大学院入試で多くの受験生を悩ませるのが「英語対策」です。
学部時代から英語を勉強してきたつもりでも、院試では長文読解や専門的な文章、さらには英作文や要約など、より高度なスキルが求められます。
加えて、限られた準備期間の中で、どのレベルまで仕上げればいいのか、どの参考書を選ぶべきか、迷う人は少なくありません。
本記事では、大学院入試英語の効率的な勉強法から、レベル別の学習ステップ、おすすめ参考書、そしてTOEICスコアを活用した対策方法まで詳しく解説します。
これから院試に臨む方が、無駄なく力を伸ばし、合格ラインに到達するための実践的なノウハウをお伝えします。
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院試・大学院入試英語の概要と現状

まずは、院試の概要と現状について説明します。
①院試では「英語試験がない大学院入試」はほぼない
「院試」は以下の3つの試験が定番です。
2の語学試験において、ほとんど全ての大学院の試験(院試)では「英語」が必要です。
文理問わず、全ての研究領域で必須の科目となっています。
②院試ではなぜそこまで英語を重要視しているのか
理由は以下の2点です。
- 英語の「学術論文」を読み書きできるかどうかを判断するため
- 「国際学会」で実績をだせるかどうかを判断するため
学術世界では論文や発表の研究蓄積がものをいいます。
そして、世界で共有しなければ人類社会に対する学術的貢献とは言いにくい...
アカデミック言語の「英語」を用い、研究活動が可能な基礎体力は求められる条件なんです。
③長文読解能力や英作文能力を問う試験が多い
大学院入試で必ずと言っていいほど出題される科目が英語です。
文系の方ならともかく、研究の道に進むことの多い理系の方は英語を苦手とする方も多いと思います。
大学院入試英語の特徴は長文読解能力や英作文能力を問う試験が多いです。
なぜなら、大学院に進んで研究するのにあたって、英文で書かれた論文を多数読み込む力が必要となってくるからです。
日本語で書かれた論文だけでは研究の視野が狭くなるので、多くの研究者は海外の論文にも目を通しています。
また、志望している専門課程の内容が記された英文が大学院入試英語で出題されることが圧倒的に多いため、志望している専門課程に関連した専門的な英単語や英文内容が頻出されることも想定に入れる必要が有ります。
④TOEIC、TOEFLスコアが点数に加算される
上記で大学院入試には3つの試験がある旨説明しましたが、他にも大学受験英語とは違う部分があります。
それは、TOEICやTOEFLのスコアを提出する場合、スコアが英語科目の点数に換算されるということです。
大体、院試の合格ラインは5〜6割程度というのがメジャー。
まず「平均60点以上で合格、かつ英語+専門3科目が同じ配分」の院試を仮定しましょう。
この場合、英語が100点であれば専門は平均47点でも合格できる計算になります。
逆に英語で20点しか取れなければ、専門は平均74点以上とる必要があります。
英語の配点は大学によって変わりますので、自分が英語で何点取れば合格できそうかシミュレーションしておきましょう。
院試・大学院入試における英語の重要性

前章で、大学院入試英語の概要について説明しました。
本章では、なぜ大学院入試において英語が合格のキーポイントであるかを、私の友人のエピソードを交えながら解説しましょう。
「大学院入試を受けよう」と思う時、多くの人の関門として「語学」の壁が立ちはだかります。
①院試受験者は専門科目は得意だが英語が苦手という人が多い
専門科目は多分解けるような気がするけれど、英語が苦手な人は多いと思います。
この時「専門科目が出来れば語学はそこそこでもなんとかなるか」と考える方もいると思います。
しかし、この考え方は極めて危険です。
語学(英語)が出来なければ専門科目の知識がいくらあっても落ちると思っておいた方がいいでしょう。
②英語の足切り?語学の点数で引っかかって落ちるケースが毎年非常に多い
実際、語学の点数で引っかかって落ちるケースが毎年非常に多いです。
私の友人で早稲田大学の大学院を受けた際、英語の筆記試験がありました。
一応合格はしたそうですが、英語のスコアは、相当ギリギリだったはずだと言っていました。
