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大学受験英語の語法・イディオムの重要性|文法との違いや勉強法も解説

大学受験英語の語法・イディオムの重要性|文法との違いや勉強法も解説

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大学受験の英語では、単語や文法の知識だけでは得点につながらないことがあります。

問題を解いていて「なぜこの前置詞なのか?」「この表現でなぜ正解になるのか?」と疑問に思った経験はないでしょうか。

そのカギを握っているのが「語法」と「イディオム」です。

これらは一見すると暗記に思えますが、実際は文法と密接に関わり、正確な英文理解と表現力を支える重要な要素です。

この記事では、語法・イディオムがなぜ大学受験英語で欠かせないのか、文法との違いは何か、そして効率的に身につける勉強法まで徹底解説します。

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大学受験英語に出題される語法と文法の違いを比較

大学受験英語に出題される語法と文法の違いを比較

まずは、よく混同しがちな「語法と文法の違い」から見ていきましょう。

語法と文法の違い

  • 文法:語と語、節と節の接続に関するルール
  • 語法:節の内部に関することが中心で語同士の関係・決まりごと

文法:語と語、節と節の接続に関するルール

「文法」は語と語、節と節の接続に関するルールでのことです。

そのルールを一通り暗記することで、だいたいの問題に対応することができます。

「時制の問題」や「仮定法」、難易度の高いところでは、「クジラ構文」や「連鎖関係代名詞」などがこれに当たります。

語法:節の内部に関することが中心で語同士の関係・決まりごと

一方で、「語法」は節の内部に関することが中心で、語同士の関係について考えることになります。

また、勉強方法についてルールを暗記すれば他に落とし込める文法と違い、語法を勉強する際にはそれぞれの単語についてその単語がどのような語法を持っているのかを考えることになります。

具体例を挙げて説明します。

語法の具定例

「この記事は彼のレポートを書くのに役にたつ」

上記の文章を”useful”という単語を使って英訳する問題が出題された際、どのように書きますか?

結論から言うと答えは以下の通りです。

1:正しい解答

This article is useful for writing his report.

これを以下のように書くと誤りです。

2:誤りの解答

This article is useful to write his report.

2つ目の英文を書いてしまう受験生は多くいるでしょうし、このような文章が出てきたらほとんど全員が「この記事は彼のレポートを書くのに役に立つ」と訳すと思います。

しかし、usefulの語法上useful後に直接to不定詞を持ってくることはできません。

こういったことを学習し、語同士の正しい接続を学習するのが語法となります。

全ての語法を覚えないといけないのか?

では、

  • usefulにはtoでなくforを接続させる
  • この単語はこの前置詞を接続させる

といった語法は全て学ばないといけないのかというとそういうわけではありません。

普段の学習やテストの中で使われる言葉の「語法」に関しては、特別に学習しなくとも勝手に頭に入っている場合がほとんどです。

紛らわしいものや練習問題を解いた時に、間違ってしまったものを暗記すれば十分です。

詳しくは「勉強法」のところで解説します。

4大品詞にそれぞれ語法がある

”useful”という形容詞に関する語法を例に出しました。

受験生の中には、「語法」とは動詞や形容詞に関するもので、これを学習しておけばいいと考えている人が数多くいます。

確かに語法に関する問題は大半が動詞と形容詞に関する問題です。

しかしながら、「4大品詞」と呼ばれる下記のそれぞれについて語法は存在します。

4大品詞

  • 動詞
  • 形容詞
  • 副詞
  • 名詞

以上が、語法と文法の違いを中心とした語法とは何かの説明になります。

おそらく、理解するのは難しいと思うので、何となくの理解で問題ありません。

次章では、大学受験英語における語法・イディオムの重要性を見ていきましょう。

大学受験英語における語法・イディオムの重要性

大学受験英語における語法・イディオムの重要性

そんな「語法問題」ですが、最近、英文法の問題の中でも出題比率が高くなってきています。

本章では「語法の重要性」について解説します。

語法問題の重要性

  1. 語法は知っていれば解けるが知っていないと解けない
  2. 英作文や穴埋めでは語法を理解していないと間違った文章を書いてしまう
  3. 並べ替え問題でも語法を知っていないと解けない

