフから話者の立場や意見、会話の流れを読み取るテクニックが必要です。
最後の3つ目のパートでは、さらに長い長文形式での会話問題が掲載されています。
最初から順番に読み取っていけば情報が理解できる普通の読解問題と比べて、会話ではある一言を境に同じ話者でも立場や意見が逆になったりすることもあるので、注意深く読解する必要があります。
こうした、英会話問題に対応するためのパターン演習ができるのが、「英会話問題のトレーニング」の特徴です。
会話における重要表現もまとまっている
また、それぞれのパートで出題される「会話における重要表現」も知識としてまとまっています。
口語の英語特有の言い回しやフレーズは、意味を知っていないと直訳では全く分からないというものも少なくありません。
この教材を使って、そうした会話特有のフレーズを暗記しておくのが良いでしょう。
文法の基礎事項については特に触れていない
なお、この教材の解説は分かりやすいですが、文法の基礎事項については特に触れていないため、もし単語や文法などの基礎的な部分につまづくようであれば別途、文法や英文解釈の問題集を仕上げてからこの教材に取り組むことをおすすめします。
②会話問題のストラテジー
会話問題で頻出する定型表現をコミックでわかりやすく解説されています。
その定型パターンは約200と豊富です。
また、実際に演習できる練習問題も多く掲載されています。
項目としては、以下のような構成になっています。
- コミック式定型表現集:出会い、別れの時の表現な
- 会話問題のメインストラテジー:会話での受け答え方
- 会話問題のサブストラテジー:空所補充などの形式に対応したもの
- ストラテジートレーニング:練習問題など演習できる項目
③英会話問題の徹底演習
本書は英会話問題を効率的に攻略するために3段階構成となっています。
- 第1章 会話の決まり文句(第1日~第10日)
- 第2章 対話表現演習(第11日~第20日)
- 第3章 総合問題演習(第21日~第30日)
会話の決まり文句200問。入試によく出る口語表現のうち、とくに重要な決まり文句が掲載されています。
ここを丁寧に覚えることで、基礎がしっかりと固まります。
対話表現演習100問。対話問題には欠かせない応答表現を学びます。
典型的なタイプの問題をこなすことにより、対話問題の解法の手順が理解できるようになります。
総合問題演習20問。会話の論理展開をつかむトレーニングです。
会話がなされている状況を考えながら学習します!
④入試によく出る! 「英会話・口語表現」の徹底トレーニング
2019年の5月に「入試によく出る! 「英会話・口語表現」の徹底トレーニング (新装版)」 というタイトルで新装版として出版されました。
内容は新装版というだけあって改定はされておらず、巻末に第1章「会話の決まり文句」の索引が追加されただけです。
構成は各章10日で仕上げる目標となっており、30日で完成となっています。
- 第1章:会話の決まり文句
- 第2章:対話表現演習
- 第3章:総合問題演習
使い方としては、この本の使い方に書いてあるように進めていけば大丈夫です。
- 頻出重要表現の200のマスター
- 応答表現の演習
- 会話の論理展開をつかむトレーニング
なお、付録の(1)場面別英会話表現は早めに覚えてしまった方が得点にすぐに反映するので、心の余裕を持って進めていけると思います。
⑤Next Stage(ネクストステージ)
言わずと知れた、英文法問題集の名著。
「Next Stage(ネクストステージ)」の25章には120題の会話表現がのっているので、この範囲を暗記してください。
知識だけで解ける問題には、この範囲さえ覚えていればほぼ対応できるでしょう。
まずは、知識だけを詰め込みたいという方にはおすすめの一冊です。
\Power StageでもOK!/
最近では「Next Stage」の進化版として「Power Stage」という新入試形式に対応した参考書も出ています。
ただ、変更箇所としては「読解問題・英作文問題に挑戦」というページが数章ごとに設けられたことくらいです。
個人的には、読解問題と英作文問題は専門の問題集で対策をした方が効率てきなので、文法問題に集中でき、高速で回転させていける「Next Stage」の方が好きです。
Next Stage英文法・語法問題について詳しく知りたい方は、関連記事『Next Stage英文法・語法問題の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
大学受験英語における英会話問題の2種類の出題パターン

