英語学習の中でも特に壁になりやすいのが「熟語」の暗記。単語の意味は分かっても、熟語になるとニュアンスが掴みにくく、なかなか覚えられない…と悩む方も多いのではないでしょうか。
そんな中、高校生から大学受験生まで幅広く使われているのが「英熟語ターゲット1000」です。
定評ある「英単語ターゲット」シリーズの熟語版として、多くの受験生から支持を集めています。
この記事では、英熟語ターゲット1000の口コミや評判をもとに、レベルや難易度、効果的な使い方を詳しく解説します。
実際に使った人の声を交えながら、あなたに合った参考書かどうかを判断できる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
※本コンテンツはプロモーション(PR)を含みます。また、詳しい最新情報に関しては必ず公式サイトをご確認ください。料金は特段の表示がない限りは全て税込表記です。
英熟語ターゲット1000とはどんな参考書?

まず、英熟語ターゲット1000の特徴から見ていきたいと思います。
英熟語ターゲット1000の特徴
「英熟語ターゲット1000」は「情報の厳選」と「シンプルな使いやすさ」を追求して作成されました。入試で頻出の英熟語をシンプルな形で覚えられます。
掲載されている熟語の量は標準的で、この1冊をしっかり仕上げれば早慶や東大・京大などの難関大学の入試にも対応できます。
そして、この熟語帳の最も顕著な特徴は、1語1義の主義を貫いているところ。1個の英熟語に対して、まずは意味を1つずつ覚えていこうというスタンスなので、スピード感をもって暗記していくことができます。
ただ、この熟語帳の例文はものすごくレベルが高いので、例文も活用して覚えたいという人にはおすすめできません。
また、「英熟語ターゲット1000」に掲載されている英熟語は、重要度順に並んでいます。そのため、最初のページから順番に覚えていけば、入試問題に出題されやすいものから効率的に知識が身に付きます。
同じような熟語集として「速読英熟語」や「解体英熟語」などがありますが、掲載されている熟語の分量だけで比較すると「速読英熟語」よりも多く、「解体英熟語」より少ないのが「英熟語ターゲット1000」です。
シンプルに暗記していきたいという受験生にとっては、最高の1冊でしょう。
英熟語ターゲット1000の構成・内容
そして、具体的には以下のような構成になっています。
- Part1 絶対覚えておきたい160
- Part2 グルーピングで覚える250
- Part3 形で覚える250
- Part4 文法・構文で覚える180
- Part5 ここで差がつく難熟語160
Part1 絶対覚えておきたい160
基本的な熟語です。
多くの人は知っていると思われますが、いくつかの意味と用法があり、確認の意味も込めて、まず始めに取り組んでおきたい160個です。
Part2 グルーピングで覚える250
熟語の中核です。
「覚えやすさ」に焦点を当て、6グループに分類した熟語群250個が掲載されています。
Part3 形で覚える250
熟語の中核第2弾です。
熟語は、基本的には動詞+前置詞だが、場合によっては、目的語の位置が異なってきます。
そんな形で覚えてほしい熟語250個です。
Part4 文法・構文で覚える180
文法問題として出題されているようで、実はただの熟語の知識を聞いている問題は少なくないです。
そんな「文法」「構文」として出題される傾向のある熟語を「会話表現」を含めて180個掲載しています。
Part5 ここで差がつく難熟語160
出来たらすごい熟語160個が掲載されています。
- ファイナルチェック(英⇒日)
- ファイナルチェック(日⇒英)
ファイナルチェックとは、「英語→日本語」「日本語→英語」の2通りで暗記ができているか確認するためのものです。
各Partを2〜3分割して順番を入れ替え、ランダムに並べているので、赤セルシートで隠して、自分が本当にできているかどうかのチェックが行えます。
また、本書はイディオムの問題の他にも語法に関する問題もしっかりと収録されています。
最近、大学受験英語において「語法」の重要性が増してきているので、時代にもマッチした熟語帳です。
英熟語ターゲット1000の熟語数・ボリューム
- 熟語数(見出し語):1000語
