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速読英単語(入門・必修・上級編)の口コミ・評判は?レベル・難易度・使い方を評価

速読英単語(入門・必修・上級編)の口コミ・評判は?レベル・難易度・使い方を評価

サクフリ株式会社

サクフリ株式会社は、リサーチ×分析を得意とするWebマーケティング会社です。英会話スクール・学習塾・家庭教師など、英語教育や大学受験領域を中心に、各サービスを公平かつ専門的な視点からレビューしています。

速読英単語シリーズは、英単語帳としてだけでなく「長文読解力」まで同時に鍛えられる画期的な参考書として、多くの受験生や英語学習者から高い支持を集めています。

単語を単体で覚えるのではなく、実際の英文中で覚えるスタイルが特徴で、単語暗記と読解演習を同時に進められる点が魅力です。

シリーズは【入門編】【必修編】【上級編】の3段階に分かれており、高校基礎レベルから難関大学受験レベル、さらに英検準1級以上まで幅広く対応。自分のレベルや目標に合わせて段階的に学習できるため、効率的に英語力を伸ばせます。

しかし、「どのレベルから始めればいいかわからない」「本当に効果があるのか不安」という声も少なくありません。

この記事では、実際の口コミや評判をもとに、速読英単語シリーズのレベル・難易度・使い方を徹底解説。自分に最適な一冊を選び、英語学習を加速させるためのポイントを紹介します。

※本コンテンツはプロモーション(PR)を含みます。また、詳しい最新情報に関しては必ず公式サイトをご確認ください。料金は特段の表示がない限りは全て税込表記です。

速読英単語とはどんな英単語帳?

速読英単語とはどんな英単語帳?

ではまず、速読英単語の特徴から見ていきたいと思います。

速読英単語の特徴

長文読解力型の参考書の鉄板といえば、やはりZ会の「速読英単語シリーズ」です。

「速読英単語シリーズ」には以下の3つのレベルの分かれており、自分のレベルに合わせて勉強が可能です。

  • 速読英単語入門編
  • 速読英単語必修編
  • 速読英単語上級編

中でも特に定評があるのは「必修編」と「上級編」です。

上記3冊のレベル・難易度、どんな人におすすめかは後程紹介します。

速読英単語【入門・必修・上級編】の単語数・ボリューム

「速読英単語」のボリューム(単語数)は以下の通りです。

速読英単語 入門編

  • 単語数:700語
  • ページ数:288ページ
  • 長文数:50長文

速読英単語 必修編

  • 単語数:1900語
  • ページ数:464ページ
  • 長文数:70長文

速読英単語 上級編

  • 単語数:900語
  • ページ数:452ページ
  • 長文数:48長文

ちなみに大学受験英語のおける「英単語数の目安」について知りたい方は、関連記事『大学受験英語に必要な単語数は?共通テストや難関大学のレベルを解説』をご覧ください。

速読英単語【入門・必修・上級編】はどのタイプ?【5つの種類】

速読英単語【入門・必修・上級編】はどのタイプ?【5つの種類】

前章で速読英単語【入門・必修・上級編】の基本情報が把握していただけたかと思います。

サクキミ英語では「英単語帳」と言っても、下記の5つのタイプがあると考えており、自分に合ったタイプを選ぶことをおすすめしています。

英単語帳5つのタイプ

  1. 単語列挙型(ターゲット、単語王など)
  2. フレーズ暗記型(システム英単語など)
  3. 例文暗記型(DUOなど)
  4. 長文読解型(速読英単語など)
  5. 語源型(システム英単語 Premiumなど)

5つのタイプについてメリット、デメリットを簡単にまとめておきました。

タイプ メリット デメリット
1.単語列挙型 単語だけを暗記していくのに最適。シンプルで使いやすい 目立った特徴がなく、1冊目には少し不向きな単語帳が多い
2.フレーズ暗記型 試験に出やすい形で複数の単語をフレーズとして記憶していくので、一気に得点が上がる 情報量が多く、覚えるのが少し大変
3.例文暗記型 例文を1個覚えるだけで複数の単語を同時に覚えることができる 情報量が多く、覚えるのが少し大変
4.長文読解型 大学受験で最も大切な長文読解力を養いつつ、単語も覚えることができる 1冊目として使うと単語が覚えにくい
5.語源型 すでに単語力がある人にとっては、知識を整理することができる ある程度単語を覚えていない人には不向き

5つのタイプについて詳しく知りたい方は、関連記事『大学受験におすすめの英単語帳』をご覧ください。

\速読英単語【入門・必修・上級編】は長文読解型!/

では、「速読英単語【入門・必修・上級編】」はどのタイプだと思いますか?

