大学受験は予備校や塾なしでは失敗する?通塾のメリット・デメリットを解説

大学受験は予備校や塾なしでは失敗する?通塾のメリット・デメリットを解説

大学受験は予備校や塾なしでは失敗する?通塾のメリット・デメリットを解説

「大学受験は塾なしでは無理?」そう考えている受験生や保護者の方は多いのではないでしょうか。

確かに、予備校や塾に通うことで、効率的な学習法や受験のノウハウを学べるメリットがあります。しかし、塾に頼らずに独学で合格する人も一定数存在します。

では、塾なしでの受験勉強は本当に可能なのでしょうか。一方で、塾に通わないことで生じるデメリットもあります。

学習計画を自分で立てなければならない、わからない問題をすぐに質問できない、受験情報が不足しがち…これらの課題をどう克服するかが成功のカギになります。

この記事では、「塾なしでの大学受験はどこまで可能か?」をテーマに、独学のメリット・デメリットを徹底検証。

さらに、塾なしで成功する人の共通点や、逆に失敗しがちなパターンも紹介します。あなたにとって最適な受験スタイルを見つけるヒントをお届けします。

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目次

前提:大学受験対策するなら塾なしは正攻法ではない

大学受験対策するなら塾なしは正攻法ではない

まず大前提の話ですが、塾に行かないで受験することにはメリットとデメリットの両方がありますが、デメリットの方が多いです。

大学受験の場合は、第一志望校に落ちても浪人を選択することで再チャレンジできます。

高校受験に比べるとリスクは低いといえます。しかし、年数や受験費用がかかるというデメリットがあるのも事実。

こういったことから、受験するなら塾に行くことが正攻法といえるでしょう。

高校・大学受験を問わず、塾に行かないリスクはあります。自分で勉強する道を選んでも後悔しないように、受験勉強対策をしっかりとおこなわなければいけません。

大学受験を塾なし・予備校に行かないで挑む高校生の割合は?(通塾率)

大学受験を塾なし・予備校に行かないで挑む高校生の割合は?(通塾率)

塾や予備校に通うためには受講料など結構な費用がかかります。「できれば独学して費用を抑えたい」と思う方もいるでしょう。

一方で、受験するからには学校の勉強だけでなく、塾や予備校で勉強を補強する必要があると考える高校生も結構多いです。

そこでここからは、大学受検の科目を把握した上で、皆さんはどの程度塾に通っているのか数字で見てみましょう。下記の3点について見ていきます。

チェック項目
  1. 高校生の通塾割合
  2. 大学受験者に占める通塾者の割合
  3. 実際に難関大学に合格した学生の通塾割合

①高校生の通塾割合

学校偏差値帯1990年1996年2001年2006年2015年
45未満9.3%12.9%9.7%12.6%15.1%
45以上50未満19.0%14.7%18.4%22.8%22.5%
50以上55未満9.5%21.8%16.4%23.6%29.6%
55以上12.1%14.2%28.6%39.1%35.6%

参考:ベネッセ教育総合研究所「学習基本調査」第5回(2015年)

2001年以降どの偏差値帯も通塾割合は上昇傾向が続いています。また、偏差値帯55以上の通塾率が35.6%ともっとも高くなっています。

さらに、学校偏差値が高いほど通塾率も高いことが分かります。

②大学受験者の通塾割合

次に、大学受験者で通塾していた学生の割合です。下の表は、大学卒業生に「塾、予備校には通ったか?」と尋ねた結果です。

通っていない通った
43.1%56.9%

参考:大学偏差値マップ(2020.8.13)

アンケートによると、実際に大学に進学した人のうち約6割が「塾や予備校に通っていた」と答えています。

高校生の通塾割合は偏差値55以上でも3割台後半ですから、大学受験者の通塾率は倍近い確率です。

学校だけの授業では足りないと考え塾や予備校に通った学生がかなり多かったことがわかります。

③東大・国公立・難関大学合格者の通塾割合

次に、難関大学合格者で通塾していた学生の割合です。下の表は、大学を卒業した方に行ったアンケート結果からの引用です。

大学名通塾率
東京大学79%
早稲田大学76%
慶應義塾大学70%
上智大学77%
明治大学85%
青山学院大学84%
立教大学68%
中央大学85%
法政大学66%