- ページ数:448ページ
見出し語が1000語のわりにはページ数が多いですね。左ページに英熟語とその意味や派生語、右ページにその熟語を使った例文という構成なので、けっこうページ数にするとボリューム感はあります。
大学受験英語には目指す大学レベルによって必要な単語数があります。自分の目指す大学に必要な単語数を知りたい方は、関連記事『大学受験英語に必要な単語数は?共通テスト・難関大学のレベルとは』をご覧ください。
英熟語ターゲット1000を利用するメリット

前提知識を把握していただいたところで、さらに「英熟語ターゲット1000」を深堀していきたいと思います。
まずは、英熟語ターゲット1000のメリットを紹介しましょう。
①必要な英熟語だけが厳選されている
入試によく出る英熟語を、コンピューターと「プロの目」で徹底的に分析・厳選して収録しています。
不必要な英熟語は"ゼロ"です。
そのため、「英熟語ターゲット1000」を覚えれば、確実に、しかも早めに偏差値があがることでしょう。
②熟語の掲載順が入試に出る順になっている
「英熟語ターゲット1000」に掲載されている英熟語は、重要度順に並んでいます。
そのため、最初のページから順番に覚えていけば、入試問題に出題されやすいものから効率的に知識が身に付きます。
入試本番まであまり時間がないという人でも、最初の方の英熟語を覚えれば得点に結びつく可能性が高いです。
③熟語をグループ化し、効率よく暗記ができる
「英熟語ターゲット1000」では、1000の熟語をグループ化し、効率よく暗記ができるよう工夫されています。
具体的には以下のようなグルーピングです。
- Part1 絶対覚えておきたい160
- Part2 グルーピングで覚える250
- Part3 形で覚える250
- Part4 文法・構文で覚える180
- Part5 ここで差がつく難熟語160
その熟語を覚えるのに最も適した形で覚えられるように工夫されているのは嬉しいです。
④音声CDが別売りされている
「英熟語ターゲット1000」には例文を読み上げた音声CDが別売りされています。
音声CDを通勤通学中に聞いていれば、いつの間にか英単語を覚えていると思います。
また、例文のCDを使うことで、単語が使われている文章をネイティブの発音で確認することが可能です。
英熟語はリスニングの問題にも出てくることがあり、読めばわかるものでも音で聞くと意味を理解するのが遅れてしまうことがあります。
CDの音声を繰り返し聞いて熟語の発音に慣れておくと、リスニング問題で実際にその表現が出てきたときに反射的に意味が分かるようになるので有利です。
⑤カード形式の教材も別売りされている
「英熟語ターゲット1000」には別売りのカード教材もあるのです。
単語カード形式になっている教材では、覚えられていない熟語だけをピックアップして通学中に勉強したり、英熟語を覚えているかどうかランダムな順番でテストしたりといった学習が可能になります。
自分で単語カードに書き込む時間を短縮し、細かい情報まで含めてカード形式の学習ができるのが別売教材のメリットです。
それらがないと勉強できないというわけではありませんが、学習効率が上がると感じるようであれば別売のCDやカードもセットで活用しましょう。
英熟語ターゲット1000のレベル・難易度【どこまでの大学なら対応可能?】

ここでは、英熟語ターゲット1000のレベル・難易度について紹介します。
どのレベルの大学まで通用するのかチェックしましょう。
前提となるレベル
前提となるレベルとしては、中学英語をマスターしていることです。
基本的には、ベースとなる知識は不要と言えば、不要なのですが、「英熟語ターゲット1000」は見出し語を使った例文が紹介されるので、中学英語(英単語や英文法)の知識が全くない状態だと勉強効果が半減してしまいます。
そのため、中学レベルの英単語の知識がない人は、以下の記事から自分に合う英単語帳を選んでみてください。
- キクタンBasic4000
- ターゲット1400
- システム英単語Basic
- 速読英単語必修編
サクキミ英語でおすすめしている英単語帳を知りたい方は、関連記事『大学受験におすすめの英単語帳』をご覧ください。
英文法の知識がない人は、以下の3冊の参考書の内どれかを選んで並行して英文法の勉強をしておきましょう。