答えはもうお分かりだと思いますが「長文読解型」です。

ちなみに、私は長文読解型の英単語は速読英単語以外知りません。

そのため、長文読解をしながら英単語も覚えていきたいという方は速読英単語一択で良いと思います。

この分類にについてさらに詳しく知りたい方は、関連記事『大学受験の英単語帳おすすめ30選【レベル・偏差値・タイプ別に比較】』をご覧ください。

速読英単語【入門・必修・上級編】を利用するメリット

速読英単語【入門・必修・上級編】を利用するメリット

前提知識を把握していただいたところで、さらに速読英単語を深堀していきたいと思います。

まずは、速読英単語のメリットを紹介しましょう。

速読英単語のメリット

  1. 文脈の中で英単語を覚える
  2. 長文は実際の入試問題
  3. 長文読解に必要な知識も学べる
  4. 音声CDでリスニング力UP
  5. 1つ当たりの長文は約200語程度で読みやすい
  6. 長文だけでなく例文も載っている
  7. 相乗効果がすごい

①文脈の中で英単語を覚えることができる

「速読英単語」の最大の特徴である文脈の中で英単語を覚えるメリットは、英単語と日本語訳の対応だけを覚えるのではなく、文章の中で、実際にどのように使われているかを理解しながら覚えられる点です。

単語帳で無機質に覚えた単語は、実際に長文の中で出てきてもうまく使いこなせないことが多いです。

その理由は単語の意味を知っていても、使い方が分からないからです。

私も大学受験の時に、よくある単語帳を使って覚えていました。

「alternative」=「二者択一の」と今でも覚えています。

しかし、英文や、リスニングで「alternative」に出会っても、文脈に合った意味が分かりません。

記憶されていても使える状態にしていないと、記憶していても意味がありません。

今は「alternative」を使えるように覚え直したので、使いこなせるようになりましたが、それでも「alternative」=「二者択一の」が先に頭に浮かんでしまうので、むしろ読解の妨げになっています。