参考:スタスタ「アンケート調査(2018年10月)」

大学受験の際に通塾していた学生の割合は7割~8割と高率です。特に東大や早慶などの難関大学合格者はかなりの割合で塾に通っていたことが分かります。

塾に行かないで合格した方ももちろんいますが、MARCHレベル以上の難関大学に合格した人に限れば塾に行っていない学生は2~3割程度に過ぎません。

学習者
難関大学に行くにはほぼ全ての人が塾に通っていたということですね。
筆者
そうですね。やはり、塾が持っている情報や資源を有効活用できた方が受験に有利というのは確かですね。

大学受験で塾なしのデメリット

大学受験で塾なしのデメリット

では、そもそも大学受験で塾なしでいくことのデメリットは何があるのでしょうか。

大学受験で塾なしのデメリット
  1. 学習状況を自分で管理する必要がある
  2. 志望校合格までの全体像が見えづらい
  3. 進路情報が入ってこない
  4. モチベーションの継続が自分次第
  5. 不明点の解決までに時間がかかる

①学習状況を自分で管理する必要がある

塾では宿題の提出や随時おこなわれる小テストなどから、日々の学習状況や定着度を常にチェックされます。

塾に行かない場合は、チェックしてくれる人がいないため、予定どおりに進んでいるか、学習内容が本当に定着しているのなどを自分自身で判断しなければいけません。

どのような勉強をいつまでに終えるのかなどの学習面に加え、予定どおりに進んでいるのか、定着しているのかなどの管理も必要です。

自分自身を甘やかすことなく、客観的な立場で厳しくチェックできる人でなければ難しいでしょう。

②志望校合格までの全体像が見えづらい

塾ではこれまでの豊富な実績を分析したうえで、入試から逆算して学習カリキュラムが組まれています。

各教科の基礎力を定着させながら、入試で高得点につながる応用力を鍛え、入試対策問題にも取り組む期間を設定するなど、入試で役立つ内容です。

また、入試までの期間は限られているため、優先度の高い順から学習を進めるなど効率的に学習できます。

塾に行かないで自分自身で学習計画を立てる場合は、経験がなく情報量も少ないため、合格までの道のりが不透明で客観視しにくいといえるでしょう。

学習計画を立てたとしても、優先度や学習時間の配分にズレがあり、効率的ではない可能性もあります。全体像が見えづらいのは大きなデメリットです。

③進路情報が入ってこない

入試制度は年々変化しているため、タイムリーに正しい情報を得られるかどうかは大きなポイントです。

塾に通っていると、学習面だけでなく入試制度や進路に関する情報を簡単に取得できます。

学校の先生からも情報を得られますが、受験のプロフェッショナルである塾の方が、より有益で最新の情報を入手できるでしょう。

定期的に保護者も含めた説明会を実施していたり、面接時に教えてもらえたりなど塾によってさまざまです。

また、各学校の入試傾向をふまえた志望校の選定、併願校の組み方、模試の情報などもアドバイスしてもらえます。

塾には、長年の経験で培った進路に詳しい先生やスタッフがたくさんいるため、いつでも相談できるのもメリットです。

塾に行かない場合は、さまざま情報を自分で探さなければいけません。入試制度についてはたくさんの情報があふれています。

正しく新しい内容かを見極め、きちんと理解するのは想像以上に時間がかかるものです。

また、模試や学校説明会の開催情報も後れを取ると、締め切り後など申込めない可能性もあります。常にアンテナを張りながら、学習を進めていなかければいけません。

④モチベーションの継続が自分次第

学習のモチベーションを継続できるかどうかは、志望校の合格に大きく左右します。

塾に通っていると、個人・集団にかかわらず、周囲の生徒たちが勉強する姿を間近で見られます。

塾には学習意欲の高い生徒が多く集まりやすく、勉強や成績について話す機会も増えるため、ライバルかつ友だちとして刺激を受けるでしょう。

また、テストや模試の成績が良かった場合は、先生からほめてもらえることもあり、やる気につながります。