- 総合英語Forest(フォレスト)7th Edition
- 総合英語Evergreen
- 高校英文法をひとつひとつわかりやすく
時間がない方は1番下の「高校英文法をひとつひとつわかりやすく」を選べばよいでしょう。
1~2週間程度で高校英文法をマスターすることができます。
サクキミ英語でおすすめしている英文法の参考書・問題集を知りたい方は、関連記事『大学受験におすすめの英文法の参考書・問題集』をご覧ください。
対象となる人
対象となる人としては、GMARCH・関関同立、早慶、難関国立大学を受験する人でしょう。
マスター後の到達レベル
最後にマスター後の到達レベルですが、「英熟語ターゲット1000」を覚えれば、英熟語に関しては基本的には早慶上智を含めて、どこの大学とも戦える力が身に付きます。
TOEICや英検など、実践的な英語の試験にも対応できる力が身につくでしょう。
そして、大学入学共通テストのみで英語を使う受験生や、日東駒専・産近甲龍などの中堅私大を目指している受験生は、part3までを勉強すれば十分。
GMARCH・関関同立や早稲田・慶應・上智、東大京大といった難関大学を目指すのであれば、全ての英熟語を覚えましょう。
英熟語ターゲット1000の口コミ・評判【利用者の声を徹底レビュー】

今までの内容を踏まえ、「英熟語ターゲット1000」の口コミ・評判を紹介します。
良い口コミだけでなく、悪い口コミも紹介しているので「英熟語ターゲット1000」が気になっている方はぜひチェックしてみてください。
良い口コミ・評判
まずは良い口コミ・評判を紹介します。
良い口コミ・評判①:ファイルチェックこそが至高
熟語帳には他に速読や解体などがあるが、他の熟語帳と一線を画す点は巻末のファイナルチェックの存在である。これのおかげで確認がスムーズにできるし、日→英があるのが本当に助かる。
英作文で簡単に熟語が出てくる。覚えるのは他の熟語帳、確認にこれでも全然あり。
(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判②:コツさえつかめば、暗記はできる
社会人の勉強として一冊で熟語を仕上げるにはベストだと思いました。
他の候補としては、「キクジュク1800,3600」「システム英熟語」「解体英熟語」あたりを買って比較しました。
システム英熟語、解体英熟語に比較して、低いレベルから高いレベルまでバランスよく含み、2つにはほとんどない頻出の構文も載せていること。キクジュク1800の1冊より多く、3600まで入れると2冊になってしまうところを、適度に抑えこの本ならそこそこのレベルが1冊で出来ること。
これらの理由で、この本が私の中でベストになりました。
内容は信頼出来ますし、レイアウトも良いです。1000語というラインはちょうど良いと思います.。映画や本に出てくる熟語の頻出なものはカバーしていると思います。
(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判③:シンプルで暗記しやすい
私は英語で映画脚本を書いてアメリカのコンクールに応募しています。
受験勉強したことはありません。いままでひたすら単語学習をしてきて、5000語覚えてしまったので、熟語へ行こうと思いこれを買いました。
みなさんの大方のレビューのごとく、これが映画に出てくる熟語の半分以上をカバーしていたらとても嬉しいです。と、いうもの一ヶ月で覚えてしまったからです。
覚えたというより熟語から意味が想像できるようになりました。単語をみっちりやってからこれに行くととても効率的だと思います。
(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判④:例文がよいです
受験生の頃に使っていました。
社会人となった今でも英語を学習する上でよい例文が多く、暗記すればかなり英語が身に付くと思います。
(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判⑤:シンプルisベスト
本書を酷評するレビューが少なからずありますが、そういうレビューは読後感が非常に悪いですね。
