英語長文の基礎を固めたあと、さらに実践的な読解力を伸ばしたい人に選ばれているのが『イチから鍛える英語長文300』です。
シリーズの中でも中級レベルに位置づけられ、共通テスト〜MARCH・中堅私大レベルの長文をスムーズに読みこなす力を養える一冊として人気を集めています。
とはいえ、「300のレベルはどのくらい?」「Basicとの違いは?」「どうやって使えば効果的?」と疑問に思う人も多いはず。
この記事では、『イチから鍛える英語長文300』の口コミ・評判をもとに、レベルや難易度、使い方のコツを詳しく解説します。
英語長文を“読める”から“理解できる”に変えたい人は、ぜひチェックしてみてください。
※本コンテンツはプロモーション(PR)を含みます。また、詳しい最新情報に関しては必ず公式サイトをご確認ください。料金は特段の表示がない限りは全て税込表記です。
イチから鍛える英語長文300とはどんな問題集?

まず、イチから鍛える英語長文300の基本情報から見ていきたいと思います。
イチから鍛える英語長文300の特徴
この問題集は以下の4つにレベル分けされており、下位レベルから進めていくことで、確実に読解力をレベルアップできる問題集となっています。
「イチから鍛える英語長文300」は「イチから鍛える英語長文シリーズ」の中で下から2番目のレベルの問題集になります。
ちなみに、他のレベルについても解説記事を出しているので、詳しく知りたい方はこちらを確認してください。
イチから鍛える英語長文シリーズの構成【ページ数・問題数】
そんなイチから鍛える英語長文シリーズですが、下記のような構成になっています。
イチから鍛える英語長文Basicのページ数と問題数
- 【ページ数】153ページ
- 【長文数】15題
イチから鍛える英語長文300のページ数と問題数
- 【ページ数】180ページ
- 【長文数】15題
イチから鍛える英語長文500のページ数と問題数
- 【ページ数】197ページ
- 【長文数】15題
イチから鍛える英語長文700のページ数と問題数
- 【ページ数】207ページ
- 【長文数】14題
イチから鍛える英語長文300を利用するメリット

前提知識を把握していただいたところで、さらに「イチから鍛える英語長文300」を深堀していきたいと思います。
まずは、イチから鍛える英語長文300のメリットを紹介しましょう。
①長年使われていて問題の質が高い
まず最初に挙げられる特徴として、イチから鍛える英語長文は長年受験生から愛用されている定番の参考書であるということです。
その理由としては上記で説明したように「各レベルごとに良質な長文が多数収録されており、英文読解力向上の材料として適している」からです。
この後の勉強法でも説明しますが「英語長文は1回解いたら終わりではなく、1度解いた長文を何度も何度も復習する必要」があります。
これはなぜかというと何度も何度も復習して、あるレベルの複数の長文を完璧に読めるようになったら、それと同等の長文であれば初見でも内容のほとんどが理解でき、そしてそれ以下のレベルの長文であればスラスラと完璧に読めるようになるからです。
そして「イチから鍛える英語長文」では1つのレベルに対して複数の長文が収録されているため、それが可能に。
つまり、1つのレベルの長文を何度も何度も復習して完璧に読めるようにすれば、それと同等レベルの長文を初見で読めるようになるのです。
これが長年、イチから鍛える英語長文が受験生に愛用されている理由なのです。
②作りがとてもシンプル
この「イチから鍛える英語長文」シリーズはよく比較される河合塾から出ている「やっておきたい英語長文」シリーズと同じく非常にシンプルな作りとなっています。
③解説が丁寧
「イチから鍛える英語長文」シリーズはよく河合塾から出ている「やっておきたい英語長文」シリーズと比較されます。
両者は似ていますが、決定的に違うところは、どちらかと言うと「イチから鍛える英語長文」シリーズの方が解説が丁寧です。
問題と解答・解説が別冊になっている
問題と解答・解説が別冊になっていて、解答・解説も無駄なものがなく、かといって足りないこともないというちょうどいい参考書になっています。
解答・解説がごちゃごちゃしているものが嫌いな人には非常におすすめの1冊と言えます。
復習に適した解説満載
また問題の冊子と別に、文構造の解説が行われているページ、英文にスラッシュの入ったページが、さらには重要語句リストの問題を解いた後、それらを見ることで、スムーズに復習が行えるように、詳しすぎるほどの解説がなされているのも特徴です。
④音声CDが無料でついている
「イチから鍛える英語長文」シリーズには音声CDが無料でついてきます。
詳細な解説を活用することで高精度の読解力を、CDを活用することでリスニング力、スピーキング力をつけることができます。
英語において、音読の効果は半端ないですよ。
イチから鍛える英語長文のレベル・難易度【どこまでの大学なら対応可能?】