長文中で覚えてしまえば、このようなことは起こりません。

使い方と一緒に英単語を覚えられるからです。

しかも、ストーリーと一緒に英単語を学ぶので、覚えやすく忘れにくいです。

日本語を学んだように、文脈の中で自然と英単語を学ぶことができます。

②長文は実際の入試問題

実際の入試問題が長文に使われているため、実践的に学ぶことができます。

長文を繰り返し読むので、長文を読むことにも慣れ、読解のスピードも上がっています。

また、「速読英単語」は優しい長文から難しい長文へ、少しずつレベルが上がっていくので、自然と長文の読解レベルも上げていくことができます。

長文の長さも始めは数行なので、長文を読むのが苦手な方でも取り組みやすくなっています。

③長文読解に必要な知識も学べる

科学、社会、歴史、文学、医療などさまざまな分野の長文が用意されており、入試で良く扱われる内容ばかりです。

そのため、長文読解に必要な、各分野の予備知識も同時に学ぶことができます。

ここで得た知識は、現代文の読解にも活用できます。

しかも、長文の内容は知的好奇心をくすぐる内容が多く、長文を読むこと自体が苦になりにくいです。

④音声CDでリスニング力UP

音声CDが別売されており、CDを活用すればリスニングのトレーニングにもなります。

2020年度の入試制度改革により、センター試験に変わる大学入学共通テストではリスニングの比重がこれまでの20%から、50%に変わります。

今後、大学入試で必須のリスニングのトレーニングも同時にすることができます。

リスニングのレベルも入試問題をもとにした長文が題材なので、大学入試に十分なリスニング力を身につけることができます。

⑤1つ当たりの長文は約200語程度で読みやすい

英語長文の対策を本格的に始めていない人や苦手な人でも読みやすい分量になっているので、英語長文だからと言って臆することはありません。

⑥長文だけでなく例文も載っている

長文だけでなく、例文も豊富に掲載されています。

システム英単語など他の英単語帳と同様に、単語を例文と一緒に覚えること可能です。

⑦相乗効果がすごい

「速読英単度」を使えば、使える英単語が身につき、長文読解力が上がり、リスニング力も身につきます。

一石二鳥ではなく一石三鳥の参考書です。これをやらない手はないと思います。

また、「速読英単語」は大人の英語の学び直しにももちろんおすすめです。

多読の教材としても活用ができます。

速読英単語【入門・必修・上級編】のレベル・難易度

速読英単語【入門・必修・上級編】のレベル・難易度

ここでは、速読英単語【入門・必修・上級編】のレベル・難易度について紹介します。

どのレベルの大学まで通用するのかチェックしましょう。

速読英単語のレベル

  • 速読英単語 入門編:偏差値50前後
  • 速読英単語 必修編:偏差値60前後
  • 速読英単語 上級編:偏差値65前後

速読英単語 入門編

  • 前提となるレベル:中学レベルの英単語
  • 対象となる人:中学卒業したての高校1年生、基礎の基礎からやり直したい人【偏差値50以下】
  • マスター後の到達レベル:受験英単語基礎レベル到達【偏差値50前後】

前提となるレベル:中学レベルの英単語

例文を読んでいくことになるため、英単語も英文法も「eat⇒食べる」、「ate⇒食べるの過去形」くらいの中学レベルの英単語は最低限必要です。

英文法も自信がない方は、以下の3冊のどちらかで英文法の基礎をたたきこんでからも遅くはないので、まずは英文法の基礎も勉強しましょう。

  • 総合英語Forest(フォレスト)7th Edition
  • 総合英語Evergreen
  • 高校英文法をひとつひとつわかりやすく

時間がない方は1番下の「高校英文法をひとつひとつわかりやすく」を選べばよいでしょう。

1~2週間程度で高校英文法をマスターすることができます。

対象となる人:中学卒業したての高校1年生、基礎の基礎からやり直したい人

初級編は本当に初級であるため、中学を卒業したての人もしくは高校1、2年生の時に英語の勉強をさぼりすぎていたため基礎からやり直したい人以外には特に必要がないです。

偏差値で言えば、50以下を目安にすると良いでしょう。

マスター後の到達レベル:受験英単語基礎レベル到達【偏差値50前後】

ようやく大学受験英語の受験英単語基礎レベルに到達するというレベルでしょう。

ただ、後から紹介する標準編や上級編の英単語帳を学習する前に必ず知っておかなければならない単語だけが掲載されているので、自信がない方や受験まで時間がある方は、この「入門編」から始めると良いと思います。

速読英単語 必修編

  • 前提となるレベル:高校基礎英単語【速読英単語入門編】
  • 対象となる人:日東駒専・GMARCH・関関同立・中堅国公立大学を受験する人【偏差値50~60】
  • マスター後の到達レベル:上記の大学入試試験においてわからない単語はほとんどなくなる【偏差値60前後】

前提となるレベル:高校基礎英単語【速読英単語入門編】

必修編は大学受験をする人であれば必ずマスターしたい一冊です。

ただ、前提として上記で挙げた「速読英単語入門編」レベルの英単語を覚えていない人は、まずは覚えておいてください。

対象となる人:日東駒専・GMARCH・関関同立・中堅国公立大学を受験する人

対象となる人は、日東駒専・GMARCH・関関同立・中堅国公立大学を受験する人です。

特に偏差値が50~60の人や上記記載の大学を目指す人は絶対にマスターしていただきたいし、そのような人には単語帳はこれ一冊で十分です。

ただ、GMARCH・関関同立などの難関学部でもこれ一冊だけで合格は十分に可能ですが、受験勉強の時間に余裕がある人は上級編までやっておくことはおすすめします。

偏差値で言えば、50以上を目安とすると良いでしょう。

マスター後の到達レベル:上記の大学入試試験においてわからない単語はほとんどなくなる

上記の大学(難関大学)入試試験においてわからない単語はほとんどなくなります。

これをマスターすれば受験生のほとんどが知らない単語も覚えることができるため、ライバルと単語力で圧倒的な差をつけることができるでしょう。

偏差値で言えば、60前後を目指すことができます。

このレベルまで覚えると、ほぼ英文を左から右に読み進めていけるなーという感じになっているのではないでしょうか。

速読英単語 上級編

  • 前提となるレベル:大学入試標準英単語【速読英単語必修編、システム英単語ノーマル、キクタンBasic、ターゲット1900レベル】
  • 対象となる人:GMARCHと関関同立の難関学部・早慶上智・東大などの最難関大学を受験する人【偏差値60以上】
  • マスター後の到達レベル:大学受験においてこれ以上覚える単語はなくなる【偏差値65以上】

