英語長文は、大学受験英語の中でも「最も得点差がつく」分野と言われています。
文法や単語の知識があっても、いざ長文になると内容が頭に入ってこない、時間内に読み終えられない……そんな悩みを抱える受験生は多いでしょう。
しかし、英語長文の読解力は正しい問題集・参考書選びで大きく変わります。
自分のレベルや志望校に合った教材を使えば、「読むスピード」「正確さ」「内容理解力」が着実に伸び、得点源に変わるのです。
この記事では、偏差値や目的別に厳選した英語長文のおすすめ問題集・参考書を紹介します。
基礎固めから難関大対策まで、あなたの現状と目標にピッタリ合う一冊が必ず見つかるはずです。
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大学受験で英語長文問題が解けない理由・原因

冒頭では、英語長文問題が大学受験英語にとって、いかに重要かを説明しました。
しかし、英語長文ってなかなかできるようにならないんですよね。私もそうでした。
しかし、ある時に気付いたのです。英語長文問題ができるようにならない原因、その理由を!
いろいろと研究した結果、英語長文問題を得点源にできない理由は、以下の2つの理由に尽きるという結論に帰結しました。
①英単語と英文法の勉強が不十分
まず、理由1つ目が「英単語と英文法の勉強が不十分」ということです。
これは、当たり前のことですが、意外とできていない人が多いです。
英単語と英文法の勉強が不十分にも関わらず、英語長文の勉強に移っている受験生が散見されるのが現状です。
英単語と英文法の勉強が十分とはどんな状態か
では、そもそも「英単語と英文法の勉強が充分」とはどんな状態だと思いますか?
基礎が充分な状態
- 英単語:約2000語レベルの英単語帳が1冊終わっている
- 英文法:インプット用の参考書1冊、アウトプット用の問題集1冊終わっている
上記のような状態になっていない方は、「英単語と英文法の勉強が充分」とは言えません。
もし上記のレベルに達していない場合は、まずは英単語と英文法の勉強を終わらせてください。
英文解釈の勉強も忘れずに
また、英単語と英文法の勉強が終わったら、英語長文の問題集や参考書を解く前に「英文解釈」の参考書や問題集を解いておくことをおすすめします。
「英文解釈」の勉強をした方としていない方では、英語長文の勉強をした時の偏差値の伸びが全然違います。
②英語長文の問題集・参考書選びが悪い
英語長文が解けない理由2つ目は「英語長文の問題集・参考書選びが悪い」です。
英語長文の問題集や参考書と言っても様々な特徴やタイプがあります。
例えば、下記のようなタイプ。
- 4択問題が多いもの
- 記述式問題が多いもの
- 超長文ばかり掲載されているもの
上記のように、英語長文問題集と言っても様々な特徴があるので、自分に合った問題集や参考書を選びましょう。
自分に合っていない問題集や参考書を選んでしまうと、思うように成績は伸びてくれません。
そのため、ここで紹介する英語長文の問題集・参考書の中から自分に合う問題集を選んでください。
大学受験対策におすすめの英語長文の問題集・参考書の選び方

前章では、英語長文が解けない理由として以下の2点を挙げました。
- 英単語と英文法の勉強が不十分
- 英語長文の問題集・参考書選びが悪い
①に関しては上記で紹介した参考記事を参照していただき勉強してもらうしかないですが、②に関しては、今から改善することができます。
そこで本章では、英語長文の問題集・参考書の選び方を紹介します。
①志望校の傾向にあったものを選ぶ
まずは、志望校の傾向にあったものを選ぶという視点を大事にしてください。
私は私立大学を志望していましたが、河合塾の模試でも点数を取りたいという時がありました。
なぜなら、私の志望校に合格するためには、偏差値70レベルを出さないとA判定が出なかったからです。
そのため、私は河合塾の模試で偏差値70を取るために、英作文の勉強に明け暮れていました。
しかし、私の志望校には英作文が出題されていませんでした。
その結果、河合塾の模試でも偏差値70を取ることができるようになりましたが、そこで満を持して、実際に私が受験予定の慶應大学の過去問を解いてみようと開いたらびっくり。
そこには、何と英作文は出題されておらず、私が全く勉強していない「英会話問題」が出題されていました。
それを知ってからは「英作文の勉強に費やした勉強時間は無駄だったな」と後悔しながら、英会話問題の勉強に明け暮れた日々を今でも思い出します。
今は英作文と英会話問題という極端な例でしたが、これは小説問題なのか、会話問題なのかという英語長文問題の中でもジャンルがあるはずです。
あなたの志望校がどんな種類の英語長文問題を出題するかはチェックしておくことをおすすめします。
模試で偏差値70でも意味がない
あなたも、よく考えてみてください。
河合塾の模試で偏差値70を取ったからと言って、あなたの志望校に受かるでしょうか?予備校の偏差値や模試の結果は合格に直結するのでしょうか?
大事なのは、自分の志望校の問題傾向です。
志望校に出題されない分野をいくら勉強しても時間の無駄になります。
英語長文の問題集・参考書も同じです。
あなたの志望校は4択問題が多いのでしょうか?