理由は簡単。二次試験の面接で面接官に「英語の点数が平均以下」ということを言われてたそうです。
背筋が凍ったと言っていました。
入試科目に語学(英語)がある場合は「決して舐めないこと」「どうにかなると思わないこと」が重要です。
実際、英語のせいで大学院入試を落ちる人は何人もいます。
大学院入試は理系の人の場合、英語を苦手とする方は多いと思うので、しっかりと対策を講じましょう。
院試・大学院入試英語のレベル

上記で英語は大学院入試において、重要であることは説明ました。
では、「大学院入試で問われる英語のレベル」はどのくらいなのでしょうか。
①大学院生の基準はTOEIC600点
冒頭で大学院の入試にはTOEICやTOEFLスコアが加算されることは説明しましたが、それでは一体何点取ればよいのか。
多くの大学院では、答えは「600点」です。TOEICスコア600だと院試では50〜60点にあたります。
語学系は別次元ですが、一般的な理系専攻であればTOEIC600点が1つのボーダーライン。
院試で足を引っ張らないために、まずはTOEIC600点を確実に取りましょう。
もちろん、東大や京大などの国内トップクラスの大学院であれば、高い英語力が求められるかもしれません。
しかし、地方国立大学くらいの大学院ならば英語に全く自信がなくてもぜんぜん大丈夫です。
②英検では2級レベル
英検で言えば、2級レベルもあれば十分です。
③大学レベルで言えばMARCH合格レベル
大学レベルで言えば、MARCHに合格できるレベルがあれば、大学院入試でも英語でライバルと対等に戦うことができます。
MARCHや英検2級レベルがどのくらいのレベルかは以下の2つの記事を参考にすると良いと思います。
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大学受験英語に必要な単語数は?共通テストや難関大学のレベルを解説
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大学受験の英語が難しい大学ランキング10選|難易度別に塾や参考書も紹介
【重要】院試・大学院入試英語の3つの対策方法

今まで、大学院入試英語の概要やレベルについて解説してきました。
ではここからは、大学院入試英語の具体的な対策方法について紹介していきます。
大学院入試には以下の3つの試験パターンが考えられます。
1はあなたが想像する一般的な試験です。そして、他の2つはTOEICかTOEFLスコアを利用する試験になります。
ただ「3.TOEFLの点数」を利用する場合は東大受験をする場合だけなので、通常は「2.TOEFLの点数」を利用する場合が多いと思います。
「2.TOEFLの点数」も「3.TOEFLの点数」も試験の点数に加算されるので、疎かにしていると落ちる可能性があります。
1.2.3全て対策ができるのが1番良いですが、全てを完璧に対策できる時間はない方が多いので、どこを重点的に対策するかがポイントです。
今から、上記の3種類の概要や対策方法について解説していくので、あなたが対策方法として選ぶもの選択してみてください。
院試・大学院入試英語の勉強法【独自試験】

では「①大学院ごとの独自試験の勉強法」を選択された方のために、①大学院ごとの独自試験の勉強法を紹介します。
①長文和訳と英作文の勉強法
とりわけ大学院入試における英語試験のほとんどが「英語から日本語への翻訳」と「英作文」です。
最先端の学術論文を読むことができ、母国語でその解釈ができるか、そして自分の考えを英語で書けるかが問われます。
なので、英語の論文の「和訳問題」、「英作文」対策が超肝心になります。
まずは、英語の論文を和訳できる力、英作文力を身に着けましょう。
②大学受験英語の勉強をすれば解決
上記で、「和訳問題」や「英作文」に対応できる力を身に着けることが大学院入試突破の鍵ということは説明しました。
では、どうしたら「和訳問題」や「英作文」に対応できる力が身につくか。
答えは、「大学受験英語の勉強」です。
実はこれ、大学受験の英語の勉強でやってきた経験がそっくりそのまま活かせます。
この大学受験英語時代の勉強を思い出すことはとても重要なので、下記記事はけっこう長いですが頑張って読んでみてくださいね。