前提となるレベル:大学入試標準英単語

大学受験向けの英単語帳の中で最上級レベルに属する一冊です。

「大学入試標準英単語レベル」をクリアしていないのならば、まずはその英単語を覚えてからにしてください。

この「大学入試標準英単語レベル」とは、以下の英単語帳に収録されているレベルの英単語です。

  • 速読英単語必修編
  • システム英単語
  • ターゲット1900
  • キクタン4000

基礎英文法に加えて、「速読英単語 上級編」を進めていくなら、これらの基本単語を覚えていなければ、「速読英単語 上級編」に載っている単語を覚えようとしても英語が読めないでしょう。

対象となる人:GMARCHと関関同立の難関学部・早慶上智・東大などの最難関大学を受験する人

偏差値60以上の人や、東大・早慶などの最難関大学を受験する人以外には無用の一冊かもしれませんが、最難関大学を受験する人にとってはぜひ身に着けたい一冊です。

なぜなら、最難関大学を受験する人の多くは最上級レベルの単語帳を一冊はマスターしているため、もしあなたが最上級レベルの単語帳をマスターしなければ彼らと単語力で大きな差が開いてしまうから。

そのため、「受験までに時間の余裕がある」という人や「大学入学後のTOEICのことも見越して使いたい」という人はぜひ使っていいと思います。

偏差値で言えば、60以上の方はこの英単語帳が最適だと思います。

ちなみに、最上級レベルの単語帳は、他にも以下の3冊が有名です。

  • 鉄壁
  • 単語王
  • DUO3.0

マスター後の到達レベル

先ほど言った東大や早慶といった最難関大学英単語を覚えることができ、受験本番で英単語に関しては臆することはなくなります。

偏差値で言えば、65を超えてきます。

このレベルまで覚えると、英文を左から右にスラスラ読み進めていけると思います。

速読英単語のその他のシリーズ一覧

速読英単語のその他のシリーズ一覧

速読英単語シリーズには上記で挙げた3冊の他にもいくつかシリーズがあるので、紹介しましょう。

その他の速読シリーズ

  1. 速読英単語 中学版
  2. 速読英熟語

速読英単語 中学版

「速読英単語 中学版」です。

「入門編」よりもさらに易しいレベルのものですね。

中学生はここから始めても良いかもしれません。

速読英熟語

「速読英単語」の熟語版になります。

「英単語」の勉強が終わったら、ぜひ熟語にもチャレンジしてみてください。

速読英単語【入門・必修・上級編】の口コミ・評判【利用者の声を徹底レビュー】

速読英単語【入門・必修・上級編】の口コミ・評判【利用者の声を徹底レビュー】

今までの内容を踏まえ、「速読英単語」の世間での口コミ・評判を紹介します。

良い口コミだけでなく、悪い口コミも紹介しているので「速読英単語【入門・必修・上級編】」が気になっている方はぜひチェックしてみてください。

良い口コミ・評判

まずは良い口コミ・評判を紹介します。

良い口コミ・評判①:音読パッケージ用として活用中

某音読パッケージの本は、テキスト開かず耳だけで何回か聞いたけどとても聞き取れず断念…。こちらの方が最初は文も短くCDはスロースピードがついていたので始めてみました。CDは別売りなのですが、このスロースピードで3~4回聞くとほぼ内容はわかるのでホッと一安心。その後テキストで聞き取れなかった文章単語を確認しながら聞いて、さらに内容を確認。

単語帳ということで、単語の説明から付録で簡単な文法の説明もついて理解を助けてくれます。毎日1レッスンつづ30分くらいですすみ、前日までのレッスンはCD(もうナチュラルスピードOK)を聴きながら音読をしています。2週間くらい経ったので、最初の方はCDだけでシャドーイングに入っています。
どなたかも書いていましたが単語に短い例文がついているので、瞬間英作文の練習もできそうですね。

文法が怪しいところがあるので、参考書、ネットの英語ブログなど併用してます。今のところ無理なく進めるという点で、自分に合っているので満足です。

(引用:サクキミ英語調査)

良い口コミ・評判②:高校に上がる前に予習用または英検準二級対策

中学編を高校受験用に使っていました。入門編は高校に上がる前に予習用として、または英検準二級対策として。高校先取りするのに負担ない量でちょうどいいと感じました。

ただ、既に準二級取得済みの人には物足りないかも。その場合はすぐ必修編へいってもいいと思います。

(引用:サクキミ英語調査)