それとも、記述式問題が多いのでしょうか?
あなたの志望校に沿った問題集・参考書を選びましょう。
あなたの志望校によって英語長文の問題集・参考書は変わってきます。
過去問・赤本研究から始める
そのため、これから英語長文の問題集を買おうとしている方は、まずは過去問・赤本研究から始めてください。
英語長文の問題集・参考書選びも、まずは過去問研究から始まります。
②自分の課題・弱点で選ぶ
そして、過去問研究が終わったら、その内容を踏まえて「選び方2」か「選び方3」に移行しましょう。
まずは、「英語長文の問題集・参考書の選び方2」の自分の課題・弱点で選ぶです。
英語長文を読むにあたって、自分の弱点になっていることは何かを見極めましょう。
そして、その弱点を補強するための参考書を選ぶことがとっても大事になります。
では、ここで後術する英語長文の問題集・参考書を選ぶために、あなたがよく抱える課題や弱点を紹介しましょう。
大抵はあなたの英語長文に対する課題は以下の3つだと思っています。
- 課題1:ゆっくりなら読めるが、時間がかかりすぎて制限時間内に読み終えられない
- 課題2:英文法の知識はあるのに、フィーリングで読んでしまう結果、誤読をする
- 課題3:英文を1文1文訳すことはできるが、英文全体の趣旨が理解できていない
該当する人、結構多いのではないでしょうか?
この3つの課題を克服すれば、英語長文はすらすら読めるようになりますし、得点源にすることができると思います。
そして、上記の課題には以下の問題集や参考書が適しているので、次章で紹介する問題集や参考書を選ぶ時の参考にしてください。
課題1:ゆっくりなら読めるが、時間がかかりすぎて制限時間内に読み終えられない
ゆっくりなら読めるけど時間制限に間に合わない」という人は、スポーツで例えると基礎体力が足りない人ですね。
英語で言うと、速読練習が必要です。
課題2:英文法の知識はあるのに、フィーリングで読んでしまう結果、誤読をする
「文法の知識はあるけど、実際にその知識を使って英文を読むことができていない」という人は、素振りの練習が足りないようなものです。
英語では、素振りの練習はスラッシュ・リーディング(フレーズ・リーディング)の徹底練習に当たります。
また、スラッシュ・リーディングをひたすらやることで、速読のトレーニングにもなります。
課題3:英文を1文1文訳すことはできるが、英文全体の趣旨が理解できていない
「英文を訳すことができるが、英文の趣旨が理解するのが難しい」という人は、個々のプレーにとらわれすぎて、試合の流れをつかめていない人のことです。
英語では、試合の流れはパラグラフリーディングで英語の論理構成を学ぶことに当たります。
つまり、上記の内容をまとめると、以下の問題集・参考書を選んでください。
まとめ:課題・弱点で選ぶ
- 課題1⇒速読練習ができる問題集・参考書
- 課題2⇒音読でスラッシュ・リーディングの練習ができる問題集・参考書
- 課題3⇒パラグラフリーディングで英語の論理構成を学ぶできる問題集・参考書
もし、この課題や弱点別に問題集や参考書を選びたい方は『大学受験英語対策におすすめの英語長文の問題集・参考書【課題・弱点別】』の章を確認てみてください。
③自分の学力レベルに合ったものを選ぶ
さらに自分の課題・弱点から以外の選び方もあります。
それは、「自分の学力レベル」からに問題集・参考書を選ぶ方法です。
自分のレベルより少し上くらいの問題集を選ぶ
さらにポイントを言うと、自分のレベルより少し上のレベルの問題集・参考書を選びましょう。
自分のレベルより上すぎる問題集を選ぶと勉強効果が半減します。
「難しすぎることは絶対にやらない方がいい」です。
かえって、伸びないんですよ。
簡単な英文をたくさん読む練習の方がずっと役に立つ場合さえある
場合によっては、簡単な英文をたくさん読む練習の方がずっと役に立つ場合さえあります。
詳しくは以下の記事で解説しています。
レベル別で問題集・参考書を選ぶ場合は『大学受験英語対策におすすめの英語長文の問題集・参考書【レベル・偏差値別】』の章を確認してみてください。
大学受験対策におすすめの英語長文の問題集・参考書【課題・弱点別】

では、本章より具体的な英語長文の問題集・参考書を紹介していきましょう。
英語長文の問題集・参考書は以下の選び方があると紹介しました。
「過去問研究」を終えた後に「自分の課題・弱点」か「自分のレベルに合ったもの」で選ぶんでしたね。
本章では「選び方2」を基準に紹介していきます。
そして「選び方2」では以下の課題がありました。
- 課題1:ゆっくりなら読めるが、時間がかかりすぎて制限時間内に読み終えられない
- 課題2:英文法の知識はあるのに、フィーリングで読んでしまう結果、誤読をする
- 課題3:英文を1文1文訳すことはできるが、英文全体の趣旨が理解できていない
そして、それぞれの課題別に選ぶべき問題集・参考書は違います。
課題
- 課題1⇒速読練習ができる問題集・参考書
- 課題2⇒音読でスラッシュ・リーディングの練習ができる問題集・参考書
- 課題3⇒パラグラフリーディングで英語の論理構成を学ぶできる問題集・参考書
では、この内容をもとに、それぞれの課題を解決できる「英語長文の問題集・参考書」を下記の3つに分けて紹介します。