上記で、英会話問題の参考書と問題集を紹介しました。
皆さんは、そんな会話文問題には2種類あるということをご存知ですか。
会話文問題を解けるようになるためには、この2種類の対策を行う必要があります。
上記2種類の対策を行うのに適した参考書・問題集は以下の通りでしょう。
- 知識だけで解けるパターン問題:Next Stage
- 読解が必要になる長文の問題:英会話問題のトレーニング
①知識だけで解けるパターン問題:Next Stage
「NextStage」の25章には120題の会話表現がのっているので、この範囲を暗記してください。
知識だけで解ける問題には、この範囲さえ覚えていればほぼ対応できるでしょう。
②読解が必要になる長文の問題:英会話問題のトレーニング
英会話問題に特化した良問が集められていて、解説も非常にまとまっています。
問題量が多めで第3部は文章のレベルが高いので、志望校の傾向に合わせて1章2章3章の中でやる章を決めて進めてください。
会話文問題ではワードが正しそうに見えても文脈に沿わない選択肢が混じっており、それらを排除できるかどうかがカギになります。
この「英会話問題のトレーニング」では前後の文脈を読んで答える問題が多く掲載されているので、そんな練習にうってつけです。
落ち着いて読めば確実にとれるタイプの問題ですので、しっかり練習して問題に慣れておきましょう!選択肢を読むくせをつけることができれば対策としてOKです。
大学受験英語の英会話文問題対策をする時の注意点

ここまでで、英会話問題の勉強法や参考書を紹介してきました。
最後に英会話問題対策をする時の注意点を言っておきたいと思います。
①大学受験英語の基礎を勉強していることが前提
大前提ですが、大学受験英語の基礎ができていない方は、まずは基礎を固めてください。
基礎を固めずに分野別対策をしても効果は低いでしょう。
会話文の解き方がわかったとしても、会話文の中に出てくる単語、熟語、文法、文構造がわからなければ内容の理解ができません。
「英会話問題が苦手だからその対策をやろう」となる前に、そのための基礎がちゃんと身に付いているかを先に確認して下さい。
まだ基礎が完璧じゃないという人は会話問題より先に基礎固めをしましょう。
サクフリでおすすめしている大学受験英語の基礎固めができる勉強法を知りたい方は、関連記事『大学受験英語の基礎固めができる勉強法』をご覧ください。
②英会話会話問題を勉強する時は常に登場人物の立場をはっきりさせる練習をすること
また、基礎を固めたら会話文問題で特に意識してほしいことは、登場人物の立場をはっきりさせておくことです。
選択肢の全てが会話として成り立ってしまう場合、どの選択肢が最も適切なのかを決めるポイントは「登場人物の立場」です。
「Aさんが賛成」「Bさんが反対」と明記されている場合、それを後半の空欄補充で使う可能性は大です。
このポイントを見逃さず使えるよう、しっかり意識して読む練習をしましょう。
大学受験英語の英会話問題対策としてオンライン英会話を利用してみるもあり

また、英会話問題対策としてオンライン英会話を利用してみるのもおすすめです。
オンライン英会話は毎月数千円で外国人や日本人講師とオンライン上で英会話ができるサービスです。
英会話の表現について、コスパ良く時間と場所制限なくネイティブに聞くことができるので、気軽に英会話問題対策をしたい人におすすめです。
おすすめのオンライン英会話は下記の記事で解説しているので、無料体験だけでも受けてみてくださいね。
大学受験英語の英会話問題対策・勉強法のよくある質問【Q&A】