良い口コミ・評判③:やはり速読英単語こそ王道。英語学習の基本が詰まっている

「長文の中で英単語を学ぶなんてユニークな単語帳だなぁ」と思う受験生がいるかもしれない。しかし、それは勘違いである。長文の中で新たな単語を学ぶことこそ、英語学習の王道である。

英語学習者は「長文の中で新たな単語に出会う」という所に行きつく。これは遅かれ早かれ誰もに言える事であり、例外などない。厳しく選定された一問一答形式の単語帳だけでは、必ず限界がやってくるのだ。

受験生は、受ける模試や検定で次々に新しい単語と出会うはずだ。その際に出会った単語をチェックして自分の記憶の一部としなければいけない。速読英単語はその英語学習の作法を、ごくごく簡単な文章を使って体感できる。

当たり前の英語への向き合い方を、速読英単語で身に着けるのだ。このような単語帳に苦手意識を持っている人は、今の内に無理やりにでも克服しておくべきだ。

(引用:サクキミ英語調査)

良い口コミ・評判④:大学受験の時はこの本のおかげで英語が得点源となりました

自分が本書を使っていたのは10年位前です。改定第4版くらいを使っていたと思います。最近英語学習の教材を探すために本屋の参考書コーナー訪れた際、本書を発見して懐かしくなりました。

この本のおかげで高校2年の段階からセンター模試で8割を切ることはほぼなくなり、センター本番/2次でも高得点をたたき出せました。

通っていた高校では「入門編」が学校指定教材としてあり、個人的に気に入っていたので「必修編」は個人で購入しました。高校2年の夏休みの英語学習は入門編と合わせて速読英単語を繰り返し取り組みました。速読ではなく精読メインでしたが。

使い方は以下。
・文章を精読する。不明な単語は調べずに頑張って最後まで読んでみる。
・日本語訳を見てどこまでわかっていたか把握する。構文も正しく取れていたか確認する。
・次ページ以降の赤字の単語を見る、文中の赤字でない単語かつ不明な単語は辞書で調べる。
・文章を速読し、単語を正しく覚えているか確認する。

自分の時よりも文章のレベルも、内容も、掲載単語も全く違うとは思いますが、単語覚えたから終わり、ではなく、付属CDで音読とか、いろいろな方法で使い倒せば、どんどん力は上がっていくと思います。更に文章も割と平易で読みやすく、挫折することもないと思います。

しっかり取り組めば少なくともセンター試験の長文は問題なく読めるでしょう。必修編が難しいと感じる場合はその手前の入門編、最近だと中学版もあるようですので、そちらに取り組むとよいと思います。

(引用:サクキミ英語調査)

良い口コミ・評判⑤:比較的質が高い

必修編と比べると、単語と文章の方のレベルがかなりあがっていると思いました。MARCH以上の大学を受ける人で英語で高得点を狙う人が使うものな気がします。

また、文章については、後ろのページに特にわかりにくい部分の説明が施されているので良いです。

(引用:サクキミ英語調査)

良い口コミ・評判⑥:例文集が嬉しい

長文では網羅できていない見出し語も例文集で網羅されているのがうれしい。しかも別冊になっているのがGood。個人的には別冊は好きじゃないが、使いやすさは分かる。

旧版では長文の解説が別冊になっていたが、巻末でも許容できる。このへんは人それぞれの使い方で変わってくるのだろうし、習熟度によっても変わってくるかもしれない。英文解説が別冊でも徐々に見る必要がなくなるから、そのときは行方不明にならないように別冊じゃなく巻末に糊付けしたいと思ったり。

レイアウト的には旧版より良くなったと思う。入門編・必修編と共通のレイアウトになった。旧版のごちゃごちゃ感満載のレイアウトからスッキリとし、派生語も見出し語と同様に左の列に配置されたので、日本語部分を隠して派生語の意味を思い出すという作業がやりやすくなった。旧版は見る気がなくなるほどのレイアウトだった。

速読英単語[入門編]では派生語等にも例文が掲載されており素晴らしい作りだと思っていたが、それが別冊という形で[上級編]でも実現されていれば感動モノだったのに。

特に難関大学では派生語にどれだけ慣れているかも合否に大きく影響する部分だと思う。これを覚えれば、英単語の勉強は終わりで良いと思う。

(引用:サクキミ英語調査)