自分がどの問題集・参考書を選ぶべきなのか、自分の課題・弱点と照らし合わせながら選んでみてください。
①音読・速読系の問題集・参考書
まずは、音読・速読系の問題集・参考書から紹介します。
ちなみに、音読というのは英語長文と解けるようになるために必ず必要な勉強法です。
1.英語長文速読トレーニング
共通テストの英語長文に対して最適な参考書と言えるのがこの安河内著「英語長文速読トレーニング」です。
「英語長文速読トレーニング」は以下の2つのレベルに分かれています。
- Level1:共通テストレベル
- Level2:共通テストレベル~中堅私大【MARCH、関関同立レベル以下】合格レベル
精読力がある程度ついてきて、英文を読むスピードを上げていきたいと思っている人はぜひ購入してみましょう。
本文解説も詳しくなっているのでわからない部分も出にくいです。
また、CDも付属でついているのでスピードを上げるために大事な音読も行っていくことができます。
英語長文速読トレーニングはこんな人におすすめ
- 音読をしたい
- 解説が詳しい問題集が欲しい
英語長文速読トレーニングのメリット
- 問題が少なめなので取り組みやすい
- スラッシュ付きの英文が載っており、CD付きなので、音読(フレーズ・リーディング)が練習できる
- リスニング力UPも見込める
英語長文速読トレーニングのデメリット
- 問題間で難易度に差がある
- 音読用トラックのポーズが少し長い
2.イチから鍛える英語長文
イチから鍛える英語長文シリーズです。
イチから鍛える英語長文は、国公立の2次試験でよく見られるような、記述式の問題をメインに取り扱った英語長文の問題集です。
Basic,300,500,700と4つのレベルに分けられていて、自分のレベルに合わせて演習ができます。
- Basic:大学受験入門レベル
- 300:日東駒専・産近甲龍・共通テストレベル
- 500:MARCH・関関同立・中堅国公立大学レベル
- 700:早慶上智・難関国公立大学レベル
CDがついていて、本文の解説もかなり詳しく、河合塾から出版されているやっておきたい英語長文シリーズの進化版と言えます。
やっておきたい英語長文シリーズがお気に入りの受験生にとっては、間違いなくおすすめのシリーズです。
イチから鍛える英語長文はこんな人におすすめ
- 自分のレベルを段階的に上げていきたい受験生
- 解説が詳しい問題集が欲しい受験生
- 河合塾の「やっておきたい英語長文」が好きな受験生
- 国立大学受験者
イチから鍛える英語長文のメリット
- 最初に長文トレーニングの仕方について詳しくアドバイスがあって親切
- 各英文の最初で新出単語の意味がチェックできるようになっているので、長文を読みながらいちいち調べなくて済む
イチから鍛える英語長文のデメリット
- 解説にスラッシュ訳があるが、小さな文字なので練習しにくい
- 次で紹介するハイパートレーニングのほうがスラッシュは見やすい
3.英語長文ハイパートレーニング
続いて、東進の講師 安河内哲也 著の「英語長文ハイパートレーニング」です。
この問題集の魅力は何と言っても解説が丁寧なところです。
上で紹介した「イチから鍛える英語長文Basic」よりもさらに詳しく、英語長文の問題集・参考書の中では最も解説が詳しいと思います。
それぞれの長文の解説にSVOCが振ってあり、さらにその下には和訳まで書いてあるという、独学でもまったく問題ないほどに解説が丁寧です。
さらにはCDまでついており、音読やリスニングの練習もできます。
最後にもう一度本文を読んだときにスラスラ読めるように配慮されて作られているおすすめの1冊です。
この問題集は以下の3レベルに分かれており、自分に合ったレベルのものを選ぶことをおすすめします。
- レベル1超基礎編:日東駒専・産近甲龍・共通テストレベル
- レベル2標準編:MARCH・関関同立レベル
- レベル3難関編:東大・京大・早慶上智レベル
英語長文ハイパートレーニングはこんな人におすすめ
- とにかく解説が詳しい参考書がほしいという受験生
- 問題の解説はもちろん、文章自体の解説がほしい受験生
英語長文ハイパートレーニングのメリット
- 主語や動詞、SVOCなど長文の解説がとにかく詳しい
- CDもついているので、リスニング対策もこれでできる
英語長文ハイパートレーニングのデメリット
- 解説が詳しすぎるというくらいなので、若干ごちゃごちゃしていると感じるかも
4.英語長文レベル別問題集
続いて、こちらも東進から「英語長文レベル別問題集」です。
この問題集の特徴としては対応しているレベルの広さが挙げられます。
レベルとしては1~6まで出版されており、中学レベルから難関国公立大学まで勉強していくことができます。
- レベル1:中学・公立高校受験レベル
- レベル2:公立・私立高校合格レベル
- レベル3:共通テスト(基礎)レベル
- レベル4:共通テスト・中堅私大レベル
- レベル5:有名私大(MARCH・関関同立)・国公立大レベル
- レベル6:難関私大(早慶)・難関国公立大レベル(東大、京大、旧帝大)
こちらの問題集もCDがついており、リスニングや速読の練習に活用できるようになっています。