私は旺文社の関係者ではないですが、本書を酷評したいならもっと手の込んだレビューを書いてみろよと思いました。さて、本書の内容ですが一言で言うとシンプルです。良くも悪くもシンプルなので、そういうのが好きな人には向いているでしょうし、嫌いな人には向いていないでしょう。
昔の単語帳や熟語帳は単熟語と意味が淡々と並んでいるものが主流でした。機械的で無機質ですが、みんな文句も言わずに受験のためと割り切り覚えたものです。
当然、難関大に合格する人は完ぺきに暗記しました。近頃の単熟語帳は色々な工夫が凝らされたものが増え、追加情報が掲載され過ぎているものが多いです。それがかえって、読み手を混乱させているように思えます。
色々な情報をつまみ食いしようとして最後まで完走できない人がいるのでしょう。あるいは、単に受験生の意識の問題に過ぎないかもしれませんが。
一つの単熟語につき一つの意味を瞬時に言えるようにする。時代は変わっても、それが暗記の鉄則だと思います。どの熟語帳を選ぼうが大差は無いです。問題は完全に暗記したかどうかです。暗記の仕方は人それぞれなので、その人にあった熟語帳を選べばいいだけです。
酷評されているターゲット英熟語ですが、別に悪くはないです。もちろん特別良いとも思えません。しかし、酷評されるほどの内容ではないのは確かです。シンプルな構成が好きなら選べばいいだけです。
なぜ酷評する人たちがいるのか?おそらく旺文社以外の出版社なんですかね?よくわかりませんが、やり方が陰湿で幼稚です。それか本書に挑戦したものの途中で放り投げた受験生ですかね?参考書は相性があるので、自分にあうものを探すしかないですよ。自分に合わなかったものは単に合わなかっただけです。
酷評するのは出来ないことを他人のせいにしているだけです。そういう人は目標だけは高くて中途半端な努力しかしていないので、理想通りの結果は絶対に出ないです。(得てしてそういう受験生はなぜか早稲田に行きたいと言う。そして、受験が終わった後、早稲田を狙っていたと言う。)
(引用:サクキミ英語調査)
評価や口コミを見ている限り「シンプルで見やすく記憶に残りやすい」、「CDとの連携による音声学習が良い」という口コミが多いですね。
「英熟語ターゲット1000」はシンプルで最短で重要な英単語を覚えるにはトップクラスの英熟語帳ですね。
悪い口コミ・評判
続いては、悪い口コミ・評判を紹介します。
悪い口コミ・評判①:例文がイマイチ
例文が全て大学入試問題を元に作成されているためか、無駄に長かったり、もっと簡潔な表現にすれば良いのに、と思うことが多々あります。
あくまで見出し熟語を覚えるために使っている訳だから、これでは熟語の暗記に集中できません。
(引用:サクキミ英語調査)
悪い口コミ・評判②:解体英熟語でも良いと思う
タイトルの通りです。仮定や比較級などの文法や、so-that等の構文も含んでいるため、100パーセント熟語ではありません。しかし、解体英熟語よりは到達点が劣る(と思う)もののまあ悪くは無いんじゃないかなと思います。受験生なので内容については詳しくレビュー出来ないです。
レイアウトはターゲットシリーズを踏襲したシンプルなものとなっています。解体英熟語は後ろの索引以外は熟語帳として使いづらすぎるのでその点評価出来ます。
(引用:サクキミ英語調査)
「例文に対する評価」と「解体英熟語でも良いんじゃないか」という口コミが多いですね。「英熟語ターゲット1000」は「例文」に関する評価がそんなに高くないですね。
結論、全体的な口コミレビューは内容については良かったです。
やはり「シンプルなゆえの見やすさ」「CDとの連携での音声学習が良い」という高い評価や口コミが多かったですね。
一方で「例文がイマイチ」とか「このレベルを勉強するなら解体英熟語でも良い」という内容にはイマイチな評価や口コミも一定数ありました。
ただ、総括すると内容的な評価はとても高い英熟語帳となっていました。
「英熟語ターゲット1000」は「シンプルなものが良い」「CDとの連携を図りたい」という方にはおすすめな英熟語帳です。
内容については、評価が高く、購入しても絶対損はしない英熟語帳となっていること間違いなしです。
英熟語ターゲット1000がおすすめできる人・できない人

今までの内容を踏まえ「英熟語ターゲット1000」がおすすめできる人とおすすめできない人をまとめておきます。