サクフリでおすすめしている大学受験英語の勉強法を知りたい方は、関連記事『大学受験英語のゼロからの勉強法|偏差値40~70を最短達成する勉強の順番』をご覧ください。
「英作文」について詳しく知りたい方は、関連記事『大学受験英語の英作文の対策方法・勉強法と参考書』をご覧ください。
③学術論文を読むこと
また、大学受験英語の勉強以外にも「和訳問題」や「英作文」を効率的に勉強できる裏技があります。
それは、自分の専門の「学術論文を読むこと」です。
研究室でも論文を読まされているかもしれませんが、独自試験に必要な能力は論文読解だけで身につきますよ。
院試に英語を課す目的は、研究に英語が必要だから…もっと言えば、研究者には論文読解や英語のプレゼン能力が必要だからです。
その能力を測るための独自試験ですから、学術論文が原点です。
\おすすめの参考書!/
軽めのボリュームですが、論文作成やプレゼンに必要な英単語や、その関連フレーズを体系的に学べます。
大学院に入学してからも使える参考書ですので、合格したからと言って捨てちゃダメですよ。
④英語学習ツール【アプリや学習サイト】を利用する
そして、私が最もおすすめする方法はこれから紹介する2つ。
1つ目は英語学習ツールの利用することです。
おすすめの学習ツールは下記の記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
5.大学受験用の学習塾やオンライン家庭教師を利用する
大学受験用の学習塾やオンライン家庭教師も利用すると良いと思います。
中には、院試受験生向けのコースもあるところもあるので、利用すると良いでしょう。
1科目だけでも利用することが可能ですよ。
院試・大学院試英語対策でTOEICのスコアを効率よく最短で伸ばす方法

前章では、大学院入試独自試験の勉強法(対策方法)は紹介しました。
では、2つ目の院試対策としてTOEICの点数を伸ばす方法を紹介します。
TOEICの点数を伸ばす方法は2つあります。
ちなみに、私は断然「①TOEIC対策専門の機関を利用してしまう」をおすすめしています。
ただ、こちらは金銭的に少しお金がかかってしまうので、金銭的に余裕がない方は「②独学」しかないと思います。
TOEIC対策専門の機関
サクフリでおすすめしているTOEIC対策専門の機関を知りたい方は、関連記事『TOEIC対策におすすめのスクール・塾』をご覧ください。
院試・大学院入試英語対策でTOEICスコアを最短で伸ばす勉強法と参考書

前章では、大学院入対策としてTOEICスコアを最短で伸ばす方法を紹介しました。
本章では「TOEIC対策の専門機関を使わずに、2.独学でいくぜ」という方に向けて、「TOEICの勉強法とおすすめの参考書・問題集」を紹介していきます。
①TOEIC500点以下の人が最初にやるべきこと
TOEIC500点以下の人はまず、英語の構造を理解するための英文法から勉強しましょう。
TOEIC…というより英文を理解するまでのステップは、
- 英語の構造が理解できる
- 文脈や時間軸が理解できる
- 文章から心情や背景がイメージできる
という流れです。
そのため、文脈や感情に関する文法が理解できても、英文構造を作る文法を理解していなければ無意味です。
英語が苦手な人はまず「品詞と文型」を重点的に勉強し、そこから比較や時制など、文脈を作る英文法を覚えてましょう。
リスニングに関しては、とにかくTOEICの問題を繰り返し聴くことに尽きます。
リスニングは語彙力と同様、こなした数が能力に直結します。
TOEFLレベルでは勉強法を工夫しないといけませんが、TOEICレベルならやるだけスコアが伸びます。
同じ問題を繰り返すだけでOKなので、聞き取れるまで何回もチャレンジしましょう。
新しい問題を聞いても、聞き取れる範囲が広がっていることに気づくはずです。
以下では、TOEIC初心者に適した以下の3項目についての参考書や問題集を紹介します。
1.TOEIC初心者に適した参考書・問題集(1冊だけならこれ)
「英語が苦手だけどTOEICスコアを伸ばしたい」人に1つしかおすすめできないならこの1冊です。
PART毎に問題を解きながら解説していくスタンダードなテキストです。
英文法理解のノウハウ、TOEIC解法テクニック、そして筆者のコラムという構成です。