構造解析のパートではしっかりとSVOCなどに分けて細かく解説してくれているので独学でも理解しやすいでしょう。
英語長文レベル別問題集はこんな人におすすめ
- 長文問題で細かくレベルアップをしていきたいという受験生
- 問題の解説はもちろん、文章自体の解説がほしい受験生
英語長文レベル別問題集のメリット
- 主語や動詞、SVOCなど長文の解説がとにかく詳しい
- CDもついているので、リスニング対策もこれでできる
英語長文レベル別問題集のデメリット
- 文章自体の解説は豊富だが、問題自体の解説は少し少ない
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英語長文レベル別問題集の口コミ・評判は?レベル・難易度・使い方を評価
5.キムタツ式英語長文速読特訓ゼミ
次に紹介するのは 木村達哉著「キムタツ式長文速読特訓ゼミ」です。
パラグラフリーディングや音読を鍛えていくことでかなりの速読力を身に着けいてくことができます。
ただし、精読はこの参考書では手薄なので、先に英文解釈系の参考書を解いてからこの参考書に取り掛かるようにしたほうがいいでしょう。
また、この問題集は強制的に音読を20回させるような作りになっているので、否が応でも音読をすることになり、速読力が鍛えられます。
また、「キムタツ式英語長文速読特訓ゼミ」は以下の4レベルに分かれておるので、自分のレベルに合ったものを選ぶと良いでしょう。
- 入門レベル編:中学~高校入試
- 基礎レベル編:高校入試~共通テスト6割
- センターレベル編:日東駒専・産近甲龍・共通テストレベル
- 難関レベル編:MARCH・関関同立レベル
キムタツ式英語長文速読特訓ゼミはこんな人におすすめ
- とにかく音読をしたいという受験生
- 速読を極めたい受験生
キムタツ式英語長文速読特訓ゼミのメリット
- 音読に関して言えば、問題集の中でも最も力を入れている
- CDもついているので、リスニング対策もこれでできる
キムタツ式英語長文速読特訓ゼミのデメリット
- 問題数が少し少ないので、物足りなさを感じるかも
- 4レベルあるが、東大・京大・早慶レベルのものがない
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キムタツ式英語長文速読特訓ゼミの口コミ・評判は?レベル・難易度・使い方を評価
6.5STEPアクティブ・リーディング―単語・聴解・読解・音読・確認
偏差値50以上の人におすすめの1冊。
これ1冊でリスニング、単語、読解、音読が学習できるようになっているので、英語の実力を更に挙げていきたいという人におすすめです。
注意点としては、「英文を読むのが苦手」という人はこの本でいきなり音読をしようと思うと、多分挫折するだろうと思われること。
まず、上で挙げた安河内本から始めて、英文を読むのに慣れてきたらこの本に移行しましょう。
5STEPアクティブ・リーディングはこんな人におすすめ
- とにかく解説が詳しい参考書がほしいという受験生
- 問題の解説はもちろん、文章自体の解説がほしい受験生
5STEPアクティブ・リーディングのメリット
- 英文が短いので、気楽に音読(フレーズ・リーディング)の練習ができる
- リスニング→大まかに英文を理解→精読→音読という流れになっており、これ1冊で読解のエッセンスを習得できる
- 英文の数が多く、テーマが厳選されているので、入試に頻出のテーマに多く触れることができる
5STEPアクティブ・リーディングのデメリット
- 安河内本とちがい、CDにポーズ入りのトラックがないので音読練習がしにくい
- 英文の量は豊富だが、逆に言うと量が多いため、全てこなすのに時間がかかる
- 英文の難易度は少し高めなので、英文を読むことにある程度慣れた人でないと、取り組むのが難しい
②英語の論理構成・パラグラフリーディングを学ぶための問題集・参考書
続いて、英語の論理構成(パラグラフリーディング)を学ぶための問題集を紹介します。
1.パラグラフリーディングのストラテジー
河合出版から出されている「パラグラフリーディングのストラテジー」です。
「パラグラフリーディングのストラテジー」も以下の3つのレベルに分かれています。
- ストラテジー1:読み方・解き方
- ストラテジー2:実践編(私立大学編)
- ストラテジー3:実践編(国公立大学編)
この参考書の特徴は、ディスコースマーカーに注目して英文読解をするパラグラフリーディングの力がつくのはもちろんのこと、論理的に問題を解く力も身につけることができます。
空所補充問題など問題形式に合わせて解き方を解説しているので、問題形式に合わせた論理的解法を身につけることができます。
ただ、使い方を誤ると、読解スピードがむしろ遅くなってしまうということにもなりかねないので、そこは注意が必要です。
パラグラフリーディングのストラテジーはこんな人におすすめ
- 長文読解の勉強がある程度進んだという受験生
- 時間をかければ文章が読めるが、いつも時間が足りないと感じている受験生
パラグラフリーディングのストラテジーのメリット
- ディスコースマーカーに着目した速読の方法が学べる