英熟語ターゲット1000がおすすめできる人
- 短期間で英熟語を覚え、偏差値を上げたい人
- シンプルな構成の英熟語帳を好む人
- 音声学習をしてリスニングや発音などを強化したい人
1.短期間で英単語を覚え、偏差値を上げたい人
「英熟語ターゲット1000」は、短期間で英熟語を覚え、偏差値を上げたい人におすすめです。
「英熟語ターゲット1000」は大学受験に必要な最重要熟語を厳選し、さらに最も重要で汎用性が高い意味を選んで掲載しています。
そのため、「英熟語ターゲット1000」を覚えれば、最も効率よく熟語力をつけることができ、ここに掲載されている英熟語を覚えれば、最短で偏差値を上げることができます。
2.シンプルな構成の参考書を好む人
「英熟語ターゲット1000」は構成がかなりシンプルです。
ですので、ごちゃごちゃした熟語帳があまり好きではないという人には、非常におすすめの英熟語帳です。
3.音声学習をしてリスニングや発音などを強化したい人
「英熟語ターゲット1000」は、別売りの音声CDがあります。
耳からも英単語を覚えれば、覚えるスピードは倍増しますし、勉強効果も倍増します。
ですので、音声学習をしてリスニングや発音などを強化したい人には、非常におすすめの英熟語帳です。
英熟語ターゲット1000がおすすめできない人
- 英熟語ターゲット1000を辞書のように使いたい人
- システム英熟語のようにフレーズの中で英熟語を覚えたい人
1.英熟語ターゲット1000を辞書のように使いたい人
「英熟語ターゲット1000」はあくまでも優先度を考えて厳選された1000語であるために、普段の学習でわからない熟語の全てが載っているわけではありません。
加えて類義語や対義語が詳しく載っていたり、様々な意味が載っているわけではないので、わからない熟語を調べたり、一つの熟語への理解を深めるには不向きです。
2.システム英熟語のようにフレーズの中で英熟語を覚えたい人
「システム英熟語」のようにフレーズの中で英熟語を覚えたい人にもおすすめはしていません。
「英熟語ターゲット1000」は一応、フレーズや例文は多少は掲載されているものの「システム英熟語」のような実践で使えるフレーズが全て掲載されているわけではありません。
使い方の中で覚えるというよりも「英熟語」と「日本語訳」を横に並べて機械的にパッパッと覚えていくような単語列挙型の塾語帳です。
単語列挙型の短所のとしては、使い方を練習しないので、実際の英文で反射的に意味を言えるようになるまでは、ある程度長文読解の問題を解いたり、その英単語が実際に使われている英文に触れてみたりと、自分の確定的な知識となるのに時間がかかることです。
一方で、「システム英熟語」のようなフレーズ暗記型の英熟語帳であれば、実際に使われる英文のフレーズの中で覚えるので、自分のしっかりとした知識になりやすいです。
そのため、上記のような実際にの英文の中で使われるフレーズや例文の中で覚えたいという方は、以下のシステム英熟語を選ぶと良いでしょう。
サクキミ英語でおすすめしている英熟語帳を知りたい方は、関連記事『おすすめの英熟語帳』をご覧ください。
英熟語ターゲット1000の効果的な使い方・覚え方【勉強法】

では、英熟語ターゲット1000を使ってみようかなと思う方に、効果的な使い方について紹介しておきますね。
使い方1:短期で1周して、そのあと何回も繰り返して復習する
英熟語帳は長いスパンで記憶しようとする人が大半だと思います。
しかし、英熟語帳は早ければ1週間程度で暗記することができるのです。
※もちろん、そのあとの復習は必要です。
そのために、まずは2-3日だけは、その英熟語帳だけに集中して勉強してみてください。
短期間、英熟語だけに集中することによって、英熟語を「なんとなく見たことある状態」にすることができます。
そして「なんとなく見たことある状態」になった英熟語帳を何回も何回も復習してください。
なぜ、上記のように勉強したらよいのか。わかりやすく説明するために、人間の記憶メカニズムを紹介します。
人間の記憶には、短い間だけおぼえていられる「短期記憶」と、長い間保持しておく必要のある「長期記憶」の2種類があります。「長期記憶」に入った記憶は、基本的には忘れにくくなっています。
では、どうしたら英熟語を長期記憶に入れることができるのか?