塾に通えば自然と学習する方向へ導かれるため、モチベーションを継続しやすいといえます。

しかし、塾に行かない場合は孤独な学習となり、モチベーションは自分自身で継続しなければいけません。自分のやる気スイッチを把握しておく必要があります。

また、塾では授業のない日でも併設の自習室を利用すれば集中して勉強できます。塾に行かずに自宅で勉強する場合は、環境づくりも自分自身で整える必要があります。

勉強に集中できる環境ではないと、周囲に誘惑されたり、やる気を失ったりなどモチベーションの継続が難しくなります。

⑤不明点の解決までに時間がかかる

学習を進めていると、疑問点がいくつも出てきます。自分自身で解決できることもありますが、内容によっては時間がかかり過ぎたり、調べてもわからなかったりします。

学校の先生に質問するのも可能ですが、先生は勉強以外にもたくさんの仕事があり、すぐに教えてもらえない場合もあります。とくに、夏休みなど長期休暇中は難しいでしょう。

塾に通っていると、疑問点は授業後や自習室ですぐに質問できるため、解決までのタイムラグがありません。

解決までに時間がかかる場合は、大きなデメリットといえます。疑問点を解決できないと次のステップに進めない内容なら、時間のロスにもつながります。

以上が、大学受検の塾なしのデメリットです。もし、上記の内容を見て、少しでも塾に通ってみようかなと思った方は下記の記事を読んでみてくださいね。

ほとんどの塾や予備校は、無料説明会や無料体験ができるので。

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大学受験において塾なしのメリット

大学受験において塾なしのメリット

もちろん、大学受験で塾なしでいくこと、つまり独学で勉強することにおいてもメリットはたくさんあります。本章では、独学のメリットを紹介します。

大学受検で塾なしのメリット
  1. 時間や場所にとらわれず勉強できる
  2. 自分のペースの学習計画を優先できる
  3. 塾の費用がかからない

①時間や場所にとらわれず勉強できる

塾に通って勉強する場合には、塾までの往復の移動時間が必要です。

自転車や徒歩で行ける程度の近さなら移動にかける時間は少なくて済みますが、電車やバスなどで移動する場合は往復の時間がロスになります。

また、塾には時間割りがあるため、いつも決まった時間に勉強しなければならず融通が利きません。

塾に行かないで自宅で勉強する場合は、移動時間が不要でいつでも好きな時間に勉強できます。少しの時間でも無駄にしたくない人にとっては、大きなメリットといえるでしょう。

また、塾から帰る時間は、夜遅くなることも多く、暗いなか一人で帰ってくるのは心配です。

暑さや寒さが体にこたえるとき、大雨や強風など悪天候のときに、塾の行き帰りを不安に感じる人もいます。

また、塾の場所によっては親の送迎が必要な場合もあり、負担になるでしょう。

塾に行かないで自宅で勉強する場合は、行き帰りを心配する必要がなく、親の目も行き届くので安心です。

②自分のペースの学習計画を優先できる

塾によっては宿題をたくさん出されることがあり、こなすだけで精一杯になる可能性があります。

また、塾の授業がある日は時間を多く取られてしまいます。自分の弱点科目や復習しておきたい箇所など、自分のやりたい学習が後回しになってしまいます。

さらに、集団塾では自分が理解しているところも受講しなければならず、もう少し知りたいところを簡単に進められてしまうデメリットがあります。

授業内容やレベル、スピードがいつも自分に合っているとは言い切れません。

塾に行かない場合は、時間に追われることなく自分の立てた学習計画に沿ってマイペースで進められます。

自分の勉強したい部分を優先的に勉強できるのは、大きなメリットといえるでしょう。

また、ほかの習いごとや部活動をしている場合、時間に制約のある塾では両立するのが大変なこともあります。塾に行かない場合は、自分でペースを作れるため両立しやすいでしょう。