①語法は知っていれば解けるが知っていないと解けない

「語法問題」の特徴として、知っていれば解けるが知っていないと解けないという特徴があります。

しっかりと理解しないとそれだけで間違えてしいますが、一方で「語法問題」は知っていれば、解けるという問題ばかりです。

②英作文や穴埋めでは語法を理解していないと間違った文章を書いてしまう

二次試験で文法問題として出題されなくても英作文や穴埋めでは語法を理解していないと間違った文章を書いてしまったり間違った選択肢を選んでしまったりします。

③並べ替え問題でも語法を知っていないと解けない

また、並べ替え問題でも語法を理解していることは大切です。

並べ替えの選択肢の中に「talk」と「about」の二語があれば「talk about~(~について話し合う)」というフレーズを使うことが分かるでしょうし、「useful」と「for」の二語があれば「useful for 動名詞(~をする役に立つ)」というフレーズを使うことが分かるでしょう。

しかし、流通している問題集で「文法問題集」のようなものは数多くあっても「語法問題集」のようなものはあまりないため対策は難しくなっています。

そこで、次章では語法問題の勉強法について紹介していきましょう。

大学受験英語での語法・イディオムの勉強法

大学受験英語での語法・イディオムの勉強法

本章では、そんな勉強するのが大変そうな「語法の勉強法」について紹介します。

上記でも説明しましたが、最近の英文法の問題の傾向として、「語法問題」が出題されることが増えてきています。

語法に関する問題は共通テストでも出題されますし、二次試験でも出題されることがあるので、しっかりと対策をしておきましょう。

語法・イディオムの勉強法

  1. 普段の勉強を関連づける
  2. 語法についての問題集で対策する
  3. 普段から語法を意識する

①普段の勉強を関連づける

「語法の勉強のコツ」としては普段の勉強に関連付けることが挙げられます。

英作文を書くとき、その単語の使い方を辞書等で調べることがあると思います。

この時にその他の使い方も一緒に調べましょう。

例えば、「~について話す」を英語で何と表現すればいいかわからず調べるとします。

普通は、「talk about」というイディオムを見つければそれで終わりですが、「talk人into doing(人に~させる)」「talk 人 out of doing(人に~させないようにする)」などのイディオムも一緒に確認しておくと勉強になります。

こんな感じで普段の勉強から語法について意識的に勉強しておけば充分です。

②語法についての問題集で対策する

また、「語法」についての参考書や問題集で体系的に勉強するという方法も有効です。

  • Next Stage
  • Vintage

上記の参考書・問題集では、「一章丸ごと語法に割いている」ので、語法を勉強するのに最適です。

「語法」を問題集で勉強するなら「Next Stage」か「Vintage」をの内、1冊を勉強しておけば充分です。

私は学生の頃「Next Stage」を勉強して「語法」に関して不安は一切なくなりました。

③普段から語法を意識する

しかし、暗記分野なのでどうしても体系的な勉強には限界がありますし、どうしても疲れてしまいます。

なので、体系的に「語法」を学習する一方で、普段の英文読解や英作文でも自分で語法を調べるのが大切になります。

普段の積み重ねが「語法」の勉強においては重要です。

大学受験英語で頻出の語法・イディオムフレーズTOP7

大学受験英語で頻出の語法・イディオムフレーズTOP7

ではここで「大学受験英語でよく出る語法のフレーズ」を紹介しておきましょう。

受験まで本当に時間がない方は、これから紹介する「語法」だけでも良いので、覚えてください。

よく出る語法のフレーズ

  1. asに関する語法・イディオム
  2. forに関する語法・イディオム
  3. fromに関する語法・イディオム
  4. intoに関する語法・イディオム
  5. ofに関する語法・イディオム
  6. withに関する語法・イディオム
  7. inに関する語法・イディオム