それは、何回も何回も、しつこいくらいにその英熟語の意味を確認することです。
何回も見ることで、脳が「これは大事な情報だ」と認識し、短期記憶のフォルダから長期記憶のフォルダに、英熟語を移してくれます。
ですので、とりあえず英熟語帳を短期間で1周して「なんとなく見たことある状態」にしたあとに、何回も何回もその英熟語帳を復習すれば、英熟語が長期記憶に移っていきます。
この作業を1週間程度でやりきることができれば、英熟語帳は短期で覚えることが可能なのです。
※もちろん個人差があるので、1週間程度でおぼえられなくても落ち込まないでください。
使い方2:覚えた熟語と覚えてない熟語に選別して何周も回す
上記の方法で英熟語をおぼえられたなと思ったら、自分の覚えることができた英熟語とそうでない英熟語を選別しましょう。
〇✕でも、間違えた英熟語に正の字をつけるのでも構いません。
とりあえず、自分がおぼえていない・自分にとっておぼえにくい英熟語をあぶり出しましょう。そのうえで、覚えていない英熟語を重点的に復習しましょう。
そうすることで、おぼえていない英熟語がだんだんとなくなっていき、気が付いたらその英熟語帳が丸々自分の頭の中に入っていることでしょう。
使い方3:英熟語はイメージ付けして覚える
英熟語を覚えるときには、この「イメージ付け」が欠かせないので、覚えておいてください。
この「イメージ付け」というのを具体的に説明すると、「英熟語を見たときに、その情景・ものなどが思い浮かぶこと」だと思っておいてください。
たとえば、みなさん「peach(ピーチ)」という単語を見たり聞いたりしたら、どんなものを思い浮かべますか?ピンク色のフルーツがちゃんと浮かんできますよね。
どんな難易度の英熟語でも、「イメージ付け」ができていれば、早くおぼえることができます。
逆に言うと「イメージ付け」をしないで無理やり覚えようとしても、すぐに忘れてしまいます。
ですので、英熟語をおぼえるときには、この「イメージ付け」というのを欠かさずに行ってください。
ただ、この「イメージ付け」をいくらやっても、覚え忘れなどは必ずあります。
ですので、1周目で各熟語の「イメージ付け」をしっかり行ったら、そのイメージをもとに、何周も何周も英熟語帳での学習に取り組んでみてください。
「イメージ付け」がしっかりできていれば、繰り返していくうちに、英熟語の意味が記憶できているでしょう。
使い方4:覚えにくい日本語は言い換える
英熟語を勉強していると、「こんな日本語ふだん使わないよ」という日本語訳が書いていたりしますよね。
たとえば、「improve:向上させる」であれば、「「向上する」じゃなくて、「向上させる」なの?」となると思います。
そこで、「向上させる」という日本語を言い換えてみましょう。
「向上させる」というのは、要するに何かを「向上「させる」」のですから、要するに「改善する・改良する」と同義ですよね。
このように、覚えにくい日本語訳は、それの言い換えを考えてみましょう。
英熟語をおぼえるときに、日本語で苦戦しているのはもったいないですよ。
これで、英熟語は覚えられているはずです。
使い方5:音声CDを活用し、スキマ時間も単語付けにする
最後にプラスαとして極力CDを利用して下さい。
高校2年生であれば1日100個程度進めていけばいいでしょう。
ある程度身に付くまでは、毎日続ける必要があります。
高校3年生から始める人は1日200個は進めて下さい。