- 読解力だけでなく、論理的に問題を解く力を身につけることができる
パラグラフリーディングのストラテジーのデメリット
- 使い方を誤ると、読解が遅くなってしまう可能性がある
2.ディスコースマーカー英文読解
「ディスコースマーカー英文読解」は、Z会が出している参考書で、ディスコースマーカーという日本語でいう接続詞に当たるものを利用して、読解を進めていこうという参考書です。
この参考書の特徴は、テクニックではない論理的な速読の力が身につくというところです。
ディスコースマーカーという論理の展開部分に着目し、文章を理解するという極めて理にかなった速読法を身につけることができます。
ただ、使い方を誤ると、文章を読むことよりもディスコースマーカーを見つけることに一生懸命になってしまって、読解スピードがむしろ遅くなってしまうということにもなりかねないので、そこは注意が必要です。
ディスコースマーカー英文読解はこんな人におすすめ
- 長文読解の勉強がある程度進んだという受験生
- 時間をかければ文章が読めるが、いつも時間が足りないと感じている受験生
ディスコースマーカー英文読解のメリット
- ディスコースマーカーに着目した速読の方法が学べる
- 英語力に加えて、論理的な読解力が身につく
ディスコースマーカー英文読解のデメリット
- 使い方を誤ると、読解が遅くなってしまう可能性がある
3.横山ロジカル・リーディング講義の実況中継
学校の伝統的な英語の授業と言えば、1文1文を日本語訳していくスタイルが一般的ですよね。
そのせいか、1文1文日本語訳することでしか、英語を読むことができない生徒さんを多く見かけます。
しかし、段落ごとに要点をおさえていく読み方を、学校であまり学習していないのですね(最近は、学校によっては大分改善されているようですが…)。
その不足を補うための練習がパラグラフリーディングです。それを学べるのがこの参考書です。
ただ、残念なことに、パラグラフリーディングの解説をした参考書は、英文の難易度が高いものばかりなんですよね。
そのため、初心者が取り組むにはちょっとつらいものがあります。
横山先生の「横山ロジカル・リーディング講義の実況中継―大学入試」は、問題をひとつひとつ解きながら、英語の論理構造を学んでいくスタイルの参考書です。
4.英文読解スマートリーディングADVANCED BOOK
上で横山先生の「横山ロジカル・リーディング講義の実況中継―大学入試」は、問題をひとつひとつ解きながら、英語の論理構造を学んでいくスタイルの参考書と説明しました。
一方、山下先生の英文読解スマートリーディングADVANCED BOOK (アルク学参シリーズ)」は、パラグラフリーディングのためのテクニックがまとめて書いてあり、最後に問題演習という形式になっています。
そのため、山下先生の本でこのテクニックをざっと読んで、概要をまず理解してから、横山先生のロジカル・リーディングをやるというのも手です。
ただし念押しですが、十分な語彙力・文法力がないと、ロジカル・リーディングの問題を解くのは難しいので注意して下さいね。
③英語長文読解・演習用の問題集・参考書
最後は「長文読解・演習用の問題集・参考書」です。
このタイプは、問題演習をガンガンしていきたいという上級者向けの問題集になります。
1.やっておきたい英語長文
河合塾が出している「やっておきたい英語長文」シリーズです。
300・500・700・1000と語数とレベル別に分かれています。
- 300:共通テスト、日東駒専・産近甲龍レベル
- 500:MARCH・関関同立レベル
- 700:早慶上智レベル
- 1000:東大・京大・旧帝大レベル
この参考書の特徴は、問題の質がとても高いということです。
対策することで、入試本番の長文にも対応できる読解力を身につけられる問題がたくさん入っています。
ただ、解説が少し少ないので、解説ががっつりほしいという人にはおすすめできません。
やっておきたい英語長文はこんな人におすすめ
- 問題をひたすら解いて慣れていきたい受験生
- シンプルな問題集が好きな受験生
やっておきたい英語長文のメリット
- 300・500・700・1000と長文の語数・レベル別に対策することができる
- シリーズを通してやりきれば、日東駒専レベルから早慶・東大・京大レベルを身につけることができる
やっておきたい英語長文のデメリット
- 300から500、500から700のレベルの上がり方がすごいので、挫折する可能性あり
2.関正生の英語長文ポラリス
この「関正生の英語長文ポラリス」という問題集はスタディサプリの講師として有名な関先生が出版した教材となっています。
レベル別に3冊に分かれています。
- 1 標準レベル:日東駒専、旧センター試験レベル
- 2 応用レベル:MARCH、関関同立レベル
- 3 発展レベル:早慶上智、東大、京大レベル
関先生は毎年すべての大学の入試問題を解いて徹底的に分析をしていく方ですが、その分析結果をこの参考書では惜しげもなくすべて伝えてくれています。
それに、問題数はそこまで多くはないので2~3週間程度で終わらせることができます。
そこからの音読による復習がとても大事になってくるので心がけておきましょう。