評価や口コミを見ている限り、レベル別に分かれているので、それぞれのレベルに合わせて使いやすそうですね。

「速読英単語シリーズ」は基本的に全ての難易度でおすすめなので、「必修編」は全員、MARCH以上を受験するなら、「上級編」まで覚えると英単語は完璧ですね。

悪い口コミ・評判

続いては、悪い口コミ・評判を紹介します。

悪い口コミ・評判①:掲載されている話の選出がイマイチ

掲載されているほとんどの話が私立高校入試問題からのものです。しかし、どれを読んでも、あまり面白いものがありませんでした。

入試問題で使われているものにはもっともっと読みがいのあるものがあります。

何度も読み返したくなるような話を選んでほしいと思います。

(引用:サクキミ英語調査)

悪い口コミ・評判②:入試のためだけの単語帳

正に「受験英語」のための本。サンプリングをしてコーパスで実際の使用頻度を見たところ、入試以外ではあまり使われない語が多数。

英語民間試験(四技能試験)には不向きでは?と思う節も。

日本人が英語をいつまでも使えない理由が垣間見えるというのが感想。

(引用:サクキミ英語調査)

悪い口コミ・評判③:入試のためだけの単語帳

内容に関しては、旧版と比べると、知らない単語の類推法などの解説に多くのページが割かれて、殆どの英文も刷新され、格段にグレードアップしており文句なしです。

ただ、英文文解説が本冊の一番後ろに回され、非常に使いづらくなりました。(代わりの本文の単語とその例文をまとめたものが別冊になっています)個人的に、これは唯一の改悪点だと思っています。

速単シリーズは単語帳というより長文の多読用に使っている人が多いと思われます。

なので、単語の例文だけ別冊にされても…って感じでした。長文を読んで解説を見るたびに、指を挟んで行きつ戻りつしないといけなくなったのは億劫です。

(引用:サクキミ英語調査)

「速読英単語」は評価や口コミを見ると全体的に評価が本当に高いです。

ただ、高い質を求めているからこそレイアウトなどの細かい指摘があるのでしょうね。

全体的な口コミレビューは良かったです。

やはり、勉強するのは大変ですが、長文の中で英単語を覚えることができるという口コミは多かったですね。

一方で、CDが高い、レイアウトが使いずらいなどの口コミも一定数見られました。

ただ、総括すると、内容的な評価はとても高い英単語帳となっていました。

「速読英単語」の評価はかなり高いと言えます。

内容については、評価が高く、購入しても絶対損はしない英単語帳となっていること間違いなしです。

速読英単語【入門・必修・上級編】がおすすめできる人・できない人

速読英単語【入門・必修・上級編】がおすすめできる人・できない人

今までの内容を全て踏まえ「速読英単語【入門・必修・上級編】」がおすすめできる人とおすすめできない人をまとめておきます。

速読英単語【入門・必修・上級編】がおすすめできる人

  1. CDを聞きながら音声も使って英単語を覚えたい人
  2. 1冊目の単語帳を終わらせた受験生
  3. 単語の知識の更なる定着と、長文読解慣れを両立させたい受験生

1.CDを聞きながら音声も使って英単語を覚えたい人

CDを聞きながら音声も使って英単語を覚えたい人には最適です。

通勤通学中に、CDを聞き流すだけで自然に覚えているなんてこもあると思います。

音声学習は英語にとって最強の勉強法です。

大学受験英語での音読の効果と正しいやり方を知りたい方は、関連記事『大学受験英語での音読の効果と正しいやり方【継続のコツ・メリットも紹介】』をご覧ください。

2.1冊目の単語帳を終わらせた受験生

また、1冊目の単語帳を終わらせた受験生にもおすすめです。

もちろん「入門編」は1冊目としておすすめですが、特に「必修編」は全受験生におすすめできるレベルなので、2冊目3冊目の単語帳は何にしようかな?と悩んでいる人は、とりあえず候補にしておいて良いと思います。