英熟語の勉強は早くから始める方が有利です。
理想としては、高校2年生の序盤から単語の勉強を開始する事です。
CDを利用すれば通学時間やお風呂の時間などスキマ時間を有効活用できます。
また、音声を聞くことで正しい発音・アクセントの勉強もできます。
大学によっては発音・アクセント問題も出題されるので有効活用しましょう。
※基礎的な英熟語の覚え方、英熟語の覚え方全般について知りたい方はこちら。
英熟語ターゲット1000が終わったら?【次は何やる?】

最後に英熟語ターゲット1000が終わったら次に何をするべきか紹介しておきます。
下記のパターンが考えられます。
①難易度の高い英単語帳を覚える

英熟語ターゲット1000だけで充分な熟語力と言えます。
ただ、そもそも英単語が疎かな方は大学受験で落ちます。
英熟語よりも英単語の方が重要です。
そのため、もし英単語を覚えていない方がいれば早急に英単語を覚えてください。
そして、英熟語ターゲット1000を覚えている方であればおそらく、MARCH・早慶以上を志す方が多いと思うので、もし英単語帳に取り組むのであれば下記の3冊のどれかが良いでしょう。
- 鉄壁
- 単語王
- DUO3.0
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://english-gakusyu.com/iron-wall/]
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://english-gakusyu.com/word-king/]
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://english-gakusyu.com/duo3-0-evaluation/]
サクキミ英語でおすすめしている英単語帳を知りたい方は、関連記事『大学受験におすすめの英単語帳』をご覧ください。
②英文解釈の勉強を始める

英熟語ターゲット1000のみで充分な熟語力です。
MARCHや早慶以上にも受かることも難しくないはずです。
そのため、英熟語を覚えたあなたは、英文解釈の勉強を始めましょう。
もし、並行して「英文解釈」の勉強していたあなたはそのまま継続で問題ありません。
しかし、これから英語長文問題にチャレンジするという方で、まだ「英文解釈」の勉強をしていない方がいれば、まずは「英文解釈」の勉強をすることをおすすめします。
英文解釈を勉強しない方と勉強した方では、その後の偏差値の伸びに差が出ます。
③英語長文問題にチャレンジ

「英文解釈を勉強する時間がない」「英文解釈は並行して勉強していた」という方は、英語長文問題に取り組みましょう。
大学受験英語に合格するためには、英熟語を覚えただけでは絶対受かりません。
英語長文問題が解けた始めて、志望校に合格できます。
英熟語ターゲット1000を覚えれば、英熟語はもう充分だと思うので、英語長文問題にチャレンジしてみてください。
④過去問を解いてみる

英熟語ターゲット1000が終わったら、過去問を解いてみても良いかもしれません。
サクキミ英語でおすすめしている過去問・赤本の使い方を知りたい方は、関連記事『過去問・赤本の使い方』をご覧ください。
⑤英語塾や予備校に通って短期間で爆発的に偏差値を伸ばしてみる

英熟語を覚えた時点で、ある程度の英語の基礎はあるのではないでしょうか?