ここでは、イチから鍛える英語長文シリーズ全体のレベル・難易度について紹介します。
どのレベルの大学まで通用するのかチェックしましょう。
イチから鍛える英語長文Basic
- 前提となるレベル:大学受験英語基礎レベル、偏差値で言えば約50以上
- 対象となる人:初めて英語長文の演習に取り掛かる人
- 勉強後の到達レベル:偏差値50代後半
前提となるレベル:大学受験英語基礎レベル、偏差値で言えば約50以上
まずは前提のレベルとして「大学受験基礎レベルの英語力。偏差値で言えば約50以上」をクリアしている必要があります。
もしクリアしていない人は以下で紹介する分野別の参考書のうち、それぞれどれか一冊を使ってクリアしておくことをおすすめします。
対象となる人:初めて英語長文の演習に取り掛かる人
上記で述べたように「英単語・熟語」・「英文法」・「英文解釈」の3つの学習をして「これから初めて英語長文にも取り組むぞ」という人向けです。
勉強後の到達レベル:偏差値50代後半
余裕で偏差値50代後半に達することができます。
ちなみに、以下の人は「Basic」だけでは足りないので、最低でも次の「300」まで取り組みましょう。
- 共通テストレベルで8割以上を目指す
- MARCHや関関同立などの難関大学を受験する
- 二次試験で英語が出題される国公立を受験する
上記のような方は「Basic」だけで大学受験英語を戦うのは少し厳しいですね。
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イチから鍛える英語長文Basicの口コミ・評判は?レベル・難易度・使い方を評価
イチから鍛える英語長文300
- 前提となるレベル:大学受験標準レベルの英語力。偏差値約55以上
- 対象となる人:MARCHや関関同立、地方国公立を受験する人で“合格点”を取りたい人
- 勉強後の到達レベル:共通テストレベルで8割以上。難関大学レベルの英文が読破可能。
全15題の長文が収録されており、ボリュームは他の英語長文系の参考書と同じくらいになっています。
本書を仕上げることで共通テストレベルの長文はほとんど理解できるようになり、日東駒専レベルの入試問題の長文もすらすら読めるようになります。
前提となるレベル:大学受験標準レベルの英語力。偏差値約55以上
「大学受験標準レベルの英語力。偏差値で言えば約55以上」をクリアしている必要があります。
もしクリアしていない人は先程紹介した分野別の参考書のうち、それぞれどれか一冊を使ってクリアしておくことをおすすめします。
対象となる人:MARCHや関関同立、地方国公立を受験する人で“合格点”を取りたい人
「MARCHや関関同立、地方国公立を受験する人で“合格点”を取りたい人」もしくは「共通テストレベルで6、7割ほどから成績が上がらない人」となります。
「300」に収録されている英語長文のレベルとしては基本的に、共通テストの長文よりはやや難しく、上記の大学の英語長文のうち“易しめ”のレベルに相当します。
そのため、共通テストレベルで高得点を取りたい人は「300」をやり込めば可能です。
しかし、上記の大学の“難しめ”の長文への対応は「300」だけでは難しいので、次の「500」にも取り組むことをおすすめします。
勉強後の到達レベル:共通テストレベルで8割以上!難関大学レベルの英文が読破可能
「共通テストレベルで8割以上安定してとれるようになる」、そして「上記の大学の英語長文のうち“易しめレベル”であれば読めるようになります」
上記でも述べた通り、難関大学受験する人はぜひとも次の「500」にも取り組んでください。
イチから鍛える英語長文500
- 前提となるレベル:大学受験標準レベルの英語力。偏差値約60以上
- 対象となる人:MARCHや関関同立、地方国公立を受験する人で“合格点・高得点”を取りたい人。早慶を目指す人
- 勉強後の到達レベル:最難関大学の英文が読破可能。
全15題の長文が収録されており、ボリュームは他の英語長文系の参考書と同じくらいになっています。