①asに関する語法・イディオム

前置詞asに関係する語法・イディオムの代表的なものとして、

  • think of A as B:AをBとしてみなす
  • consider A as B:AをBとしてみなす
  • look on A as B:AをBとしてみなす

以上はいずれもAをBとしてみなすという意味です。

”consider A as B”は比較的わかりやすいのですが、他の二つは長文の中に出てくると意外と見落としてしまうものです。

②forに関する語法・イディオム

以下、forに関する語法・イディオムを紹介しますが、forには様々な意味があり、その意味ごとに分けて学習したほうが効率がいいです。

以下、forに関する語法をforの持つ意味ごとに分けて紹介します。

交換のfor

forはA for BでAとBの交換関係を表します。

この意味でのforを使ったイディオムの代表格は以下の2つです。

  • exchange A for B:AとBを交換する
  • mistake A for B:AをBと間違える

使い方

  • Please exchange this desk for new one. (この机を新しいものと交換してください)
  • I mistook her for my mother. (私は彼女を母親と見間違えた)

理由のfor

ForはA for BでBをAの理由とする関係を表します。

この意味でのforを使ったイディオムの代表格は以下の3つ。

  • apologize to 人 for 理由:(理由)のことで人に謝る
  • excuse 人 for 理由;(理由)のことで許可を求める
  • thank 人 for 理由:(理由)のことで人に感謝する

使い方

  • I apologized to my teacher for my absence. (先生に欠席のことを謝罪した)
  • Excuse me for WC. (トイレに行っていいですか?)
  • You have to thank him for saving your life. (あなたは彼に命を救ってもらったことを感謝すべきだ)

方向のfor

ForはA for BでAからBへの方向を表します。

この意味でのforを使ったイディオムの代表格は以下の通り。

  • ask 人 for help/advice:人に助け/アドバイスを求める

使い方

  • Can I ask you for some advice? (ちょっとアドバイスをくれませんか?)
  • May I ask you for help? (手伝ってくれませんか?)

③fromに関する語法・イディオム

FromはA from BでAからBを除外するという意味になります。

このfromを使った語法・イディオムは下の5つ。

  • prevent人from B:人をBから妨げる、妨害する
  • order A from B:AをBから取り寄せる
  • remove A from B:BからAを取り除く
  • tell A from B:AとBを区別する(AとBの違いが分かる)
  • protect A from B:AをBから守る

使い方

  • The noise prevented me from sleeping. (騒音のせいで寝れなかった)
  • I ordered this guitar from USA. (私はこのギターをアメリカから取り寄せた)
  • We need to remove this design from this part. (この部分からこのデザインを取り除く必要がある)
  • I can`t tell this code from this code. (このコードとこのコードの違いが分かりません)
  • I can`t protect this bike from such a strong storm. (こんな強い嵐の中ではバイクを守れない)

④intoに関する語法・イディオム

前置詞intoを用いた語法・イディオムは以下の4つ。

  • change A into B;AをBに変える
  • make A into B:AをBにする(AをBに作り替える)
  • put A into B:AをBの状態にする(AをBに変える)
  • translate A into B:AをBに翻訳する

使い方

  • Please change this 10 dollar bill into single cash. (この10ドル札を1ドル札に変えてください)
  • He made his tree into his son`s desk. (彼は自分の木から息子の机を作った)
  • He put manuscript I wrote into a basket. (彼は私が書いた原稿を没にした)
  • Translate next English sentences into Japanese. (次の英文を日本語に訳しなさい)

⑤ofに関する語法・イディオム

前置詞ofに関する語法・イディオムには、以下の4つを覚えておきましょう。

  • clear 場所 of もの:AからBを取り除く
  • ask 物 of 人:人にものを尋ねる
  • remind 人 of 物:人にものを思い出させる
  • rob 人 of 物:人から物を奪う