3.単語の知識の更なる定着と、長文読解慣れを両立させたい受験生

また、たいていの受験生には長文読解の絶対量が足りてないので、そこを埋め合わせるためにも必修編は役立ちます。

また、難関大学志望者は、速読英単語の上級編をこなしておくとよいでしょう。

早慶レベルで必須となる単語を長文読解の形でまとめて学習していける参考書は、他には類書がないため、貴重です。

ちなみに、Z会の速読英単語派生系参考書は、基本的にどれも出来がいいです。

難関大学志望の受験生は残りの時間や自分の英語力などとも相談しつつ、好きなだけ読み込んでいきましょう。

速読英単語【入門・必修・上級編】がおすすめできない人

  • 受験までに時間がない人

「速読英単語」は、得られる単語の質や量は良いですが、しっかり英文を読みながら進めていくと多少取り組むには時間がかかります。

そのため、受験までに時間がない人にはおすすめではありません。

もし受験まで時間がない方は、関連記事『大学受験で偏差値40から3ヶ月で逆転合格できる塾・予備校14選|MARCHも』をご覧ください。

速読英単語を覚える前の事前準備

速読英単語を覚える前の事前準備

では、次章で簡単に速読英単語の効率的な使い方を紹介します。

ただ、その前に3つだけ事前準備としてやっておいた方が良いことがあります。

事前準備

  1. 速読英単語帳を進めていくペースを決める
  2. 単語は毎日繰り返しと心に誓う
  3. Z会のHPから速読英単語の無料補助教材を必ずダウンロード

①速読英単語帳を進めていくペースを決める

単語帳はよっぽどの天才でない限りは、何周も繰り返さなければ覚えることができません。

単語帳を100週はこなしたという人は多々います。

ですので、何十週も繰り返すことは前提として、一か月・一週間・一日でどれくらい単語帳を進めるのかを設定しましょう。

②単語は毎日繰り返しと心に誓う

先ほど言った通り、単語帳は何十週もこなす必要があります。

さらに”毎日”単語を繰り返し覚える必要があります。

これはエビングハウスの忘却曲線によって科学的に証明されていることです。

エビングハウスの忘却曲線について詳しく知りたい方は、関連記事『大学受験で高校生に役立つ英単語の覚え方7選【覚えられない人必見】』をご覧ください。

③Z会のHPから速読英単語の無料補助教材を必ずダウンロード

Z会のHPでは速読英単語を使う上で欠かせない補助教材を配布しているので必ずダウンロードしましょう。

この補助教材の内容は以下の通りです。

  • 長文中の文構造の解説(SVOCなど)
  • 長文中の構文解説
  • 長文の背景知識の解説

これで準備OKです。

速読英単語【入門・必修・上級編】の効果的な使い方・覚え方【勉強法】

速読英単語【入門・必修・上級編】の効果的な使い方・覚え方【勉強法】

では、速読英単語を使ってみようかなと思う方に、速読英単語の効果的な使い方について紹介しておきます。

効果的な使い方

  1. 長文は見ずに単語だけをざっと覚える
  2. 長文を一文一文、構造把握して(SVOCMを振り分ける)
  3. 長文の精読が終わった後はCDの音声に続いて最低10回はシャドーイングする

使い方1:長文は見ずに単語だけをざっと覚える

まずは単語のページを開いて1章当たり20~40個ほどの単語に一通り目を通します。

この時、完ぺきに覚える必要はないものの、覚えようと思いながら目を通しましょう。

使い方2:長文を一文一文、構造把握して(SVOCMを振り分ける)

長文を一文一文精読していきましょう。

まずは文にSVOCMを振りながら文構造を把握し、わからない単語やイディオムがあれば横ページの和訳や先ほど目を通した単語を見直します。

使い方3:長文の精読が終わった後はCDの音声に続いて最低10回はシャドーイングする

精読が終わったらCDに続いて音読します。

この時、完ぺきに流暢に発音できなくてもいいが、以下の3つの点に気をつけましょう。

  1. 英語が上達したきっかけのナンバーワンが「音読」であることを知る
  2. なるべくCDの発音をまねること
  3. 音読しながら英文の内容を頭の中で理解する

1.英語が上達したきっかけのナンバーワンが「音読」であることを知る

「音読」は英語上達の一番の近道です。

もし周りに難関大学合格者がいたら、ぜひ音読の重要性について聞いてみてください。

ほとんどの人がその重要性について丁寧に解いてくれるはずです。

音読をしてもすぐに英語が上達するわけではありませんが、毎日30分を1か月もすれば確実に上達します。

具体的にどう上達するかというと、音読という行為が脳を刺激して単語を覚える暗記力を向上させることに加えて、英文を日本語に訳さずに英語のままで理解できるようになります。

これはどういうことかというと、例えばThis is a pen.という英文を見たら日本語に訳さなくても英文の意味や構造を理解できますよね?