本書を仕上げることで共通テストレベルやMARCH、関関同立レベルの難関私立大学・難関国公立大学レベルの長文を読むことができるようになります。
前提となるレベル:大学受験標準レベルの英語力!偏差値約60以上
先ほど紹介した「300」と同様の前提レベルをクリアしていれば大丈夫です。
「500」に取り組む人の大半は「300」をやってからという人が多いと思うので、おそらく皆さん、前提レベルについては問題ないでしょう。
対象となる人:MARCHや関関同立、地方国公立を受験する人で“合格点・高得点”を取りたい人
「MARCHや関関同立、地方国公立といった難関大学を受験する人で“合格点・高得点”を取りたい人」または「早慶といった難関大学を受験する人で“合格点”を取りたい人」となります。
「500」に収録されている英語長文のレベルとしては「MARCHなどの難関大学の英語長文のうち“標準”レベル」です。
勉強後の到達レベル:最難関大学の英文が読破可能。
最後に「500」をマスターした後に到達するレベルについてですが、MARCHや関関同立、地方国公立大学の“標準レベル”の長文が読めるようになります。
そして早慶の“易しめレベル”の長文が読めるようになります。
ですので、早慶などの最難関大学を受験する人以外は「500」までやり込めば十分、他の受験生と戦うことは可能です。
MARCHなどの難関大学は「500」までで合格することは可能ですが、さらに長文読解力を高めて合格率を上げたい人、早慶を目指す人は、ぜひとも「700」まで取り組むことをおすすめします。
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イチから鍛える英語長文500の口コミ・評判は?レベル・難易度・使い方を解説
イチから鍛える英語長文700
- 前提となるレベル:大学受験応用レベルの英語力。偏差値60~65以上
- 対象となる人:東大・京大・一橋・東工大・早慶を受験する人で“合格点”を取りたい人
- 勉強後の到達レベル:最難関大学の英文で合格点が取れる
全14題の問題文が収録されており、ボリュームは他の英語長文系の参考書と同じくらいのボリュームになっています。
本書を仕上げることで早稲田大学、慶応大学、上智大学等の難関私立大学や東京大学、京都大学などの難関国公立大学に必要な英語長文読解力を身に着けることができます。
前提となるレベル:大学受験応用レベルの英語力。偏差値60~65以上
「大学受験応用レベルの英語力。偏差値で言えば約60以上(できれば65あるとなお良い)」をクリアしている必要があります。
もしクリアしていない方は、以下の「英単語」と「英文法」も併せて勉強してみても良いかもしれません。
- 英単語⇒鉄壁
- 英文法⇒全解説頻出英文法・語法問題1000
- 英文解釈⇒英文解釈100の技術
- 英熟語⇒解体英熟語
偏差値65以上ある猛者たちが使用している参考書や問題集を分野ごとに集めてみました。
対象となる人:東大・京大・一橋・東工大・早慶を受験する人で“合格点”を取りたい人
「東大・京大・一橋・東工大・早慶を受験する人で“合格点”を取りたい人」となります。
「700」に収録されている長文のレベルは、上記の大学の英語長文の“易しめ~標準”レベルに相当します。
ですので、上記の大学を受験する人はどんな長文が出ても安定して合格できる実力を身に着けるために、ぜひとも取り組んでほしい一冊です。
勉強後の到達レベル:最難関大学の英文で合格点が取れる
最後にこの参考書をマスターした後に到達するレベルについてですが、東大・京大・一橋・東工大・早慶の“標準レベル”の長文が読めるようになります。
もし、もうワンランク上に行きたい方は、河合塾から出版されている「やっておきたい英語長文1000」を勉強しておいた方が良いかもしれません。東大、京大、早慶レベルの問題が多く掲載されています。
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イチから鍛える英語長文700の口コミ・評判は?レベル/難易度/使い方を評価
イチから鍛える英語長文300でTOEICや英検はカバーできる?