特に英文法が素晴らしく充実しているので、TOEIC初心者〜中級者までは十分な知識を得られます。
600点突破を掲げてますが、700点突破までは十分狙えるテキストですよ。
ただし、付属の模試は本番より問題が少ないので、時間感覚を身につけたい人は、後述のTOEIC公式問題集と合わせて勉強しましょう。
2.TOEIC初心者に適した英文法の参考書・問題集
英文法の参考書・問題集では以下の3冊がおすすめです。
- 総合英語Forest(フォレスト)7th Edition
- 総合英語Evergreen
- 高校英文法をひとつひとつわかりやすく
「総合英語Forest(フォレスト)7th Edition」と「総合英語Evergreen」は大学受験英語の英文法を思い出すのには鉄板中の鉄板です。
1度大学受験英語の勉強した方ならば必ずすぐにレベルが戻るはずです。
ちなみに、「総合英語Forest(フォレスト)」は廃版になり、「総合英語Evergreen」として生まれかわりました。
内容は全く同じです。
「総合英語Evergreen」にいらないと思われる第4章が加わっただけです。
総合英語Forest(フォレスト)について詳しく知りたい方は、関連記事『総合英語Forest(フォレスト)の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
総合英語Evergreenについて詳しく知りたい方は、関連記事『総合英語Evergreenの口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
また、大学院入試まで時間がない方は「高校英文法をひとつひとつわかりやすく」で英文法の基礎をおさらいしてください。
約2週間程度で高校英文法をおさらいすることができます。
高校英文法をひとつひとつわかりやすくについて詳しく知りたい方は、関連記事『高校英文法をひとつひとつわかりやすくの口コミ・評判』をご覧ください。
3.TOEIC初心者に適した英単語帳
最後に英単語帳の紹介です。上記はTOEIC単語の決定版でしょう。
単語帳には珍しく”日→英”がメインの構成なので「なんとなく」の回答を許しません。
得点別に必要な単語が分かれているので、自分のレベルに合わせて勉強できます。
専用アプリで音声も全て聞ける(速度調整つき)ので、リスニング対策にもなりますよ。
②TOEIC上級者(700点以上)の勉強法参考書・問題集
続いて、TOEIC上級者(700点以上)の方に向けた勉強法と参考書・問題集を紹介します。
TOEIC上級者(700点以上)の方が実践すべき勉強法は1つだけです。
その方法は「ひたすら公式の問題を解くだけ」です。
大学受験を乗り越えた人なら、よほど英語が苦手でない限りこの1冊だけでOKです。
公式問題集は200問の模試2回分つき。問題ごとに文法と重要単語、フレーズを解説しているので、抜けている知識も穴埋めできます。
400問こなせば、登場した英単語を覚えるだけで単語力が身につきます。
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大学受験英語とTOEICの違いを比較|難易度やレベル感・利用方法も解説
TOEFLで院試英語・大学院入試合格を目指すための勉強法

最後3つ目の対策、院試でTOEICの他に使えるもう一つのスコア、TOEFLについて説明します。
TOEFLは留学のスタンダードとなるネイティブ基準のテストで、TOEICハイスコアラーでも特典を取るのに苦戦しています。
基本的にどの大学も院試ではTOEICを使えますが、東京大学の大学院ではTOEICが使えず以下の2つの試験のスコアを使えます。
- TOEFL ITP受験:団体向けのテスト
- TOEFL iBT:「リスニング・リーディング」+「スピーキング・ライティング」
ここでは、TOEFLスコアを伸ばす方法について簡単に解説します。
なお、今から説明する「1.ITP」、「2.iBT」はいずれもTOEICよりはるかに難しくなります。
TOEIC600点以下の人は、まずはTOEICで英語の基礎を学びましょう。
①TOEFL ITPとは
「TOEFL ITP」は団体テスト向けのTOEFLで、大学教育への導入も進んでいます。