これが難しい英文になっても可能になるということです。

その結果英文を読むスピード・理解するスピードがダントツに早くなります。

「音読の具体的なやり方」を知りたい方は、関連記事『大学受験英語での音読の効果と正しいやり方【継続のコツ・メリットも紹介】』をご覧ください。

2.なるべくCDの発音をまねること

リスニングの秘訣として「自分が発音できる単語は聞き取ることができる」というものがあります。

ですので、CDをまねることで、発音できる単語の数=聞き取ることができる単語の数を増やして、リスニング力を強化してください。

3.音読しながら英文の内容を頭の中で理解する

ただ英語を音読するだけでは上達しません。

読んでいる英文を頭の中で理解しながら音読することで速読力は身に付きます。

ですので、音読の前に必ず英文を精読し、しっかりと英文構造を把握していください。

「英単語の覚え方」について知りたい方は、関連記事『大学受験で高校生に役立つ英単語の覚え方7選【覚えられない人必見】』をご覧ください。

速読英単語【入門・必修・上級編】が終わったら?【次は何やる?】

速読英単語【入門・必修・上級編】が終わったら?【次は何やる?】

最後に、速読英単語が終わったら次に何をするべきか紹介しておきます。

下記のパターンが考えられます。

次にやること

  1. 英文解釈の勉強を始める
  2. 英語長文問題にチャレンジ
  3. 英熟語を覚える
  4. 過去問を解いてみる
  5. 英語塾や予備校に通って短期間で爆発的に偏差値を伸ばしてみる

①英文解釈の勉強を始める

英文解釈の勉強を始める

「速読英単語」のみで充分な英単語力です。

東大、京大、早慶にも受かることも難しくないはずです。

そのため、英単語を覚えたあなたは、英文解釈の勉強を始めましょう。

もし並行して「英文解釈」の勉強していたあなたはそのまま継続で問題ありません。

しかし、これから英語長文問題にチャレンジするという方で、まだ「英文解釈」の勉強をしていない方がいれば、まずは、「英文解釈」の勉強をすることをおすすめします。

英文解釈を勉強しない方と勉強した方では、その後の偏差値の伸びに差が出ます。

詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

②英語長文問題にチャレンジ

英語長文問題にチャレンジ

「英文解釈を勉強する時間がない」、「英文解釈は並行して勉強していた」という方は、英語長文問題に取り組みましょう。

大学受験英語に合格するためには、英単語を覚えただけでは絶対受かりません。

英語長文問題が解けた始めて、志望校に合格できます。

「速読英単語」を覚えれば、英単語はもう充分だと思うので、英語長文問題にチャレンジしてみてください。

③英熟語を覚える

英熟語を覚える

「英単語」を覚えたら、次は「英熟語」を覚えてください。

受験生の間で「英単語」は覚えたけど「英熟語」は覚えてないという方は本当に多いです。

そして、以下の記事でも書きましたが、「英熟語」を覚えた時点で大学受験英語は勝ち組といって私は良いと思っています。

大学受験英語のゼロからの勉強法を知りたい方は、関連記事『大学受験英語のゼロからの勉強法|偏差値40~70を最短達成する勉強の順番』をご覧ください。

ただ1点注意点があり、「英熟語」を覚えるのは「英文解釈」と「英語長文問題」が終わってからです。

正直、英熟語を完璧に覚えていなくても大学に受からないということはありません。

「英熟語」は他の受験生に差をつけるものと思ってください。

④過去問を解いてみる

過去問を解いてみる

「速読英単語」が終わったら、過去問を解いてみても良いかもしれません。

サクキミ英語でおすすめしている過去問・赤本の使い方を知りたい方は、関連記事『過去問・赤本の使い方』をご覧ください。

⑤英語塾や予備校に通って短期間で爆発的に偏差値を伸ばしてみる

英語塾や予備校に通って短期間で爆発的に偏差値を伸ばしてみる

英単語を覚えたらある程度の基礎はあると思います。

このタイミングで英語塾に通ってみて短期間で爆発的に英語の偏差値を伸ばし、本来取らなければいけないはずだった時間を他の科目や英語長文問題を解くという偏差値向上に直結する強化時間に割り当ててもいいかもしれません。

最も効率的な時間の使い方が可能になります。

下記の記事でおすすめの英語塾をまとめているので、ぜひ読んでみてください。

まとめ:速読英単語【入門・必修・上級編】を覚えて大学受験に合格しよう

速読英単語【入門・必修・上級編】を覚えて大学受験に合格しよう

「英単語」は大学受験英語の基本であり、最も差がつくところと言っていいでしょう。

「英単語」は覚えたら覚えただけ大学受験英語で有利なのは間違いありません。

そして速読英単語は大学受験英語の単語帳として間違いないと思います。

速読英単語を覚えて、素敵なキャンパスライフを送ってください。

今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。