前章では、イチから鍛える英語長文のレベル感を紹介しました。
たまに「イチから鍛える英語長文300でTOEICと英検の勉強も一緒にできますか?」という質問をいただきますので、紹介しておきましょう。
結論から言うと「イチから鍛える英語長文300」でTOEICや英検をカバーすることは厳しいです。
「イチから鍛える英語長文300」はあくまでも大学受験英語の入試に向けて作られた問題集ですので、TOEICや英検の対策として使っていくのはやめた方がいいでしょう。
TOEICや英検はそれ専用の問題集を使うことをおすすめします。
イチから鍛える英語長文300の口コミ・評判【利用者の声をレビュー】

今までの内容を踏まえ、「イチから鍛える英語長文300」の口コミ・評判を紹介します。
良い口コミだけでなく、悪い口コミも紹介しているので「イチから鍛える英語長文300」が気になっている方はぜひチェックしてみてください。
良い口コミ・評判
まずは良い口コミ・評判を紹介します。
良い口コミ・評判①:「やっておきたい英語長文」と「ハイパートレーニング」の良い部分を合体させたような問題集
「やっておきたい英語長文シリーズ」と「ハイパートレーニングシリーズ」両者の良い部分を合体させたような問題集。
良質な読解演習だけでなく音声CDによる音読で多読が出来るのがイチから鍛えるシリーズの強みでしょう。
(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判②:復習をすることが考えられています
復習をすることも含めて1冊が完成しています。
長文問題をやり答え合わせをし、別冊で完成した英文と全訳があり、難しい単語はその後でまとめて単語帳のようになっているという過保護仕様です。
復習をする習慣がない人や後でまとめたがる人には最適だとおもいます。
勉強で大事なのは復習ですが、その復習がとてもしやすいのでいいです。
(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判③:長文問題を解くだけでなく、その後の勉強の仕方まで示されているのがいい
長文問題を解くだけでなく、そのあとの勉強の仕方まで示されているのがいいです。
私はいままでも長文を読んだあとは音読をするようにしていたのですが、この本にはCDと音読用のテキストブックのようなものが付いているので、音読しやすいのが気に入りました。
(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判④:問題としてはかなり面白く訳もわかりやすく良かった
「イチから鍛える英語長文300」を購入して解いてみた受験生です。
問題としてはかなり面白く訳もわかりやすく良かったです。
難易度はちょい難しいくらいで、問題自体はそうでもないのですが、訳した日本語の文がまた難しいので読解力がいると思います。
そのため、この参考書をすらすら読めてしっかりと理解できるようになった頃にはかなり長文の力はつくと思います。
(引用:サクキミ英語調査)
良い口コミ・評判⑤:「やっておきたい300」よりも詳しく、「ハイパートレーニング」より少ない
問題を解いた後で繰り返し音読をするために、CDが付属して穴埋めがされたトレーニングブックが付いているあたり、「ハイパートレーニング」に似ています。
しかし、イチから鍛えるというタイトル通り、全くのゼロから鍛えてくれる訳ではありません。ハイパートレーニングのように、全ての文に構文解説がある訳ではありません。
前半は割と簡単ですが、9番の実践女子大の問題あたりからレベルが上がってきたように感じました。解説は、「やっておきたい300」よりも詳しく、「ハイパートレーニング」より少ないと言った感じです。
問題数は少ないですが、「やっておきたい300」では解説が足りないと言った方に良いかもしれません。「東進レベル別長文4」や「ハイパートレーニングレベル2」の後に演習用として使うのに良いかもしれません。
(引用:サクキミ英語調査)
「イチから鍛える英語長文300」は世間の評価はかなり高いようです。
特に解説が丁寧という口コミと、音声CDが嬉しいという口コミが多かったですね。
悪い口コミ・評判
続いては、悪い口コミ・評判を紹介します。
悪い口コミ・評判①:英語和訳の解答が日本語として間違っている場所が数か所ある
英語和訳の解答が日本語として間違っている場所が数か所ある上、直訳すぎて文章全体を考えたときにあまり良い訳ではないように感じるものが多々見受けられました。
(引用:サクキミ英語調査)
悪い口コミ・評判②:間違いが多く見受けられるので発見次第追加していこうと思います
間違いが多く見受けられるので発見次第追加していこうと思います。
例えば、
“①day7:問1(3)の答え” 誤:ほぼ見分けの付かない状態にまで変化してきた。
後ろのチャンクごとの和訳や全文訳には「ほとんど見る影もないくらいに」「原形を留めないくらい変わってしまった」とあります。“②チャンクごとの和訳 第一段落の4分目” 誤:雇用者らのための
employeesが「雇用者ら」と書かれているのですが、全文訳と語彙の説明のところには「従業員」と書かれています。(引用:サクキミ英語調査)
総合評価は星5中の3.3個と平均的な英語長文の参考書と同じくらいになっていました。
CDによる音読学習の有効性や復習がしやすい点を高く評価しているレビューが多い一方で、和訳の精度の低さや解答の間違えを指摘するレビューも散見されました。
しかし、確認してみたところ、確かに疑問は感じましたが、想定されているユーザーのレベル(共通テストレベルの勉強をしたい学生)を考えるとさほど大きい問題ではないと感じました。
やはり、長年使用されているだけあり、信頼のおける良書であることは間違いないですね。
イチから鍛える英語長文300がおすすめできる人・できない人