③塾の費用がかからない

塾によって金額は異なりますが、それなりの進学先を目指すのであれば、塾の費用もそれなりにかかります。

最初はリーズナブルでも、学年が上がるにつれて授業料も高くなる傾向があります。

授業料以外にも入会金・教材費・模試代・光熱費などの諸経費・夏期講習や冬期講習代などさまざまな費用がかかります。

また、模試や季節講習を省きたいと思っても、塾ではカリキュラムの一貫として組み込まれていることが多く省略できません。

塾に行かない場合でも、問題集や参考書などを購入しなければいけませんが、塾に比べるとかかる費用は大幅に抑えられます。

模試や季節講習なども必要に応じて申込みが可能です。

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大学受験に塾なしの独学で合格できる人の特徴

大学受験に塾なしの独学で合格できる人の特徴

ちなみに、塾なしの独学で受験に合格できる人はどんな人かわかりますか。ここでは、大学受検を塾なしで独学で合格できる人の特徴をまとめます。

大学受検を塾なしで合格できる人の特徴
  1. 自分自身をコントロールできる人
  2. 勉強が好きな人
  3. 合格までの学習計画と軌道修正ができる人
  4. 勉強や受験について頼れる相談相手がいる人

①自分自身をコントロールできる人

塾とは違って管理してくれる人がいないため、自分自身をコントロールできるかどうかが最も重要なポイントです。

もともと自ら勉強する習慣がある場合は、それほど難しいことではないでしょう。

塾に行かないで受験する場合は、勉強をしなくても怒られず、模試の結果が悪くても応援してくれる人はいません。周囲の誘惑に負けずに自分を奮い立たせ、計画どおりに進める必要があります。