最後に「大学受験の英会話問題対策」に関して、受験生がよく疑問に思うことをQ&A形式にしたので、回答して終わりにしたいと思います。
①大学受験の英会話問題対策は独学でも可能ですか?
人によるというのが正直な感想です。
自己管理が得意な方は独学でも合格は可能ですが、Q2で紹介する塾の中の第1位の塾であれば3ヶ月で偏差値15上げてくれる塾もあるので有効活用するのも手です。
大学受験英語の独学勉強法について知りたい方は、関連記事『大学受験英語の独学勉強法と参考書』をご覧ください。
②大学受験の英会話問題対策におすすめの英語塾は?
大学受験におすすめの英語塾は、関連記事『大学受験におすすめの英語塾』でまとめているので、参考にしてみてください。
英語塾の利用は、大学受験英語を最も効率良く、しかも確実に攻略する方法なので、ぜひチェックしてみてください。
英語塾に限らず、大学受験の総合的な対策をしたい方は、関連記事『大学受験向けの塾・予備校おすすめランキング』を参考にしてみてください。
③大学受験の英会話問題対策に役立つアプリやサイトは?
大学受験英語におすすめの学習アプリサイトは、下記の記事でまとているので、参考にしてみてください。
おまけ:大学入試英語頻出の英会話表現TOP5

最後におまけです。大学受験に頻出の会話表現を5つ紹介します。
もし、この表現がわからない場合は会話問題の対策が不十分と言えるでしょう。上記で紹介した参考書・問題集を勉強してください。
①Hold on, please.
答えは、そのままお待ちください。
電話を保留し相手に待ってもらうときに使う表現。
Hang on. も同義。電話以外で一般的に「ちょっと待って」という場合にも使えます。
例文
“This is Mike Stud. May I talk to Mr. Smith?” “Hold on a minute, please.”
「マイク・スタッドと申します。スミスさんをお願いできますか」「少々お待ちください」
②Keep the change.
答えは、おつりはいらないよ。
タクシーの運転手やレストランの従業員にチップをあげるときの表現。
change には「釣り銭」「小銭」の意味がああります。
例文
“Here's your bill, sir. $6.98.” “Here's a ten. Keep the change.”
「こちらがお会計です。6ドル98セントになります」「10ドルで。お釣りはいいから」
③Let's see.
答えは、えーと。
返事をすぐに返せないときに間をつなぐために使います。
ここでの see は「考える」または「見る」の意。Let me see. や Well... も同義です。
例文
“Do you have the time?” “Lets's see... it's a ten past ten.”
「今何時ですか」「えー、10時10分です」
④Take it easy.
答えは、気楽にね。
焦っているまたは元気がない相手を落ち着かせたり励ましたりする表現。
この場合の easy は副詞で「気楽に、のんびりと」という意味です。
また、「それじゃまた」という別れの挨拶で使う場合もあり、難関校を目指す人は覚えておきたい表現です。
例文
“Everyone will be disappointed at me.” “Take it easy. You did your best.”
「みんながっかりするだろうなぁ」「気楽にいこうぜ。頑張ったじゃないか」
⑤You name it.
答えは、何でも言ってください。
相手の依頼に対して何でも快く受け入れることを伝える表現。
この name は「~を指定して言う、はっきり定める」という意味。
Just name it. と言うこともあります。
また、it の代わりに目的語を具体的に言う場合もあります。
(You name the day.「好きな日を指定していいよ」など)
例文
“Could you do me a favor?” “Sure. You name it.”
「お願いがあるんだけど」「いいよ。何でも言ってごらん」
どうですか?勉強してないとけっこうわからない表現多かったのではないですか?
私は偏差値70取った時も知らなかったです。もし、知らない表現があったら会話問題対策をしっかりすることをおすすめします。
まとめ:大学受験英語の英会話問題は対策しないと差が出る

今回は「英会話問題の勉強法やおすすめの参考書・問題集」を紹介しました。
英会話問題は、通常の長文問題と比べて読み方が異なるので、長文問題は解けるのに会話問題は解けないという人は解き方のテクニックを身につけることをおすすめします。
会話問題は、発話者の立場や会話の前後の文脈を読み取って答える必要があるので、ここで紹介した参考書・問題集でよくある出題パターンに慣れ、英会話問題特有の解き方をマスターするようにしてください。
英会話問題は対策している人としていない人では圧倒的に差が出るので、皆さんもしっかりと対策を行い、ほかの受験生に差をつけてください。
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