また、この問題集は2016年に出版されたばかりなので、最新の問題傾向に即した問題が解けるのも魅力です。
関正生の英語長文ポラリスはこんな人におすすめ
- 入試の「最前線」を走る英文を解きたい受験生
- 問題の解説はもちろん、文章自体の解説がほしい受験生
- 関正雄先生の問題集を解きたい受験生
関正生の英語長文ポラリスのメリット
- 主語や動詞、SVOCなど長文の解説がとにかく詳しい
- CDもついているので、リスニング対策もこれでできる
- 関正雄メソッド(使い方から復習のしかたまで)を学べる
関正生の英語長文ポラリスのデメリット
- 解説が詳しすぎるというくらいなので、若干ごちゃごちゃしていると感じるかも
- 全体的にレベルが高いので、基礎ができていない人には難しい
3.英語長文問題精講シリーズ
言わずと知れたロングセラー「英語長文問題精講シリーズ」です。
英語長文問題精講シリーズは全3冊あり、全25題の英文に丁寧な解説とSVOCとさらに和訳までついており、解説を読みながらじっくり理解したいという方におすすめの問題集です。
「英語長文問題精講シリーズ」は以下の3つのレベルに分かれています。
- 入門英語長文問題精講:日東駒専・産近甲龍・共通テストレベル
- 基礎英語長文問題精講:MARCH・関関同立レベル
- 英語長文問題精講:東大・京大・早慶レベル
CDはついておらず音読の練習がしづらいのが難点ですが、コンパクトなサイズで持ち運びが便利なので、少し時間が空いた時に見直したり英文を見ながら文法の知識を復習したいという方には真価を発揮します。
レベル的には表紙の通り、共通テストレベルで私立大学を受験する人から東大や早慶のような最難関大学を目指す受験生にもおすすめできる一冊です。
英語長文問題精講シリーズはこんな人におすすめ
- 良質な問題をとにかくたくさん解きたい受験生
- レベル別にステップアップしていきたい受験生
英語長文問題精講シリーズのメリット
- 問題の質が良い
- コンパクトなので持ち運びやすい
英語長文問題精講シリーズのデメリット
- 解説が少ない
- CDがない
4.合格へ導く英語長文Rise 読解演習
次に紹介する問題集は「合格へ導く 英語長文 Rise 読解演習」です。
レベル別に4冊が販売されています。
- 1.基礎編:高校入試~共通テスト基礎レベル
- 2.基礎~標準編:日東駒専・産近甲龍・共通テストレベル
- 3.標準~難関編:MARCH・関関同立レベル
- 4.最難関編:東大・京大・早慶上智レベル
英語長文問題でよくありがちな「なんとなく読めた」というレベルを「完璧に理解することができた」のレベルまで引き上げてくれるかなりおすすめの問題集です。
英文を正しく読むのはもちろんですが、読んでことを答案に対して正しく伝える能力も同時につけていくことが得点に結びつく実践的な読解力が身につきます。
合格へ導く英語長文Rise 読解演習はこんな人におすすめ
- レベル別の問題を解きたい受験生
- 問題形式が様々なので、いろんな問題タイプを解きたい受験生
合格へ導く英語長文Rise 読解演習のメリット
- 問題形式が様々なので、自分に合わせた問題を選ぶことも可能
- CDもついているので、リスニング対策もこれでできる
合格へ導く英語長文Rise 読解演習のデメリット
- 国立大学・私立大学に特化した問題集ではない
関連記事
5.“毎年出る”頻出英語長文 HYBRIDBOOK
次に紹介する問題集は松村洋著の「毎年出る頻出英語長文―HYBRIDBOOK」です。
問題数は30題となっています。
タイトルにもあるように、最近の入試問題を分析して出やすい長文問題のテーマを30つに厳選しているので効率よく学習をしていくことができます。
レベル的には、基本事項が完璧にできていてMARCH以上の学力がないと終わらせることが困難になってしまうので購入する際は気を付けましょう。
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毎年出る頻出英語長文HYBRIDBOOKの口コミ・評判は?レベル・難易度・使い方を評価
6.富田の英文読解100の原則(上巻、下巻)
英語長文に対して正しく、正確に読む力を鍛えたいという人はこの富田一彦の「富田の英文読解100の原則」を解いてみるといいかもしれません。
この問題集は上下巻に分かれており、順序通りの勉強すれば早慶以上の難関大学合格を目指すことができます。
英文に対して感覚で解いていくのではなく、しっかりとした方法に当てはめて解いていくので最後まで解ききれば「英語長文ってこうやって解くんだ」と自分で納得することができます。
具体的な使い方としては、1題1題をすべて和訳し3回は復習をするようにしましょう。
めんどくさいかもしれませんがそうしないと正しい読み方を身に着けていくことができるようになってきます。
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富田の英文読解100の原則の口コミ・評判は?レベル・難易度・使い方を評価
7.精読&速読のプラチカ
次に紹介する参考書は河合塾出版の「精読のプラチカ」と「速読のプラチカ」です。
数学ではプラチカは有名ですが、英語でも販売されています。