使い方

  • Clear all garbage of this room! (この部屋のごみを全部片づけなさい)
  • I`ll ask him of the deadline. (教授に締め切りを尋ねます)
  • This picture always reminds me of my childhood. (この写真は常に私に子供の頃を思い出させる=この写真を見るたびに子供の頃を思い出す)
  • The accident robbed me of my happy days. (あの事故のせいで私の幸せな生活は奪われた)

⑥withに関する語法・イディオム

前置詞withに関する語法・イディオムは以下の2つを覚えてください。

  • provide 人with 物:人にものを供給する
  • equip A with B:AにBをとりつける

使い方

  • The government is trying to provide a school with a better facility. (政府は学校施設を重質させようと努力している)
  • This website is equipped with nice and cool button. (このウェブサイトにはいい感じのかっこいいボタンが実装されている)

⑦inに関する語法・イディオム

前置詞inに関する語法・イディオムは以下の2つを覚えてください。

  • put A in B:AをBに入れる
  • invest A in B;AをBに投資する

使い方

  • You should put this word in brackets. (この言葉は過去に入れるべきだ)
  • You shouldn`t invest such amount of money in his company. (あなたはそんな大金を彼の会社に投資すべきでない)

以上が大学受験の入試問題に出やすい語法7個となります。

この7個の意味が空で分かったら大学受験英語の語法に関しての力は十分にあるといえますので、今後は語法問題を繰り返し説くなどして知識の定着を図りましょう。

あまりわからなかったら、先程紹介した参考書などを用いて普段から系統的な語法の学習に取り組みましょう。

大学受験英語における語法・イディオムに関するよくある質問【Q&A】

大学受験英語における語法・イディオムに関するよくある質問【Q&A】

最後に「大学受験英語における語法・イディオム」に関して、受験生がよく疑問に思うことをQ&A形式にしたので、回答して終わりにしたいと思います。

①大学受験英語の語法・イディオムは独学のみでも勉強可能ですか?

人によるというのが正直な感想です。

自己管理が得意な方は独学でも合格は可能ですが、Q2で紹介する塾の中の第1位の塾であれば3ヶ月で偏差値15上げてくれる塾もあるので有効活用するのも手です。

※大学受験英語の独学勉強法については、詳しくは以下の記事をご覧ください。

②大学受験の語法・イディオムを勉強するのにおすすめの英語塾は?

大学受験におすすめの英語塾は、関連記事『大学受験におすすめの英語塾』でまとめているので、参考にしてみてください。

英語塾の利用は、大学受験英語を最も効率良く、しかも確実に攻略する方法なので、ぜひチェックしてみてください。

英語塾に限らず、大学受験の総合的な対策をしたい方は、関連記事『大学受験向けの塾・予備校おすすめランキング』を参考にしてみてください。

③大学受験英語の語法・イディオムを勉強するのにおすすめの家庭教師は?

大学受験におすすめの家庭教師は、関連記事『大学受験におすすめの家庭教師』でまとているので、参考にしてみてください。

④大学受験の語法・イディオムを勉強するのに役立つ英語アプリやサイトは?

大学受験英語におすすめの学習アプリサイトは、下記の記事でまとているので、参考にしてみてください。

まとめ:語法・イディオムを覚えて大学受験英語で他の受験生に差をつけよう

語法・イディオムを覚えて大学受験英語で他の受験生に差をつけよう

今回は、今後ますます重要になってくるであろう「語法・イディオム」について解説しました。

「語法・イディオム」は勉強すれば、できますし、勉強していないと全く解けません。

周りの受験生に差をつけられないためにも、「語法・イディオム」を勉強して頑張って合格を勝ち取ってください。

「語法・イディオム」だったら、以下の2冊の内のどちらか1冊勉強するのがおすすめです。

「語法・イディオム対策におすすめの参考書

  • Next Stage
  • Vintage

また、英語塾を利用するのもおすすめです。無料体験ができるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

サクフリでおすすめしている大学受験におすすめの英語塾を知りたい方は、関連記事『大学受験におすすめの英語塾』をご覧ください。

今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。