自分自身を上手にコントロールできれば、塾に行かない道を選んでも志望校に合格できる可能性は高いでしょう。

学習面だけでなく、早起き習慣や睡眠時間の確保など、生活面も自分で管理する必要があります。

また、息抜きや気分転換を上手に取り入れられる人でなければ、長続きしません。

②勉強が好きな人

勉強に限らず、人間なら誰しも嫌いなことは避けたいと思うものです。

勉強が好き、もしくは嫌いではない人なら、自発的に取り組めるため、長い時間でも集中して学習できるでしょう。

しかし、勉強が嫌いな人は、塾に行かないで一人で勉強し続けるのは難しいので、応援やサポートをしてくれる塾に通うのがおすすめです。

たとえ嫌いであっても、強制的に勉強する環境に身を置けば逃げられません。また、先生やライバルたちと一緒なら受験に向けて勉強しようという気持ちになれるでしょう。

勉強が苦にならない人なら、塾に行っても行えなくても受験に合格する可能性は高いといえます。

③合格までの学習計画と軌道修正ができる人

合格までの広い視野で、大まかなスケジュールを自分自身で立てられる人でなければ、効率的な学習ができません。

さらに、教材選びや教科のバランス、ペース配分など具体的な学習内容まで落とし込む必要があります。

合格までの全体像をとらえ、日々の学習計画が明確になれば、あとは実行するのみです。

ただし、最初に決めた学習計画が自分自身に合致しているかどうかは進めてみないとわかりません。模試の結果などから、学習内容を見直す必要もあるでしょう。

学習計画を立て随時軌道修正するには、客観的に判断する力や良き相談相手の存在が必要です。

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④勉強や受験について頼れる相談相手がいる人

塾に行かないで受験する場合は、勉強内容や学習計画などについて相談できる人が周りにいるとフォローしてもらえます。

たとえば、受験経験者の兄や姉、親戚など身近にいてすぐに相談できる人です。勉強面だけでなく、生活面や精神面も気軽に相談でき、心の支えになります。

仲のよい友だちが塾に通っているなら、どのような勉強をしているのかを聞いたり、最新の入試情報を教えてもらったりできるようお願いしてみるのも一手段です。

また、学校の先生が親身になって相談にのってくれるなら、アドバイスしてもらえるでしょう。

しかし、親の場合は受験や学習計画について適切なアドバイスをもらえる可能性は低いといえます。

受験経験者でも昔のことで鮮明に覚えていないのはもちろん、入試制度が年々変化しているためです。

大学受検で塾なしで失敗する人の特徴

大学受検で塾なしで失敗する人の特徴

一方で、下記は塾なしでは失敗する人の特徴です。

塾なしでは失敗する人の特徴
  1. 自分の学力が把握できていない
  2. どんな勉強が必要かわかっていない
  3. 学習の計画が立てられない

①自分の学力が把握できていない

自分の力を知ることは、勉強を計画的に進める上で大事なことです。

通塾していれば塾が学力レベルを教えてくれますが、塾に通っていない人は自分自身で現状を把握する必要があります。

しかし、塾に行かずに独学していると、自分がどのレベルの学力なのかきちんと把握できていない場合が多いです。

学校の定期テストや実力テストが目安になりそうですが、問題内容やレベルが志望校に見合っているとは限りません。

つまり、独学の場合、身近に実力判断の基準となるものがなく、志望校の合格レベルに達しているのか見極めが難しく、受験戦略も立て難いのです。

②どんな勉強が必要かわかっていない

独学の場合、志望大学・志望学部についての下調べが思うようにできていないことも多いです。

志望先の出題傾向がよく分からないと、勉強の重点をどこに置くべきかも分からず、効果的な勉強方法を見つけられません。

仮に出題傾向が分かったとしても、問題に応じた適切な対策の立て方や勉強方法を自分ひとりで見つけることは容易ではありません。

きちんとした対策の立て方や勉強方法が分からなければ、志望校の合格レベルまで自分の実力を引き上げることも難しくなります。

また、独学の場合、本やネットの情報に頼りがちですが、本の情報やネット情報は最新とは限りません。アップデートされた最新情報を確認することが大事です。

③学習の計画が立てられない

独学での学習では、実情に合った適切な学習計画を立て難いです。

志望大学に合格するためには目指す学力レベルと自分の現在のレベルを正確に知った上で、効果的な学習計画を立てて着実に実行していく必要があります。

どの程度の実力をいつまでに身に付けるか、目標をしっかり見定めた上で、勉強の段取りや優先順位を具体的に決めていかなければなりません。

この作業は思うほど簡単なことではありません。自分の実力のレベルは本人には分かり難く、客観的な正確な判断は困難です。

誤った現状認識をもとに適当に勉強を続けているだけでは、決してよい結果は望めません。

大学受検対策で塾なしが不安な方へ!よくある質問【Q&A】

大学受検対策で塾なしが不安な方へ!よくある質問【Q&A】

最後に、大学受検対策で塾なしか、塾に通うか悩んでいる方がよく思う質問をQ&A形式でまとめたので、参考になれば幸いです。

よくある質問
  1. 大学受検で塾なしが難しいならば通うべき科目は何ですか?
  2. 大学受検で塾や予備校に通いたいのですが、近くにありません
  3. 大学受検を考えていますが、部活が忙しくて塾や予備校に通う時間がない
  4. 大学受検対策で塾なしが難しいなら英語だけ対策をしておきたい
  5. 大学受検対策で塾・予備校に通わせたいけどお金がありません
  6. 大学受検でおすすめの塾や予備校を知りたいです

①大学受検で塾なしが難しいならば通うべき科目は何ですか?

文系は英語、理系は数学と英語はマストです。

大学受検の塾や予備校で習うべき科目については下記の記事で解説しているので参考にしてみてください。

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②大学受検で塾や予備校に通いたいのですが、近くにありません

近くに塾や予備校がない場合は、オンライン塾がおすすめです。

おすすめのオンライン塾は下記の記事でまとめているので、参考にしてみてください。

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③大学受検を考えていますが、部活が忙しくて塾や予備校に通う時間がない

部活と両立しやすい記事もあります。

詳しくは下記の記事をご覧ください。

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④大学受検対策で塾なしが難しいなら英語だけ対策をしておきたい