プラチカシリーズは以下の2種類あり、それぞれ以下の語数、用途となっています。
- 精読のプラチカ:300~500語・前半は日東駒専・産近甲龍レベル、後半は国立大学向け
- 速読のプラチカ:500~700語・MARCH・関関同立レベル以上
また、解答も充実しているのもメリットの1つです。
単語の解説などはもちろん、選択肢問題では解答以外の選択肢についても検討してくれているので「なんで間違ったか」ということが理解しやすくなっています。
8.竹岡の英語塾難関大入試英語長文特別講義
最後に紹介する問題集は「竹岡の英語塾 難関大英語入試長文」です。
問題数は16題と少なめになっています。
かなり難易度の高い問題集となっていて、中途半端な英語力で取り掛かかると途中であきらめることになるでしょう。
主に難関国公立向けとなっていて「文脈を考えた英文の訳し方」や「英文を要約する力」など難関大の入試で高得点を取るための方法が書いてあります。
難しい問題に取り組んでいきたい人はぜひ購入してみましょう。
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竹岡の英語塾難関大入試英語長文特別講義の口コミ・評判は?レベル・難易度・使い方を評価
大学受験対策におすすめの英語長文の問題集・参考書【レベル・偏差値別】

次に「選び方3」である「レベル別、偏差値別」で問題集・参考書を紹介します。
以下のレベル・偏差値で3つに分けました。
レベル・偏差値別の分類
- 日東駒専・産近甲龍・共通テストレベル【偏差値40~50】
- MARCH・関関同立レベル【偏差値50~60】
- 東大・京大・早慶レベル【偏差値60~70】
自分のレベルに合わせて選んでみてください。
①日東駒専・産近甲龍・共通テストレベル【偏差値40~50】
まずは、日東駒専・産近甲龍/共通テストレベルの問題集・参考書から紹介します。
偏差値で言うと40~50レベルです。
1.音読・速読系の問題集・参考書
- 英語長文速読トレーニングLevel1
- イチから鍛える英語長文Basic
- イチから鍛える英語長文300
- 英語長文ハイパートレーニングレベル1超基礎編
- 英語長文レベル別問題集レベル1
- 英語長文レベル別問題集レベル2
- 英語長文レベル別問題集レベル3
- 英語長文レベル別問題集レベル4
- キムタツ式英語長文速読特訓ゼミ 入門レベル編
- キムタツ式英語長文速読特訓ゼミ 基礎レベル編
- キムタツ式英語長文速読特訓ゼミ センターレベル編
2.英語の論理構成・パラグラフリーディングを学ぶための問題集・参考書
- パラグラフリーディングのストラテジー1
- 横山ロジカル・リーディング講義の実況中継
3.英語長文読解・演習用の問題集・参考書
- やっておきたい英語長文300
- 関正生の英語長文ポラリス【1 標準レベル】
- 入門英語長文問題精講
- 合格へ導く英語長文Rise 読解演習1.基礎編
- 合格へ導く英語長文Rise 読解演習2.基礎~標準編
- 精読のプラチカ(前半部分のみ・後半は国立大学向け)
②MARCH・関関同立レベル【偏差値50~60】
続いて、MARCH・関関同立レベルの問題集・参考書を紹介します。
偏差値で言うと50~60レベルです。
1.音読・速読系の問題集・参考書
- 英語長文速読トレーニングLevel2
- イチから鍛える英語長文500
- 英語長文ハイパートレーニングレベル2標準編
- 英語長文レベル別問題集レベル5
- キムタツ式英語長文速読特訓ゼミ 難関レベル編
- 5STEPアクティブ・リーディング―単語・聴解・読解・音読・確認
2.英語の論理構成・パラグラフリーディングを学ぶための問題集・参考書
- パラグラフリーディングのストラテジー2
- ディスコースマーカー英文読解
- 英文読解スマートリーディングADVANCED BOOK
3.英語長文読解・演習用の問題集・参考書
- やっておきたい英語長文500
- 関正生の英語長文ポラリス【2 応用レベル】
- 基礎英語長文問題精講
- 合格へ導く英語長文Rise 読解演習3.標準~難関編
- “毎年出る”頻出英語長文 HYBRIDBOOK
- 速読のプラチカ
③東大・京大・早慶レベル【偏差値60~70】
最後に、東大・京大・早慶レベルの問題集・参考書を紹介します。
偏差値で言うと60~70レベルです。
1.音読・速読系の問題集・参考書
- イチから鍛える英語長文700
- 英語長文ハイパートレーニングレベル3難関編
- 英語長文レベル別問題集レベル6
2.英語の論理構成・パラグラフリーディングを学ぶための問題集・参考書
- パラグラフリーディングのストラテジー3
3.英語長文読解・演習用の問題集・参考書
- やっておきたい英語長文700
- やっておきたい英語長文1000
- 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]
- 英語長文問題精講
- 合格へ導く英語長文Rise 読解演習4.最難関編
- 富田の英文読解100の原則 上下
- 竹岡の英語塾難関大入試英語長文特別講義
大学受験向けの英語長文問題集・参考書でサクキミ英語のおすすめは?