このタイミングで英語塾に通ってみて短期間で爆発的に英語の偏差値を伸ばし、本来取らなければいけないはずだった時間を他の科目や英語長文問題を解くという偏差値向上に直結する強化時間に割り当ててもいいかもしれません。
最も効率的な時間の使い方が可能になります。
ターゲットシリーズ一覧【どんな種類があるのか紹介】

「英単語ターゲット」には1900以外にもたくさんのシリーズがあります。
ここでは、その一部を紹介します。
英単語ターゲット1200
セクションのレベル
- Section1 中学校で習った200語 熟語60語
- Section2 基本の300語 熟語60語
- Section3 テーマで覚える500語 熟語60語
- Section4 語法で覚える200語 熟語60語
- Section5 センター試験に出る500語 熟語60語
「英単語ターゲット1200」は、中学英語〜センター試験レベルの単語帳です。
そのため、基礎から英単語を勉強したい人におすすめです。
「ターゲット1200」は、中学レベルの英単語から収録しているので、大学受験の準備をする高校1年生が対象の英単語帳であると言えます。
英単語ターゲット1400
セクションのレベル
- Section1 これだけは覚えたい600語
- Section2 さらに実力を伸ばす500語
- Section3 ここで差がつく300語
英単語ターゲット1400は、共通テスト〜中堅私立大学レベルの単語帳です。
この単語帳を完璧にすると、共通テストで出題される英単語のほとんどは理解できるでしょう。
大学受験を少しずつ意識し始める高校2年生の初期におすすめの英単語帳であると言えます。
英単語ターゲット1900
最もメジャーな英単語ターゲット1900です。
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英単語ターゲット1900の口コミ・評判は?レベル・難易度・使い方を評価
英単語ターゲット1900r
「英単語ターゲット1900r」は英文で覚えるというキャッチフレーズでお馴染みな、例文を見ながら、ターゲット1900の英単語を覚えることができる単語帳です。
英単語ターゲット1900のPart 1・Part 2掲載の入試頻出語1,500語を、様々なテーマのオリジナル英文100本の中ですべてカバーしています。
文脈の中で覚えるので、各単語の使い方やニュアンスを英文の「状況」「場面」と一緒に覚えられます。
そして、ネイティブが書き下ろしたオリジナル英文100本が掲載されています。
入試に役立つ多彩なテーマの「生きた」「新しい」英文で、読解力もUPします。全英文に「語法・構文・表現」の解説付き英文中のつまずきやすいポイントをまとめて解説。
英文をスムーズに読み進められるようになります。
無料音声ダウンロード・ストリーミングサービス付き全英文と全見出し語の音声を活用できます。
「文字」だけでなく「音」も併用することで、単語の定着率・英文の理解力も確実にUPします。
英単語ターゲット1900書き覚えノート
「英単語ターゲット1900」に完全に準拠した、単語を書くことができるノートです。
単語を見ながら書く→順番に意味を見て単語を書く→ランダムに並んだ意味の単語を書く→前回の復習という形になっています。
1ドリルにつき20単語を学習することができます。
この参考書には、意味を見て英単語を書くところがあります。
テストを行なってその二つに区別することで、今後の英単語学習を効率よく行うことができます。
ターゲット1900 カード
ターゲット1900には専属の単語カードがあります。
ちなみに「part1」と「part2」があります。
単語カードはランダムに単語を配置できるので、自分自身で確認テストをしたり、通学中に勉強するのに最適です。
英単語ターゲット1900 実戦問題集
英単語ターゲット1900に完全対応した問題集です。
単語集掲載の1900見出し語すべてを出題されており、全19セクション57回で学習する構成になっています。
1セクションの100語が3回の中でランダムに出題されているので、単語の定着度をしっかり確認できます。
レベルは大学入学共通テストから国公立2次まで対応しています。
ターゲット1900(ターゲットの友)
ターゲット1900にはスマホやパソコンで確認テストができるアプリ「ターゲットの友」というのがあります。
まとめ:英熟語ターゲット1000を覚えて大学受験に合格しよう

「英熟語」を覚えた時点で他の大学受験生と差をつけることができます。
「英熟語」は覚えたら覚えただけ大学受験英語で有利なのは間違いありません。
そして英熟語ターゲット1000は大学受験英語の英熟語帳として間違いないと思います。
「英熟語ターゲット1000」を覚えて、素敵なキャンパスライフを送ってください。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
大学受験の勉強法の関連記事
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