試験はリスニングとリーディング、そしてTOEICのPart5に類似の文法問題で構成されます。
スピーキングとライティングはありません。
マークシート式の試験で、iBTと類似の試験形式ですが、比較的簡単なトピックを扱っています。
基本的にTOEICの勉強方法をそのまま活用できます。
しかし、専門的な英単語が登場するので、専門外の長文やリスニングだと全くわかりません。
iBTと同じく、大学の授業やキャンパスライフが問題となりやすいので、「physiology(生理学)」や「immunology(免疫学)」といった学問を表す英単語を覚えておきましょう。
②スコア提出ならTOEFL iBTで65以上を目指す
「TOEFL iBT」はリスニング、リーディングに加えて、スピーキングとライティングが登場します。
留学を目指すならTOEFL iBT80以上を狙いたいですが、上位国立理系の院試合格だけであればiBT 70取れれば足を引っ張ることはありません。
リスニング、リーディングに関しては、ITPの章と同じようにTOEFL特有の表現、英単語に注意しましょう。
スピーキングとライティングに関しては下記のテキストで実践あるのみです。
③TOEFL対策なら英語コーチングスクールを利用してみるのもあり
ちなみに、TOEFL対策をするなら英語コーチングスクールを利用してみるのもありです。
英語コーチングとは
生徒1人にトレーナー1人がついてマンツーマンで学習指導をするスクールのこと。
英語コーチングスクールは「RIZAP ENGLISH」などをイメージしていただくとわかりやすいでしょうか。
英語コーチングスクールは3ヶ月とかで英語の実力を一気に上げてくれますし、英語も話せるレベルになる可能性もあるので、その後の院生時代にも役立つでしょう。
ちなみに先程紹介した『ENGLISH COMPANY』や『Liberty English Academy』も英語コーチングスクールの一種です。
もし留学を検討している方は、関連記事『「英会話教室」と「留学」はどっちがおすすめで効果ある?違いを比較』をご覧ください。
英語コーチングスクールの総合ランキングを知りたい方は、関連記事『英語コーチングスクールおすすめ比較ランキング』をご覧ください。
④TOEFL対策に有効な参考書・問題集
最後に独学でTOEFL対策をする方に向けて「TOEFL対策に有効な参考書・問題集」を紹介します。
以下の4の項目ごとに紹介します。
1.TOEFLのリーディング
TOEFLに必須の4000語を「一般語彙」と「専門語彙」に分け、前者は受験英語で学んだ単語からステップアップ、後者はTOEFL頻出の学問分野に関する英文を読んで聴いて学習します。
大学受験時に学んだ一般語彙からはじめて、効率的にTOEFLテスト頻出語を学習します。「専門語彙」の例文も一緒に覚えることで、TOEFLに必須の背景知識も一緒に覚えることができます。
また、後程紹介するCDによってリスニングも勉強も合わせて可能です。例文1つで複数の重要語を押さえることができ、効率的な学習を可能です。
上記は短文の例文でしたが、長文の例文にはなんと見出し語が13~14個入っています。
また、この長文は、TOEFLテストで頻出の学問分野に関する長文をを取り上げることで、「語彙力」に加えて「読解力」・「背景知識」も身につきます。
TOEFLテストで重視される「リスニング力」も鍛えられます。
2.TOEFLのリスニング
けっこう初心者向けの参考書です。
TOEFL iBT80までなら十分対応できるので、院試合格を目指す学生には最適ですね。
3.TOEFLのスピーキング
受験や留学対策で有名なTOEFLゼミナールから発売されている問題集です。
簡単すぎるという口コミもありますが、難易度、わかりやすさともにTOEFL iBT初心者〜スコア90までなら十分すぎるクオリティです。
4.TOEFLのライティング
上記「TOEFL TEST対策iBTシリーズ」のライティング版です。
以上が院試英語の3つの対策になります。
あなたに合った方法で合格を勝ち取ってくださいね。
院試・大学院入試英語全般におすすめの参考書・問題集

最後に、大学院入試英語全般の対策におすすめの参考書を以下の分野ごとに紹介します。
①英単語
まずは、英単語です。