英語は、文理問わず重要な科目です。

英語を鍛えたい場合は下記の記事が参考になると思うので、ぜひチェックしてみてください。

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⑤大学受検対策で塾・予備校に通わせたいけどお金がありません

お金がなくても安心してください。費用が安いのにしっかりを成果を出してくれる塾があります。

下記の記事をご覧ください。

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⑥大学受検でおすすめの塾や予備校を知りたいです

サクキミ英語では、過去200社以上の塾・予備校調査してきており、その中でおすすめの塾・予備校は限られています。

上記で紹介した記事も多少変動はありますが、サクキミ英語として本当におすすめできる塾・予備校は下記の記事で紹介している記事にまとめています。

ぜひ参考にしてみてください。

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おまけ:大学受検で塾なしで勉強する方法

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最後の最後におまけです。受験生すべてが塾に通えるわけでありません。塾に行かないで自宅で学習して受験に成功する人も一定数存在します。

最後に、塾に行かないで勉強する方法や受験対策について紹介します。

塾なしで勉強する方法
  1. 家庭教師をつける
  2. 過去問やテキストは目的にあったものを選ぶ
  3. 学習状況の計画やスケジュールを立てる
  4. ライバルや友達を作る

①家庭教師をつける

塾よりも料金は高めですが、家庭教師を選ぶ方法もあります。塾に通う時間を省略したい、苦手な科目を徹底的に指導してほしい場合などにおすすめです。

マンツーマンで指導してくれるため、教材選びから勉強内容までカスタマイズ可能で、自分に合った学習ができます。

家庭教師は現役大学生など年齢の近い人が多いので、受験勉強や合格体験記を聞けたり、精神面もサポートしてもらえたりできます。

親自身も相談できるため、身近に頼れる人がいない場合には、費用面をクリアできれば家庭教師を選んでもいいでしょう。

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②過去問やテキストは目的にあったものを選ぶ

塾に行かないで受験する場合、テキスト選びは重要なポイントです。まずは、書店やネットで志望校の過去問を手に入れて、志望校の試験内容やレベルをチェックしましょう。

そのうえで、志望校の出題傾向とレベルに合致したテキストを市販のものから選びます。志望校だけなく、自分のレベルに合致しているかも確認しましょう。

テキストが難しすぎると内容をすべて理解できず、簡単過ぎると学力アップにはつながりません。過去問と照らし合わせながら、じっくりとテキストを選定しましょう。

大学受検向けの英語の参考書は市販されているものはほぼ全て下記に掲載しています。

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③学習状況の計画やスケジュールを立てる

テキストを選定し、基礎や実践問題、得意・不得意科目の勉強など、受験までにこなすべき大まかな学習内容が決まったら、1週間の学習スケジュールを立てましょう。

具体的な内容を1年間に落とし込むのは時間がかかり過ぎるうえ、途中で修正しづらいので、1週間程度がおすすめです。

最初は自分で計画を立てるのが難しいと感じることもありますが、1週間ごとの短期間で何度か立てているうちに、自分に合った学習計画を立てられるようになります。

英語の勉強計画は下記を参考にしてみてください。

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④ライバルや友達を作る

塾に行けば授業クラスや自習室で、受験に向けて勉強する生徒たちを目にすることで刺激され、ライバルも自然にできます。

塾に行かない場合は、同じ学校に通う友だちなど、自らライバルを作る必要があります。

成果を伝え合ったり、模試の結果を見せ合ったりして切磋琢磨することで、学習のモチベーションを維持でき、学力アップにもつながるでしょう。

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まとめ:大学受験の塾なし・塾不要論について

大学受験の塾なし・塾不要論について

今回は、大学受験の塾なし・塾不要論について解説しました。塾や予備校にはメリット・デメリットがあり、独学に向いている方もいます。

ただ、やはり塾や予備校に行くメリットは大きく、もし気になる方は無料体験授業や説明に行ってみることをおすすめします。

ぜひ自分に合った予備校や塾を見つけてください。

今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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