今までの内容を踏まえ「イチから鍛える英語長文300」がおすすめできる人とおすすめできない人を紹介しておきます。
イチから鍛える英語長文300がおすすめできる人
- MARCHや関関同立レベルを目指している人
- 偏差値55以上
1.MARCHや関関同立レベルを目指している人
「イチから鍛える英語長文300」は難関レベルの大学であるMARCHや関関同立レベルを目指している人におすすめです。
「イチから鍛える英語長文300」は「英単語」や「英文法」を終えた受験生が英語長文問題を得点源にするため、Basicを終えて、これから本格的にレベルアップを指定校という段階で取り組む問題集です。
難関大学と言われるレベルの高い学生は必ず皆さん勉強してくる問題集になるので、周りに差をつけられないためにも、必ず「300」までは勉強しておきましょう。
2.偏差値55以上
偏差値で言うならば、偏差値55以上の学生におすすめです。
偏差値55前後の受験生が本書を勉強して偏差値60以上を目指すというイメージですね。
イチから鍛える英語長文300がおすすめできない人
- 偏差値55未満の人
1.偏差値55未満の人
偏差値55未満の人にはおすすめしていません。
偏差値55前後にない人はこの問題集をやっても効果は半減してしまうでしょう。
もう少し、レベルを上げる必要があります。
偏差値55ない方はまずは上記で説明した記事の中で自分に合った参考書や問題集を選び、「英単語」や「英文法」の基礎学習から始めましょう。
「英単語」と「英文法」が終わっている方は、1つ前の「イチから鍛える英語長文Basic」から始めても良いかもしれません。
それに、「構文」や「英文解釈」なども、自分でまだ曖昧だなと思うのであれば、「構文」や「英文解釈」の問題集の中で解説のある問題集を使って勉強しておくことも必要です。
イチから鍛える英語長文300の効果的な使い方【効率的な勉強法】

今までの内容を踏まえて、イチから鍛える英語長文300を使ってみようかなと思う方に、イチから鍛える英語長文300の効果的な使い方について紹介しておきます。
サクキミ英語で考えた最も効率が良い勉強法だと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
使い方1:ゴールを決める【計画を立てる】
いつまでにこの参考書をマスターするかのゴールを決めましょう。
このいつまでという期限を決めないと、人はどうしてもだらけがちになってしまいますが、期限を決めることで集中力を高め、効率よく勉強できます。
ですので、例えば高校3年生の方であれば「10月からは過去問演習に取り組みたいから夏休み中に長文演習を終わらせる」などと言ったようにゴールを決めましょう。
使い方2:問題を印刷・コピーする
さて、ここからは具体的な使い方ですが、まずは問題のページを印刷しましょう。
もし印刷せずに本紙に直接書き込んでしまうと、精読による復習や解きなおしができなくなってしまいます。
先ほどの述べたように、英語長文は同じ長文を何度も何度も復習することによってその成果を発揮します。
ですので復習ができるように、本紙には書き込まず、“必ず”問題文はコピーするようにしましょう。
使い方3:時間を決めて問題を解く
印刷が出来たら、早速解いていきます。
長文ごとに目標解答時間があるので、その時間内に解き終わるようにしてください。
ここでは、とにかく限られた時間の中で問題を解ききることを意識してください。
使い方4:解説を読む
問題が解き終わりましたら解説を読んでいきましょう。
この際に間違った問題に関しては、自分がなぜ間違っていたのか、そして正解するにはどのように文構造を把握すべきだったのかを解説を読んでしっかりと理解してください。
この際に、正解の選択肢だけでなく不正解の選択肢に関する解説もしっかりと読み、自分が問題を解くうえで引っ掛かりやすい場所などの弱点を見つけて克服することを意識してください。
使い方5:SVOCを割り振り精読する
いよいよここからが英語長文演習の醍醐味といえる勉強法です
ここでの精読と、次の音読をやり込むことによって長文読解力が“大幅”に伸びます。
むしろ、解説を読んで終わりという人はいつまでも経っても長文読解力が伸びることはありません。
具体的にどのように精読するかというと、長文1文1文全てにSVOCを割り振り、わからない英単語などは調べて、長文の全てを和訳できるようにするということです。
この際に、SVOCを割り振り終えたらそれがあっているか、SVOCが割り振られている巻末の長文ページを開いて確認しましょう。
そこで、自分が誤って把握していた文構造を正しく理解しなおすことを心がけてください。
ここで、誤ったままにしていると次の音読の際に、この誤った構文把握を身体に染み込ませていしまい、英文読解の際の大きな障害となってしまいますので、くれぐれもご注意を。
使い方6:音声CDがある場合は効果的に使い10回以上音読する
いよいよ最後のステップ「音読」です。
問題集の中には音声CDが無料で付属している場合も多いです。
そのため、音声CDを効果的に使いながら音読していきましょう。
もし音声CDがない場合はステップ5までを徹底して音読してみてください。
この長文を完全に理解した後に音読をすることによってあなたの長文読解力は飛躍的に向上します。
それはなぜかというと、音読することにより「音読をするスピードと同じスピードで英文を読める」ようになり、「頭の中で英語を日本語に訳さずに、英語を英語のまま理解できる」ようになるからです。
おそらくこれができるようになるまで少なくても10回は音読することになるでしょう。
できるようになるまで“音読を繰り返してください。
イチから鍛える英語長文300が終わったら?【次は何やる?】