これまで、以下のような様々な角度から英語長文の問題集・参考書を見てきました。
- 課題・弱点・目的別
- レベル・偏差値別
全て合わせる45冊になります。
ただ、これだけあるとどれが本当に自分に合うのか見極めるのが難しいと思います。
そこで、どれを買おうか迷っている方に向けて、サクキミ英語の編集部で目的別におすすめの問題集NO.1を決めてみました。
①とにかく解説が詳しい問題集・参考書を選びたい人
とにかく解説が詳しい問題集・参考書を選びたい人には「英語長文ハイパートレーニング」がおすすめです。
この問題集は市販されている英語長文の問題集・参考書の中で最も解説が詳しい問題集となっています。
それぞれの長文の解説にSVOCが振ってあり、さらにその下には和訳まで書いてあるという、独学でもまったく問題ないほどに解説が丁寧です。
この問題集、参考書は以下の3レベルに分かれており、自分に合ったレベルのものを選ぶことをおすすめします。
- 1超基礎編:日東駒専・産近甲龍・共通テストレベル
- 2標準編:MARCH・関関同立レベル
- 3難関編:東大・京大・早慶上智レベル
②速読ができるようになりたい人
速読ができるようになりたい人には「英語長文速読トレーニング」がおすすめです。
「英語長文速読トレーニング」は以下の2つのレベルに分かれています。
- Level1:共通テストレベル
- Level2:共通テストレベル~中堅私大(MARCH、関関同立レベル以下)合格レベル
本文解説も詳しくなっているのでわからない部分も出にくいです。
また、CDも付属でついているのでスピードを上げるために大事な音読も行っていくことができます。
③論理的思考・パラグラフリーディングのようなテクニックを学びたい人
論理的思考・パラグラフリーディングのようなテクニックを学びたい人には「パラグラフリーディングのストラテジー」がおすすめです。
「パラグラフリーディングのストラテジー」も以下の3つのレベルに分かれています。
- ストラテジー1:読み方・解き方
- ストラテジー2:実践編(私立大学編)
- ストラテジー3:実践編(国公立大学編)
この参考書の特徴は、ディスコースマーカーに注目して英文読解をするパラグラフリーディングの力がつくのはもちろんのこと、論理的に問題を解く力も身につけることができます。
空所補充問題など問題形式に合わせて解き方を解説しているので、問題形式に合わせた論理的解法を身につけることができます。
④とにかく問題量をこなしたい・問題を解きまくりたい人
とにかく問題量をこなしたい・問題を解きまくりたい人には「やっておきたい英語長文」がおすすめです。
300・500・700・1000と語数とレベル別に分かれています。
- 300:共通テスト、日東駒専・産近甲龍レベル
- 500:MARCH・関関同立レベル
- 700:早慶上智レベル
- 1000:東大・京大・旧帝大レベル
この問題集は問題の質がとても高く、出題分野のバランスが最も良いと思います。
ボリュームもけっこうあるので、ガンガン問題を解いていきたい人にはかなりおすすめできます。
⑤国立大学を受験予定の人
国立大学を受験予定の人には「イチから鍛える英語長文」がおすすめです。
イチから鍛える英語長文は、国公立の2次試験でよく見られるような、記述式の問題をメインに取り扱った英語長文の問題集です。
Basic,300,500,700と4つのレベルに分けられていて、自分のレベルに合わせて演習ができます。
- Basic:大学受験入門レベル
- 300:日東駒専・産近甲龍・共通テストレベル
- 500:MARCH・関関同立・中堅国公立大学レベル
- 700:早慶上智・難関国公立大学レベル
CDがついていて、本文の解説もかなり詳しく、河合塾から出版されているやっておきたい英語長文シリーズの進化版と言えます。
やっておきたい英語長文シリーズがお気に入りの受験生にとっては、間違いなくおすすめのシリーズです。
まとめ:自分に合った英語長文問題集・参考書を使って大学受験を乗り越えよう

今回は、大学受験英語における英語長文の問題集、参考書を紹介しました。
自分に合った問題集、参考書が見つかったのではないでしょうか?
英語長文の点数で大学受験は合否が決まると言っても過言ではないので、ここで紹介した問題集・参考書でしっかりと対策をして頑張ってください。
あなたが、自分に合った問題集、参考書を見つけ、志望校に合格することを祈っています。
また、今回の記事と合わせて「大学受験英語の英語長文問題の勉強法、解き方」や「偏差値40から70を達成した勉強法とその際に使用した参考書や問題集」の記事も合わせて読んでおくと良いと思いますよ。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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