大学院入試英語には以下の2冊のどちらかを覚えておけば間違いないでしょう。
- 院単 大学院入試のための必須単語1800
- 単語王2202
1.院単 大学院入試のための必須単語1800
こちらは大学院入試英語問題に対応した頻出重要単語を抽出するために、独自の英語文例データベース(院単コーパス)を作成しています。
出題傾向と英文のレベルに配慮しながらデータを収集、最終的には文例数約8万、語数約171万語というデータベースを構築しています。
この「院単コーパス」から抽出した単語の頻出度は、当然一般的な英語における頻出度とは大きく異なり、大学院入試に即した頻出度になっています。
本書では、3000くらいまでの、中学・高校レベルの単語を除き、その後に続く大学院入試レベルの頻出単語1500語と必須単語300語の計1800語を例文とともに紹介しています。
付録の赤いシートを使えば、外出先やちょっと空いた時間などにも効率的に覚えることが出来ます。
2.単語王2202
「単語王」は学部レベル(東大京大から早慶)の単語がフルカバー。。
単語全てを覚えると、難関私立大学入試では知らない単語はほぼ0になります。
目安としてこの1冊の単語を覚えると、単語レベルとしては「院単」に移行しても問題ありません。
急ぎの復習に使って下さい。
単語王について詳しく知りたい方は、関連記事『単語王の口コミ・評判・使い方』をご覧ください。
②英文法
続いて、大学院入試の「英文法の参考書・問題集」の紹介です。
大学院入試の英文法なら以下の1冊が最適です。
こちらは大学院英語を攻略するうえで欠かせない英文法を厳選しています。
大学院の英語入試ではその多くを英文和訳が占めます。
そして、選択式の問題とは異なり、記述式の和訳は英文を正しく読解できないと正解は導けません。
しかし、大学院の英語入試は論文から抜粋したものが多く、一文が長くて複雑な英文ばかりです。そんな難解な長文英語を正しく読み解く上で、絶対に欠かせない英文法に焦点を当てています。
「句と節」「時制」といった文系の生成に関わる英文法から、「関係詞」「接続詞」「分詞」「不定詞」と言った英文を長くする原因となる英文法、さらには論文英語のどっかいに役立つ英文保まで網羅されています。
これまで10,000人以上もの大学院受験生の答案を添削指導し、東京大学大学院や京都大学大学院と言った難関校の合格者を輩出してきた著者のノウハウと実績を生かして、受験生が間違えやすいポイントを全てまとまっています。
③英語長文問題
最後に「英語長文問題」の参考書・問題集を紹介します。
1.理系の英語(大学院入試問題から学ぶシリーズ)
大学院入試問題から学ぶシリーズの一冊です。
理科系の英語で、ぜひ押さえておきたいポイントを重点的に解説してあるので、院試の傾向がわかります。
問題数も中々多く、それらの解説が丁寧になされているため、英語に不慣れな人でも満足できる内容となっています。
問題の引用が早稲田大学と筑波大学で出題された大学院入試英語の問題が多いので、左記の大学を志望している方にとっては過去問対策にもなりますよ。
2.詳解 大学院への英語
こちらは難関大学院に頻出の必須40テーマを題材とした、院入試対策問題集です。
学術論文や古典から素材を得た本書で、院入試レベルの英文読解に取り組みましょう。
構文解析編では訳文を示すだけでなく、一文ずつ構文を図解し解説しています。
さらに解説や訳文に曖昧さを残さず、訳す際に重要な規則やコツも示されています。
徹底演習編では手ごたえのある問題8題で実践力を身に付けます。
分かったつもりを排除して正確な訳で減点をなくせば入試突破が見えてきます。
本書で「入学後も困らない英語力」を手にして大学院へ行きましょう。
3.英語長文問題精講
こちらは超ロングセラ―“原の英標”に代表される大学受験書の決定版であり、入試によく出る代表的な問題を取り上げ、ツボを押さえた分かりやすい解説をしてあるので、実践力アップにつながります。
理科系科目にはパワーアップ問題集もあります。
読み進めるにしたがって英文の難易度が上がっていくので、手ごたえを感じながら学ぶことが出来ます。
英文の内容は難関大学院レベルであり、簡潔な解説があっていると感じた方にはおすすめの一冊です。