最後に「イチから鍛える英語長文300」が終わったら次に何をすれば良いか紹介しましょう。
①レベル・難易度の高い英語長文問題集に取り組む

「イチから鍛える英語長文300」が終わったら、次は以下の3冊のどちらかを勉強するのがおすすめです。
- イチから鍛える英語長文500
- やっておきたい英語長文500
- 英語長文ハイパートレーニングレベル2 標準編
イチから鍛える英語長文500
「イチから鍛える英語長文300」が終わったら次は、セオリー通り「イチから鍛える英語長文500」を解きましょう。
「イチから鍛える英語長文300」は旧センター試験や日東駒専レベルの問題集です。
そして「イチから鍛える英語長文500」はMARCHや関関同立レベルの問題集です。
「イチから鍛える英語長文500」に挑戦し、難関レベルと言われるワンランク上にいきましょう。
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イチから鍛える英語長文500の口コミ・評判は?レベル・難易度・使い方を解説
やっておきたい英語長文500
「イチから鍛える英語長文300」が終わったら次は「やっておきたい英語長文500」を解いてみるのも良いと思います。
「イチから鍛える英語長文500」と「やっておきたい英語長文500」は同じレベルくらいですし、長文の内容や問題形式も似ているので、良質な問題を同じレベルでたくさんこなせます。
「やっておきたい英語長文500」の方が若干難しいかもしれません。
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やっておきたい英語長文500の口コミ・評判は?レベル・難易度・使い方を解説
英語長文ハイパートレーニングレベル2 標準編
「英語長文ハイパートレーニングレベル2 標準編」もおすすめです。
「英語長文ハイパートレーニングレベル2 標準編」はレベル的には、「イチから鍛える英語長文500」と同じくらいなので、自分のレベルが本当に上がっているか再確認するのも良いかもしれません。
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英語長文ハイパートレーニングレベル2標準編の口コミ・評判は?レベル/難易度/使い方を解説
サクキミ英語でおすすめしている英語長文問題の参考書・問題集を知りたい方は、関連記事『おすすめの英語長文問題の参考書・問題集』をご覧ください。
②英語塾や予備校に通って短期間で爆発的に偏差値を伸ばしてみる

英語長文問題集を1冊以上解き終わった時点で、ある程度の英語の基礎はあるのではないでしょうか?
このタイミングで英語塾に通ってみて短期間で爆発的に英語の偏差値を伸ばす方法をマンツーマンで教えてもらい、本来取らなければいけないはずだった時間を他の科目や偏差値向上に直結する強化時間に割り当ててもいいかもしれません。
最も効率的な時間の使い方が可能になります。
下記の記事でおすすめの英語塾をまとめているので、ぜひ読んでみてください。
まとめ:イチから鍛える英語長文300を勉強して日東駒専・産近甲龍に合格

今回はイチから鍛える英語長文300について解説しました。
英語長文問題は大学受験の合否を分けます。
そして、さらに分解すると英語長文問題集選びを間違えると時間のロスと共に不合格への道へと突き進みます。
そのため、問題集選びを間違えないためにも、今回紹介した英語塾が無料体験をやっているので、頼ってみてもいいですし、サクキミ英語の本記事が少しでも一助になれば幸いです。
ただ、イチから鍛える英語長文300は間違いのない問題集ですので、しっかり勉強して大学受験合格を勝ち取ってください。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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