実際に複数の大学で出題された問題で構成されており、構文の確認が出来る短文が最後についてきたり、受験生に必要な単語や熟語が注釈付きで全て解説されている点、質の高い問題が60題収録されている点もおすすめです。
英語長文問題精講について詳しく知りたい方は、関連記事『英語長文問題精講の口コミ・評判』をご覧ください。
おまけ:院試・大学院入試の過去問入手方法

最後に、おまけです。
よく質問として挙がる「大学院入試(院試)の過去問の入手方法」について紹介して終わりたいと思います。
①大学公式HPでダウンロードする
大学院入試(院試)の過去問の入手方法の1つ目は、「大学公式HPでダウンロードする」です。
これがもっとも簡単な方法です。まずは大学公式HPをチェックしてみましょう。
以前と比べると、大学公式HPで院試の過去問を入手できる専攻が増えてきています。
しかし、大学公式HPでは院試の過去問を入手できないケースもあります。
その場合は、過去問の入手方法が記載されています。
②大学から郵送してもらう
大学院入試(院試)の過去問の入手方法の2つ目は、「大学から郵送してもらう」です。
郵送費はかかりますが、「大学まで往復する時間、交通費」を節約することができます。
郵送してもらえるかどうかは、大学の事務課に電話で問い合わせてみましょう。
③大学で購入する
大学院入試(院試)の過去問の入手方法の3つ目は「大学で購入する」です。
一部の大学では、院試の過去問を大学生協で購入することができます。
値段は数百円~数千円ほどです。
④訪問時に院生にもらう
大学院入試(院試)の過去問の入手方法の4つ目は「研究室訪問時に院生にもらう」です。
この方法の一番のメリットは、過去問の問題と解答をセットで貰える可能性がある点です。
研究室訪問は入学後のミスマッチを無くすためにも非常に重要です。
まだの人は、なるべく早めに行くようにしましょう。
⑤大学で過去問を閲覧する(印刷可)
大学院入試(院試)の過去問の入手方法の5つ目は「大学で過去問を閲覧する(印刷可)」です。
大学によっては、「HPで入手できない」「郵送できない」「購入できない」というケースがあります。
大学で過去問を閲覧する(印刷可)の場合は、どこまで印刷するかもポイントです。
全ての過去問を印刷しようとすると、コピーだけで1~2時間かかってしまいますので、コピーする部分を予め絞っておきましょう。
⑥大学で過去問を閲覧する(印刷不可)
大学院入試(院試)の過去問の入手方法の6つ目は「大学で過去問を閲覧する(印刷不可)」です。
あまりないケースですが、「過去問の閲覧のみ可能(印刷不可)」というケースがあります。
この場合「手書き」で過去問をうつします。
量によっては、学生の罰則で書き取りをさせられるよりもはるかに辛いです。
先に研究室訪問に行き、過去問データがまとまっていないか確認してみるのがおすすめです。
⑦ネット(公式HP以外)で過去問を探す
大学院入試(院試)の過去問の入手方法の7つ目は「ネット(公式HP以外)で過去問を探す」です。
この方法はあまりおすすめできないので、最後の手段だと思ってください。
- 過去問の量が少ない
- 信用できない
⇧このようなデメリットも多いので、1~6の方法で過去問を入手しましょう。
-
-
大学受験英語の受かる過去問・赤本の使い方|いつから何年分解くかも解説
まとめ:3つの対策方法で院試・大学院入試で合格を勝ち取ろう

今回は、大学院入試英語の勉強法とおすすめの参考書・問題集を紹介しました。
大学院入試は大学受験英語と違い少し独特な部分があるので、しっかりと対策することをおすすめします。
やる気が高い時が最も勉強する時です。
最後にもう一度本記事で紹介した対策方法をまとめておきます。
それぞれに専門機関があるので、合格を確実なものにしたい、手っ取り早く対策したい場合は、それぞれの専門機関を利用しましょう。
ただ、独学でも対策は可能なので、独学で対策をする場合は、本記事で紹介した方法や参考書をぜひ活用してみてくださいね。
院試はしっかり対策をすれば絶対に合格できるので、目標に向かって頑張りましょう。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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